Fate/√knight  【ムラサキノウエ】   作:わが立つ杣

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キャスターと葛木が戻らないままに日付を跨いだ頃合い。


第31話 ~13日目①~ 「夜襲」

 

 

 R turn

 

 

 感じたのは、ほんの僅かなさざめき。気のせいかとも思えるくらい微かな空気の揺らぎだった。

 

「士郎!敵襲です!」

 

 元々起きていた私は、傍らで寝ていた士郎を強く揺さぶって起こす。

 

「・・・ライダー・・・!?」

 

 士郎は瞬時に覚醒するとまでいかないが、それでも構わない。

 

 ダンッ!

 

「起きて下さい!イリヤスフィール!」

 

 私はすぐに立ち上がると、敢えて大きな音を立てて障子戸を開け、廊下からイリヤスフィールの部屋に向かおうとする。

 今夜、この屋敷に敵が襲ってくる可能性については、警戒していた。

 

「・・・イリヤを頼む!」

 

 起き抜けの士郎の声が私の後ろから届く。

 そう、敵の狙いは彼女のはずだ。

 

 バリンッ!!

 

 ガラス戸が割れ、白い仮面が廊下に侵入してくる。

 イリヤスフィールの寝ている部屋との間には、障子戸一枚を隔てるのみだ。

 

「させません!」

 

 ジャラララ!

 

 私は走りながらアサシンの側面から、杭剣の鎖を投じる。

 

「かかったな!」 

 

 だが、アサシンは不敵な声を漏らすと、私の鎖を飛び上がって躱し、天井を伝うようにして私の背面に回りこむ動きをした。

 

「なっ!?」

 

 この動きに私は不意を突かれた。

 イリヤスフィールを狙ってくるものと考えていたが、この反応は・・・

 

「そう。狙いはお前だ」

 

 ザッ!

 

「ぁうっ!」

 

 振り向くより一瞬早く、2本の短剣が私の背中に突き立てられた。

 生暖かい液体が背中を流れる

 

「くっ!」

 

 何とか堪えて、杭剣を横薙ぎに振るい、アサシンを引き剝がす。

 

 バリンッ!

 

 アサシンはガラス戸を割って、中庭に跳び退った。

 

「ライダー!」

 

 左手にいつもの黒剣、右手に紅い剣を構えた士郎が部屋から出てくると私を庇うようにして前に立つ。

 

「つっ!」

 

 一方で、私は背中の痛みで、片膝を突いてしまった。

 

 ──────ガラガラガラガラガラガラ──────

 

 その時、屋敷の結界の警報音が鳴り響いた。

 新たに敵が侵入してきたことを示している。

 

「ふぉふぉふぉ・・・キャスターが不在になれば、奇襲が成功するかと思ったのだがのう」

 

 アサシンの後ろから、以前は私がよく目にしていた老人が姿を現した。その老人は杖をつき、中庭の奥からゆっくりとこちらに歩いてくる。

 この屋敷の結界は、探知用としては優れているとキャスターは言っていた。本来なら、この老人、間桐臓硯が侵入した時のような音が警告音として鳴り響くのだが、アサシンの気配遮断スキルが強力で、僅かにしか反応しなかったようだ。

 その僅かな警告音を私は感じ取って迎え撃つことができたが、結果的には向こうの術中に嵌っていたようだ。

 

「・・・間桐・・・臓硯か・・・」

 

 士郎の呟きには若干の驚きと戸惑いが含まれていた。

 実際のところ、殆ど士郎はこの老人との面識はないはずだが、風体で察しているのだろう。

 

「だが、策は用意しておくものよ。今宵、ライダーを殺れれば、充分な戦果じゃ。アインツベルンの聖杯は、その後でじっくり回収すれば良い」

 

 老人の顔に、酷薄な笑みが浮かぶ。

 

「衛宮の小倅、そして、ライダー。お主らは桜の覚醒にとって、想像を遥かに超える働きをしてくれた。感謝しておるぞ」

 

 感謝されたくはなかったが、私達がこの妖怪の掌中で踊らされていたというのは確かなのだろう。

 

「特にライダー、お主は(まこと)に掘り出し物じゃった。まさか、主の想い人を掠め取るとはのう・・・」

 

「臓硯・・・お前・・・!」

 

 士郎の顔が怒りに歪む。

 

「魔術師殿。ここは勝負所。くれぐれも気を抜かれますな」

 

 沈黙していたアサシンが臓硯に注意を促す。

 

「わかっておる。アサシンよ。小僧は儂が抑える。お主はライダーを確実に仕留めよ」

 

 臓硯の手にした杖が地面を叩き、カツンッと音を立てた。

 

 

 E turn

 

 

