長い間お待たせしました。
風邪をひいておりまして(汗)
まだ完治していませんが……
ゆっくりとこの1話だけ書き上げた次第です。
では早速ですが、どうぞ♪
「竹千代、やっと本題が話せるわ」
「同盟は本題じゃなかったのですか~」
「まあ、簡単に片付くと思ってたし」
バカ野郎は1人で充分なのによ、明久だけでなく良晴もいやがったか……この織田信奈だっけかこっちの名前では。えらい男を捕まえてくれたな。
「そこの3人よ」
「な、何でお前らがここにいるんだよ!」
「それはこっちのセリフだ」
「雄二、冷たすぎるよ……再会を喜ぼう」
バカが増えて大変になるなとしか思わねえ。下手に歴史を知っている男は逆に危険だ。このバカ2人。
「まあ、待て。信奈とやら」
「な、なによ」
「少し俺たちだけに会話をさせてくれねえか。この場で」
「ふ~ん……構わないわよ。その代わりわたしが得する話をしてよね」
それは個人の問題だろうがよ。流石は織田信 ー だな。
「まず、良晴。お前はどうやってここにいる」
「俺は……戦場で突然目が覚めて、秀吉のおっさんと行動を共にしていたんだが、俺をかばって…………死んじまった。そっからは秀吉のおっさんの夢を叶えるために ー !」
「それ以上言わなくていい。わかった」
「へ?」
信奈が妙な顔してるし。てか俺たち3人ならそれだけでも後のことはわかった。
「また聞きたいことは後で。明久は」
「僕? 井伊谷っていうとこに来てそっから、直政って人の ー 」
「わかった」
なんだこいつら。天は生まれ変わりを望んでいたのか。俺らしくもねえ……
「木下は」
「特にないわ。雪斎っていうお坊さんに会って、行き先を教えられた場所にいたのが吉井君よ」
「せ、雪斎さん!?」
突然たぬき娘の元康が奇声を上げた。おめえまでバカの仲間入りするなよ~
「それがなにか?」
「雪斎さんは5年も前に亡くなっています」
「そうでしたか……アタシとしたことがあまり信じたくはありませんが、足がなかったですからね」
『『『ゆ、幽霊!?』』』
木下…………いや責めないでおこう。あの表情からして本当にいたんだろうからな。
頭がおかしくなってバカの仲間入りしたというのだけはやめてくれよ。
織田方の家臣から大丈夫かあいつ、とか点数をつけるまでもありませんとかいう声が上がるのも無理はない。
「坂本君はどうなのかしら?」
「俺は本多忠勝のもとだ」
「それだけ?」
「それだけだ。後はお前らと一緒にいる」
場が静まった。さて、次に聞きたいのは。
「良晴、桶狭間で今川義元を助けたと聞いたんだが」
「え、あ、まあ、そうだね。うん。あはは……」
「わたしのもとで監禁してるわ」
「無事でよかったです~」
信奈と元康は違うほうに解釈したが、俺らが聞きたいのはなぜ助けたのか。ということだ。あいつも歴史マニアなら知っているはず。今川義元は殺されなければならないという事実を。時代の流れを一つ変えると恐ろしいことになると。
「まあ、以上だ」
「そ、そう。わたしが聞きたいのも聞けたしこれでいいかな。どう? 六、万千代、犬千代。紹介しておかなければならないわね。わたしの家臣」
勝手にメンバー紹介を始めてくれた。
「柴田勝家だ。姫様には六と呼ばれている!」
出た。猛将柴田勝家。巨乳だ。明久も当然そこに目がいって ー ほら木下に怒られた。俺は学習というのが出来るからな、木下の前で下手なそぶりを見せるとそのまま翔子に筒抜けになるだろう。
「丹羽長秀です。姫様には万千代と呼ばれています」
この人だろう、先ほど点数をつけようとしていたのは。見るところ、この2人を最も信頼している重臣においているみたいだな。
「…前田犬千代。良晴とお隣さん」
前田犬千代……未来の利家だろうな。歌舞伎者と言われた若かりし頃か。中学生みたいにちっちゃいじゃんか。
「そして4人目は ー ぐぼっ!!」
「サルはいらないわ。余計なことをしないでちょうだい」
これが秀吉の後を継いだという相良良晴の姿だな。サルって呼ばれているみたいだし。
明久笑ってやるな。これが……何もない。俺まで笑ってしまいそうだ。
「信奈様!!」
「大変でございます!!」
「なによ……わざわざあんたたちが来なくても使い番に頼めばいいのに」
さっき追い出された2人。林に佐久間。一応、重臣だろう。
「北近江:浅井長政が単身、この城にやってまいりました!!」
「なっ!?」
「面会を求めておりまする」
「先手を取られたわね……」
さあ、歴史が変わりだした。織田浅井の同盟は織田が先に交渉を始めるはずなんだがな。
「では、私たちはこれにて~」
「竹千代もいなさい!」
「へ?」
「浅井長政殿にござる!」
