この人たちが調査隊かー、オーラ的にはドスジャグラスほどしかないじゃないか。こんなんでよくここまで生きていられたなぁ。
まぁ、この島のモンスターは、最初の古龍、プリミティブの力を色濃く受け継いでいる俺のせいで外の世界のモンスターよりも格上になってしまっているんだけどね。
あー、こらこら、ガンつけないの他の古龍達。一人恐怖で漏らしちゃってるじゃん。
にしても、はじめてあったときよりも弱くなったような気がするなぁ、全種族。
オーラにムラがあるというか、質が落ちたというかなんというか。
まぁとにかく、久しぶりの三種族だ、現状、俺の存在がどのように広まっているのか聞きたいな。言葉しゃべれないけど。
「こ、黒龍よ、あなた様の縄張りに、無断で侵入したことを、お詫びしたい!だが、上からの命令でここに来るしかなかったのです。どうかご容赦を!」
懇願するように俺に言ってくる調査隊の隊長と思わしき悪魔。
別にとって喰うつもりはないんだけど。しかも俺が食べんの硫黄だし。
「悪魔と天使、堕天使の気配がする・・・」
すると、先程まで寝ていたのそのそと現れた。それを見た調査隊は驚愕し、自分達の目を疑うようにゴシゴシと擦っては確認している。
「ゆ、行方不明だった龍神までもここにいたとは!!」
「お前たち、よくここにこれた。島を囲んでいるあの天気は、我も少しチクチクしたから」
ちょっと痛かったんだ、あの中通るの。なら本当によく入ってこれたよな。偶然かな?まぁいい、どんな手段であれ、あの中を通ることはすごいことらしい。そこは誉めておこう。
そんなことは置いておいて、とにかく、この人たちを送り返そう。このままここにいたらのたれ死んでしまう。ただ、誰に送らせるかだ。クシャルやテオなんかに送らせたら古龍災害でたぶん死ぬだろう。他の奴らも同様だ。なら、俺しかないだろう。俺は災害を呼ぶエネルギーを持っていないからね←(古龍を呼ぶエネルギーを持っています)
俺は、調査隊達を、立っていた地面ごと拾い上げる。オーフィスに行ってくるよと言おうとすると、すでに、一頭のクシャルを捕まえて乗り回して、どこかに消えていってしまっていた。
あのクシャル大丈夫かな?一応角は折らないようにって伝えてあるけど・・・。クシャル、頑張れよ。
さて、そろそろ行くとしよう。
俺は、調査隊を立っていた地面ごと持ち上げ、昔、赤龍帝や白龍皇の暴走や自然の異常を止めるために、地脈を利用して作った俺専用の通路を使い、一番近くの出口へと向かった。何でも、俺が戦った場所には研究者が押し寄せ、俺がどこにいるのか、どういった力を持っているの調べているらしい。その研究者達にこの調査隊を引き渡すとしよう。
とある研究者side
「こら!そこの魔方陣を踏むな!!そこ!!その資料は右から三番目のファイルだと言っただろう!!」
一昔前、ここに大穴が空いた。その理由は、とある黒龍が暴走した赤龍帝を止めるために現れたからだという。信じがたい話ではある。黒龍は伝説にのみ存在する最強の古龍種である。すべての古龍の王。そして、世界の自浄作用を担っていると言われている。あくまで下級悪魔が噂する程度の伝説だ。裏になにかあるのだろう。
と、一ヶ月前まで、私はそう思っていた。この大穴の研究を任されてから、私は黒龍の存在が伝説ではなく実在する可能性がある事がわかる。まずはじめに、これまでに見たことがないほどに濃蜜された古龍エネルギー。ラオシャンロンやゾラ・マグダラオスが持つエネルギーとは比較にならないほどに凝縮されており、この大穴ができたのが1世紀も前だというのに未だに残り続けている。さらに、本来、古龍のエネルギーはすべて同じ波長をしている。だが、ここにある残留エネルギーは、独特の波長を持っており、ここに現れた古龍がいかに他の古龍と一線を期しているのかがわかるのだ。
その他にも、大穴周辺にある固まった大量の黒い重油である。伝説によれば、黒龍はすべてを飲み込む闇を放っていると言われている。昔の悪魔や他の神話体系の者たちは、この重油を闇と勘違いしたのだろう。それにしても、この重油はエネルギー効率がとてもいい。固体であるにもかかわらず、冥界の首都を照らす灯りなどを、十年は賄える。これが液体で手に入ればどれほどのエネルギー源となるか。
そこからだ、この黒龍という沼に、私がハマったのは。黒龍がいるとされる島、古龍島への調査に私も同行したかった。だが聞くところによると、古龍島からの連絡がなくなったらしい。やはり、我々悪魔や天使ごときでは、古龍の巣窟であるあの島の過酷な環境を調査するというのは無理な話だったらしい。行かなくて正解であったと今は思う。
「は、博士!!!」
「何だ騒々しい!今定期報告のレポートを書いているんだ邪魔をするな!!」
「しかし!!この大穴にある残留エネルギーと同じ波長のエネルギーが近づいてきています!!」
「何!?」
私は大急ぎで計測器を見た。計測器の針は振り切っており、下についたモニターを見ると、巨大な影がこちらに向かってきているのがわかった。
「まさか、また現れるのか!?」
まさか、あの黒龍が再びここに?そんなことがあるのか?
