VOICEROIDの子達と友達になるお話   作:キョウヤ

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前書きです。
今回は少し重たい話や少し酷い描写があります、苦手な方はご注意ください。



第5話 過去のお話と周囲の認識 響夜side

咲夜は琴葉姉妹と打ち解けてるみたいだな、俺も買い物しながらなにか話題をマキさんとゆかりさんに降ってみようかな

「そういえば、マキさんの好きな食べ物は、さっき聞いたんだけどゆかりさんは好きな食べ物とか苦手な食べ物ってあるの?」「キョウヤ君サラッとマキさん呼びに変えてるねー、そんなにちゃん付けは嫌いだった?」マキさんが悲しそうな顔で聞いてくる。

「ごめんなさい、やっぱり俺自身、女の子に対してちゃん付けで呼ぶの慣れていなくて·····美味しいラザニアを奢るから今は許してください!」とマキさんに謝罪をする。

「むぅー仕方ないラザニアに免じて許してあげよう。」と頬を膨らませながらだけどマキさんは許してくれた。

「ありがたきお言葉!」と俺も時代劇みたいな話し方でお礼を言う。

「あはは!なにそれ、いつの時代の言葉なのさ!」とマキさんは笑ってくれた。

ゆかりさんはそんな2人のやり取りを見ながら

「マキさん、随分仲良くなっているのですね。」と少し寂しそうに呟いている。

俺は呟きが聞こえてしまったから、少し考えてからゆかりさんに声をかける。

「ゆかりさん、学校でも挨拶はしましたけど改めて自己紹介をします、暁 響夜です、趣味は料理とゲームとカラオケです。もし良かったらゆかりさんの趣味や好きな食べ物を教えてください!」と笑顔で話しかける。

ゆかりさんは、呆気に取られて少しポカンとしていたが、その後少し笑ってから答えてくれる。

「ふふっ暁さんはとても面白い方ですね、私達は問題視という事で特別学級にいる生徒なのに普通に接してくれるのですね。」そう答えたゆかりさんの顔は少し寂しそうで、隣で聞いていたマキさんも浮かない顔をしている。

雰囲気を変えるために2人に声をかける

「女の子の寂しそうな顔は見ていてとても辛いんだ、もし良かったら寂しそうな顔をする理由を教えてください、チカラになれるなら協力は惜しまないから。」

少し沈黙が続く…先に答えてくれたのはマキさんだった

「昔ね、私達は髪の色や目の色が違うからって周囲の子ども達や大人の人達からイジメられて迫害されていたんだよ。今も周囲の人からは色物を見るような目で見られてるんだ·····」あれだけ明るく周りのムードを明るくしているマキさんが泣きそうになっている。ゆかりさんもなにも言わないけど涙を堪えているように見える。

「ごめんね、泣いてしまうくらい辛いことを聞いてしまったみたいだね、フードコートがそこにあるし一旦座ろうか、良かったらこれ使って、ちょうど2枚持ってきてたから」とハンカチを取り出して2人に渡す

「ぐすっ、ありがとね響夜君」「ありがとうございます、暁さん」2人が落ち着くまで少し休憩することにする。

すると周りから声が聞こえる

「やだ、あの髪の色、金髪に紫ですって、きっと不良なんだわ」「あの男の子が被害者かしら、女の子の女の子に泣き落としされてるのかしら」「あの制服は最近設立された桜乃高校の制服じゃないかしらまだほかの高校は学校なのにこの時間ここにいるのはサボってるのかしら」など悪態を言っている2人組の大人がいる。その会話が聞こえたのか、ゆかりさんは今にも泣き出しそうになっている。小さい声で「ごめんなさい、私が関わったばかりに貴方に辛い思いをさせてしまった、本当にごめんなさい」ゆかりさんは泣いて謝っている。マキさんもゆかりさんの隣で必死に泣くのを我慢しながらゆかりさんを励ましている。

どうして·····どうして人は見た目で差別されないといけないんだ、生まれは違っても同じ人じゃないか

俺は悪態をこっちに聞こえるように話している2人組に近付く事にした

「まって、私達がいなくればこの話は終わるから」ゆかりさんが泣きながら俺を引き止める

「大丈夫だよゆかりさん、ゆかりさんもマキさんもここにいていいんだ、少しあの2人組と話してくるだけだから、咲夜にも連絡してこっちに来てもらうから少しだけ2人で待っていてね」泣いている子どもをあやす様に声をかけて2人を落ち着かせる。咲夜に連絡しておくか

[フードコートでゆかりさんとマキさんが待っているから合流しよう、俺は少し離れた所で違う2人組と少し話してくる、咲夜、2人をお願いするよ]送信っと

連絡もしたし、少し話をしますかね

2人組に近付く

「こんにちは、今日はいい天気ですね、いい歳した大人が子ども達を泣かせるのはたのしいですか?」最初は笑顔で話しかけ、徐々に圧を強めて話しかける

「子どもが生意気に話しかけてきますね、なんですかいきなり」

「これは失礼、私は桜乃高校の暁 響夜と言います

貴方たちに泣かされた2人の友人です」自己紹介しながら近付く

「あんな髪の色の子と友人とはもう少し人を選ぶべきだと思うわよ」2人は答える

「髪の色で差別をして楽しいですか?その子の内面やその子の気持ちを理解せずに心をボロボロにして楽しいですか?貴方たちに娘や息子がいてその子が見た目でイジメられていたとしても同じことが言えますか?」

「確かに人間は見た目が違う物や人に嫌悪感を抱く生物です、けどそれで差別していい理由にはならない、それに····」

「それに、なによ?」

「見た目が周りと同じでも虐待やイジメられる子もいるんですよ?」学ランの袖を捲り上げる、そこには酷い火傷の後で皮膚が爛れて多数の切り傷のある腕が露になる

2人組は息を呑んで黙っている。

「感想は聞きません、だけど見た目が違うからという事で冷たい言葉を浴びせるのはどうか辞めてください、失礼します。」2人組に背を向けてマキさんとゆかりさんの所へ戻る、咲夜達も合流したみたいだ、泣きそうな顔で咲夜がこっちに来る「どうしたの、咲夜?今にも泣きそうだね」笑いながら話しかけ「響夜がいなくなる雰囲気があって怖かったの、ゆかりちゃんもマキちゃんも泣いてるしビックリした」咲夜も泣いてしまった、とりあえずみんなが落ち着くまでフードコートで話をすることにした。

 

 




後書きです。
話の進展が遅いって自分で書いて読んで思いますね(汗)
次回からは明るい雰囲気でゆかりさん達と日常生活が送れるはず·····
今回から新しくタグを追加しました、他にもつけた方が良いタグなどあれば教えていただけると助かります!
読んでいただきありがとうございました!
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