冷蔵庫に入れず、炊き上がったご飯を常温で置くことで完成する「冷飯」
あなたは、好んでこれをべるだろうか?
私は正直、ご飯は「炊きたてほかほか」の薄く湯気が上がったご飯が大好きなので、あまり好きではなかった。しかし、「味覚極楽」という著書のとある一節を読み、時たま朝ごはんに「冷飯」をたべるきっかけになった。 その一説を以下に紹介したい。
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飯じゃがね、これは冷たいに限る。
たきたてのあたたかいのは、第一体に悪いし歯にもよくないし、おまけに飯そのものの味もないのじゃ。
本当の飯の味が知りたいなら、冬少しこごっている位のひや飯へ水をかけて、ゆっくりゆっくりと沢庵で食べて見ることじゃ、この味は恐らくわしのような坊主でなくては知るまいが、うまいものじゃ。
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これを実際にやってみたが、正直あまり「おいしい」とは思わなかった。水をかけたのも相まって全体的にご飯が「ぼろぼろ」「ぼそぼそ」しており、本当の「飯の味」が何なのかさっぱりだった。
*あとでインターネットで調べた所、お坊さんがたべる「精進料理」の米は「玄米」を使っているとのこと。「白米」と「玄米」では「冷飯」の美味しさが格段に違うらしい。
ところで、この著書にはもうひとつ「冷飯」の美味しい食べ方が記されており、こちらは「白米」でも十分に美味しくいただけ、私もたまに実践している食べ方を紹介しておく
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寒中に冷飯へ水をかけて沢庵で、なんてところまでは行かないが、絶対熱い飯は喰わない。いや、喰えなくなってしまった。
少し硬目の冷飯に、その代わりだしのよく利いた舌の焼けるようなうまい味噌汁、これが私の一番の好物だ。
冷飯にすると味噌汁の味は実によくわかる。実は多く何も入れない。
豆腐を賽の目に切ったり、新しい野菜をほんの生の程度ぽっちり入れたり、山菜、なめこ、じゅんさいなどいろいろやるが、だしのいい空汁に過ぎたことはない。
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こちらは、本当にうまかった。私の場合具は細切りにした「油揚げ」と「大根」の味噌汁
冷飯一口、味噌汁一口と交互に食べてみたが「水掛け」ご飯の時より、「ごはん」のあまさ?うまさ?が感じられ、ごはんで冷たいものをいれたところに、熱い味噌汁を含むことでうまく言えないが、材料などはいつもと変わらないのに「いつもの味噌汁」とは全く違くかんじられるのだ。
ぜひ、騙されたと思って一度は試してほしい。
新しい「ごはん」と「味噌汁」の味が発見できる・・・かもしれない
冷飯の代表「弁当」
あれほど、米の質がわかるものは存在しない。
一度スーパーで売ってる一番高い米と一番安い米で弁当を作ってみたが、かなり味に違いがあった。
弁当にするならやはり「それなり」の値段のお米のほうがいいかもしれない。
安い米は炊きたて、弁当用は「それなり」の米で使い分けるのも面白いかもしれない