遊戯王SATELLITE   作:江西

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連星 結 VS 静間 のどか 2回目 前編 いつもどおりの延長線

「負け先、もらうよ!」

 

「うん?昨日も私が負けたような気がするよ」

 

「公式的な意味でだよ!」

 

 カードだけのデュエルはカウントしないってわけね。

 なら問題ないね、先行は譲って自分の初手を確認しよう。

 

 テラがいる、悪くない。

 

「なんっで!手札にいないのよ!」

 

 後ろで、『オブリヴィオン』が手札にないことに腹を立ててるテラが、その本体を地面に叩きつける。

  

「手札にないのは仕方ないよ…………??」

 

 地面に半分ほど埋まった『オブリヴィオン』を掘り起こそう……としたんだけど。

 発光。眩い光があたりを包み──

 

「ん?なぜ私たちは地上にいるんだ?」

 

「あれ?なにかに引っ張られたような……?」

 

 イオとリゲルがいる、宇宙船にいってたはずの2人が。あと……

 

「……白い?」

 

 真っ黒の球体だった『SATELLITE─コア オブリヴィオン』。

 真っ黒だったはずなのに…………白い。真っ白だ。

 

「最初にあった時の仲間を呼ぶ機能が作動したのね、あたしのつけた機能が、結の感情に反応して」

 

「なるほど、厄介な機能をつけたなテラ。…………ふむ、デュエル中か、戦況はどうだ?結」

 

「呼び出されるのはいいんだけど……オブちゃん、色変わってない?」

 

「そうね、これからは汚れが目立つわね」

 

 相変わらず……3人そろうとバラバラだね。まぁ、悪くない。

 

「色が変わるのもテラがつけた機能?」

 

「違うわよ、『SATELLITE─コア』はいわば宇宙のオーパーツ。宇宙で見つけた不思議な力。勝手に改造して勝手に使ってるの。無論、正義のためにね」

 

 なんだかまた不思議が増えた、今更だね。気にする事じゃない。

 

「むすびぃー!そろそろやるよー!」

 

「うん、ごめんね。たびたび待たせて」

 

 騒ぐのは3人に任せて、デュエルに集中しよう。

 

「『絆獣 フォスターホース』を召喚!」

 

 のどかが呼び出した『絆獣』の嘶きが響く。

 …………本音を言えば、私はこのモンスターが少し苦手。

 

「あー!わたしのモンスターもてら達みたいに喋ったり実体化したりしたらなー!」

 

 あの精霊は私のデッキでいうテラのような存在。

 デッキのメインという意味とあと……

 

「ねぇ、結」

 

「うん?なに、テラ」

 

「あの馬……喋ってるわよね?なんて言ってるの?」

 

「テラは同じ精霊なのに分からないの?」

 

「なら結は普通の馬の言葉が分かるの?」

 

「……なるほど?」

 

 やや納得がいかないけど、まぁ、確かに、かな?

 

「あははっ!そうかそうか、お前も楽しいかー!」

 

 嬉しそうにのどかはソリッドヴィジョンを撫でる。

 …………いや、あれってそれとは別に実体があるよね。気づいてないのかな。

 最新のソリッドヴィジョンは、そういったものを誤差にするほどのクオリティなのかな。少し羨ましい、かも。

 

「まぁ、テラと私にのどかをよろしく。みたいな事を言ってるよ」

 

「あら、礼儀正しい馬ね」

 

 うん、礼儀正しい。口調も丁寧、だけど……うん、少しうるさい、やっぱり苦手。

 

『絆獣 フォスターホース』

 

効果モンスター

星4/光属性/獣族/攻 1500/守 500

 

①:このカードが召喚・特殊召喚に成功したターン、自分メインフェイズに1度だけ発動できる。

手札からレベル4以下の『絆獣』モンスター1体を特殊召喚する。

②::自分フィールドに『絆獣』カードが4枚以上存在する場合、このカードをリリースして発動できる。

フィールドの『絆獣』モンスターを2体選び、そのレベルはターン終了時まで8になる。

 

 