 ライダーが負傷したことで、戦況は不利になったように見える。

 単純な白兵戦なら、この状態でもライダーならアサシンと互角以上に戦える。

 しかし、この屋敷ではライダーの宝具である天馬(ペガサス)は周囲に与える被害も大きいため使用が難しく、一方で、アサシンの宝具はおそらく対人戦闘に特化しており、存分に発動できるだろう。

 そのうえ、屋敷内にはイリヤだけでなく、今は完全に無力になっている遠坂もいる。彼女達を狙われるような動きをされると、助けに入らざるを得ないため圧倒的に不利になる。

 だからオレ達は、この場面になった時には短時間でケリをつけるための方策を予め考えていた。

 

「ライダー!頼む!」

 

 オレは、合図を送る。

 

「はい!士郎!」

 

 右後方で空気が動く。

 オレのほうが前にいるので、当然見えはしない。

 だが、何をしたのかはよくわかっていた。

 彼女がその眼を覆うバイザーを外したのだ。

 

同調(トレース)開始(オン)!」

 

 一方でオレは右腕を強化するために詠唱する。

 キャスターの強化魔術に比べればささやかな効果に過ぎないが、ないよりはマシだ。

 

「なにっ!?」

 

「なんじゃと!?」

 

 対峙していたアサシンと臓硯が驚愕する。

 自分たちが石化しつつあることに。

 そしておそらく、この場面でこちらがライダーの魔眼を解放したことに。

 なぜなら、今、彼女の視界の範囲内にはオレもいるからだ。

 

「莫迦な!それでは、小僧も石化するぞ!?」

 

 臓硯の言うとおり、オレも足元から石化が始まっていた。

 

「ちっ!貴様を殺して、呪いを解けば良いだけのこと!」

 

 驚いたのも束の間、流石にアサシンの判断は早かった。

 

「その心臓を我が掌中に!・・・・・・宝具!」

 

 だが、その動きも計算のうちだった。

 オレは強化した右腕を大きく後ろに引いた。その手には()()()がしっかりと握られている。

 オレもアサシンも足元は石化しつつあり、お互いに動かせるのは上半身だけだ。

 

妄想心音(ザバーニーヤ)!」

 

赤原猟犬(フルンディング)!」

 

 オレとアサシンはほぼ同時に宝具の真名を叫んでいた。

 アサシンは、オレが剣を投じるのと同時に上半身だけは捻るようにして躱す動きをする。その動きにより、オレの剣の軌道は外された。

 一方で瘴気を帯びたような暗殺者の黒い右腕が、ライダーの心臓を目掛けて伸びる。

 だが、

 

 ザンッッッ!

 

「があああぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 絶叫したのはアサシンだった。

 確かにオレの投じた剣はアサシンの伸ばした右腕の軌道からはズレていた。しかし、目標物を追尾するその剣は、狙い違わずアサシンの右腕を切り裂いていた。

 オレとしては、アサシン本人を狙うこともできたが、相打ちになっては意味がないため、明らかに敵の決め手である右腕を狙ったのだ。

 アサシンとすればこちらの剣の軌道を外して腕を放っていたので、当たるとは思っていなかったはずだ。

 

「ぬうううぅぅぅ・・・小僧・・・!一度ならず二度までも・・・」

 

 アサシンは苦し紛れに残った左腕で短剣を投じてくる。

 

 ギンッ!

 

 だが、すかさずライダーがオレの前に出て、短剣を叩き落としてくれた。

 

「お終いですね」

 

 オレを庇うように立ったライダーが終戦を宣告した。

 彼女の視界から外れたオレの石化は止まったが、アサシンと臓硯のそれは進行し続けていた。

 臓硯は既に首まで、アサシンも胴体まで石になっていた。

 

「むう・・・そのようだな」

 

 アサシンは従容として状況を受け入れつつあった。

 ほぼ動けなくなった自身の有り様を淡々と眺める。

 

「何ということじゃ!こんなにもあっさりと!!無様にやられるとは!!!」

 

 臓硯は対照的だった。

 

「この役立たずめが!!サーヴァントなら、マスターのために最後まで死力を尽くすのだ!!」

 

 あろうことか、アサシンを罵倒し始めた。

 

「魔術師殿。早く残った個体だけでも逃げるが良かろう。少しでも残したほうが後々のためになる」

 

 当のアサシンは、冷静に臓硯に提言する。

 

「ちいぃ!言われずともわかっておるわ!」

 

 ブワァァァッッッ──────

 

「なっ!?」

 

 石化せずに残っていた臓硯の頭部が突如として、大量の蟲に分裂して飛び去って行った。途中で数匹は石化して落下したが、残りは何処へともなく闇の彼方へと消えていった。

 

「臓硯の体は蟲でできてたってことか・・・」

 

「そのようですね。逃げられたということでしょう」

 

「さらばだ魔術師殿。今際の際まで貴殿らしく、生にしがみつき、醜く、藻掻き足掻き続けていただきたいものだ」

 

