そうだ、滅茶苦茶な作品の続きを書こう(?)。
エグゼ4時期を描いた本編軸より一年ぐらい前、エグゼ2、3の話。
内容的にちょっとテンション低め…になるとでも思っていたのか?
────ネットマフィア"ゴスペル"によるアジーナネットワークの壊滅。
当然、その時アジーナで起きていた混乱は計り知れない。
表向きの混乱は言うまでもなく、またその裏でアジーナ所属のオフィシャルネットバトラーたちが"火消し"に
…蜂の巣をつついたような混乱の最中、一際大きな力を示した個人とナビ………とプログラムくんが突如として表舞台に現れたことを知るのは、まだほんの一部に過ぎない。
まだ、そう
────────────
────────
────
「ッチ…平和だな」
『良イ事 ナンジャ ナイノカ…?』
『トテモ オフィシャル ノ 言ウ 言葉 トハ 思エマセンネ?』
「良い事だぜ?俺が暇っつーことを除いてな」
『………ソレコソ 平和 ノ "証" ジャナイノカ…?』
「残念ながらなぁ~」
『…トテモ オフィシャル ノ 言ウ 言葉 トハ 思エマセンネ??』
ジャンクマンとプロ-gくんと
まー治安が悪いんだ、成果はやる度に、ある。
そういうわけで、いつもの赤いキャップを被ったままに
…それはそれでヘンな感じがするわけで。
「ちょっとお前ら探ってこい。キナクサイ感じがするってわけじゃぁねぇが、何かあったかもしれねーしな」
『ワカリマシタ!一先ズ 掲示板 ヲ 漁ッテ 来ル トシマショウ』
『オウ!行ッテ 来ル ゾ!』
二人を手近な電脳にプラグインさせ、さて俺はどうすっかなぁ~と思った矢先。
視線の先、広場のベンチに見知った顔を見つける。伸びきった
…で、その"アネさん"は俺を見つけると「丁度いいとこに来たな」と呟いて、俺にコッチへこいと
何が丁度いいとこなんかは知らねぇが、まぁいいか。
「…アネさんじゃないスか。何してんスか、こんな時間から
「いや、辞表を叩きつけてきた」
「まじ?」
冗談半分の軽口のつもりだった。だからこそメカラウロコとはこのことだゼ?
「そんで引き留めようとした連中をまいて…叩いて…のして…脅して、一休み中にあんたが来たわけだ」
「だからボロボロなんスか────いやおかしいだろ、大暴れじゃあねぇスか。同意なしで来たのかよ」
「そりゃぁやめさせてくれないからね。だがアタシはやめたかった。方向性の違いだね」
「学生のバンドじゃねーんスよ。じゃぁそこで伸びてるヤツらが?」
「いや、コイツらはそこら辺にいたバカだ。アタシの通り道で不埒なことしてやがったからな」
「運のねぇヤツらだな…」
「まぁもう流石に追ってはこないだろうが…────おい。アンタ、何やってんだい?」
「…チッ。なんだ、アネさんまだ賞金首になってねぇや。良かったな、まだブラックリストには載ってないみたいっスよ」
「アタシの首を狙ってんじゃぁないよ」
呆れたような物言いに、むしろこっちが呆れてんだよと、呆れ顔を返してやる。
しかしまぁ。と、アネさんの経歴を思い出せば、こんな横暴でも流石に犯罪者にまで堕とされることはねぇわなと納得せざるを得ない。
"アジーナ国王専属コック"
その肩書を持ちながら、同時にスゴウデのネットバトラー。
さらにはアジーナ拳法の達人でもあるという、無茶苦茶なスペックをした超人ときている。
そう、”パクチー・ファラン”と"スラッシュマン"を知らない奴などスラムのガキでもいないと言うほどの有名人。尊敬という意味でも、
…だからこんな目立つ場所でふんぞり返っていても誰も声をかけようとも思わねぇし、怖くて関わり合いたくないヤツばっかだろうよ。
そこで伸びてるバカども?突然落ちた雷をかわせるやつがどこにいんだよ。
しかし、しかしだ。
「わっかんねぇなぁ~」
「何がだい」
登るとこまで登り切ったのにそれを捨てる
だが…こんな俺でも理由自体は察せられないわけでも、ない。
『戻リ マシタヨ…オヤ、オ取込ミ中 ノ ヨウデスネ』
『エット…確カ スラッシュマン ノ オペレーターダヨナ?』
「―――…あ〜、アジーナスクエアの…
「あぁ、そうだ、勘がいいじゃないか。あの件で
「そりゃぁ言い過じゃぁねぇっスかね。それにまぁ仕事っスからね」
「仕事…仕事か…」
「…???…そうっスよ。えらいことにはなっちまったが、それでわざわざ
「
「"セキニン"?」
「そうだよ。――――あんた、絶対に守り切らないといけないものを守れなかった時…どうする?」
急な質問だな。
国王のこと、か?
