球磨川禊、彼を永遠の負け組とすると
陰陽師鋏(おんみょうじはさみ)、彼女は永遠の不幸者となる
「あはは~甘いなー禊ちゃん、めだかちゃんを潰すために生徒会戦挙をするなんて」
『僕は悪くない』『不知火ちゃんにはめられたんだ』
ここは箱庭学園の一年十三組の教室、現在『過負荷』
である球磨川達が臨時として使っている教室である
球磨川と話している人間は陰陽師鋏
本来ならこの教室に通っていたはずの少女だ
『…………で』『手伝ってくれるのかい?』
「そうだね…、幸せそうな奴等が多いこんな学園……」
《潰しちゃおうか☆》
ー時は少したち生徒会戦挙庶務戦ー
「がああっあああああっ、善吉いいいいいっ!!」
とある少女の声が響き渡る
この少女は黒神めだか、この学園の生徒会長である
彼女が叫ぶ人の名は人吉善吉、この学園の生徒会庶務にして黒神めだかの幼なじみ、そんな彼がこの庶務戦で戦いの場面で倒れてしまった
ただ倒れるのだったら彼女もここまで叫びはしない
この戦いによって、この戦いのルールによって、
大量の毒蛇に噛まれてしまったからだ
そしてこのあと…とどめと言わんばかりに
「駄目です!人吉さまの意識が一向に戻りません!……というか、心臓が止まりました…心配停止状態です………」
絶望するめだか、しかし、驚くことがおきる、
「「「「「!?」」」」」
その場にいた誰もが驚く…が人吉が蘇った……という類いではなく、良くない方の蘇りにおどろいたのだ
人吉と戦って人吉と同じく毒蛇に噛まれて死んでいたと思われていた男、球磨川禊の復活に
『あーあ』『勘弁してほしいなあ』『死ぬのだけは本当に嫌なんだよ』『いくら「大嘘憑き」があるとはいえ嫌なやつに会わなくちゃいけないから』
彼は周りをみて皆が驚いているのにきずき理由をおしえる
『別に死んでも使えるよ?』『「大嘘憑き」』
不適に笑う彼にたいして
「くっ球磨川ぁっ!!」
めだかが叫ぶ
『やぁめだかちゃん』『懐かしいね乱神モード』『中学生のころそれに負けたんだっけー』
「貴様!よくも善吉をー」
『おいおい逆恨みはよせよ』『この結果は正当なる戦挙の結果だし』『僕だって善吉ちゃんに殺されかけてるんだぜ?』
怒り狂いかけているめだかねに向かって球磨川はこう告げる
『僕は被害者だ』
彼がそう言ったのと同時に
「う…あれっ?ここは……」
善吉が目覚めた
そして間髪いれずに
「善吉ぃいいいいいっ!!!!」
「ギャアアアアアアアアアアッ」
めだかがものすごい力で善吉にだきついたため彼の骨と彼が悲鳴をあげる
「あれっ?…目が見える、っていうかいきてる!?」
「そうだよ善吉、いきてるよ」
ポロポロ涙をこぼすめだか
しかしこの現象をよしとしないものがいた
『…………………………』
球磨川禊らしくない怒りを込めたかおでつぶやく
『どういうことだ?』『生き返ったのは別にいい…』『どうせあとで蘇らせるつもりだったし』『でも「大嘘憑き」で無かったことにした視力が戻ってるなんて…』『僕にだってできないのに』
「大嘘憑き」、これは球磨川禊、彼の固有スキルである、否、過負荷である。効果は《現実》を《虚構》にするものだ……彼の過負荷は、いや、彼だけでなく過負荷というものは取り返しがつかない
球磨川は庶務戦で善吉の視力を無かったことにした
彼自身、善吉の視力が無かったことを無かったことにすることなどできないのだが…
球磨川は考えを巡らせ一つの答えにたどり着く
『彼女か…なるほど』
そういって球磨川は怒りに歪んだかおを元に戻す
『お帰り、善吉ちゃん』『どうだった?』『久しぶりに彼女に会った感想は?』
「は?彼女?」
善吉はこの臨死体験の間とある人外に会っているのだが彼はそれを覚えていなかった
『………そう』『それよりも庶務戦勝利おめでとう』
『僕は敗者として君を讃えるよ』
「…………とても勝ったとは思えねーな、おわってみれば結局俺がひとりで死にかけただけじゃねーかよ」
『いやいや!謙遜さしなくてもいいよ』『実際言い訳のしようもないくらいの完敗さ』『わかってたとはいえ』『ルールのある戦いじゃあマイナスはプラスにかてないや』『いやー…このままじゃあ書記戦でも会計戦でもきっと高貴ちゃんと喜界島さんにまけちゃうんだろーな…』
『だから彼らには棄権してもらうことにしたんだ』
「「「「「「!?」」」」」」
『いやー、まいったよ』『凶化合宿だっけ?』『これいじょう強くなってもこまるしさー』『っいうか僕らが黙って見過ごしてるとおもう?』
「そうだね、そして私は君たちもみすごさないよ?」
誰かが現れたと認識するまえに
「あ?」
善吉の胸を何かが貫いていた
倒れる善吉、それと同時に
「がああァァアっ!!!」
めだかが突然現れた誰かに攻撃しにかかる
「あはは~《不幸》だねー善吉君、でも…君にも《不幸》がくるんじゃないかな?」
乱神モードは細かい動きができない、がスピードはすごい、ゆえに、曲がったりすることがほぼないが…
ーガクンー
「!?」
めだかの視線が変わった、否、めだかの進む方向が変わったさらに無理やり方向を変えたため
ーギシィー
脚や腕などの骨に異常がでる、普通の人間ならここで倒れるだろう、しかし彼女は
「あぐぅっ!!!」
さらに無理やり方向を変えてその誰かを殴った
「ぐっ………」
しかし彼女もさすがに骨へのダメージに耐えられなかったのか乱神モードがとかれ地面にひざをつく
そして殴られた誰かは
「……あはっ………いやー本当に化けもんだね……、うん、そっかそっか……あの程度じゃあ《不幸》のうちに入らないよね♪」
何故かなにもなかったかのように立っているその誰か
はこう名乗った
「ん?……ああっ!そっか、いきなりで驚いたよね?
私の名前は陰陽師鋏、皆に《不幸》をばらまきにきましたー」
どうでしたか、彼女のスキルは後々説明します