負け犬ヒロインの育て方 7(ラス前)   作:きりぼー

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第二章

【表世界】

 

 サンシャインビル屋上。倫也の死体に出海が駆けつける。

 

「倫也先輩・・・」

「うーん」

 

倫也の死体の横で倫也が背伸びしている。

 

「ぶはっ!・・・なんですか、それは・・・」

「ふふっ、これが俺の能力だよ・・・」

「ほんとに・・・それがオチなんですか・・・」

「どうかな?英梨々しだいじゃないかな」

「そういうことかぁ・・・」

「で、進捗状況は?」

「紅坂さん、町田さん、霞ヶ丘先輩がやられました」

「わかった。じゃあ、俺が回収してくるから、あとは任せた」

「これ・・・みんなの位置です」

「大丈夫。わかるから」

「主人公ですものね」

「どうなのかなー、自信ない」

 

出海が思わず笑ってしまう。大丈夫、倫也先輩はちゃんと主人公ですよ。っと、言い出せなんかった。

 

※※※

 

【裏世界】

 

 モグラ型爆弾が爆発している間に、英梨々と美智留は空に退避していた。

 

「やっぱり、これでしょ。空からの攻撃なら」

「うわぁ・・・」

 

ラピュタ。

 

「ただ、もう限界が近いわ」

 

英梨々が右腕をさする。

「どうしたの?」

「これは思い描いてるんじゃないのよ・・・描いているのよ・・・だから、手が・・・」

「腱鞘炎?」

「そうみたいね」

「なんにせよ、これを当ててしまえばかつんでしょう?飛行石ちょうだい」

「えっ?」

「澤村ちゃん?ラピュタどうやってコントロールするつもりだったの?」

 

英梨々の目が泳ぐ。そこまで考えてなかった。

美智留がそれを察する。なんとかしないといけない。

 

「コントロールルームに入るのは・・・この辺の壁だったっけ?」

「爆弾でも壊れないわよ」

「でも、物理で壊れるんでしょ?」

「まぁねぇ・・・」

 

ドゴンッ!

 

美智留が壁に正拳突きをして壊す。

 

「なら、イメージの強い方が勝つんじゃない?ほら」

「・・・それ矛盾してない?」

「あたしは難しいことよくわかんないなぁ」

 

二人はラピュタの中核へ駒を進める。

細部までできているのはマインクラフトで練習したおかげだ。

コントロールルーム。

 

「ねぇ・・・美智留。これ・・・飛行石ないと動かせないじゃない!」

「でも澤村ちゃん、飛行石あっても操作方法はわからないよ?」

「どうしよ?」

「〇ータかメガネメガネを召喚したらいいんじゃないの?」

「んー、他のキャラはいろいろめんどうなことになるからさ・・・」

「じゃあ、しょうがないな」

 

美智留が構えると、カカト落としをして、コントールを破壊した。

そして、ラピュタのイカヅチが落ちる。

 

「やっぱ、美智留さんみたいな頭の柔らかさが必要なのかな?」

「むしろ、どの辺をシリアスにしていいかわからないよ!」

「そうね」

 

二人が笑う。

美智留がいて助かった。

 

【表世界】

 

 こちら東京の波島邸。波島伊織の前に恵が立っている。

 

「名古屋基地の陽動には引っかかってくれないのかな?加藤さん」

「わたし・・・拷問はさすがにしたくないのだけど・・・?伏線って誰のことかな?」

 

恵は苛立ちを隠さない。伊織は時間を稼ぐことを諦めた。

 

「さぁ?」

「そう・・・残酷なことまでさせるのね?」

「それはどうか・・・なっ」

 

ドカーン!

 

伊織は自爆する。

 

「・・・、これは伊織くんなりの優しさなのかな?」

 

恵は翼を広げ次の場所へ飛び立っていった。

 

(つづく)

 




てきとーだなー
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