私が疑問にふけってると、かの存在は現れた。
ゴグマジオスサイド
一昔前に赤龍帝を止めた場所にもう一度来た。オーフィスが言うには、俺が開けた穴には悪魔や天使、堕天使たちが研究機材などを持ち込んで残留エネルギーを採取したり、重油を回収したりなど様々なことを行っているらしい。
あ、ほんとにいた。
俺はその研究員達の横に、えぐり取った地面ごとおいた。
「た、助かったのか?」
調査隊の人たちは現大陸に戻ることができ、緊張が切れたのか、ドサッとその場に座り込んでしまった。俺眼の前にいるんだけど。
まぁ、俺人を襲うなんてことしないからね。食ってるのも硫黄だし。これ言ったの二回目だよな?
さて、送り終わったし帰りますかね。
俺が大穴に戻ろうとしたその時、赤い光が俺を吹き飛ばした。
何だ何だ何だ!?
見ると、そこには銀色の鱗を纏い、翼の付け根が血のような赤に染まっているモンスターがそこにはいた。
「な、何だあのモンスターは!?」
研究員たちも知らないモンスター。俺はこのモンスターの正体を知っている。ゲームでは遺群嶺という超高高度の場所で戦うこととなる古龍。その見た目からファンの間でジェット機と言われたXXのメインモンスター。しかもこいつはどうやら特殊固体のようだ。
めんどくさいのが来たな。
キィェエエエエエエエエエエ!!!
特有の鳴き声で威嚇してくるバルファルク。胸にある機関で空気を取り込み龍気を作り出してこちらを睨みつけてくる。どうやらやる気満々のようだ。
俺も胸にある機関で熱を生成し、戦いの準備に入る。
しばらく睨み合った後、バルファルクのほうから仕掛けてきた。翼にある噴射口から龍気を噴射し、音速に近いスピードでの突進を行ってくる。俺は、その突進を翼脚で受け止め、地面に叩きつける。その衝撃で衝撃波が発生し、近くにあったものが吹き飛んでいく。悪魔や調査隊は逃げることに成功していたようで、この衝撃波の餌食にはならなかったようだ。
俺が、バルファルクを押さえつけ、悪魔や調査隊の安全を確認していると、右翼を180度回転し、龍気を噴射させ、翼の先端で俺を攻撃し退け、体制を立て直した。
そして両翼を180度回転させ、噴射口をこちらに向けてくると、それを束ね、極太の龍気ビームを放ってきた。
あんなことできるのかよ!?
俺はすぐさま横にずれ、極太ビームの直撃を避ける。だが、すこしかすってしまったのか、弱点である龍属性エネルギーの効果により、痛みが走る。この世界ではじめて受けた痛みだ。さすがバルファルクと言ったところだ。だけど、俺にはまだまだ及ばない。
俺は口を大きく開き、超高温高圧重油ブレスを吐き出す。ブレスは見事バルファルクに着弾。バルファルクは高圧によるダメージでよろよろとしていた。そこに止めとばかりに重油が大爆発、バルファルクは気絶した。
ふん!っと鼻息を吐き、自慢げに胸をそらしたあと、大穴に改めて戻ろうとすると、目が醒めたバルファルクが近づいてきた。
なんだ?まだやる気か?
俺が警戒していると、その警戒を裏切るかのように、バルファルクが頭を垂れてきた。どうやら、俺よりも下であると認めたということらしい。
俺はそれを見てうなずくと、バルファルクは龍気を噴射させて飛び上がり、どこかに消えていった。
俺も、そろそろ戻るとしよう。他の種族の間では、俺は禁忌の存在であるらしいからね。
時間がかかったが、やっと、大穴に入ることができ、その後は何事もなく、家に戻ることができた。
どれと戦わせる?
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ダラ・アマデュラ
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バルファルク
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666
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北欧神話の海に潜む謎モンス