「効果を発動ー!手札からもう1体の『絆獣 フォスターホース』を特殊召喚!続けて『絆獣 パフォーマースワン』を特殊召喚!デッキから『獣の宴』を手札に加えて発動!」

 

 

『絆獣 パフォーマースワン』

 

効果モンスター

星4/水属性/獣族/攻 1500/守 500

 

①:このカードの召喚、特殊召喚に成功した時、フィールドの『絆獣』モンスターが3体以上なら発動できる。

デッキから『獣の宴』カードを手札に加える。

②:自分フィールドに『絆獣』カードが4枚以上存在する場合、このカードをリリースして発動できる。

フィールドの『絆獣』モンスターを2体選び、そのレベルはターンの終了時まで8になる。

 

『獣の宴』

 

永続魔法

 

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から『絆獣』モンスター1体を特殊召喚する。

②:自分フィールドに『絆獣』モンスターが3体以上存在する場合に発動できる。

デッキから1枚ドローする。

③:このカードはフィールド上に表側表示で存在する場合、『絆獣』カードとして扱う。

 

 

 なんだか今ならわかる気がする。あの夜『フォスターホース』がのどかの手札に来なかったのか。

 正しくない使われ方はしたくなかったんだと思う、大切なのどかに。

 そして毎日のように見てる、のどかのデッキ本来の動き。

 

「『獣の宴』の効果発動、1枚ドロー!そして……3体のモンスターでオーバーレイ!」

 

「結!X召喚よ!あたしあれ好きなの!」

 

「『SATELLITE』にはXモンスターはいないんだよね」

 

「いたらとっくに渡してるわよ」

 

「それもそうだね」

 

 3つの魂が光の渦に飲み込まれていく。S召喚とは別の力の合わせ方。

 キレイ、だと思う。

 

「眩き光の中で我が名を叫べ!エクシーズ召喚!『超絆獣 セイクリッドペガサス』!!!」

 

 

『超絆獣 セイクリッド・ペガサス』

 

ランク4/光属性/獣族/攻2500/守2000

 

レベル4『絆獣』モンスター×2以上

このカード②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカード以外の自分フィールドの『絆獣』モンスターが破壊される時、代わりにこのカードのX素材1つを代わりに取り除

いてよい。

②:このカードのX素材を2つ取り除き発動できる。自分フィールドに『絆獣トークン』(獣族・光・星4・攻/守1000)2体を攻撃表示で特殊召喚する。

 

「効果発動!トークン2体を生成!そして自分の『絆獣』が破壊される代わりに……」

 

「このカードのX素材を取り除ける、だよね」

 

「そのとーーり!」

 

 カードを1枚伏せ、自慢げな表情でターンを終える。攻撃力2500のモンスター、トークンは2体。

 モンスターを残しておけば、次のターンに展開の起点にされる……できるなら全滅させたいけどフィールドには3体。 

 

 厄介な盤面……に見えるけど、毎日のように練習相手になってるだけあって、この状況にはなれてる。

 そしてそれを打開するカードもある。……いつものだけどね。

 

「私のターン、ドロー。まずは……」

 

 テラたちはいろいろ言うけど、私はデッキ作成に関わっていない、毎回デッキのカードが変わっちゃうけど、まだ私がこのデッキにさわるのは遠慮してしまう。

 

「デッキを組んでない私の考える事じゃない、かな……相手フィールドにだけモンスターが存在するので、『SATELLITE─ギア ハルル』を特殊召喚。その効果でデッキから『SATELLITE─コア オブリヴィオン』を手札に加えるよ」

 

「む、いつもの流れ……いやーーな予感……」

 

 

『SATELLITE─ギア ハルル』

 

効果モンスター

星3/地属性/機械族/攻 500/守 500

 

このカード名の①②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

②:自分フィールドに他のモンスターが存在せず、このカードの召喚、特殊召喚に成功した時に発動できる。

デッキから機械族『SATELLITE』モンスター1体を手札に加える。

 

 

