ルイージマンション ~ オバケホテルと吸血鬼   作:アヤ・ノア

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~前回までのあらすじ~

ルイージ、ミロ、ユミルの三人は、ジムフロアで筋肉オバケ・マスカルポーロを撃破し、
彼から14階のエレベーターボタンを取り返す。
だが、またもやオバケネコが現れて、せっかく手に入れたエレベーターボタンを盗んでしまう。
最初の遭遇では逃げられてしまったオバケネコ。
今度こそ、三人(とオバ犬)はオバケネコを捕獲する事ができるだろうか。


16章「Revenging Polterkitty」

「待ちなさい!」

 オバケネコは素早く動いて飛び上がり、壁の向こうへと去っていった。

「あいつには必ず痕跡があるはず……」

 ルイージ、ミロ、ユミル、オバ犬は、オバケネコを追いかけて西のドアを開けた。

「いたわ!」

 窓越しに、オバケネコの姿が見えた。

 オバケネコはプールサイドにいるが、三人が動くとすぐに西へ去っていく。

 三人と一匹はドアを開けてプールサイドに行き、西のドアを開けて、シャワールームに入る。

「確か、オバケネコは……」

 ルイージはダークライトでシャワールームのあちこちを照らし、オバケネコの痕跡を探す。

 すると、左の籠に、オバケネコの痕跡が見えた。

「そこだ!」

 ルイージが左の籠を開けると、中からオバケネコが出てきた。

ひゃっ!

「ニャァッ」

 オバケネコは鳴き声を上げると、素早くドアの前に飛びかかって消えた。

 

「ワンワン」

 三人がオバケネコを探している最中、オバ犬はシーツを噛んでいる。

 役に立つのか立たないのか……ルイージは少し、不安になった。

 こうして三人はウエイトルームに辿り着き、ルイージはダークライトで痕跡を探し、

 痕跡があるサンドバッグにグローブをぶつける。

 見事命中すると、サンドバッグの中から金品とオバケネコが飛び出してきた。

「待ちなさい、オバケネコ!」

「ニャァァァァァ、ニャァァァァァァ」

 オバケネコはサンドバッグにしがみつくと、天井に上がって鳴き声を上げた。

 すると、光の柵が落ちてきて、たくさんのオバケが現れた。

「時間稼ぎのつもり!? 道も塞がれたし……倒すしかないわね!」

 

「……ちっ」

 何とか三人でオバケを全滅させたものの、オバケネコにまた逃げられたため、

 ミロは不快さのあまり舌打ちする。

 ルイージとユミルは、彼女の機嫌を取るためにも、

 早めにオバケネコを捕獲しなければ、と思った。

 三人とオバ犬は、オバケネコを追いかけて東にどんどん進む。

 オバケネコはすまし顔で、天井を駆けていく。

 ジムロビーに着いた後、ルイージはダークライトでオバケネコの痕跡を調べていく。

 すると、窓に痕跡を発見し、それを追っていくと、天井の方にオバケネコを見つけた。

「ニャッ!?」

「今だ!」

 驚いたオバケネコは、尻尾を伸ばしていた。

 ルイージがオバケネコの尻尾にストロボを当てる。

「シャーッ!」

「ひゃぁぁぁぁっ!」

 すると、オバケネコは凶暴化し、ルイージを両手の爪で威嚇して天井に上がった。

 やはりオバケネコは凶暴そうな割に狡猾だ。

 ルイージはオバケネコの背後に立ち、オバケネコを引き付ける。

 そして、オバケネコがルイージに襲い掛かろうとした瞬間、

 ルイージはストロボでオバケネコを怯ませる。

「観念しろ!」

 ルイージはオバキュームでオバケネコを吸い込み、何度も何度も叩きつけた。

 だが、オバケネコは尻尾を一本切り、小さくなってジムフロアを去り、下の階に逃げていった。

 

「……」

 ミロは、表情には出さないものの、オバケネコに対し怒りを露わにしていた。

 ルイージとユミルは、黙ってエレベーターに行き、ビーチレストランフロアに行く。

わぁぁぁっ! な、なんだオバ犬か……」

「ワン、ワーン♪」

 滝に差し掛かると、滝の中からオバ犬が姿を現す。

「まったく、何遊んでるんだよ。今はオバケネコを追いかけるんだろ?」

「ワン♪」

 オバ犬は身体を震わせ、付着した水を落とす。

 だがルイージ、ミロ、ユミルの表情に余裕はない。

 オバケネコを捕まえる……ただ、それだけの目的で三人は行動した。

 

 砂浜に入ると、たくさんのオバケが三人を待ち受けていた。

 これも、オバケネコが時間稼ぎのために呼んだものだろう。

 三人は手早くオバケを撃退し、安全に砂浜を探索できるようにする。

 中には浮き輪を付けて泳ごうとしているオバケもいたが、そんな事は気にしなかった。

 

