戦姫絶唱シンフォギア "誰が為に喰らう力を振るう"   作:アインスト

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なるべく毎日投稿を目指したく週間づけていきたい所存。

今回はいよいよ物語が進みます。
例にもよって例のごとく主人公主観で進みますが。

そんなわけでほんへ、どぞ。


章節‐2 狼狽えるのは己か、相手か

────私たちF.I.Sは世界に”宣戦布告”するわ。

 

マリアからもたらされた衝撃的なカミングアウトから数日。

 

そこからはまさに”激動”とも言える流れだった。

 

ウェルはやっと実地実験ができる、と息巻いてたし。

 

マムやマリアは鬼気迫るような表情で綿密に計画を練っていた。

 

そんな様子を見てか、切歌や調もやる気十分といった様子だ。

 

ん、どうして二人の名前をって?

 

・・・ここだけの話、二人からの”強い”要望で覚えたんだよね。

 

僕が名前で呼ぶと嬉しそうな表情をするし、内心僕も良いんじゃないかなって思ってる。

 

ああそうだ、ウェルはもう既に一人で動いてるらしい。

 

何でも”ノイズ”と呼ばれる存在をある程度操ることができる物──”ソロモンの杖”というのを確保しなきゃいけないそうだ。

 

それから僕らはウェルからある頼み事もされている。

今は言えないけどね。

 

そうして、僕らは運命の日を迎えることになる──。

 

 

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

 

 

・・・作戦決行日、当日。

 

飛行機の格納庫で僕とアルさんは待機していた。

 

"有事の際"に備えて、とマムが言っていたけど・・・有事なんて起きると思ってるから出なきゃいけないんだろうなぁ。

 

そんな事を考えていると、どうやら始まったようだ。

 

混沌とした状況の中、マリアが"狼狽えるなッ!!!"と一喝・・・するのはいいんだけど、その言葉は果たして皆に向けたものなのだろうか。

 

それとも──いや、止めておこう。

 

ここから先を詮索するのは野暮ってやつだってアルさんも言ってるしね。

 

思考を巡らせているとふいにウェルから通信が入る。

 

 

 

『"アルテマ"、マリアが二課のガングニールの装者と戦闘を始めました。そちらもそろそろ行動を始めてください』

 

「・・・ん、わかったよ───アルさん、準備いい?」

 

【無論だ。相棒こそ準備は良いな?】

 

「上等。じゃあ行こうか・・・アルテマァッ!!」

 

 

 

背中からガシャガシャと装甲が展開され──その姿はまるで龍騎士のような形状だ。

 

やがてフルフェイスに覆われ、身体中に走るエネルギーラインが妖しく紅にぼんやりと光り・・・消える。

 

そんな明滅はまるで・・・人体を駆け回る血液の流れのようにも思える。

 

装甲展開を終えた僕らは格納庫の出口に向かい、ハッチを開きそのまま飛び降りる。

 

数十秒の空中落下の後、地面が近づき始めた頃・・・せっかくだからカッコ良く決めようと例の"スーパーヒーロー着地"というのをやってみせた。

 

・・・ただこれ、ホントに膝に悪いね。

 

ほら、アルさんもぬぅ・・・って唸ってるし。

 

────さて、すっくと立ち上がって状況を整理する。

 

目の前にはひどく驚いた様子の白いガングニールを纏った女の子。

 

背後には緊張しながらも安堵の表情を見せるマリア。

 

・・・戦闘を始めてからそうは経ってないみたいだ。

 

 

 

「え、え・・・!?何、あれ・・・!?」

 

「───来てくれたのね」

 

【「ごめん、遅くなった。あとは受け持つからマリアはマリアの仕事を」】

 

「わかったわ。無茶はしないようにね」

 

「あっ、待ってくださいっ!行かせは───」

 

【「行かせはしない、それは僕らの台詞だ」】

 

「っ・・・貴方は、一体・・・もしかして貴方もマリアさんの」

 

【「答える必要はあるかい?一応、これも仕事だから───本気でおいで」】

 

「!!」

 

 

 

少しの殺気を目の前の女の子に向ける。

 

その殺気を感じ取ったのか、目の前の女の子は即座に構えて警戒する。

 

・・・武器を出さないところを見るに、この子は"徒手空拳"ってやつか。

 

それなら───。

 

 

 

【同じ土俵で戦うつもりか、相棒よ】

 

「もっちろん。こういうのは正々堂々と向かい合うのが王道ってやつだよ」

 

【・・・まぁいい。好きにしろ】

 

「そりゃどうも───!!」

 

 

 

目の前の女の子に倣って僕も拳を構える。

 

