自作自演のヒーローアカデミア 作:ポチ(黒い触手)
はい、皆さんおはようございます!
今日は、雄英高校ヒーロー科入試当日です。
雄英高校は、本当に高校か疑う位大きな学校なのですが、それを感じさせない程の人が今日この場所に集っています。
事前に耳に挟んだ情報によると、今年の雄英高校の入試倍率はなんと驚愕の300倍だそうです、漫画やラノベあたりでありそうな、スケールの大きさです。
この発言で何となく察して下さった方はいらっしゃると思うのですが、私この世界が漫画なのかラノベなのかはたまたエロゲーなのか知りません、所謂原作知識無しの状態です。
ですが、それでいいのです。事前知識が無い方が、面白おかしく生きていくのに都合が良い。事前の知識があると、面白味がありませんしね。
さて、肝心の試験なのですが、筆記試験自体はなんら問題も無く解けた自信はあります。
実技試験は、受験者の総数から考えて懇切丁寧に一対一の査定はまず無いだろうと考えました。
まぁ、受験者数から考えて競技での査定が合理的でしょう。
ヒーローという職業の性質から、求められるのは、まず敵を退治し捕まえる事ができる戦闘能力や捕縛能力、咄嗟に周囲のヒーローと協力して眼前の事に当たる事ができるかの協調性。
そして、ヒーローとして行動する以上で大切な人助けができるかどうかでしょうか?
そういった点を考えると、学校側は説明会で、競い争うように受験者側を煽り、人生を賭けた場で他者を優先できるかどうかでヒーローとしての素質を測るのでは無いだろうか。
さて、実際に実技試験説明会場にやって来ました。
そこでは、DJ風のプロヒーローというプレゼントマイクが、盛大に滑りながら実技試験に関する説明をしています。
まぁ、これは実際に滑っているわけじゃなくて、自らが道化となる事で緊張しているだろう受験生の緊張を解こうという、彼なりの心づかいなのでしょう。
説明会によって判明した、実技試験の内容は、ポイントが付いた仮想ロボット敵を倒すですか……やはり学校側は受験生同士で争うように煽ってきましたね。
でも、私はチート系邪神女子なんで、そんな学校の事情を考慮せずにロボのポイント全部貰うつもりで動きます。
不意打ち気味のプレゼントマイクによる、開始宣言と同時に召喚魔法を発動させます。
一応、周囲のSAN値に配慮してフィルターのようなの掛けときますね、具体的にいうとリアルなクリーチャーから這いよれニャル子さんの画風に見えるようにね。
そうして、召喚しますのは、幻夢郷で飼っているペットのシャンタック鳥のタックンです。ニャル子さん風のフィルター掛けて見るの初めてで、中々可愛いのですが……ここだけの話、デフォルメされたその姿は本来の馬と象と蝙蝠を悪魔合体させてそれに鱗を足したような姿では無く、蝙蝠の翼を生やしたカバのような顔をした馬のように見える。ああ、別に貶しているわけじゃないのですよ、個人的には愛らしいと思います。
幻夢郷でのサイズそのままだとぶっちゃけ、でかすぎるので、お馬さんサイズにする魔法を掛けて呼び出しました。
その背中に跨り、自分の試験会場に向かう。
試験会場の中央上空に向かう最中、サーチャーの役割を持つ魔力球を20個解き放つ事で、敵役のロボットの位置を把握し、さらにサーチャーの役割からマーカーの役割にシフトさせる、発見したロボットに魔法的なマーキングを施す。
上空に到着すると、自分の試験会場をすっぽりと覆う大きさの魔法陣を展開するとあとは簡単です、マーキングを仕掛けられたロボットに向かって魔法陣から雷を落とす、それだけです。
そうして、サーチャーからの反応が無くなり暫く立つと、ゴゴゴ……という擬音が聞こえてきそうな迫力を伴って巨大なロボットが出現しました。
なるほど、このロボットこそが説明会場でプレゼントマイクがいっていたお邪魔ロボですか、マリオでいうドッスン枠であり敵ポイントが0という相手にするだけ無駄だと言わんばかりの敵のようです。
ですが、説明会場でプレゼントマイクはまるで敵ポイントで合否判定をするかのように言っていましたが、そう思わせるような言い回しではあったものの実際には敵ポイントのみが判定基準とは一言も言っていません。
先程も考察しましたが、ライバルと共闘することで入るポイントや、ライバルを助けることで入るポイントが有るかもしれません。
今回の場合、ゼロポイントロボットは大きなビル相当の大きさが有ります、そんな大きさの敵が闊歩するだけで街には甚大な被害が有るでしょうから、被害を抑えたで賞的なポイントがあるかもしれません。
ですので、ぶっ壊します。
ですが、このサイズのデカ物となりますとそのまま壊すと倒壊の危険がありますので、消し炭にすることでその危険をなくそうと思います。
という訳で!チマチマと細かい雷を落とす作業から、どデカいサイズの雷をぶっ放すとしましょう!
ところで、皆さんTVゲームはお好きでしょうか?好き?結構、ならばきっと、この魔法はお気に召すと思いますよ。
とあるシリーズに登場する魔法なのですが、シリーズというほどなのでそれなりの作品数があるのですが、この魔法は大抵の作品で秘奥義、所謂超必殺技に該当する位置にある魔法なのです、今日は折角の機会なのでそれを再現してみましょう!
私の魔法は特に詠唱が必要な訳ではありませんが、この魔法の様式美的なものというよりこの詠唱が無ければ、ただのデカい雷となってしまうのです。折角、ヒーローを志したのです、カッコ良く詠唱して、大魔法をぶっ放してこの試験を終わらせましょう!
タックンの手綱を握り、ゼロポイント敵の上空に着け、危ない魔法なのでタックンを幻夢郷に送還する。空中に浮かびながら詠唱を開始する。
「天駆ける閃光の道標よ、汝が咆哮により、万象をなぎ払え!インディグネイション!」
私の詠唱と共に、巨大な魔法陣が幾つもロボットの周囲に展開され、遥か上空からは獣の唸り声かのような音が響き、詠唱が終わると同時にそれは落ちてきた。
巨大なビル程のサイズのロボットを飲み込む、ロボットを構築するあらゆる部品が融解あるいは蒸発する。残るのはロボットがあった場所に付いた黒い跡だけだ。
先に言っておきますが、詠唱は間違っていませんからね!
そして、暫く時間が経ちプレゼントマイクの終了アナウンスが有り試験は終わりました。
インディグネイション:テイルズオブシリーズで著名な魔法で、大抵の作品で秘奥義という必殺技ポジに該当する大魔法なのだが、今回の詠唱はきっと皆さんのよく知る詠唱では無かったと思うが、私がレジェンディア押しだから仕方ないね。