なんで俺に相談みたいな真似事をすんのか察するのは流石に難しい…が、まぁ言いたいことはわかる。かつて幼い頃になんの意味もなく"あいつ"を失った時、これ以上ないと思っていたさらにどん底に突き落とされた気分だった。それから"あいつ"の死が忘れられないように、生きた証を、その"何か"を残したいと己を変えた。
俺から言えることなんざ、一つしかない。
「…変わるしかないんじゃないスか?もっと強く」
プロ-gくんも異国で生き残れるように、ジャンクマンもまた、変化することで生き延びたんだ。なら、それしかない。というか俺にはそれぐらいしかわからない。
────変われなきゃ、このゴミ溜めでは生き残れないのだから。
「そうさ。わかってるじゃないか」
満足気な顔は…だがそれでも、ちょっとばかし寂しそうだった。
尚更に思う。一度手に入れた絶対的な地位、それを手放すなんてもったいねぇ。
「わざわざ離れる必要はないんじゃねーっスか」
「あぁ…国王もそう言ってくれたよ…あの人には返し切れないほどの恩があってね」
「でも暴れたんスよね??」『狂人デハ??』『サ、サァ??』
「あぁ。あまりいい拳を打ち込んであげれなかったのは心残りだが」
「俺でも知ってるゼ。"恩を仇で返す"って言葉。え?こんな女でも重宝するしかないほどに、王宮は人材不足なのか?」
「妙な勘違いはやめな。みんなちゃんとアタシみたいなやつばかりだったよ」
「そんなヒデぇカミングアウトは聞きたくなかったっスよ。魔界か??…でもまぁそうか、人としてトんでなけりゃぁこんな国をおさめられねぇか…」
「だから勘違いはやめろ。国王
『"は"ッテ…ツマリ 大体 ノ 人ハ 頭オカシイ ッテコト デハ?』
『墓参リ ノ 時ノ カチュア ト ソックリ ナ 顔 シテルナ…キット 大切ナ 人ナンダナ』
「────でもね。アタシは甘えたくないんだよ。そのたった一つの"甘え"が、自分の
「セキニンねぇ…」
「アンタらだってオフィシャルネットバトラーなんだよ?しっかりしな!アンタらならぁすぐに国から抱えられちまうさ!」
「っハ!」
もちろんそうなるつもりよ!なんてことを口にだすまでもなく、鼻で笑い飛ばしてやる。
だがまー、どうやら俺が思ってる以上に、メンドーなもんが引っ付いてきちまうようだが…
────…んーしかし、アネさん。
「…そもそも戻ってきてもまた雇ってくれるとは限らねないんじゃねーっスか?よくわかんねー言い訳して暴力振るって飛び出したイカれた────」
「フンッ!!!!」
「あいたぁッッッ!!??」
ヨロついた俺に、アネさんはこんなことい言いやがった。
「なんっっっっにも理解してねぇな!?だいたいアンタその喋り方気持ちわりーんだよ!!なぁに
ファッ■ュー!!
「あぁ!?俺に目上の人間にはカシコまれって"アジーナ拳法"とかなんとかでぶん殴ってきながら教えたのはアネさんだろうがよぉ!?国王の前で!!!」
「もう目上でもなんでもねーからいいんだよ!!やめろッ!!あとあの時のことは忘れろ!いや、忘れさせてやる!!」
「二度とウヤまってやんねぇよ!!!!やんのかァ!?あの頃と同じだと思うなよ…!?」
右腕と右足を前に!左腕左足を後ろに!半身に構えるのはそう!ジークンドー!!プロ-gくんの知り合いの知り合いに紹介してもらったオススメの通信教育で学んでるんだぜぇ!格安でッ!
俺の構え、細かく足を動かすステップを見て、しかしアネさんのやつは不敵な笑みを浮かべるばかり…なに考えてやがる…?
