サブタイトルだけで分かってしまいますね(苦笑)
相模◎◎Side。
では、どうぞ♪
「ほう、やっと目が覚めたか」
目が覚めたか……と言われて気づく。どうやら俺は寝ていたらしい。しかし、俺は寝ていたなんて記憶はさらさらない。最後の記憶は明久や雄二たちとババアの手伝いを頼まれて、あの光に包まれるまでだ。俺としたことが……
「ここがどこだかわかってないみたいだな」
「………ああ」
ついでにこいつの正体もな。黒装束に身を包み性別すら中性的な声からでは分からん。
「それよりお前は何者だ」
「………土屋康太」
「南蛮と関係があるのか」
こいつは何を言っているのか。俺はれっきとした日本人のはずだ。
「………それよりお前は誰だ?」
「事情により名を明かすことは出来ぬ」
「………人に名前を聞いておいてか」
「そうだ」
こいつ、姿を見せないだけでなく誰かも教えてくれないのか。
「………せめてここの場所を教えろ」
「相模だ」
さがみ? 聞いたことないな。
「………それはどこだ?」
「そんなのも知らないのか。北条の領内だ」
ほうじょう……領内? こいつ何を言ってるんだ。
「………意味が分からない」
「まあよい。どこから来たのだ」
「………その前に俺はなぜここにいる」
男とも女ともわからないやつに保護されていて、名前も場所もわからない。いくら俺とはいえ、逃げ出すのは難しい。
「お前が我が縄張り内で倒れていたからだ」
「………縄張り?」
「ああ。そのような不思議な服を着ておるから問い詰めようと思うてな」
不思議な恰好? 制服が? こいつ日本人じゃないのか?
「………意味が分からん。今はいつだ」
「今は午の刻だ」
うまのとき? そういえば秀吉や雄二と古典の勉強をしたときに、そのような時間の呼び方があると聞いたことがあるが……古典? まさかとは思うが今は俺たちがいた世の中じゃないのか? それならばすべてが納得いく。知らない地名、話のかみ合わなさ。
「………何時代だよ」
「時代? とはよくわからんが、今は戦乱の世だ。お主どうやって生きてきたのだ。そのようなことも知らずして」
戦乱の世、いわゆる明久や颯とかが好きな無双の世界か。あのババアも大変なことしてくれたな。
「………どうやら俺には帰るあてがない」
「なるほど。分かった。では、この風魔で訓練をしてもらおう」
ふうま、か。よく分からんが体がなまらないようにするにはもってこいだろう。
☆
俺が風魔で保護されてから結構な時が経った。
この風魔はいわゆる忍者の里だったからすぐに順応できた。
風魔の長の小太郎ってやつ(俺を最初に保護してたやつ)にもう一人前の働きが出来るといわれて、いわゆる一人暮らしをしていた。関所で。何やら関所の長をやってほしいと言われて。通行人で怪しいやつは通すなとだけ言われていた。
それ以外は何もすることがない。家臣は形上いるが、俺は命令したことはただこれだけ。”怪しそうなやつがいたら俺に報告しろ”と。俺はそう伝えるだけ伝えると、日々身体の特訓にいそしんでいた。
そんな日が数日続いた時だった。家臣の3人が傷を負って俺に報告に来たのだ。
「………………武田にやられた?」
「はい。武田の門番に滅多打ちに!」
「武田憎し!」
「………………そうか。報告しておく。お前らはいつものように仕事してくれ。俺も今日は門前に立つ」
『わかりました』
今日は何となく関所に立ってみたくなった。たかだかこんくらいの報告なんて今日終わってからでも出来る。武田とか北条とかよくわからないので後回し。
まさか、そんな日に出会うとは思わなかった。
「………………明久? それに秀吉……じゃなくて姉のほう?」
「ムッツリーニ!! 何してんのさ。こんな関所で!!」
「………………俺はここの門番だ。というかお前らその傷は……?」
「う~んとね……なんか斬られた」
「………………傷は大丈夫なのか」
「気にしないで。……ムッツリーニ彼らは?」
俺の後ろで3人固まって立っていたやつらを見て明久は言った。
「………………俺の家臣だが」
「優子さん……」
「ええ。アタシもそう思ってたところ。彼らじゃないかしら」
『つ、土屋様。この方々は?』
「………………俺の友人だが」
『申し訳ありませんでした!!!』
突然、3人が平伏して土下座を始めた。一体何が何だかわからない。
『彼らを傷つけたのは私共』
『土屋様のご友人とは知らず』
『お許しください!!』
「………………お前ら、先ほどの報告は嘘だったというわけか」
『申し訳ありません!!』
「………………本来ならば罰すべきところ。ただ、今後の活躍に免じて許そう」
『ありがたき幸せ。お2人、今朝の騒動お許しくださいませ!!』
こいつら何があったんだ。
「まあ、分かってくれるならいいけど、今度優子さんに傷つけたらこんなものじゃないよ」
『ははあっ!!』
「………………何があった」
「まあ、それはいいから。ムッツリーニ僕たち小田原へ行きたいんだけど」
「………………詫びと言ってはなんだが、俺が全力で護衛・案内する」
「それは心強いね」
風魔で鍛えしこの身体。手負いの明久たちに誰も手は出させない。
美濃颯
尾張良晴
三河雄二
遠江明久
駿河優子
この5人の次は、ムッツリーニこと相模康太です。
新たな名字みたいになってしまったけど気にしない方向で。
これからまたいっときでないですかね~
秀吉が待ち遠しいとか、姫路や島田はまだかとか……
翔子や愛子も出てないし。実は美春や久保も登場させないけないし。
まだまだたくさんいますな。
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