ルイージマンション ~ オバケホテルと吸血鬼 作:アヤ・ノア
最後のエレベーターボタンを取り戻すため、14階・ディスコフロアに辿り着いたルイージ達。
そこではたくさんのオバケが踊っており、売店もあるなど、どこか楽しそうだった。
そんな14階を支配しているのは、女性のオバケDJ・アフロディージェ。
彼女から最後のエレベーターボタンを取り戻し、パウダネス・コナーを倒すために、
三人はアフロディージェと戦うのだった。
「さぁ、勝負よ!」
最後のエレベーターボタンを持つオバケ、アフロディージェとの戦いが、始まった。
「きゃっ!」
アフロディージェは二枚のレコードを持ちながら回転して三人に突っ込んでいく。
三人は攻撃をかわし、続いてミロはアフロディージェのアフロに矢を射るが、
攻撃は当たらなかった。
「ハイ イエス ヤァー♪」
アフロディージェはリズムに合わせてルイージに三枚のレコードを投げる。
レコードはその場に留まり三人の動きを制限した。
「どうにかして、あのアフロを剥がさなきゃ……! ルイージ、レコードを吹っ飛ばして!」
「うん!」
ミロは相手の隙を伺い、飛んできたレコードをかわしそれらをバーストで吹き飛ばしてもらう。
そして、ミロが隙を突いてアフロディージェに矢を射ると、
彼女の頭からアフロヘアーが飛び出してきた。
「キャッ!」
「えっと、あなた、カツラだったの?」
なんと、アフロディージェのアフロヘアーはカツラだったのだ。
これには、流石のミロも驚いた。
「……とにかく、吸い込むよ」
ルイージはストロボでアフロディージェを怯ませ、逃げる彼女をオバキュームで引っ張る。
アフロディージェは暴れながら逃げようとするが、ルイージは負けじと彼女を引っ張り続け、
スラムで彼女を何度も叩きつけた。
「いやぁ~ん! アタシのアフロがぁ~!」
大ダメージを受け、アフロディージェはようやくオバキュームから解放される。
その後、もう一度アフロのカツラを被り直した。
「熱くて 暑くて 厚いわよ♪ 冷たく 寒くて 薄いわよ♪」
アフロディージェは歌いながら熱を纏ったレコードを連続で投げつける。
三人はアフロディージェのレコードをかわし、アフロディージェのアフロを剥がすべく、
ルイージは彼女にバーストしようとするが、アフロディージェは姿を消し不発。
さらに、レコードに当たってしまった。
「下手に近付いたらレコードに当たるわよ。まずは、距離を取りなさい」
ルイージはレコードに当たらないように、アフロディージェに慎重に距離を詰める。
バーストがギリギリ当たる距離に近付いた後、
ルイージはバーストでアフロディージェのアフロのカツラを吹っ飛ばした。
「キャァァッ!」
頭が露わになった後、ルイージはストロボでアフロディージェを怯ませ、
直後にオバキュームで彼女を吸い込む。
ルイージは彼女を何度も地面に叩きつけた。
「たとえ この曲 最後でも♪ アタシ 最後まで 演奏するわ♪」
オバキュームから解放されたアフロディージェは、
レコードを両手に持って回転しながらルイージに突っ込んでいった。
「危ない、危ない」
ルイージはアフロディージェの攻撃をかわし、レコードに気を付けながら近付く。
アフロディージェはステージに回転するレコードを設置して、三人の動きを制限する。
三人はレコードにますます気を配り、当たらないように慎重に歩く。
レコードを吹き飛ばしながら近付き、ついでにアフロディージェのアフロも吹き飛ばす。
「今だっ!」
ルイージはストロボでアフロディージェを怯ませ、体力が残り僅かの彼女を捉えた。
オバキュームによって彼女の身体が吸い込まれる。
アフロディージェは抵抗するが、彼女に体力はもう残っていなかった。
「やっぱり 最後は こうなるの♪ アタシの 身体は 掃除機に♪
スポット ライトで 照らされて♪ すぽっと 中に 入ります♪」
アフロディージェは最後にそう歌いながら、オバキュームの中に吸い込まれた。
そして、オバキュームの中からエレベーターボタンと、緑と紫の玉が飛び出してきた。
その玉は、ミロには見覚えがあった。
彼女が失ったチカラ、<なみ>と<おわり>だ。
「……? どうしてここにチカラが?」
何故、このフロアには絵に閉じ込められた仲間がいないのに、
チカラを取り戻す事ができたのか、ミロは疑問を抱く。
何はともあれ、これでミロは全てのチカラを取り戻したのだ。
「最後のエレベーターボタンも取り返したぞ」
そして、ルイージは最後のエレベーターボタン、15階のエレベーターボタンを拾った。
これをエレベーターに嵌めれば、パウダネス・コナーがいる最上階に行ける。
ルイージはより一層、緊張感を強めた。
ダンスフロアの光っていない床にルイージとグーイージが乗ると中からコンセントが出てきた。
ルイージはオバキュームにそれを繋ぎ、ハイパーバキュームを発動して壁を破壊し続ける。
すると、中にはアフロディージェのカツラがたくさん入っていた。
一番左のレコードをストロボで照らすと、左右から階段が現れる。
ルイージは左の階段を登り、怪しいところをダークライトで照らす。
すると、ジュエルラウストが出てくるのでスラムで倒し、白い宝石を手に入れた。
「さあ、戻るわよ!」
「うん!」
「って、なんでオバケが来るのよ!」
「知らないよ!」
エレベーターボタンを持った三人が戻ろうとすると、
三人の行く手を阻むように七人のオバケが襲う。
恐らく、エレベーターボタンを奪われた恨みだろう。
「うわぁっ!」
「雨よ!」
オバケ達はユミルに向かって体当たりする。
ミロは<あめ>のチカラを使い、矢の範囲を広げた後にオバケをまとめて撃退した。
オバケを撃退した後、三人はエレベーターボタンを取りつけに入る。
ルイージが持っていたエレベーターボタンは、ひとりでに隙間に入っていった。
「いよいよ……ね」
ついに、全てのエレベーターボタンを取り返した。
15階に乗り込み、パウダネス・コナーを倒せば、いよいよこのホテルともおさらばだ。
だが、ミロには疑問が残っていた。
全てのチカラが戻ってきた理由である。
「どうして、ミロさんは全てのチカラを取り戻したんでしょう」
「その答えはベースラボの中にあればいいんだけど」
三人は一度、転送装置を使ってベースラボに戻るのだった。
戦闘前にずれたアフロヘアーを直したところ、私は初見では気付きませんでした。
次回がこの長編の最後の外伝、コナーとの決戦前夜です。