昨日投稿するはずだったのに……
昼寝がそのまま睡眠。
計14時間寝てました(笑)
一時の間、毎話sideが変わります。
では、どうぞ!
「………良晴。お前はロリコンになったのか」
織田と松平が同盟を組んだ際、俺は単身尾張に残った。
良晴が1人で織田を背負うのは厳しいと思ったからだ。
しかし、だ。これはどういうことだ。今の自分の家だと紹介されたところにはどうみても小学生にしか見えないお子さまの女の子ばかりではないか。
「誤解だ誤解!!」
諸君想像してほしい。家に遊びに来ていいと言われた男の部屋に幼女が3人座っていたらどう思う。
「…一応、申し開きは聞こう」
「だー待て待て、それでは俺がロリコンの疑惑から離れない」
疑惑も何も……論より証拠。これがその現場だろ。
「お前らこのデカ物に自己紹介しろ」
誰がデカ物だ。
「せっちゃ、さがらうぢのいちのかしんでごじゃる、はちすかぎょえみょんにぎょじゃる」
すまん……かみかみ過ぎて何言ってんのかわかんね。
「雄二、この子は基本的にこうだ。
蜂須賀………史実にもそんな名前がいたような気がするが…こいつらほど戦国バカじゃないからわからん。
「…犬千代、前田犬千代。良晴のお隣さん」
ああ、こいつは信奈の家臣だな。虎の被り物をしている幼女。
「…良晴、こいつ槍で ー 」
「だー早まるな。こいつがお前の意にそぐわないかもしれないが」
「…今、胸を見てた」
おかしい……これが痴漢の冤罪というやつか。男は気をつけねばならん。
「ねねにござりまするぞ!!」
「なんか、俺の妹ってことになるらしい」
「お前、罪作りなやつだな」
それに、ねねって言えば秀吉の奥さん。秀吉はこの世にいない、代わりに役割を果たしているのがこいつ。要するにロリコン。
「お前、失礼なこと考えただろ」
「何の話だ。とはいえ、これほどまでにお前幼女に愛されていたのなら俺は邪魔ものだったかもな」
「そう ー じゃなくて! 何でそうなるんだよ!」
こいつの手助けも大変だ。
「まあいい。俺は坂本雄二だ」
「こいつも俺と同じ未来人だから」
「早速だが……お前の家臣はこれだけか?」
「犬千代ちゃんは正式には違うけど……後五右衛門ちゃんに家臣がいる」
お前の直属の家臣より、陪臣(家臣の家臣)のほうが多いんだな。
「拙者、川並衆の統領にござる」
「手勢は?」
「100ほどに」
「美濃に潜入出来るか」
「お手の物にごじゃる」
「良晴」
「潜入させろと?」
「そうだ。今のお前の手勢ではこれが精いっぱいだろ」
「五右衛門、頼まれてくれるかな」
「承知!」
電光石火だな。目にも止まらないスピードで消えたよ。
「…良晴、犬千代は?」
「信奈の家臣だろ。俺が命令することでもないさ」
「ねねは何をすればよろしいですか!」
「良晴、このねねって子は何ができるんだ」
「算術が得意にござる!」
今のところ何もできないな……軍が大きくなれば話は別だが。
「申し上げます!」
「何事!?」
五右衛門が去って2分くらい後、客人がやってきた。
「えっと、恒興さんだっけ?」
「は、池田恒興にございます」
「何の用?」
「信奈様が美濃へ出陣。急ぎ参陣されたし」
「また突然……信奈の悪い癖だ。今から行く」
用を伝えると池田恒興と名乗った高校生くらいの女の子は去って行った。
「雄二、これが信奈だ。家臣との相談もほとんど行わない。現に犬千代もここにいる」
「…ういろう…食べたい」
「おそらく勝家さんと長秀さんがついているからそこまで心配はいらないけど…」
「まだ美濃の様子がわからないのに……気が早い…良晴、少し進軍を遅らせろ!」