「へぇ…?じゃぁこれならどうだい………キャーーーーー!!!痴漢です!!誰か助けてッ!!」
「それは流石に反則ダロゥォ!!??どっからその甲高い声出してやがる!!??」
「オフィシャルだ!!いかにも悪人なそこの男!!彼女から離れなさい!!…ってうぉ!貴方はファランさん!?」
「助けて下さい!!この人…私の体に■■■■■■■■■■■■■■■■して…」
「────は?」
誰がこんな女にぃ??
キレそうな感情を押しとどめる努力をしつつ、引き
『オ、落ち着ケ…!?』『ココハ 堪エ マショウ!』
そうだ、一々こんな虚言にキレる方がシャクだ。そう言い聞かせて。
「この人にそんなことするとは何て度胸だ!命が惜しくないのか!?」
「ぶっ飛ばされてぇのかいッ!!」
「見つけたぞ!ファラン!戻ってこい!」
「ッチィ!もう見つかっちまったかい…!」
少しだけ
ククク…いい気味だなぁ!?
「…アネさんが叫んだからだろうがよぉ!…おーおー物騒な重武装の一団のお出ましとは…さっさとしょっ引かれちまいなぁ!」
「ファラン、国王も納得していない…!だが、あの程度の暴力沙汰を気にするようなお方でもないことは知っているだろう?まずは面と向かって話し合おう」
「猛獣に対するソレじゃねぇか」『"ソレ" デスネェ…』『"ソレ" ダナァ…』
「止めるんじゃないよ!アタシはね…
「────は??」
『ラブロマンス ハ 突然 ニ !?』
『ソンナ 関係 ダッタノカ !?』
バキリ。手に握りしめたPETが悲鳴をあげたことで、馬鹿二人は慌てて黙り込む。
そして冷静になった。
…ふぅ………こんな茶番にイチイチ付き合う方が馬鹿らしーゼ。
「何ィ…!?お前が主犯か!?」
「────────…は???」
『カチュア
「まさかそいつは薬中の果てに殺人未遂をかました元カレか…!?よりを戻したのか!?確かに顔が怖い!聞いた通りだ!」
「アタシの心はずっと
「よせファラン!
「────」
『カ、カチュア…!相手ハ 王宮ノ 近衛兵 ト オフィシャル ダ!オ、落チ付ケ…!?』
『握リ シメタ 手ヲ 下ゲル ノ デス…! 流石 ニ 暴力沙汰 ハ…ア、デモ ファランサン ガ 起コシタ バカリ デシタネ』
「
『言イ過ギデハ!?』
「
『言イ過ギジャナイカ…??』
「ブチ…っっっっっッ死ねぇェ!!このアマァ!!!!!!!!」
『カチュアーーーー!?』『ワ、ワァ、アァ…!』
「うお!?殺人犯だーーーー!?」
「あらら、おちょくり過ぎたかね…」
それからほんの数か月後に起こった"プロトバグ"による軍事兵器の暴走。
復活を遂げた
試作品だったがゆえに多発したバグが増殖し、原始的な本能を持つまでに進化、暴走してかつて電脳社会を破壊しつくした怪物。
再び起きてしまった大混乱は、当然アジーナにまで大きな影響を与えていた。
…俺にとってその事件は、
ブレーキは踏んだままに、出勤前に屋台で買った冷めたケバブを頬張る。
路上の人混み、その先で幾つも上がるやかましい悲鳴、収集車の横を走って通り過ぎる人々。
言うまでもなくただごとじゃぁない。
プロ-gくんに情報収集を頼み、俺はいつでも動けるようにだけ心構えをしてシートに深く身を沈めていた。
そわそわと落ち着きないジャンクマンをなだめ、そうしていればプロ-gくんの慌てた声がPETから飛び出す。
「わかったか?」
『タタタ 大変デス カチュア!オフィシャル カラ緊急連絡デス!各地ノ 無人戦車ガ 暴走シテル ヨウデス!』
『エート…オフィシャルネットバトラー ニ 戦車ヲ 止メル ヨウ ニ 命令 ガ 出テル ミタイ ダ』
「…俺には来てねぇぜ?」
『危険ナ 任務デス!信用ニ 足ル 人物ヲ 選出シテ 送リ出シ テル ソウデス!』
「信用ねぇ…」
プロ-gくんが言うにゃぁ、
目を細めて遠くを見てみりゃぁ………見えた!