 つーん、とした雰囲気。

 言われなければ機械族とは思えない、キレイなメイド服姿の女性。

 リゲル作の『SATELLITE─ギア』シリーズ。その最初期型、感情を組み込みはじめた機械らしいんだけど……

 

「…………」

 

 私には、感情の希薄さとは別の冷たさが向けられてると思う。

 

「あー……よろしくね?」

 

「…………空っぽの人間には興味がありません」

 

 そうですか、申し訳ないです。

 

「……続けて『SATELLITEコネクター テラ』を召喚、永続魔法

『SATELLITE─アジャストメントルーム』と『SATELLITE─プラクティスルーム』を発動」

 

 

『SATELLITE─アジャストメントルーム』

 

永続魔法

 

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

①:自分フィールド上に『サテライト』チューナーが存在する時、自分フィールド上のチューナー以外のモンスター1体を対象にして、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●そのカードを墓地に送り、デッキから対象にしたカードとカード名の異なるチューナー以外の『SATELLITE』モンスター1体を手札に加える。

●対象にしたモンスターのレベルを1つ上げる。

●対象にしたモンスターのレベルを1つ下げる。

 

『SATELLITE─プラクティスルーム』

 

永続魔法

 

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

①:自分が『SATELLITE』モンスターのS召喚に成功した時、発動する。

デッキから1枚ドローする。

②:自分フィールド上のSモンスターが破壊される代わりに、フィールドのこのカードを破壊する事ができる。

 

 

「『SATELLITE─アジャストメントルーム』の効果発動、『ハルル』のレベルを1つ下げるよ」

 

「よっし、任せなさい。さぁ改造よ!」

 

「触るなバカ」

 

「はぁ!?」

 

 効果を視認しやすくするためか、テラはハルルににじり寄る……にじり寄るんだけど冷たくあしらわれる。

 

「はぁ……おい、ハルル。デュエル中くらい結の言う事を聞け。何度も言ってるが、コイツは仲間だ」

 

「マザー、早急に妹たちもコチラに呼んでほしいです」

 

「マザーはやめろ、キャプテンと呼べ。妹たちもそのうちな、それより返事はどうした」

 

「……オーライ、キャプテン。デュエル中 だ け は連星 結に従います」

 

 リゲルの言葉で渋々だけど、言う事を聞いてくれるみたい。

 

「リゲル、ありがとう」

 

「気にするな……いや、お前も1度くらいキャプテンと呼べ」

 

「うん、そのうちね」

 

 多分、呼ばない。

 

「なんか……むすびを見てると精霊と話せるのも大変そーに見えるよ……」

 

「精霊によるよ」

 

 続けようか、これでフィールドのモンスターのレベルの合計は5。そしてこのデッキのエースモンスターのレベルも──

 

「よしよし、あれ以降はオブがいなくても同調できるようになったんだから!」

 

「お断りします、性能が落ちるので」

 

「落ちないわよ!ホント分解するわよ!?」

 

「……いくよ、レベル2になった『SATELLITE─ギア ハルル』に、レベル3の『SATELLITEコネクター テラ』をチューニング」

 

 なんでこんなに仲が悪いんだろ、そう言えばテラは今はいないもう1人のメンバーとも仲が悪いんだっけ。……どうでもいいか。

 

「連なる星が、願いの矢となり空をかける──シンクロ召喚『SATELLITEアーチャー テラ』」

 

『SATELLITEアーチャー テラ』

 

シンクロ・効果モンスター

星5/風属性/戦士族/攻 2300/守 1300

 

 

「よっし!同調成功!」

 

 『オブリヴィオン』の効果で1枚ドロー、そのまま効果でテラに『ハルル』を装備する。

 

「効果発動、『セイクリッド・ペガサス』には退場してもらうよ」

 

「読み間違えたなぁ……」

 

 主にデッキをイジってるテラとイオ。私も聞かれれば答えてるから、少しづついいデッキになってきてると思う。

 ここ最近は、こうしてS召喚もやりやすくなった。

 

「手札から魔法発動『SATELLITE MISSION 同調成功!』。『SATELLITEアーチャー テラ』の攻撃力を1000アップして1枚ドロー」

 

