おつまみ程度の軽い小説にするつもりですので一話一話が短い場合がありますがご了承を。
私には憧れの先輩がいる。その人は、この学園でDJグループとして活動していて私もそのグループが大好きだ。でもなぜだか最近、その先輩に話しかけられることが多い。
「ゆめちゃーん!!」
「と、乙和先輩!?」
そう、私の憧れの先輩、花巻乙和先輩によく話しかけられるのだ。
「……あぁ、やっぱり可愛いなぁ。」
遡ること二ヶ月前、中等部三年の私花咲ゆめはとあるライブ映像のアーカイブを見ながらそう呟いた。三年になるまではこの学園のDJ文化に対して興味も示さなかったのだが、Photon Maiden……彼女たちと出会ってからその感情は全く無くなり、DJの沼にどっぷりとハマってしまった。特に花巻乙和さん!彼女のパフォーマンスを見ていると、心惹かれてしまう。ライブ後のトークでもその天真爛漫さを存分に出して、会場の人たちを和ませていたりと可愛いし何より尊敬できる。私もあんなに自信持てたらなぁ……。
「なんで中等部の子がこの棟にいるの?」
「へっ?」
急に声を掛けられ変な声を出してしまった。そして辺りを見ると見慣れない廊下や展示物が置いてある。それに今話しかけてくれた人って……。
「は、花巻先輩!?」
「私のこと知ってくれてるんだ!嬉しいなぁ!」
「あ、あの……その。」
「と言うか歩きながらスマホ眺めて、なに見てるの?」
そう言うとズイッと顔を私の目の前まで近づけてスマホを覗き込む。はぁ……花巻先輩、肌綺麗……。
「あっ!もしかして私たちのライブ?フォトン、好きなの?」
「は、はい!大好きです!初めてPhoton Maidenを見てから毎回のライブ行ってます!」
「ほんと!?じゃあ推しの子とかいる?」
「……き先輩……。」
「いまなんて?」
「花巻先輩が一番好きです!」
そう言うと花巻先輩は『へっ?』と頰を少し赤くし、目を見開いた。
「ち、ちょっと時間ある?」
「はい、っ!!」
返事をすると花巻先輩は私の手を取り何処かへと連れて行った。……花巻先輩と手、繋いじゃった……///
場所は変わって屋上、花巻先輩は屋上に置いてあったベンチの上へ座り、あなたも座りなよと手を横に置いた。
「ごめんね、急にこんなとこに連れてきちゃって。さっきの話、詳しく聞きたかったからついね。」
「い、いや全然平気ですけど……。どうしたんですか?そんな顔赤くして?」
「いや〜私のこと一番好きってあんまりいないと思ってたから改めて面と向かって言われると恥ずかしいなって。」
先輩は頭の後ろに手を置き恥ずかしそうに頭を掻いた。恥ずかしそうにしてる花巻先輩も可愛い……!顔に見惚れていると「おっほん!」と一つ咳払いをして、花巻先輩が話を続けた。
本当に短編的に出すつもりなので更新も超不定期だと思います。それでも気長に待っていただけたら幸いです。「犬寄しのぶと幼馴染」はいつも通り書き次第投稿していくので両方楽しみにしていてください。