人の隙間からだが、四つ足の青い戦車だ。戦車なんてものは"ばーさん"から聞いたことがある程度で、見るのは始めてだ。
鈍い鋼の銃口が辺りをぐるりと見回していやがる。距離は十分あるが…
「まずいな…いつ撃ってくるかも分かんねぇ…
『…アレ!?カ、カチュア!アソコ ニ 子供ガ 取リ 残サレテ ルゾ!!』
ジャンクマンの声に、戦車の足元近くにまだ片手で数えれそうな歳のガキが二人、震えながらうずくまってるのが目に入った。
────二人の子供。
路地裏で身をよせって寒さをしのいだ俺
重なる。
震え。
手の震え。
親はどうしたよ。
誰か拾ってやんなかったのか?
あぁいやぁ…自分のことで精いっぱいだわな。
目。
諦めに近い、目。
重なる。
だれも こないよ。
あいつら おれたち を みて すら いない。
────…で?
俺はどうする?
────…いや俺にどうにか出来る話じゃねーだろ。戦車だぜ?人が立ち向かっていい存在じゃねぇ。
元来お人好しな性格なわけでもない。興味がなければ見て見ぬ振りして見捨てるくらいはやってきた。他人を気遣うのも身内だけ。自分の力を測り損ねて無駄に抱え込んで、そうやって死んだやつを最も近くで見ていたから。
そんなことをした"あいつ"は、俺が…多分10くらいになる前に死んでいる。道端に吐き捨てられたゴミみたいに…誰にも知られずに死んでいた。
…
……
………
あ~…でもよぉ、そういえば俺は…
そうだ、そんなゴミみたいに死んだあいつに────
────はっはぁ〜、おう"かちゅあ"!おまえもコレくうか?ちょっとくさってるけど!────
その無駄で幼稚で、でも誇らし気な顔に憧れたから、今の俺があるんだったよなぁ?
「────………はっはぁ〜…らしくなかったな」
そいつは
『キ、急ニ ド、ドウシタンダ?カチュア』
『サ、サァ…?』
俺の
キャップを深くかぶり直して、ボルトのネックレスを軽く握りしめる。気が、引き締まる。サボってたシートベルトを付け直し、さっきより人がはけて見通しの良くなった正面を、気味の悪い笑みで睨みつけた。
『────それがアタシの"責任"なんだよ』
アネさんの言葉が頭を
俺は生かされた!"あいつ"の死があったからこそ!俺は今の"俺"として生きようとした!その生き様のままにプロ-gくんを!そしてジャンクマンを"家族"とした!ああそうだ!"お前"がやったように!!貰ったモンを"お前"に返せないから、他のゴミどもに渡してやるしかねーからなぁ!!
自己満足でアホクサイ真似事かもしれねーがそれでも"俺"の意志だ!
そう言う風に生きると決めたッ!!俺は俺の決めた生き方を全うする"責任"があるッッ!!
何故ならよーーーッ!
………まあなんでもいいかーーーーーッ!!!!!!
『…何ヲ スル ツモリ デスカ?』
「
『!?死ニ マスヨ!?』
ソニレ!命令違反デス!
なんて、普段からは想像できない鬼気迫る声で言いやがる。心配してんのかぁ?
「安心しなぁ…俺には…いや、俺らにはとっておきの策がある…派手に突撃!…
『…突撃 ノ "前"ニ…?』
「ばーさんに教えてもらったじゃねぇか。役に立つ時があるとはなぁ~!」
わりぃばーさん。ちょっくら…やらかすゼ!
『カ、カチュア。ソ、ソレ ハ 何ナンダ…?』
『ソレ ハ………何デシ タッケ…?』
ニコリ。
「祈れ」
『 』
『ツ、ツマリ…ナンダ??』
プロ-gくん絶句。
だが関係ないね!ペダルべた踏みアクセル全開!!
ハッ!?っとしたプロ-gくんが振り向き叫ぶ。
『車ノ ブレーキ プログラ
字幕:「突っ込むぞォォォォ〜〜〜〜〜〜!!!!!」
『マダ 死ニ タクナイ デスゥゥゥ〜〜〜〜!!!???』
『ブツカルゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!???』
「────はっはぁ〜、おうガキども!テメェらこれ食うか?半分食っちまったがなぁ!」
歪んだ車のドアを蹴破り。吹きとんだドアが転がる音を背景に俺は呆然と立ち
震えはもう、止まっていた。
子どもの、俺の。
あ~~~~………いやしかし、イテェな。
頭っから血ぃ出てやがるなぁ?まぁなんとなかるだろ。
血だらけのまんま、俺は食いかけのケバブをガキどもに押し付ける。
シートが吹き飛ぼうとも、食いもんを粗末にするな精神で守り切ったんだから、是非とも美味そうに食ってくれ。
あ?その車は勿体なくないのかって?
