【表世界】
サンシャインビル屋上。倫也の死体に出海が駆けつける。
「倫也先輩・・・」
「うーん」
倫也の死体の横で倫也が背伸びしている。
「ぶはっ!・・・なんですか、それは・・・」
「ふふっ、これが俺の能力だよ・・・」
「ほんとに・・・それがオチなんですか・・・」
「どうかな?英梨々しだいじゃないかな」
「そういうことかぁ・・・」
「で、進捗状況は?」
「紅坂さん、町田さん、霞ヶ丘先輩がやられました」
「わかった。じゃあ、俺が回収してくるから、あとは任せた」
「これ・・・みんなの位置です」
「大丈夫。わかるから」
「主人公ですものね」
「どうなのかなー、自信ない」
出海が思わず笑ってしまう。大丈夫、倫也先輩はちゃんと主人公ですよ。っと、言い出せなんかった。
※※※
【裏世界】
モグラ型爆弾が爆発している間に、英梨々と美智留は空に退避していた。
「やっぱり、これでしょ。空からの攻撃なら」
「うわぁ・・・」
ラピュタ。
「ただ、もう限界が近いわ」
英梨々が右腕をさする。
「どうしたの?」
「これは思い描いてるんじゃないのよ・・・描いているのよ・・・だから、手が・・・」
「腱鞘炎?」
「そうみたいね」
「なんにせよ、これを当ててしまえばかつんでしょう?飛行石ちょうだい」
「えっ?」
「澤村ちゃん?ラピュタどうやってコントロールするつもりだったの?」
英梨々の目が泳ぐ。そこまで考えてなかった。
美智留がそれを察する。なんとかしないといけない。
「コントロールルームに入るのは・・・この辺の壁だったっけ?」
「爆弾でも壊れないわよ」
「でも、物理で壊れるんでしょ?」
「まぁねぇ・・・」
ドゴンッ!
美智留が壁に正拳突きをして壊す。
「なら、イメージの強い方が勝つんじゃない?ほら」
「・・・それ矛盾してない?」
「あたしは難しいことよくわかんないなぁ」
二人はラピュタの中核へ駒を進める。
細部までできているのはマインクラフトで練習したおかげだ。
コントロールルーム。
「ねぇ・・・美智留。これ・・・飛行石ないと動かせないじゃない!」
「でも澤村ちゃん、飛行石あっても操作方法はわからないよ?」
「どうしよ?」
「〇ータかメガネメガネを召喚したらいいんじゃないの?」
「んー、他のキャラはいろいろめんどうなことになるからさ・・・」
「じゃあ、しょうがないな」
美智留が構えると、カカト落としをして、コントールを破壊した。
そして、ラピュタのイカヅチが落ちる。
「やっぱ、美智留さんみたいな頭の柔らかさが必要なのかな?」
「むしろ、どの辺をシリアスにしていいかわからないよ!」
「そうね」
二人が笑う。
美智留がいて助かった。
【表世界】
こちら東京の波島邸。波島伊織の前に恵が立っている。
「名古屋基地の陽動には引っかかってくれないのかな?加藤さん」
「わたし・・・拷問はさすがにしたくないのだけど・・・?伏線って誰のことかな?」
恵は苛立ちを隠さない。伊織は時間を稼ぐことを諦めた。
「さぁ?」
「そう・・・残酷なことまでさせるのね?」
「それはどうか・・・なっ」
ドカーン!
伊織は自爆する。
「・・・、これは伊織くんなりの優しさなのかな?」
恵は翼を広げ次の場所へ飛び立っていった。
(つづく)
てきとーだなー