まずは相手の出方から窺わせてもらおう。

 

ジリジリとお互いの間合いを把握しながら、その空間に緊張が走る。

 

───やがて痺れを切らしたのか、女の子の方から向かってくる。

 

 

 

「やぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

【「───っ、思ったよりも速いか。なら・・・」】

 

「そこっ・・・わぁっ!?」

 

 

振りかぶられた拳を掴み取り、そのまま勢いに沿って投げる。

 

勢いを利用された投げ技で地面に叩きつけられた女の子は直ぐ様体勢を立て直して向き合う。

 

女の子の表情から冷や汗が見える事から、多少なりとも焦っているのが見える。

 

───さて、そろそろ僕らも僕らの"目的"を果たさないとね。

 

 

 

【「・・・来ないの?なら───今度はこちらから行くよ」】

 

「───っ、来る・・・って速い!!?」

 

 

 

脚に力を入れて一気に距離を詰める。

 

距離を詰める時に出した力を利用して、そのまま膝蹴りを見舞わせる。

 

女の子は咄嗟に腕を交差して身を守ったが、彼女にとってはそれは悪手だった。

 

 

 

「っあ!?重、い・・・!!」

 

【相棒、もう一撃加えろ。それで行ける】

 

【「───わかった」】

 

 

 

バックステップして距離を取ろうとしてるのだろうけど、もう遅い。

 

さらに距離を詰め、回し蹴りを放つ。

 

だが只ではやられまいと女の子は左腕で回し蹴りを放った右脚を受け、勢いを殺す。

 

・・・なるほど、多少なりとも"やる"ようだ。

 

伊達に"ルナ・アタック"を乗り越えてない訳ではない事が戦って初めてわかった。

 

だが流石に重なる重撃に耐えきれなかったのか、女の子の身に付けているガングニールの左腕の装甲が割れて欠片がこちらに飛ぶ。

 

その飛来した欠片を掴み取り、その欠片をまじまじと観察する・・・。

 

───なるほど、これなら行けそうだ。

 

 

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・ギアが、割れるなんて・・・凄い一撃が重い・・・!!」

 

【「・・・とりあえずは目的は達成か。なら───」】

 

「え・・・!」

 

 

 

先程掴み取った欠片を右腕の装甲に押し付ける。

 

その瞬間、シュウと音を立ててその欠片は装甲に吸収され・・・直後右腕の装甲に変化が訪れる。

 

一瞬光を放ったかと思うと、やがてその光は輝きを抑え・・・変化した右腕を露にした。

 

その右腕には、まるで"パイルバンカー"のような武器が追加されていたのだ。

 

 

 

「私のギアの欠片を・・・取り込んだ・・・!?」

 

【───パイル・オブ・ガングニール、ロードコンプリート。行けるぞ相棒】

 

【「わかった───さぁ、ここからが本番だよ」】

 

「っ・・・こっちも、本気で行きますっ!!」

 

 

 

戦いは、まだ終わらない。

 

 

 




悪いな、名前はまだ決まらないんじゃ。

さて、ここまで怒涛の展開で理解が追い付かないと思いますのでここらで主人公が用いるネフィリム・アルテマの力と、ウェルが保有しているネフィリムの力の違いを解説しておきます。

通常ネフィリムは聖遺物の欠片を取り込むと莫大なエネルギーに変換する、とのことですがアルテマことアルさんにはちょっと違う特徴を持たせました。

それは"聖遺物の能力をコピー"する特徴。
クッソ分かりやすく言うならカー○ィみたいなもん。

ただそのまんまコピーするとバランスブレイカー並にぶっ壊れ性能なので、能力コピー時は本物より性能が落ちて六割ほどしか引き出せません。

しかもコピーできるけど聖遺物の欠片からエネルギーを吸収できないというデメリット付き。
まぁその代わりコピーしたらいつでも使えるようになるけどね。

だから鉱物を摂食して鉱物に含まれるエネルギーを吸収しているってことです。

ちなみにこのコピー能力の他にもう一つ能力を隠してるんですが、それはまた追々(考察はしやすいかも)。

そんな訳で響のガングニールの力をコピーしたところで次回に続きます。

主人公の名前募集とヒロイン募集はまだやってますんで、よろしければ活動報告からご参加お願いいたします。

ではではまた次回お会いしましょ。
感想お待ちしてますー( ´-ω-)ノシ

主人公のヒロイン、どうする?

  • 響ちゃん
  • 翼さん
  • キネクリ先輩(クリスちゃん)
  • 切ちゃん
  • 調ちゃん
  • マリアさん
  • いっそ全員フラグ立てるだけ立てて全回収
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