細けぇこたぁいいんだよ!!
どうだ?勝手に俺の見てないとこで死にやがった馬鹿ヤローが。
お前が俺に教えてくれたモンは全部、こびり付いたシツコイ汚れみたいに俺の中に残ってんだ。それで死んだら?あの世で笑えや!俺も笑うゼ!
「ぇ…?…ぅ、あ…ありがと…!あッ!!」
「に、にいちゃん!う、後ろ!!」
異音。背後から。
油を差し忘れた古いドアの方が100倍はマシな不快な音と共に、小さな電子音。言うまでもなく、それは倒れた戦車から聞こえた音。
"脚"は
駆動音。照準の先は…俺の背中だろうさ。
だがな。
「プラグイン、ジャンクマンEXE────任せたぜお前ら」
『オウ!!早ク 終ワラセル ゾ!!』
『エエィ!無茶バカリ シテ!』
よし!一件落着だな!
なぁ、せいぜいばーさんの言う"テンゴク"とか言う場所から見下ろしてやがれよ?
誇らしき
さぁ、行くゼ?
「ヒャぁっっっッ!!!!システムを粉々にして二度と動かねぇようにしちまうんだよォジャンクマンッ!!」
『ソレモ!ソレモ!ソレモ!アレモ ソレモ コレモォ!ゼーーーーンブ 壊シ チャイ マショウネェーーーー!!』
『オウ!!ハハハハハハハハ!!!………アレ?良カッタ ノカ…??コノ戦車、結構 高イト 思ウンゾ…?』
「いーーーーーーーーーんだよ!!乗っ取られる方が悪ぃッッ!!!!」
『人命優先デス!!"ゴコウのウレイ"ハ 断ツニ 限リ マスヨネェ!!??』
『ソウナノカ!ジャァ モット ブッ壊ス ゾ!!』
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△
『ハハハハハハハハ!!!』
「AHAHAHAHAHA…
『翻訳機能』
「フンッ」
「ヲ」
満足シテ イタンダ。
カチュアとプロ-gくんに拾われて、生き延びることが出来るッテわかって、ソレで、満足していたんダ。
欲しかった"モノ"が手に入って、それで、ソレデ、もう消えてイイッテ満足してイタンダ。
『そいつはいけねぇな満足して、終わりじゃいけねェ』
「ダメ ナノカ?」
『4点だ』
「10点中 デスカ?」
『10000点中』
「メチャクチャ 低イゾ!?」
『そー言ってるんだぜぇ?』
現状で満足して、終わりなのか?それじゃぁ今
いいか、お前は俺と似てる。
カチュアはそう言っタ。
『名前だけの話じゃねぇよ、俺も
「…ソウダ…未来 ノ "自分"?ナンテ 考エタ コト ナカッタ…」
『どん底にいる時ぁ周りが暗すぎて何も見えねぇもんさ!今はどうだ?』
「…トッテモ 明ルイ ゾ!」
『なら見えるはずだゼ!お前が
「オデ ニモ 見エル…?」
『ああ!補償するゼぇ…何たって俺だって見つけたんだからな…それが目の前にある"何か"なのか、遠くにある"何か"なのか、そんなことは問題じゃぁねぇ!見つけようとすることに意味がある!!よく見ろ!オマエのなりたいものはなんだ!?』
「意外 ト シンプル ニ 良イ コト 言イマスネ…?」
目の前…?
「オデ…」
『お?』
「おお??」
ソウダ!オデがなりたい"モノ"は!