せめて状況がつかめるまでは。
「信奈を説得しろと!?」
「美濃は大国だ。勢いだけでは勝てねえ。そこをしっかりとついて、物見を出して弱点を突くことが肝要とな!」
「お前の言い分いちいちもっともだ! 出来るだけやっていく! 雄二お前は犬千代ちゃんと共に戦場に向かってくれ。俺は信奈のもとへ行く」
そういうと駆け出して行った良晴。残されたは俺と幼女2人。俺にそんな気はないからさっさとここを退散させていただく。
「ねねはお留守番だな」
「任せなさいです!」
「…犬千代、槍働きする」
「道案内よろしくな」
隣の家から朱槍を担ぎ出し、俺の先を走る犬千代。
前田利家も若かりし頃歌舞伎者と言われていたが、天下一の歌舞伎者前田慶次もこの世で見てみたいものだ。
☆
「雄二、何とか軍議をしてくれることになった」
「それだけでありがたいな。誰が集まってる」
「信奈はもちろんのこと、重臣の勝家さん、長秀さん。他には、美濃のジジイ ー ああ、斎藤道三な。それに犬千代ちゃん、信奈の弟の信澄もいるな」
「上等。俺は会議に参加していいんだろうな」
「そこは聞いてなかった。まずは行こう」
美濃へ向かう道中、少々足止めをし軍議が開かれることに。
「美濃を攻める!」
「それはわかってるさ! 今その道じゃん。作戦もなしに進軍しているからおかしい! これはどこをどう攻めるのかっていう軍議だろ!?」
「サルのくせにうるさいわね。美濃といえばマムシがいるでしょ」
生きていた斎藤道三が織田の家臣となって軍議に参加している。それに俺が会議に参加していることはどうだっていいらしい。
「わしと言えど、今の美濃は落とせぬ」
「「「なんだってっ!?」」」
「どうして?」
「先に言わないのよ!」
あんたが勝手に出陣するからだろ。
「今の六尺五寸どのには天才軍師がついておる」
六尺五寸どのってのが今の美濃の国主だろうな。
「義龍に? 軍師。バカ言いなさいよ」
斎藤義龍と言うらしい。
「わしも何度も勧誘したのじゃがな。出世には興味がないと言うておった」
「現に仕えてるじゃない!」
「六尺五寸どのがたぶらかしたのであろう。あの天才軍師が世に出てくると厄介じゃ」
「それ誰なのよ!」
「今孔明とも呼ばれ、わしは『臥龍』と呼んでおる ー 」
「竹中半兵衛だな!」
「ぐおおおおおっ! わししか知らぬはずじゃが……」
良晴、お前空気読めよ。爺さんにカッコつけさせろ。
「さすがは尾張の知恵袋じゃ……」
こいつのどこがだよ。
「この『臥龍』と並びたつ『鳳雛』が播磨の ー 」
「黒田官兵衛だな」
「ぐおおおおおおおっ!!! わしの秘密が ー 」
年寄りをいじめるなよ……しかし、二兵衛か。この世にもいるんだな。
「で、そいつら誰なのよ」
「この2人のうちどちらかを手にすれば天下をとれるともいえるじゃろう」
「なんですって!?」
「それほどの才の持ち主じゃ。美濃は容易には落ちぬ」
「しかし、このまま尾張に引き返すわけにもいきませんよ姫!」
「攻めるけど……まずは様子見よ。軍を前に進めなさい」
様子見なのに軍を前に進めるってどんだけ攻撃的なんだよ。この戦負けるな。竹中半兵衛がいるならば相当考えなければならんぞ。
三河に援軍を頼むか、内部切り崩しをするか。はたまた、『墨俣一夜城』を実行するか。
今話は尾張雄二side。
ちょっと話のスピード遅いのかな……?
変わらず行くと思いますが。
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