ルイージマンション ~ オバケホテルと吸血鬼 作:アヤ・ノア
ルイージ、ミロ、ユミルの三人は、ジムフロアで筋肉オバケ・マスカルポーロを撃破し、
彼から14階のエレベーターボタンを取り返す。
だが、またもやオバケネコが現れて、せっかく手に入れたエレベーターボタンを盗んでしまう。
最初の遭遇では逃げられてしまったオバケネコ。
今度こそ、三人(とオバ犬)はオバケネコを捕獲する事ができるだろうか。
「待ちなさい!」
オバケネコは素早く動いて飛び上がり、壁の向こうへと去っていった。
「あいつには必ず痕跡があるはず……」
ルイージ、ミロ、ユミル、オバ犬は、オバケネコを追いかけて西のドアを開けた。
「いたわ!」
窓越しに、オバケネコの姿が見えた。
オバケネコはプールサイドにいるが、三人が動くとすぐに西へ去っていく。
三人と一匹はドアを開けてプールサイドに行き、西のドアを開けて、シャワールームに入る。
「確か、オバケネコは……」
ルイージはダークライトでシャワールームのあちこちを照らし、オバケネコの痕跡を探す。
すると、左の籠に、オバケネコの痕跡が見えた。
「そこだ!」
ルイージが左の籠を開けると、中からオバケネコが出てきた。
「ひゃっ!」
「ニャァッ」
オバケネコは鳴き声を上げると、素早くドアの前に飛びかかって消えた。
「ワンワン」
三人がオバケネコを探している最中、オバ犬はシーツを噛んでいる。
役に立つのか立たないのか……ルイージは少し、不安になった。
こうして三人はウエイトルームに辿り着き、ルイージはダークライトで痕跡を探し、
痕跡があるサンドバッグにグローブをぶつける。
見事命中すると、サンドバッグの中から金品とオバケネコが飛び出してきた。
「待ちなさい、オバケネコ!」
「ニャァァァァァ、ニャァァァァァァ」
オバケネコはサンドバッグにしがみつくと、天井に上がって鳴き声を上げた。
すると、光の柵が落ちてきて、たくさんのオバケが現れた。
「時間稼ぎのつもり!? 道も塞がれたし……倒すしかないわね!」
「……ちっ」
何とか三人でオバケを全滅させたものの、オバケネコにまた逃げられたため、
ミロは不快さのあまり舌打ちする。
ルイージとユミルは、彼女の機嫌を取るためにも、
早めにオバケネコを捕獲しなければ、と思った。
三人とオバ犬は、オバケネコを追いかけて東にどんどん進む。
オバケネコはすまし顔で、天井を駆けていく。
ジムロビーに着いた後、ルイージはダークライトでオバケネコの痕跡を調べていく。
すると、窓に痕跡を発見し、それを追っていくと、天井の方にオバケネコを見つけた。
「ニャッ!?」
「今だ!」
驚いたオバケネコは、尻尾を伸ばしていた。
ルイージがオバケネコの尻尾にストロボを当てる。
「シャーッ!」
「ひゃぁぁぁぁっ!」
すると、オバケネコは凶暴化し、ルイージを両手の爪で威嚇して天井に上がった。
やはりオバケネコは凶暴そうな割に狡猾だ。
ルイージはオバケネコの背後に立ち、オバケネコを引き付ける。
そして、オバケネコがルイージに襲い掛かろうとした瞬間、
ルイージはストロボでオバケネコを怯ませる。
「観念しろ!」
ルイージはオバキュームでオバケネコを吸い込み、何度も何度も叩きつけた。
だが、オバケネコは尻尾を一本切り、小さくなってジムフロアを去り、下の階に逃げていった。
「……」
ミロは、表情には出さないものの、オバケネコに対し怒りを露わにしていた。
ルイージとユミルは、黙ってエレベーターに行き、ビーチレストランフロアに行く。
「わぁぁぁっ! な、なんだオバ犬か……」
「ワン、ワーン♪」
滝に差し掛かると、滝の中からオバ犬が姿を現す。
「まったく、何遊んでるんだよ。今はオバケネコを追いかけるんだろ?」
「ワン♪」
オバ犬は身体を震わせ、付着した水を落とす。
だがルイージ、ミロ、ユミルの表情に余裕はない。
オバケネコを捕まえる……ただ、それだけの目的で三人は行動した。
砂浜に入ると、たくさんのオバケが三人を待ち受けていた。
これも、オバケネコが時間稼ぎのために呼んだものだろう。
三人は手早くオバケを撃退し、安全に砂浜を探索できるようにする。
中には浮き輪を付けて泳ごうとしているオバケもいたが、そんな事は気にしなかった。
