英梨々が考える。
指をバチンッと指を弾くと、喫茶店が出現した。
「ありがとうね。ウエイトスちゃん。中は安全だから避難しててね、もう危険はないと思いうけど・・」
ウエイトレスが店の中に帰る。
「そうね、確かにそうなんだけど・・・やっぱり気がひけるわね・・・」
「そんなこと言ってる場合じゃないよ!澤村ちゃん」
ドラゴンボール並の格闘を繰り広げる美智留。
「・・・」
「しょうがないかぁ・・・アーデルハイト!!水の契約、それは艶めかしきもの、それは都合よく溶かすもの・・・」
@メインヒロイン型が巨大な水に包まれる。
「スライムよ」
「そうなの?」
「あまり、こういう手は使いたくなかったのよ・・・」
@メインヒロイン型の衣装がどんどん溶けていく。
「こういうことなのよ・・・」
「なるほど・・・」
スライムから@ヒロイン型の頭だけでてくる。
「今よ!」
「ていっ!」
美智留の正拳が顔面を捉える。そして鉄仮面が空中に飛んでいった。
【表世界】
「出海ちゃーん、危ないよ」
「危ないもなにも、捕まったら殺されるじゃないですか!?」
コントロールできない出海が、そのまま隣のビルに激突する。
目がぐるぐる渦巻きになり、そのまま無防備に落ちていった。
「ほら・・・」
恵が出海を抱えて着地する。
「出海ちゃん、起きて」
「はっ」
「大丈夫?」
「はい」
「じゃ、英梨々たちが成功したみたいだから、わたしは向うへ戻るね」
「あの・・・わたしを助けてくれるんですか?」
「最後だからね、負けてしまったみたいだし・・・」
「殺してください!はやく、殺してください!」
「何言ってるの、出海ちゃん?」
「ああ、そんなひどいです・・・orz」
「・・・じゃあ、また後でね・・・」
恵が指をバチンッと弾いて消えた。
出海は茫然としている。死に損ねた。
しばらくすると、倫也たちが駆けつけてきた。
「出海ちゃんお疲れ」
「倫也先輩・・・」
「出海、よくやった」
「お兄ちゃん・・・」
「よし、ロスト組は全員そろったな?」
そこには、倫也、紅坂朱音、町田苑子、霞ヶ丘詩羽、波島伊織、そしてクラスメートAがいた。
「倫也先輩・・・わたしもわたしも・・・」
「いいやダメだ。出海ちゃんにはまだ大事な仕事がある」
「・・・ひどい」
「じゃあ、裏世界へ行くぞ」
倫也が指を鳴らした。
【裏世界】
鉄仮面の下に恵が現われる。
「あたしの勝ちね、恵」
「英梨々・・・」
「まだよ!」
恵の右腕が剣になり、美智留の首を切り落とす。
「なっ、バカ!もう勝負はついたでしょ!」
「こんなの・・・他の同人誌できっとやられてるもん!」
「そんなの関係ないでしょ、あなたはここでどんなメインヒロインをやりたいのよ?凌辱系もこなすの?」
「・・・でも・・・倫也くんは渡さない!」
「恵・・・降参しないなら・・・アーデルハイト!!うねうねよ!うねうね!・・・」
触手系モンスターが多数召喚される。
さすがに恵の顔が青ざめる。
「どうする?恵」
「降参しないから・・・」
「恵・・・少しは信用しなさいよ・・・」
「だって、このあと倫也くんと結ばれるんでしょ?だったらわたしなんか・・・」
「バカ!」
英梨々が恵をひっぱたく。
恵は涙目で英梨々を睨む。
2人がしばらくにらみ合う。
英梨々がため息をつく。そして、指をバチンッと鳴らす。
すべてのモンスターやラピュタが消える。
そして、街も元に復元された。
英梨々は裸の恵を抱き寄せる。
「あたしはね・・・あなたが絶交だっていっても、恵を一番の親友だと思ってる。だから降参しなさい」
「英梨々・・・だが、断る」
「・・・(ため息)・・・わかったわよ!倫也はとらないから、降参しなさいよ!」
「・・・ほんと?」
「ほんと」
「勝ったのに?」
「そうよ」
恵はうなずく。
「降参する」
英梨々が指を鳴らす。
恵に新しい衣装がついた。
(つづく)