超絶金持ちの幼馴染と付き合った俺は最強なのでとりあえず悪を粛清しまくりたいと思います   作:_あかさたな_

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元カノと今カノ

「そーちゃん帰ろっか」

 

「そうだな。言いたいことも言えたし」

 

この時を予期していたかのようにチャイムが鳴った。

このチャイムともこれでお別れか。

校門に向かっていると、千聖は飲み物を買うと自販機に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「もうそーちゃんはいないよ。いい加減出てきたら?」

 

人目につかない体育館裏で千聖は、誰かを呼ぶように言う。

数秒の間を空けて、物陰から誰かがでてきた。

 

「き、きづいてたの?」

 

「えっとー、相澤紗枝ちゃん?だっけ」

 

物陰から出てきたのは相澤紗枝だった。

 

「ええ」

 

「それで、なんの用?」

 

千聖が相澤に問い質す。

もう既にチャイムが鳴って授業が始まっている。

それなのに学校では優等生の相澤がここにいること自体おかしなことだ。

 

「えっと…それは…」

 

「そーちゃんの事でしょ?」

 

「っ」

 

千聖は相澤がこれから言うことがわかっているかのような口振りで会話を進める。

 

「……うん。蒼太のことについてなんだけど…」

 

そう言ってまた相澤は沈黙した。

千聖はヤレヤレといった様子で口を開いた。

 

「そーちゃんから聞いた話とは随分と違うね。振った時はもっと……まあいいや」

 

「そのことなんだけど……」

 

相澤は千聖の話から続けるように続ける。

 

「蒼太に謝りたいの!あの時はその、気の迷いでっ、それで、神代くんといる内に、やっぱり私には蒼太しかいないって……!」

 

「またやり直せたらいいなって……」

 

「だからあなたから言っ……」

 

「蛆虫がさっきからペラペラとしゃしゃり出やがって」

 

「っ!」

 

相澤の言葉を千聖が遮る。

さっきまで可愛らしい口調だったら千聖から、荒々しい言葉が出てきたことに相澤は驚愕を隠せないでいた。

 

「君がそーちゃんを取った時私がどんな思いで毎日に過ごしてたかわかる?でもそーちゃんのためだと思って私は我慢したんだよ」

 

「そ、それはっ……」

 

「そもそもそーちゃんに()()()()()()()でしょ?」

 

「っ!なんでそれを…」

 

「でも、私がした行いに対してはちゃんと償う!だからもう一度蒼太と話させて!」

 

「それは私が決めることじゃない。そーちゃんだよ」

 

「…蒼太なら話してくれる」

 

「はあ…これじゃあ埒が明かない。もういい?そーちゃん待たせてるんだけど」

 

「……」

 

「かわいそうな人だね。君」

 

千聖それを言い残してこの場を去った。

一人枯れ木のように立ちすくむ。

 

「蒼太……」

 

相澤は消えるような声で呟いた。

 

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