IS×AC ガチタンが行く リメイク版   作:ガチタン愛好者

5 / 7
第4話~入学~

地獄の毎日を過ごしていた隆彦だが、そんな日々も終わりを迎える。そう、IS学園の入学式がやってきたのだ。何とか基礎知識の叩き込みも間に合った隆彦は疲れはててはいるもののこれから始まる新しい生活に期待を馳せた。

 

「忘れ物は………………無し!というかここで気がついたら忘れ物じゃない!」

 

筆記用具といった基本的な物から企業連との専用連絡端末、一番忘れちゃいけない専用機にその他諸々

 

「よし!行くか!」

 

既に着替えといった大まかな荷物は学園に届いているらしい。隆彦の荷物は鞄一つだけ、隆彦は意気揚々と教室に向かった。

 

 

 

「ここか」

 

今俺は1-4と書かれた教室の前にいる。入学式が一通り終わり既にクラス全員が揃っている状況だ。というのも混乱を避けるために俺ともう一人の男性操縦者は入学式に不参加だったのだ。後は先生に呼ばれるのを待つばかり。それと女子高生はうるさいと聞いたことがあるから耳栓もバッチリだ。企業連の長い話が嫌いな連中が発明した小型でバレにくく聞きたいと思った音は聞こえる便利な耳栓だ。技術の無駄遣いだと思うが企業連はこんな奴らが大半だ。

 

「有澤君入ってきて」

 

呼ばれてしまった。自己紹介とかしなきゃだよな、どうしよどうしよ………落ち着けい!

そうだ。素数でも数えよう。1、2、3、5、7、8、9………なんかちがーう!自分でツッコミを入れたら落ち着いたな。よし、行くか。男は根性!

 

ガラガラガラ

 

きゃあああああああああああああああ! ! ! !

 

それはまさしく音圧だった。後に有澤はこう語る。

 

「女子高生集めたら最強の武器ができそうだ。それと大きすぎる音量に耳栓は意味を成さない」

 

というのも音というのは耳からだけでなく少なからず他の体の部位からも入ってくる。骨伝導のイヤホン等が良い例だ。つまるところ完全には防ぎきれなかった。しかし

 

耳栓がなければ即死だったな………

 

「ええと………取り敢えず自己紹介お願いしてもいいかな?」

 

「ひゃい!分かりましたでございます!」

 

困惑しながらも自己紹介を促す教師に思わずテンパる隆彦

 

いかんいかん平常心平常心………

 

「初めまして。企業連代表をやっている有澤隆彦と言います。色々と迷惑をかけるかもしれませんがこれからよろしくお願いします」

 

よしっ言い切った。台本通りだ。俺ってばやればできる子なんだっ!

 

「それじゃあ次は皆の自己紹介からだね。有澤君はもうやったから出席番号順にやっていこうか」

 

俺は緊張していて一人も顔と名前を覚えられなかったのだった。

 

「自己紹介も済んだところで細かいクラスの役員とか決めよっか。まずクラスの代表。これはクラス対抗戦とかに出る人のことね。推薦や立候補があればお願いね」

 

「はいっ!有澤君がいいです!」

 

マジかよ………どうせ珍しいからだろうな。

 

「いいね彼企業連代表として専用機も持ってるって言うし」

 

オイゴラァァ!て言うかなぜ先生はそれを知っている?まだ言ってないのに。やめてくれストレスが………ん?約一名笑顔じゃなくあれは………尊敬の眼差し?がいるな。珍しいな水色の髪色とか初めて見た。綺麗な赤目で………やべっ目が合った。気まずい………セクハラとか言われないよな!?昨今その辺厳しいし………

 

「他にいないなら有澤君でいいかな?」

 

「一応聞きますが拒否権とかは?」

 

「あるわけ無いでしょ。下調べもしてるよ。企業連の人が自信満々に「シミュレーターで訓練はバッチリだ。そんじょそこらのひよっこには負けんよ」って言ってたし、実力が無いからは通らないよ。だいたいみんなほぼ初心者だしね。知識はあっても普通はシミュレーターすらやってないから。じゃあよろしく」

 

というわけで代表は俺になった。まあ企業連の宣伝にもなるしいいか。よし

 

「クラス代表になりました。有澤です。やれる限りのことはやります。応援よろしくお願いします」

 

「「「「よろしくね!」」」」

 

 

 

 

 

 

放課後、隆彦は担任に呼ばれた

 

「有澤君ちょっといいかな?」

 

「何ですか?休憩時間の質問責めで死にそうなんですが?」

 

「しゃべれるなら問題ないね。はいこれ寮の鍵」

 

「そういえばもらってなかったですね。ありがとうございます」

 

「部屋は一人目の子と二人部屋ね。男同士仲良くなさいな。あっそれと寮監と相手の了承があれば部屋は変えられるから。恋人とか出来ても安心だよ」

 

「出来るといいですがね。俺と趣味嗜好が合う女子なんざいやしませんよ」

 

「そんなこと言わないの。世界は広いんだから」

 

俺だって彼女欲しいけどもこんなロマンたっぷりの趣味嗜好を理解してくれる人が果たしているのかどうか。いてほしいな。企業連には山ほどいたが…………GAの緑色のあの人とか………

 

 

 

 

 

 

 

 

寮の部屋の前

 

「ここか。一応ノックはしておこう」

 

コンコン

 

「どうぞー」

 

元気そうな声が帰ってきた。声的に男だし部屋は間違えて無いようだ。

 

ガチャ

 

「どうも。この部屋を使う有澤だ。よろしく頼む」

 

「俺は織斑一夏!男同士仲良くやろうぜ!」

 

うわあ。第一印象はこれである。凄いコミュ力の高そうな男子だ。顔もイケメンって感じでモテそうだ。

 

「男同士とはいえプライベートもある。まずは色々とルールとか決めていこう」

 

「いいぜ!まずはー………」

 

男同士気兼ねなく話せるのが嬉しいのだろう。彼は終始ハイテンションだった。しかしこいつはやたらと距離感が近いな。これもコミュ力お化けの特徴なのか?ただこいつはあの束博士と仲のいいブリュンヒルデの弟だ。仲良くしておくに越したことはない。もしかしたら一夏繋がりで束博士とも友好関係が、、、無理だろうな。聞いた話によれば博士は天才であるがゆえに孤独で人間不信だと言う。あちらから接触してこない限りは干渉するのはよそう。藪をつついて蛇を出したくないからな。

 

「お前のこと隆彦って呼んでもいいか?俺のことは一夏って呼んでくれ」

 

いきなり名前呼びかよ、だから距離感をだな…………

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。