戦姫絶唱シンフォギア "誰が為に喰らう力を振るう"   作:アインスト

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ここに戻ってくるのも久しぶりゾ。
クッソ久しぶりに書くので至らぬ点もあると思うのでよろしくお願いします。

ではほんへ、どぞ。


プロローグ 胎動する力

 

───ネフィリム。

 

旧約聖書の『創世記』および『民数記』、旧約聖書外典(続編)の『ヨベル書』、『エノク書』などにあらわれる種族の名で、一般的には「巨人」とされる・・・(wiki調べ)

 

とはいっても必ずしも巨人、という訳ではない。

 

そんな前置きは必要かどうかはわからないが、一応置いておかせてもらおう。

 

ああ、今話している"僕"は誰かって?

 

皆からは"ウェル"と呼ばれている・・・そう、今これを聞いている君らにはお察しだろう。

 

"英雄"になりたいと願う者だ。

 

さて、自己紹介はこの辺りにしておこう。

 

今日は素晴らしい"者"がようやく、完成するのだから。

 

 

 

「───どうです、状況は」

 

「ああ、博士・・・実験体の状態は問題ありません。しかし驚きましたよ──まさかネフィリムを形は違えど"もう一体"用意するとは」

 

「まぁ・・・そうですね。別個体のネフィリムを取り寄せるのには苦労しましたが───終わり良ければ全て良し、というものです」

 

「"プロジェクト・ネフィリムギア"・・・でしたっけ。しかし何故そんな計画を?」

 

「念には念を、ですよ。片方が頓挫してももう片方が生きていればどうにでもなります」

 

「なるほど・・・しかしわざわざ"適合者"を一から造るとは思いませんでしたよ。どうせなら探せば手間を省けたのでは?」

 

「そうかもしれませんが、せっかくのギア計画なのです。完全に適合できる者はそうはいないんですから、それならば他社から技術協力を受けて適合できるように造れば・・・ね」

 

 

 

研究員と話しながらある研究室の扉をくぐる。

 

目の前には人一人入れるカプセルが配置されており、その周りを様々な機器が囲んでいる。

 

───そしてそのカプセルの中には、一つの人影が。

 

 

 

「・・・いよいよ、ですね」

 

「ええ。ここまでかなり苦労しましたよ・・・では、始めましょうか」

 

「わかりました」

 

 

 

そう言って研究員はキーボードを操作し始めた。

 

───目覚めの時です、"ネフィリム・アルテマ"。

 

 

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

それから、二年後。

 

実験室に異形の人影が一つ。

 

ふいにスピーカーから声が響く。

 

 

 

『───コードネーム"アルテマ"、ギア発現確認』

 

『よろしい。では"アルテマ"・・・本日の性能実験を始めます。構えなさい』

 

「・・・わかった」

 

 

 

そう言って異形は拳を構え、ファイティングポーズへ。

 

異形の表情こそフルフェイスのマスクのように覆われてわからないが、集中し始めたことが伺える。

 

 

 

『仮想敵、出します』

 

 

 

目の前には"ノイズ"と呼ばれる災害の一つが現れる・・・が、それはあくまで仮想。

 

いわゆる立体映像みたいなものである。

 

それを前にした異形は拳を握り締め、脚に力を入れて一気に距離を詰めて仮想敵を殴り飛ばす。

 

 

 

『・・・相変わらずのスペックですね』

 

『ええ、ですがこれは当然の結果ですよ。完全に適合させて始めてこれだけのスペックを引き出せるのも計算済ですから』

 

『なるほど・・・"櫻井理論"から逸脱した物とはいえ、よくできてますよね・・・』

 

『完全に適合させるのはかなり苦労させられましたからね。これぐらいの成果は出して貰わないと』

 

「───ウェル、次は何をすればいい?」

 

 

 

ふと実験室の異形から声をかけられる。

 

 

 

『ああすみませんね、被験体君。とりあえず続けましょうか・・・今日もしっかりと、"アルテマ"の力を見せてくださいね』

 

「───うん」

 

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

それから数時間後、場所は変わって収用室。

 

無機質な一室には必要最低限のものしか置かれていない良く言えば"無駄のない"、悪く言ってしまえば"質素"な部屋に、一人の男がいる。

 

 

 

「・・・疲れた、なぁ」

 

 

 

そう一人ごちると、引き出しからおもむろに"何か"を取り出して口に押し込む。

 

頬張った"それ"をゴリゴリと音を立てて摂食する男。

 

そんな男の脳内に、"声"が響く。

 

 

 

【また味気無い物を喰わせるな、相棒よ】

 

「───ん、ごめんねアルさん」

 

【構わぬ。元より我は他と比べて燃費は良い方なのだ。"欠片"でなくとも鉱物さえあればどうとでもなる】

 

「・・・要は好き嫌いがないってこと?」

 

【ふむ、そう、なる・・・か?他の兄弟たちは欠片しか摂食しないからな。ただの鉱物でも多少なりともエネルギーはあるのだが】

 

「ふーん・・・そう言ってアルさんは鉱物しか食べたことないんじゃないの?」

 

【・・・ノーコメントとさせてもらおう。しかしあの男、食えぬ輩だ】

 

 

ふん、と鼻(?)を鳴らす男の内に潜むアルテマ。

 

男はウェルのこと?と内に潜む"同居人"に問うとそうだ、と言った後にさらに続ける。

 

 

【あの"実験"とやらの後で言っていたであろう。我等の今後の処遇というやつだ】

 

「そう、だったね。確か・・・"F.I.S"ってところに行かなきゃいけないんだっけ」

 

【そうだ。そこで我等のあり方を考えるのも、悪くはないだろうて】

 

「僕らの、あり方かぁ・・・考えてなかったや」

 

【相棒、それはないぞ・・・それに、いい加減お前の呼び名も決めねばなるまいよ】

 

「あ、そっか」

 

 

 

そう言って男は最低限の荷物を纏め、"次"に備える。

 

ふと男は鏡を見やり、内に潜む同居人に問う。

 

 

 

「・・・ねぇ、アルさん」

 

【何だ】

 

「僕らが行ったとして───僕らはどうすればいいんだろうね」

 

【・・・相棒。大事なのはどうすればいいかではない───】

 

 

 

"己が、どうしたいかだ"

 

 

その言葉を反芻して、男は未だ考えを纏められぬままに寝台へ横になり、やがて微睡んだかと思えば───眠りについた。

 

 

 

 

 




という訳では序章でした。
異形の容姿としてはシンフォギアXDU内にて戦うことができる"力の聖遺物"です。

まぁちょこちょこ装甲の形状は違うんだけどね()
なんつーかこう、あの騎士みたいなフォルムがカッコ良かったからついね・・・。

で、恐らくここまで読んで頂いたらだいたいお察しだと思いますが主人公、名前がありません。

作中"アルテマ"と呼ばれていたのは主人公の中にいるネフィリムさんです。

で、せっかくなんで主人公のネームを皆様に決めてもらおうかと思います。

詳細は活動報告にてしてますのでご協力をお願いします。

という訳で、次回もよろしくです。

感想、お待ちしてますー。

ではでは( ´-ω-)ノシ

───次回F.I.S組出るよ(ボソッ

主人公のヒロイン、どうする?

  • 響ちゃん
  • 翼さん
  • キネクリ先輩(クリスちゃん)
  • 切ちゃん
  • 調ちゃん
  • マリアさん
  • いっそ全員フラグ立てるだけ立てて全回収
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