『SATELLITE MISSION 同調成功!』

 

通常魔法

 

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:自分が『SATELLITE』モンスターをS召喚したターンに発動できる。

自分フィールド上のSモンスター1体を選び、このターン終了時まで攻撃力1000ポイントアップする。

その後、カードを1枚ドローする。

 

「『SATELLITE MISSION コール!』を発動、デッキから『SATELLITE─ギア ビッグブレード』を攻撃表示で特殊召喚」

 

 

『SATELLITE MISSION コール!』

 

通常魔法

 

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:自分フィールドに『SATELLITE』モンスターが存在するなら発動できる。

デッキからフィールドに同名カードが存在しない『SATELLITE』モンスターを効果を無効にして攻撃表示で特殊召喚する。

 

『SATELLITE─ギア ビッグブレード』

 

効果モンスター

星3/地属性/機械族/攻 1700/守 500

 

「バトルフェイズ、トークンを攻撃」

 

「攻撃力4100 !いやこれもう勝ちでしょう!」

  

 上機嫌なテラ、なんとなくエフェクトも派手に見える。

 

「っ!……むーー、むすびってこんな時でもローテンション」

 

「改善に努めるよ」

 

 罠を2枚……うん?見慣れないと思ったら、あの微妙に使いづらい罠と……うーーん、これを入れたんだ……

 

 カードを2枚伏せてターンを終了。

 状況は良いんだけど、のどかは伏せたカードを使わなかった……あのカードは何だろうか。

 

結  4000 手札1枚

[永] [永] [伏] [伏] [○]

[○] [ア] [ビ] [○] [○]

 

[○] [○] [○] [○] [○]

[○] [伏] [永] [○] [○]

 

のどか 1200 手札3枚

 

「うぅーーん……私のターン、ドロー……とりあえず『サイクロン』最初に伏せたカードを破壊するよ」

 

「…………」

 

『SATELLITE─ジャミングレイ』

 

通常罠

 

①:自分フィールド上に『SATELLITE』Sモンスターが存在し、相手がレベル4以下のモンスターを特殊召喚した時、発動できる。

そのモンスターを破壊する。

 

 とりあえずで破壊される私の伏せカード。

 しかしどうしてのどかはいつも、通したい方のカードを破壊できるんだろう?

 

「むすび、一応言っておくとね。本命の罠を最初に伏せる癖があるよ」

 

「……本当に?」

 

「ホントーに」

 

 ……なるほど。

 

「んーー……どうしようかなぁ……」

 

 珍しい。いつも勢い重視で展開するのに、今回はやけに考えてる。

 いつもテラたちの会話でデュエルを長引かせてるから、文句はないけどね。

 

「…………『フォスターホース』を召喚、効果で『パフォーマースワン』を特殊召喚、『獣の宴─福音の詩』を手札に加えてそのまま発動」

 

『獣の宴─福音の詩』

 

永続魔法

 

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールド上に『絆獣』カードが3枚以上存在する場合に発動できる。

墓地のレベル4以下の『絆獣』モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する。

②:このカードはフィールド上に表側表示で存在する場合、『絆獣』カードとして扱う。

 

 

「2枚目の『獣の宴』……」

 

「効果で墓地から『パフォーマースワン』を特殊召喚」

 

 相変わらず、羨ましい展開力だね。

 リソースはある程度削ったのに、またこの状況。

 

 さて、なにがでてくるかな。

 

「よし!気を取り直していくよ!『パフォーマースワン』2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!『超絆獣 ジャマーモール』!」

 

『超絆獣 ジャマーモール』

 

ランク4/地属性/獣族/攻500/守1500

レベル4『絆獣』モンスター×2体以上

 

このカードの①の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドの『絆獣』モンスター1体を手札に戻し、このカードのX素材を2つ取り除き発動できる。

相手フィールドの表側表示のモンスター2体を手札に戻す。

このターンのバトルフェイズ、自分のモンスターは1体しか攻撃できない。

 

 