「そこだな?」
こうしてオバケを撃退した後、ルイージは盛り上がった砂浜をかき分ける。
すると、砂浜の中からオバケネコが現れ、オバケネコにストロボを当てると変身し、
ヤシの木の上に上がっていく。
「……」
ルイージはオバケネコの気配を察し、オバケネコが攻撃してきた瞬間、
ストロボを当てて怯ませ、オバキュームで吸い込む。
そして、何度も叩きつけるが、オバケネコは再び尻尾を切り離し、小さくなって去っていった。
「あいつ、また逃げやがったな……」
ミロの怒りのボルテージが上がり、言葉もどんどん荒っぽくなっていく。
「ねえ、ユミル、ミロを止められるの?」
「……ごめんなさい、ボクではどうしようも……」
こうなったミロを止める事は、ユミルでも難しいようだ。
三人は砂浜を後にして、逃げるオバケネコを追いかけていった。
しばらくすると、オバケネコは下の階に潜った。
「ここから下の階といえば、マジックフロアですね」
「……」
ミロは怒りのあまり、言葉すらも出ないようだ。
ルイージとユミルがミロに不安感を抱きつつもエレベーターで11階に下がろうとすると、
いきなりエレベーターが止まった。
「な、何……?」
「ルイージ、敵襲です! 構えて!」
「わ、分かった!」
ルイージとユミルは武器を構え、オバケの出現に備える。
すると、ホテルマンに扮した四体のラウストが、三人に襲い掛かってきた。
「ここは、僕に任せて!」
ミロが戦いを放棄したため、ルイージは一人でラウスト達と戦った。
だが、集団戦に慣れているため、あっさりと倒す事ができた。
「……着いたね」
そして、三人はマジックルームに辿り着く。
ルイージはダークライトで、オバケの痕跡を探す。
見えたのは白い足跡だったため、これはオバケネコではなくオバ犬だ。
三人は、ルイージがダークライトで照らしたオバ犬の足跡を追いかけていく。
しばらく歩いていくと、ツイストベッドルームに辿り着いた。
そこには、たくさんのシルクハットが置いてある。
「……?」
ふと、ルイージは一つだけ、動いているシルクハットを発見した。
それに向かってバーストを放つと、シルクハットはひっくり返った。
「オバ犬じゃないか。どうしたんだよ?」
「ワン、ワン、ワン!」
「え、オバケネコが見つかったって?」
「ワォ~ン!」
オバ犬に導かれてルイージはシルクハットの前に立ち、バーストを放つ。
すると、シルクハットの中からオバケネコが飛び出し、東に逃げていった。
そして、ラウンジから舞台に上がり、
剣が突き刺さった箱をグーイージと共にキューバンショットで引っ張ると、
箱の中からオバケネコが出てきた。
「いい加減にしなさい!! もうあたし、あんたを許さないんだから!!
あんたを必ず、捕まえる!!」
すると、今まで黙っていたミロが、急にオバケネコに向かって叫んだ。
ミロは<あめ>のチカラを使い、オバケネコが逃げられないように結界を張る。
「ちょ、ちょ、ちょ、ミロ!?」
「やっとオバケネコを捕まえられる、と思ったからですよ。ほら、ストロボを当てて!」
「……うん」
ルイージはごくりと唾をのみ、ストロボでオバケネコを怯ませる。
オバケネコが巨大化すると、箱は大きさに耐えられずに壊れ、
中からオバケネコが飛び出してくる。
ルイージはオバケネコにわざと背後を見せた後、意識をグーイージに移らせる。
そして、オバケネコが攻撃しようとした隙に、グーイージはストロボで怯ませ、
オバキュームで吸い込み、激しく叩きつける。
周りにあるテーブルや椅子が壊れていく。
グーイージはさらに激しくオバケネコを地面に叩きつけた。
そして、オバケネコは爪でしがみつきながら抵抗するが、ついに吸い込まれるのだった。
オバキュームの中から、14階のエレベーターボタンが飛び出してくる。
こうして、ルイージ達はようやく、オバケネコを捕獲するのだった。
「アォーーーーーン!」
オバ犬はまるで狼のように、雄たけびを上げる。
そして、ルイージはエレベーターボタンを拾った。
「これで……残るはあと一つ、か……。
パウダネス・コナー……強敵だけど、兄さんやピーチ姫を助けるためにも、
必ず、捕まえなくちゃ……ね」
次回はセミファイナルフロアです。
ここは意外に簡単だったという記憶があります。