パン屋の店員に転生したから推しを助けたい話。   作:さばっぺ

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呪術廻戦にハマってしまったのでリハビリも兼ねて投稿することにしました。続くかは知りません()
さて、某Whitecatプロジェクトで呪術廻戦コラボが始まりましたが、私は釘崎さんだけが手に入らずに歯がゆい思いをしております。今回はリハビリとして急遽書きあげたものなので短い(いや本当に短い)ですが、平均3000字程度にはしようと思っていますのでご容赦ください。では本編どうぞ。

※21/5/9 本編を少し修正しました


推し、それは尊く偉大な存在のこと。考えるだけで活力が湧く元気の源。(プロローグぽい何か)

自動ドアが静かな音を立てて開く。お客さんが来た合図だ。今回は手を繋いだ母子が入ってくる所だった。

 

「いらっしゃいませー!」

 

私は母子に向かって普段心がけているようにはきはきとそう言い、二人を少し観察した。

 

(蠅頭、まあすぐ祓える程度だね)

 

シオマネキみたいに片腕だけ大きな蠅頭がお母さんの方の肩の上にいる。放っておいても問題は無いだろうが、『視える側』としては放っておくより祓っておいた方が良い気がする。うん、推しもしてた事だしね。された側は私だけども! ふはは!!

 

 

「お願いします」

 

その声が聞こえて慌てて緩みかけた顔を正し、いつものようにピッ、ピッ、と中々の手際の良さで(本当の事だからドヤらせて欲しい)バーコードをスキャンしていく。

 

「3点で568円になります!」

 

私がそういったのを聞きお母さんがお金を払おうと身を乗り出す。

 

「あっ、蚊が!」

 

お母さんが身を乗り出したので必然的に蠅頭もこちらに近付くことになる。ので、1番近くに来た時を狙い、虫を追い払うような仕草で呪力をぶつける。

 

「あ、すみませんつい……」

 

唐突な事でびっくりしたのかこちらを見たまま固まっている二人にあはは……と言いながら誤魔化す。

 

「ご、568円丁度になります! レシートはいりますでしょうか?」

 

「はい、お願いします」

 

少し不思議そうにしながらもレシートとパンを受け取ったお母さん。

 

「ありがとうございましたー!」

 

「お姉ちゃんばいばーい!」

 

子供がお母さんと手を繋ぎながら振り返ってこちらに手を振ってくれる。私もそれにばいばーい! と手を振り返すと、お母さんがすみません、と軽く会釈して自動ドアを通って帰って行った。

 

さて、ここで一つ説明をさせてもらいたい。この世界は人から呪いが生まれる。その呪いによる行方不明事件は後を絶たない。そんな呪いと戦う者たちが、呪術師だ。

 

もうお分かりだろうがここは呪術廻戦の世界。私はそんな世界に生まれ落ちた、いわゆる転生者というやつだ。

 

ちゃんと呪術廻戦を前世で読んでいたから原作知識というやつもあるし、ここが呪術廻戦の世界だと知った時は後にも先にもない意味不明な歓声とも悲鳴とも取れる声を上げた。

私は五条さんや三輪ちゃんなんかも推しだけど、一番の推しである、脱サラ一級呪術師、七海建人。ファンや虎杖からナナミンと呼ばれ慕われている彼に会えるかもしれないとおもったからだ。

 

それも私は都合のいい事に、パン屋の娘として生まれた。そう、七海さんが呪術師復帰を決意したあの出来事があったパン屋に生まれたのだ。

 

賀蕾(がらい)麦海(むつみ)、それが今世での私の名前だ。本編ではパン屋の店員としか紹介されていなかったキャラクターだが、こんな大層な名前だったとはと驚いたのも覚えている。

 

……まあ苗字の下、(らい)と名前の上、(むぎ)を繋げるとライ麦でしかないのだけれど。でも七海さんと同じ『海』という漢字が入っているのは嬉しいから今では気に入っている名前でもある。

 

 

本編では視えない人だったはずなのに私が混ざったからか視えているのでたまに目が合うと襲いかかってくるタイプもいるから

 

──そういえば目線を悟られないように七海さんや五条さんのように目隠しをしたことがあったが歩きづらかったし何より今世の親から凄い目で見られたのでやらないようにしている──

 

単純な呪力操作位はできるようにしている。というか危険な場面もあったので勝手に身についた感じだ。

まあ最初は目が合うと襲いかかってくるとかポ〇モントレーナーかな!? とか思っていたがよく良く考えればそれよりも何倍も危険そうな奴らなのでいつしかそんな冗談もあまり考えないようになった。

 

 

そんなことを考えていると自動ドアの開く音がするのが聞こえた。どうやら次のお客さんが来たみたい。

 

「いらっしゃいま──」

 

私は挨拶をしようとして、思わず固まった。

 

自動ドアを通って現れたのは薄い金髪を7:3に分けたスーツを着た男性。目の下には隈が出来ているし、まだ目元にあのサングラスみたいなものをつけていないけれど、そんな感じはする。

 

「……私の顔がどうかしましたか?」そしてトドメにこの津田さんボイス。

 

間違いなく、本物の七海さんだ──!!




ほぼオリ主と同じようなものなので主人公の幼少期や前世も少しずつ回想して行ければ良いかなと思います。

でも皆さんがなかなか原作に入らずに過去編が長く書かれている作品に対して早く主人公達との絡み見せろォー!って思ってるのを知ってますよ。私もそうですから、ええ。
だからパパっと切り上げて原作に入ろうと考えています。また渋谷ハロウィン編辺りで完結させようかとも思っていますが、もしも私の構想と原作が乖離し過ぎた場合は完全なifにする予定です。(乖離しすぎの例としては、ナナミンが生き返るとかパン屋の店員さんがまた出てくるとかですかね……)

ブクマ、感想もお願いします。誤字などもあれば知らせていただきたいです。では、また次回に(あるかは知らなi((殴
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