 アサシンも首までが石と化した。

 これまで、どんな時も固定されていたその白い仮面が僅かにズレた。

 

「仮面を元に戻してもらえぬかな?素顔を晒すのは、名前を取り戻した時と決めているのだ」

 

 既に腕を動かせなくなっているアサシンは、顔を隠してもらいたいという要望をしてきた。

 

「それはできません。あなたはアサシンです。この土壇場でもあなたに近付くことは危険です」

 

 オレが応えるよりも早く、ライダーが拒絶する。

 

「ですが、ご安心なさい」

 

 ライダーは横に移動して、アサシンの側面に立つような恰好になった。

 オレもその意図を察して、ライダーと同様の動きをした。

 

「あなたの素顔に私は興味がありません」

 

「配慮に感謝する」

 

 カランッ

 

 と、髑髏のような仮面が落ちた。

 ほぼ全身が石と化した(いにしえ)の暗殺者が天を仰ぐ。

 

「当代随一の妄念と共に、宿願を求めて戦えたことに悔いは無い」

 

 黒衣のサーヴァントの全身は、灰色の石像となった。

 今日未明、また、一人の英霊が消えた。

 

 

 

「二人とも大丈夫?」

 

 部屋から出てきたイリヤが割れたガラス戸を魔術で直しながら、心配そうに尋ねてきた。

 

「ああ。オレはもう大丈夫だ」

 

 既にライダーに石化を解いてもらっていた。

 

「私もじきに回復しますので」

 

 その言葉どおり、ライダーが背中に受けた傷は八割方治っているようだ。

 

「隙間から覗かしてもらったけど、あんなことよく考えるわね。『肉を食べつくして骨までしゃぶる』ってやつでしょ?」

 

 イリヤが謎のことわざを持ち出した。

 

「なんだそりゃ?強いて言うなら『肉を切らせて骨を断つ』だろ」

 

「今夜、襲撃があることは想定されましたので、士郎と話し合っておいたのです。少し驚きましたが、士郎の場合、これくらいなら無茶の範疇に入らない気がしてきました」

 

 ライダーは詰るような視線をオレに送ってくる。

 彼女は既にバイザーを装着済なので、固まったりはしない。

 

「私も感覚が麻痺してきているのでしょう」

 

「うまくいったんだから、正解だったってことじゃないか」

 

「そうですね。向こうは私の能力をほぼわかっていましたから、それが逆に思い込みに繋がったのでしょう。私も多少の調整はできますので、士郎の石化は緩やかだったはずです」

 

 ライダーは、いわば間桐家が召喚したのだから、その能力は知られている。彼女の魔眼が視界に入るもの全てを対象としていることも。であるが故に、味方であるオレが前にいる状態で、魔眼を使うことはあり得ないと思っていたのだろう。

 

「終わったみたいね。私は何もできなくて、申し訳なかったけど・・・」

 

 戦いが終わったことを察したのだろう。遠坂が廊下の奥からやってきた。

 

「ほんと情けないわ。隠れていることしかできないなんてね」

 

 これまで颯爽と自ら戦ってきた遠坂からすれば、忸怩たる思いがあるだろう。

 

「・・・うん。でも、今回は足手纏いにならないって役目を果たしたと思うことにするわ」

 

 それでも、何とか気持ちを切り替えるところが遠坂らしい。

 

「アーチャー達もいますから油断はできませんが、奇襲を得手とするアサシンを斃せたことは大きい。私が警戒していますので、士郎達はしっかりと寝てください」

 

「そうだな。起きたら、遠坂とイリヤを教会に送らないといけないしな」

 

 明日・・・じゃなくて、もう日付が変わっているから今日だが、朝食後には教会に二人を送っていくつもりだった。

 

「・・・は?なんで送ってもらう必要があるのよ?」

 

 そう言えば、この点については擦り合わせができていなかったな。

 遠坂が拒絶反応を示した。

 

「だって、道中危険だろう」

 

「あなたに迷惑を掛けたくないって言ったじゃない」

 

「ダメだ。これだけは譲れない」

 

「襲われたらその時はその時。私の運がなかったってことでいいわよ」

 

「そんなことオレが我慢できるわけないだろう」

 

 アサシンが消えたとはいえ、臓硯は生きている。

 遠坂が途中で襲われないとは言い切れない。

 

「・・・そうだ。いいこと考えた」

 

 オレはライダーをチラリと見て、ニヤリと笑った。

 

「ライダーさん。バイザーを外して遠坂さんを睨みなさい」

 

「え゛?」

 

「承知しました」

 

 ライダーがバイザーに手を掛ける。

 オレとイリヤは、すかさずライダーの背後に逃げ込んだ。

 

「げ・・・」

 

