む?なんだこの久しぶりに感じる悪意、嫉妬、絶望を纏った力は?まさか・・・。
俺はなにかを感じとり、すぐさま住み処から飛び出した。
この気配はわかる、ここ何年かは感じてなかったあの力。覇龍の気配・・・。
俺は地面を掘り、気配を感じるほうへと掘り進んでいった。
人間界、ヨーロッパのどこか
そこではある赤い鎧のようなものを着た龍が暴れまわっていた。人々は逃げ惑い、悲鳴を上げていた。この赤い鎧を着た龍は今代の赤龍帝である。力に溺れ、覇龍となってしまったあわれな存在である。
「逃げろおおおおお!!」
逃げ惑う一人の聖職者いや、エクソシスト。赤龍帝の力を持っているからと覇龍となった宿主の彼を殺そうとしたが、彼を愛するとある一人の少女が彼を身を挺して守り、死んだ。そのため、彼は覇龍となり、暴れてしまった。いわゆるこのエクソシストは元凶である。
(クソ!!どうしてこうなった!)
彼はなにも悪いとは思っていないらしい。まぁ、狂信、とまで行けばそうなるだろう。全ては神のため、と、そう言えば彼らは何でもする。まぁ、このような狂信を産まれる理由としては、親の狂信、洗脳、人生が過去に狂わされたかどれかだ。
(なぜ私がこのように逃げる羽目になる!神のために尽くしただけだというのに!!)
反省の色はないようだ。本当にどうしようもない奴らしかいないようだ、この世界の信者というのは。はぁ・・・。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
地響きが鳴り響き、地面が大きく揺れる。
なにかが来る・・・。
そう皆が予感したとき、地面の一画から大質量の熱線が放たれ、地面が消滅した。
そこからでてきたのは、正体を知らなければ全てを永遠の闇に包み込むようにしか見えない重油と、四肢+もう一対の翼を着けた脚を持つ巨大な黒いなにか。
「なっ、なんだあれは!」
「もういや!!なんで私たちがこんな目に!!」
そこに現れたのはこの世界に生きる古龍の王、にして、最強の龍。ゴグマジオスであった。
「ま、まさか!!」
「伝説は本当だったというのか!!」
教会関係者は驚愕し、膝をつく。
彼が現れた。最強の龍の王が、この世界で絶対に敵にまわしてはいけない最強の生物。
彼は覇龍となった青年に掴みかかり、軽くねじ伏せる。
『Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!』
青年は自身の力を何倍にもして彼を引き剥がそうとするが、叶わない。彼、ゴグマジオスのステータスは、RPGに例えると、龍属性耐性以外の部分は全てカンストしているに等しいスペックを有している。たかが赤龍帝ごときが力を何倍にしようと勝てるわけがない相手なのだ。
「グアア、アアアアアアアアアア!!!」
『ロンギヌススマッシャー!!!』
覇龍の胸の鎧が展開し、緑の宝玉から赤い高密度のエネルギーが放たれ、ゴグマジオスに命中する。だがしかし。
「グルルルル」
ダメージは鱗が一つ剥がれたぐらいで、他は無傷の状態で煙の中から彼は現れた。彼は赤龍帝の胸にある緑の宝玉に手を突っ込み、引き剥がした。すると、覇龍となっていた青年が彼に握られてでてきた。
彼はその青年を地面に優しく置くと、残った力だけの塊となった覇龍を熱線で消し去った。赤い宿主がない状態へ赤龍帝は戻るとどこかへ飛んでいった。
それを見届けた彼は彼がでてきた地面に戻っていった。
「わ、私は、ただ伝承を、現実のものにしてしまっただけなのか?」
どこかでヘタリこんでいる元凶がそう言った。
どれと戦わせる?
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ダラ・アマデュラ
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バルファルク
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666
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北欧神話の海に潜む謎モンス