「そこだな?」

 こうしてオバケを撃退した後、ルイージは盛り上がった砂浜をかき分ける。

 すると、砂浜の中からオバケネコが現れ、オバケネコにストロボを当てると変身し、

 ヤシの木の上に上がっていく。

「……」

 ルイージはオバケネコの気配を察し、オバケネコが攻撃してきた瞬間、

 ストロボを当てて怯ませ、オバキュームで吸い込む。

 そして、何度も叩きつけるが、オバケネコは再び尻尾を切り離し、小さくなって去っていった。

 

「あいつ、また逃げやがったな……」

 ミロの怒りのボルテージが上がり、言葉もどんどん荒っぽくなっていく。

「ねえ、ユミル、ミロを止められるの?」

「……ごめんなさい、ボクではどうしようも……」

 こうなったミロを止める事は、ユミルでも難しいようだ。

 三人は砂浜を後にして、逃げるオバケネコを追いかけていった。

 しばらくすると、オバケネコは下の階に潜った。

「ここから下の階といえば、マジックフロアですね」

「……」

 ミロは怒りのあまり、言葉すらも出ないようだ。

 ルイージとユミルがミロに不安感を抱きつつもエレベーターで11階に下がろうとすると、

 いきなりエレベーターが止まった。

「な、何……?」

「ルイージ、敵襲です! 構えて!」

「わ、分かった!」

 ルイージとユミルは武器を構え、オバケの出現に備える。

 すると、ホテルマンに扮した四体のラウストが、三人に襲い掛かってきた。

「ここは、僕に任せて!」

 ミロが戦いを放棄したため、ルイージは一人でラウスト達と戦った。

 だが、集団戦に慣れているため、あっさりと倒す事ができた。

 

「……着いたね」

 そして、三人はマジックルームに辿り着く。

 ルイージはダークライトで、オバケの痕跡を探す。

 見えたのは白い足跡だったため、これはオバケネコではなくオバ犬だ。

 三人は、ルイージがダークライトで照らしたオバ犬の足跡を追いかけていく。

 しばらく歩いていくと、ツイストベッドルームに辿り着いた。

 そこには、たくさんのシルクハットが置いてある。

「……?」

 ふと、ルイージは一つだけ、動いているシルクハットを発見した。

 それに向かってバーストを放つと、シルクハットはひっくり返った。

「オバ犬じゃないか。どうしたんだよ?」

「ワン、ワン、ワン!」

「え、オバケネコが見つかったって?」

「ワォ~ン!」

 オバ犬に導かれてルイージはシルクハットの前に立ち、バーストを放つ。

 すると、シルクハットの中からオバケネコが飛び出し、東に逃げていった。

 そして、ラウンジから舞台に上がり、

 剣が突き刺さった箱をグーイージと共にキューバンショットで引っ張ると、

 箱の中からオバケネコが出てきた。

 

いい加減にしなさい!! もうあたし、あんたを許さないんだから!!

 あんたを必ず、捕まえる!!

 すると、今まで黙っていたミロが、急にオバケネコに向かって叫んだ。

 ミロは<あめ>のチカラを使い、オバケネコが逃げられないように結界を張る。

「ちょ、ちょ、ちょ、ミロ!?」

「やっとオバケネコを捕まえられる、と思ったからですよ。ほら、ストロボを当てて!」

「……うん」

 ルイージはごくりと唾をのみ、ストロボでオバケネコを怯ませる。

 オバケネコが巨大化すると、箱は大きさに耐えられずに壊れ、

 中からオバケネコが飛び出してくる。

 ルイージはオバケネコにわざと背後を見せた後、意識をグーイージに移らせる。

 そして、オバケネコが攻撃しようとした隙に、グーイージはストロボで怯ませ、

 オバキュームで吸い込み、激しく叩きつける。

 周りにあるテーブルや椅子が壊れていく。

 グーイージはさらに激しくオバケネコを地面に叩きつけた。

 そして、オバケネコは爪でしがみつきながら抵抗するが、ついに吸い込まれるのだった。

 オバキュームの中から、14階のエレベーターボタンが飛び出してくる。

 こうして、ルイージ達はようやく、オバケネコを捕獲するのだった。

 

アォーーーーーン!

 オバ犬はまるで狼のように、雄たけびを上げる。

 そして、ルイージはエレベーターボタンを拾った。

「これで……残るはあと一つ、か……。

 パウダネス・コナー……強敵だけど、兄さんやピーチ姫を助けるためにも、

 必ず、捕まえなくちゃ……ね」




次回はセミファイナルフロアです。
ここは意外に簡単だったという記憶があります。
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