「あたしアイツ嫌いよ!だって……」

 

「効果発動!X素材を取り除いて、『フォスターホース』を手札に戻す。てらはEXデッキに戻ってもらうよ!」

 

「あんまりじゃない!」

 

 テラが文句を言いながら帰ってくる。バウンスって強いよね。

 だけど……

 

「攻撃表示?」

 

「少しでも削っておかないとね、バトルフェイズ!『ジャマーモール』でダイレクトアタック!」

 

「ダメージ計算時に罠発動、『ガード・ブロック』ダメージを無効にして1枚ドローするよ」

 

「えぇ!むすび、無傷じゃん!」

 

「最近知った激強カード!ダメージは無効!1枚ドロー!強い!」

 

 強い……かな?うん、強いね、強いよ。

 

結  4000 手札3枚

[永] [永] [○] [○] [○]

[○] [○] [○] [○] [○]

 

[○] [○] [○] [○] [○]

[伏] [伏] [永] [永] [○]

 

のどか 1200 手札3枚

 

 

「1枚伏せてターン終了。むすびのターンだよ」

 

「うん、私のターン、ドロー」

 

 ……『トルネード』?まぁ、使える状況だし、問題ないけど。

 

「『トルネード』を発動。…………最初のターンに伏せてカードを破壊」

 

「罠発動『絆獣の防衛線』!モンスターを守備表示に変更!」

 

『絆獣の防衛線』

 

通常罠

①:自分フィールドの攻撃表示『絆獣』モンスターを全て守備表示に変更し、ターン終了時まで守備力を700アップする。

②:自分フィールドの『絆獣』モンスター1体を対象にして、墓地のこのカードを除外して発動できる。

このターン対象モンスターは1度だけ戦闘で破壊されず、ターンの終了時に相手によって破壊された『絆獣』モンスター1体につき1枚ドローする。

 

「結、何やってんのよ!無駄撃ちじゃない!無 駄 撃 ち!」

 

「うん、ごめん」

 

 私はどうやら勘が悪いみたい。……勘?いつからそんなものをあてにしだしたんだろう?

 

「ま!しょーがないわね、任せときなさい!あたしがまたぶち抜いてあげるから!」

 

「頼りにしてるよ」

 

 手札は十分、『テラ』も新しい『オブリヴィオン』も、そして奥の手もある。

 

「墓地の『SATELLITEコネクター テラ』効果発動、手札を1枚捨てて特殊召喚、もう一つの効果発動。手札から『SATELLITE─コア オブリヴィオン』を特殊召喚」

 

『SATELLITE─コア オブリヴィオン』

 

効果モンスター

星2/風属性/機械族/攻 800/守 0

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが墓地に存在し、自分フィールドにSモンスターが存在しない場合、発動できる。

このカードを手札に加える。

このターン、自分は『SATELLITE─コア オブリヴィオン』を召喚できない。

②:このカードがS素材として墓地に送られた場合に発動できる。

1枚ドローし、相手フィールド上のモンスター1体の効果をターン終了時まで無効にする。

 

「きたわね、そんじゃあいくわよ!」

 

「うん、レベル2『SATELLITE─コア オブリヴィオン』にレベル3『SATELLITEコネクター テラ』をチューニング」

 

 

 再び現れるSモンスターのテラ、効果で『オブリヴィオン』を装備。

 2つの効果で2枚ドロー。そして──

 

「テラ、お願い」

 

「任せときなさ「罠発動『絆獣の加護』!破壊を無効にして、てらの攻撃を封じる!」

 

「あぁー!最近こんなのばっかり!」

 

『絆獣の加護』

 

通常罠

①:自分フィールドの『絆獣』モンスターがカード効果で破壊される時、発動できる。

その破壊を無効にし、相手フィールド上のモンスター1体は、このターンの終了時まで攻撃宣言時を行えない。

 

「残念だったね、むすび」

 

「いや、そうとも限らないよ」

 

 まだ安堵はさせない。

 『絆獣』に負けないくらいの。まだここから展開できるのが『SATELLITE』流……受け売りだけどね。

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