はええ。こっちの準備を聞かずしてさっさと入ってくるか。こういうところが近江尾張の同盟を組みやすかったのかもな。
「信奈様、お会いしとうございました。北近江の浅井長政でございます」
「え、ええ」
「早速ですが、信奈様、私の妻になってもらえますか?」
『『『はあぁぁぁあーーーっっっっ!!!!!』』』
すげえ展開だな。普段は冷静な木下ですら声あげてるじゃねえか。俺は別にどうだっていいからな。いちいち状況が変わるごとに驚くわけもないだろう。
「信奈様が私の妻になることで、美濃は手に入るも同然。尾張・美濃・近江を手にしたら天下も夢ではござらん! さあ、私とともに天下の道を歩みましょうぞ!」
おーおーすごいねイケメンは。言うこと違うわ。明久や良晴じゃないが、むかついてきたな。あいつら顔を見た瞬間から敵対視してたからさ。
「さあ、返事はどうですか?」
「え、ちょ……ちょっと……」
「天下は刻一刻と進んでおりますぞ!」
せっかちな奴だな。
「はや ー ほごっ!!」
『あ、すまない。手が勝手に』
見事なタイミングで3本の手が浅井長政のありとあらゆるところにクリーンヒットした。
「あ、あんたたち何を!!」
「信奈様、これが使者に対する ー 」
「黙れ。それが男の発する言葉か」
「明久の言うとおりだ! てめえ女の子を道具みたいに思ってるな!」
「こいつら2人は野蛮だな。謝罪する」
「「てめえも殴っただろうが!!」」
何の話かな。手が勝手に動くものだから知ったことではない。
「姫様をコケにしたこと許さんぞ!!」
「…勝家、落ち着く」
「この騒ぎ10点です」
「いったん黙りなさいよあなたたちは!!」
木下の怒鳴り声が響き渡る。
「今日はこれ以上話し合いが出来そうにありません。浅井長政殿、申し訳ありませんが今日のところはひとまずお引き取りをお願いします」
「返事が出来次第、北近江に使いを送りますゆえ」
「わかりました。必ずですぞ!!」
木下と元康が話をうまくつけてくれた。これでいいだろう。十分な話し合いもせずに下手に返事をすればあっちのもんだからな。俺たちは滅びるわけにはいかねえんだよ。
「驚きましたぞ」
「使者に手を出すものがいるとは!」
「じゃあお前ら姫様がどうなってもいいのか!!」
「いや、しかし……」
「あの3人がいなかったら私がいくところだった」
「勝家……お前」
はい。下手な茶番はここで終了な。
「これで素早く美濃攻略をしないといけなくなったわね」
「望むところだ!!」
「木下、明久を頼む。俺は良晴のもとへ行く」
『なっ!?』
そこまで驚く必要ないだろ。お前ら3人。というか何で信奈まで驚いた。
「俺の……俺のハーレムが……」
「黙ってろ自分の欲望しかない男」
「どうしてかしら? 良晴のもとに来るというのならわたしにもちゃんと説明して」
ふむ……信奈は良晴のことが好きなのか。だから邪魔する存在となる俺があまり好ましくないと。でもな……仕方ない。
「俺たちは本来同じ場所にいなくてはならないんだが、ただでさえ大変な織田から1人松平に引き抜くというのは好ましくない。だからといってこちら3人が織田に行けばという話にもなるが、明久には井伊谷の連中がついているから松平を離れるわけにはいかない。それならば、俺が1人でも織田に行けばバランスがよくなる。で、どうだ?」
めんどくさ……こんなにしゃべったのはいつ以来だ?
「ばらんす?」
外来語は知らないんだっけか?
「それはいい。あんたらに言っておく。俺らみたいな存在はこの4人だけでは済まない。他にたくさん存在するだろう」
「それがどうしたのかしら?」
「織田が ー いや良晴が1人俺らみたいな存在の新戦力を確保したら松平に帰る」
「……わかったわ。あんたなら邪魔はしないでしょう……」
「邪魔?」
「何でもない。こっちの話」
俺はわかるがな。
「で、では……私たちは三河に帰ります~」
「うん! 遠江もしっかり押さえなさいよ!!」
「わかりましたです~」
明久に木下がついていれば大丈夫だろう。俺が心配なのはこの歴史をひっかき乱すサル ー 相良良晴。尾張・三河・遠江・駿河に1人ずついたんだから美濃にも1人はいるだろう。しっかりとした存在やったらいいけどな。
さて、さっさと織田を美濃に行かせる仕事にいかないとな。
よくよく考えてみると、雄二の登場タイミング早すぎたんではと。
作者による勝手な都合で雄二は一旦退出(笑)
尾張で大切な役割を果たしてもらいましょう。
さて、雄二の発言にもありましたが。
今のところ各国に1人ずつ配置されてる模様。
他はどうなってることやら。
また今週はこれで……
GWも執筆出来そうにないな。実家に帰りますゆえ。
ちょっと長いかもしれませんが、待っててくださいね♪
感想・コメントお願いします♪