ルイージマンション ~ オバケホテルと吸血鬼   作:アヤ・ノア

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~前回までのあらすじ~

最後のエレベーターボタンを取り戻すため、14階・ディスコフロアに辿り着いたルイージ達。
そこではたくさんのオバケが踊っており、売店もあるなど、どこか楽しそうだった。
そんな14階を支配しているのは、女性のオバケDJ・アフロディージェ。
彼女から最後のエレベーターボタンを取り戻し、パウダネス・コナーを倒すために、
三人はアフロディージェと戦うのだった。


17章-2「DJ Phantasmagloria」

「さぁ、勝負よ!」

 最後のエレベーターボタンを持つオバケ、アフロディージェとの戦いが、始まった。

 

「きゃっ!」

 アフロディージェは二枚のレコードを持ちながら回転して三人に突っ込んでいく。

 三人は攻撃をかわし、続いてミロはアフロディージェのアフロに矢を射るが、

 攻撃は当たらなかった。

「ハイ イエス ヤァー♪」

 アフロディージェはリズムに合わせてルイージに三枚のレコードを投げる。

 レコードはその場に留まり三人の動きを制限した。

「どうにかして、あのアフロを剥がさなきゃ……! ルイージ、レコードを吹っ飛ばして!」

「うん!」

 ミロは相手の隙を伺い、飛んできたレコードをかわしそれらをバーストで吹き飛ばしてもらう。

 そして、ミロが隙を突いてアフロディージェに矢を射ると、

 彼女の頭からアフロヘアーが飛び出してきた。

「キャッ!」

「えっと、あなた、カツラだったの?」

 なんと、アフロディージェのアフロヘアーはカツラだったのだ。

 これには、流石のミロも驚いた。

「……とにかく、吸い込むよ」

 ルイージはストロボでアフロディージェを怯ませ、逃げる彼女をオバキュームで引っ張る。

 アフロディージェは暴れながら逃げようとするが、ルイージは負けじと彼女を引っ張り続け、

 スラムで彼女を何度も叩きつけた。

「いやぁ~ん! アタシのアフロがぁ~!」

 大ダメージを受け、アフロディージェはようやくオバキュームから解放される。

 その後、もう一度アフロのカツラを被り直した。

「熱くて 暑くて 厚いわよ♪ 冷たく 寒くて 薄いわよ♪」

 アフロディージェは歌いながら熱を纏ったレコードを連続で投げつける。

 三人はアフロディージェのレコードをかわし、アフロディージェのアフロを剥がすべく、

 ルイージは彼女にバーストしようとするが、アフロディージェは姿を消し不発。

 さらに、レコードに当たってしまった。

「下手に近付いたらレコードに当たるわよ。まずは、距離を取りなさい」

 ルイージはレコードに当たらないように、アフロディージェに慎重に距離を詰める。

 バーストがギリギリ当たる距離に近付いた後、

 ルイージはバーストでアフロディージェのアフロのカツラを吹っ飛ばした。

キャァァッ!

 頭が露わになった後、ルイージはストロボでアフロディージェを怯ませ、

 直後にオバキュームで彼女を吸い込む。

 ルイージは彼女を何度も地面に叩きつけた。

 

「たとえ この曲 最後でも♪ アタシ 最後まで 演奏するわ♪」

 オバキュームから解放されたアフロディージェは、

 レコードを両手に持って回転しながらルイージに突っ込んでいった。

「危ない、危ない」

 ルイージはアフロディージェの攻撃をかわし、レコードに気を付けながら近付く。

 アフロディージェはステージに回転するレコードを設置して、三人の動きを制限する。

 三人はレコードにますます気を配り、当たらないように慎重に歩く。

 レコードを吹き飛ばしながら近付き、ついでにアフロディージェのアフロも吹き飛ばす。

「今だっ!」

 ルイージはストロボでアフロディージェを怯ませ、体力が残り僅かの彼女を捉えた。

 オバキュームによって彼女の身体が吸い込まれる。

 アフロディージェは抵抗するが、彼女に体力はもう残っていなかった。

「やっぱり 最後は こうなるの♪ アタシの 身体は 掃除機に♪

 スポット ライトで 照らされて♪ すぽっと 中に 入ります♪」

 アフロディージェは最後にそう歌いながら、オバキュームの中に吸い込まれた。

 そして、オバキュームの中からエレベーターボタンと、緑と紫の玉が飛び出してきた。

 その玉は、ミロには見覚えがあった。

 彼女が失ったチカラ、<なみ>と<おわり>だ。

「……? どうしてここにチカラが?」

 何故、このフロアには絵に閉じ込められた仲間がいないのに、

 チカラを取り戻す事ができたのか、ミロは疑問を抱く。

 何はともあれ、これでミロは全てのチカラを取り戻したのだ。

「最後のエレベーターボタンも取り返したぞ」

 そして、ルイージは最後のエレベーターボタン、15階のエレベーターボタンを拾った。

 これをエレベーターに嵌めれば、パウダネス・コナーがいる最上階に行ける。

 ルイージはより一層、緊張感を強めた。

 

 ダンスフロアの光っていない床にルイージとグーイージが乗ると中からコンセントが出てきた。

 ルイージはオバキュームにそれを繋ぎ、ハイパーバキュームを発動して壁を破壊し続ける。

 すると、中にはアフロディージェのカツラがたくさん入っていた。

 一番左のレコードをストロボで照らすと、左右から階段が現れる。

 ルイージは左の階段を登り、怪しいところをダークライトで照らす。

 すると、ジュエルラウストが出てくるのでスラムで倒し、白い宝石を手に入れた。

 

「さあ、戻るわよ!」

「うん!」

 

「って、なんでオバケが来るのよ!」

「知らないよ!」

 エレベーターボタンを持った三人が戻ろうとすると、

 三人の行く手を阻むように七人のオバケが襲う。

 恐らく、エレベーターボタンを奪われた恨みだろう。

「うわぁっ!」

「雨よ!」

 オバケ達はユミルに向かって体当たりする。

 ミロは<あめ>のチカラを使い、矢の範囲を広げた後にオバケをまとめて撃退した。

 オバケを撃退した後、三人はエレベーターボタンを取りつけに入る。

 ルイージが持っていたエレベーターボタンは、ひとりでに隙間に入っていった。

 

「いよいよ……ね」

 ついに、全てのエレベーターボタンを取り返した。

 15階に乗り込み、パウダネス・コナーを倒せば、いよいよこのホテルともおさらばだ。

 だが、ミロには疑問が残っていた。

 全てのチカラが戻ってきた理由である。

「どうして、ミロさんは全てのチカラを取り戻したんでしょう」

「その答えはベースラボの中にあればいいんだけど」

 三人は一度、転送装置を使ってベースラボに戻るのだった。




戦闘前にずれたアフロヘアーを直したところ、私は初見では気付きませんでした。
次回がこの長編の最後の外伝、コナーとの決戦前夜です。
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