 ライダーがバイザーを徐々に上へとずらしていくと、美しいが危険な瞳が露わになる。魔力を失っている遠坂は全く抵抗力がないため、一溜りもない。

 すぐに足元から石化が始まった。

 

「ちょ・・・うそ・・・まぢ?英霊だって斃しちゃう伝家の宝刀を今のあたしみたいな一般人相手に抜いちゃうわけ?」

 

「大人しく士郎の言うことを聞きますか?」

 

「わ!わかったわよ!だから、ストップ!ストーッップ!!」

 

「本当ですか?」

 

 ライダーは根が結構サディスティックなので、こういうときには、傘にかかって追い詰める。

 恐い・・・

 オレも気をつけなくてはいけないと肝に銘じる。

 

「だから、衛宮君達と一緒に教会に行けばいいんでしょ!わかったから、固めるのやめて〜!!」

 

「二言はありませんね?」

 

「もうイヤ・・・この似非(えせ)ハリウッド女優め・・・全米が泣くわ・・・」

 

 遠坂が半べそになって、悪態をついた。

 と、

 

 ──────ガラガラガラガラガラガラ──────

 

 今夜、二度目の警告音が鳴り響いた。

 またも侵入者が現れたという事だ。

 オレ達の間につい先ほどまでとは、全く違う緊迫した空気が流れる。

 

「士郎は、二人をお願いします」

 

 ライダーが周囲を警戒しながら、オレに下がるよう促す。

 

「わかっている」

 

 アーチャーには結界が反応しない。この短時間で臓硯が再度襲ってくる可能性は殆どないため、結界が機能したということは、桜かセイバーが侵入したということになるだろう。

 

「何あれ?」

 

 イリヤが中庭の一点を指さす。

 黒点が一気に広がり、大きな影を作り出していた。

 そこから現れたのは、

 

「・・・セイバー・・・」

 

 漆黒の鎧と剣。何より冷たい眼差し。

 オレとともに戦ったセイバーと同じなのに、明らかに違うセイバー。

 アインツベルンの城外で見た時と同じ姿だった。

 

「アサシンを斃したようですね」

 

 変わり果てた雰囲気と同様に、以前とは全く違う冷たい口調だった。

 それでも、声は同じ。確かにセイバーの声だ。

 言葉の最後には、あの『シロウ』という独特のイントネーションでオレに呼びかけてきているような錯覚を覚えた。

 

「疲弊しているところを、襲撃しようという意図でしょうか?」

 

 ライダーが杭剣を構えて、一歩前に出る。

 

「桜からの言伝(ことづて)です」

 

 ライダーを一顧だにせず、セイバーは口を開いた。

 

「何だって?」

 

「今日の夜10時に、教会に来るようにとのことです。面白いものが見られるから、と」

 

「面白いもの?」

 

 オレは、セイバーの言葉を(いぶか)った。

 どういう意味なのだろうか。

 

「それから、『それまでは手を出さないからゆっくり休んでくださいね、先輩』とも言っていました」

 

 セイバーはオレに背を向ける。

 

「確かに伝えました。それでは」

 

 あくまでも無感情に、用件だけを伝えて黒いセイバーは立ち去ろうとした。

 

「待ってくれ!セイバー!」

 

 オレは、思わず呼び止める。

 このまま何も話さずに終わりたくなかった。

 

「お前は、もうオレと一緒に戦ったセイバーじゃないのか?あの時の記憶も全て失くしてしまったのか?」

 

 異質な存在に変わってしまったセイバー。

 それでも、オレは一縷の望みを持ちたかった。

 彼女を元に戻すことは絶対にできないのか。

 以前の事を覚えているなら、希望があるかもしれない。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 しかし、セイバーは体を半身だけこちらに向けたが、沈黙で応えた。

 彼女は僅かの間オレの顔を見詰め、そして、オレの後方へと暫く視線を固定した。

 その時間もそう長くはなかった。

 

「・・・失礼します・・・」

 

 彼女は、そのまま闇の向こうへと消えていった。

 

「くそ・・・」

 

 何も言葉を交わせなかった。

 自分の問い掛けは虚空に霧散しただけだった。

 オレは、ゆっくりと後方を振り返った。

 最後にセイバーが視線を送った先を、無意識のうちに確かめようとしたのかもしれない。

 開け放たれたガラス戸の向こうには、同じく障子戸が開いたままになっている部屋がある。

 

「あれは・・・」

 

 そこは今はイリヤが使っている部屋だ。

 そして、以前はセイバーが使っていた部屋でもある。

 そこにある小さな飾り棚には、落ち着いた部屋の雰囲気には些かそぐわない愛らしいライオンのぬいぐるみが置かれていた。

 









長きにわたり暗躍してきたアサシンですが、ここでお役御免となりました。
綺礼に寝返るという構想もあったのですが、やはりこの人は忠義を貫いてこそだなと思いました。
お疲れ様でした。
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