著書を読んでいると色々な今まで知らなかった「新しい料理」に対面する。
「どんどん焼き」もその一つである。
その一文を読むと、どうやら「お好み焼き」に近いが、大きな違いとして「小判型」に形成し鉄板に流し込む。
具材を焼くときは、「小判型」の生地の上へのせ、さらにその上から「メリケン粉」をかけまわして、両面を焼くらしい。
「小判型」にするという課題を上手く克服できるいいアイディアが思い付いたら是非とも「どんどん焼き」にも挑戦してみたい。
しかし、今回は「どんどん焼き」ではなく、同じページに紹介されていた「キャベツボール」というものを作っていきたい。
例の如く、その一節を抜き出したいとおもう
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あるとき、何気もなく私が、
「じゃがいもの茹でたのを賽の目に切ってさ、キャベツといっしょに炒めたらうめえだろうな」
そういうや、おやじがポンと手を打ち、
「そいつはいいことを教えてくれた。さっそく、やって見よう」
翌日は、茹でたじゃがいもを用意してきて、さっそくやって見ると、これが大好評なのだ。
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という一節だ。「じゃがいも」と「キャベツ」を一緒に炒めるのだから「美味くない」筈がない。手間暇的にも、「じゃがいも」の茹でる作業以外はそれほどもかからないので、早速作ってみよう。
まずは「じゃがいも」の皮剥き。
手馴れた人ならば包丁で剥くのだろうが、私のような不器用な者だとそう上手くいかない。
なので、私はこういう時の秘密兵器「ピーラー」を使わせてもらう。この「ピーラー」案外バカに出来ない。包丁に比べれば時間はかかるが、やろうと思えば「大根」、「人参」、「じゃがいも」どんな野菜も包丁より安全に、どんな不器用者でも「皮剥き」ができる。
「ピーラー」を開発した人は本当に天才だと思う。
剥き上がった「じゃがいも」を水の入った鍋にぶちこみ、暫く加熱する(水から加熱だったか、沸騰したお湯に入れるのか?どちらが正しいかは覚えていない。極論仕上がりが美味く出来ていればどっちでもいいと思う)
その後、箸が刺さるくらいの固さになったら、引き揚げ冷ましたあとに切っていく
*賽の目切りがどんな切り方か覚えていないので、とりあえず半分にカットしあとは、そのまま一定間隔に切っていった。
続いてさっと水洗いしたキャベツをざく切りに切ったら、加熱したフライパンに2つを入れ、暫く炒める。味付けについては何も書かれていないので無難に「醤油」を加える
*今思うと、「どんどん焼き」の味付けが「ソース」なので、此方も「ソース」が正解なのかもしれない。
あとは、「いい具合」(なんと便利な言葉だろう)に炒めれば完成。
洗い物を減らしたいので、フライパンから直にいただくことにする。
炊きたてのご飯の御供に、オンザ・ライスで食べてみる。
やはり「美味しくない」はずがない。若干加熱時間が短いためか「キャベツ」が固いこと以外は合格点である。「醤油」を中々に多目に入れたので味付けも濃いし「おかず」には充分。
私は飲めないが、お酒の「おつまみ」にもぴったりだと思う。唯一心残りがあるとすれば「ぽてとぼーる」の正統な味付けは何が正しいのか?くらいだろう。
やはり、「ソース」だろうか?今度は「ソース」で試してみたいものである
「どんどん焼き」のページにはこの他にも「おしる粉」・「カツレツの上」・「オムレツ」・「鳥の巣焼」という料理も登場する。
小判型に生地を形成するという課題が克服できたら是非とも挑戦したい.
*一度100均のお菓子の型コーナーでも見てみれば以外にあるかもしれない