「"カチュア" ミタイニ ナリタイ!!」
「!!!!!?????…ヤメマショウ ヨッ!!!!アナタハ 今 何モ 周リガ 見エテ イナイ!!!!!ソノ 先ハ 地獄…!!一寸 先ハ 闇!!マダ 結論ヲ 急グ 必要ナンテ ナインデスッ!!少シ 考エレバ 分カル コト!!アナタ ノ 目指スベキ "モノ"ハ ソコノ悪人面 デハナク、モットモットモ〜〜ット キュート ナ 存在!!………安心シテ クダサイッ!コノ プロ-gメガ 導イテ ミセマス カラ……ソウ スレバ、ソウ!キット 見エテ 来ル ハズデス…真ニ 目指ス ベキ 存在!!!!エエ!!ソレ コソ "ワタシ"ッッッッッッ!!!!」
『想像の10倍はショック受けてやがる』
「オゥ、オ、オオオ???」
「………………ソレデ 結局 "依頼"ハ ドウシマショウ カ?掲示板ニ アル 依頼ハ
『何があんだ?』
「エ〜"ハッピー粉のはこびや大募集!"、"あの子をさらいたい!"、"シマを荒らしまわれ!"、"お願い!ぶッ〇して!"、"
『おお、全部受けろ』
ソウ言ったカチュアはお揃いカラーの帽子を被り直しテ、凶悪に笑って歩きだしタ。
『依頼主を全員ぶっ飛ばしてくらぁ…行くゼ?』
「OK!!Let’s Parrrrrrrrrty!!!」
『翻訳機能』
「フンッ」
「ヲ」
イツモ通り、プロ-gくんがPET内で居眠りスル、翻訳担当のプログラムくんを頭の手でハタキ起こしテから。
『この翻訳プログラムくんよぉ…わざとだよな?』
「トックノ トウ ニ 治シテ マス カラ ネ?」
「ヲ」
『それ返事なのな』
「オオ!改メテ ヨロシク ナ!!」
少シだけ、仲良くなっタ。
お久しぶりでございます。
まだやり残したことがあったので舞い戻ってきました。
…実は、この話自体は元々書いてはいたのですが、投稿するほどの文字量もないよなーと放置しておりました。
というわけで今回はそれらをちゃんと1万文字くらいにまとめ直したわけです。
さて…
まだ、最後の
次回本当の最後!(本当 デスカ!?)
数日以内に投稿致します。
…とはいえ、今までとは少し違う視点が入って来るので、これまでのノリとは違うと思います。
それでもよろしければ、見届けてやってください。
あと2万字超えなので(!?)覚悟の準備をしておいて下さい。劇場版的な??
■カチュア
「女難の相が出てますね…」
「知ってるよ………」
俺は鳩尾を撫でながらイラついて答えた。
「いえ、これから増えます」
「嘘だろ…!?」
彼は近い将来マスゴミと出会うという事を、この時は知る由もなかった。
Q_ジークンドーは?
A_しばらくしたら飽きました。
昔亡くなった友達の真似をして、忘れないようにしている男。
別に歪なわけではない。して貰って嬉しかったことを、ただ周りにしてあげているだけ。
無知純粋だったからこそ、人となりの真似事のようになってしまっていただけの話。
漫画の中のヒーロー、世界で活躍するスポーツ選手、きっとみんな"何か"になりたい。
昔に自分で決めた生き方を守ることがカチュアの思う"責任"。
命を天秤に乗せた時、"それ"に背を背を向けようとした。
ファランの言うように、このたったの"一度"が"甘え"になり、堕ちるところだった。
二の足を踏む精神は
■プロ-gくん
可愛くて面倒見のいい自分は最強だぜと思っていたらジャンクマンに裏切られて絶望した。
しばらく泣いた。2秒くらい。切リ 替エ モ 早イ ノ デス!
■ジャンクマン
プロ-gくんはトモダチ!って感じなので目標ではないかな…というやり取りがこの後あった。プロ-gくんは泣かなかったが、しばらく目が真っ赤に光ってたらしい。
(°ヮ°)
怖イゾ!?
■翻訳プログラムくん
実はプロ-gくんより古株。
ジャンクマン修復タイミング辺りでとっくに治されていたが、後輩をいびって楽しんでいる。
名前は…そうだな…『アジーナに吹く熱風!』という意味の、『サンタナくん』というのはどうかな!?やめましょうか。
■パクチー・ファラン
アジーナ国王専属コックである天才料理人。
スラッシュマンのオペレーター。
アジーナ拳法の使い手で、国王の前で失言しそうになったカチュアを叩きのめしたとか、してないとか…
この後、修行の最中で『電脳クッキング』というものに着目することになる。
わざわざカチュアを呼んで質問したのは、先輩からの忠告と、自分の迷いを断ち切るためだった。
再会は意外なことに、
以下一人称がゲームと違う理由のどうでもいい補足。
アタシ→普段使い(今作)
ワタシ→本編ではちゃんと外面用に丁寧にやってる(ゲーム内)
■"あいつ"
故人。
誰というわけでもなく、だけど確かにカチュアを救った人物。
笑い方も、前に歩き続けた生き様も、全部彼から貰った。
▲????
「ここは…どこ、かしら…?」