ワタシは悪いゾンビじゃないよ!   作:ディアズ・R

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つい書いてしまった……まだ未完だらけなのに……
他作者様のワンピース二次を読んでたらやりたくなった。
とある作品に多大な影響を受けつつ書いてます。
反省はしているが、後悔はない!



転生者、ゾンビになる。

唐突で在り来たりな始まりで申し訳ない。

 

どうも、転生者です。

ごく普通の村に生まれたごく普通な子供です。

転生者特有のチートもご都合主義もなく10歳になったある日、この世界がなんの世界かようやく判明した。

 

今まで何してたって?

 

畑耕したり、他所の子供の面倒見たりですがなにか?

それはさておきこの世界はなんと……『ONE PIECE』の世界でした!はい拍手、パチパチ。

 

テンション可笑しいって?

 

その理由はいたってシンプル、海賊に捕まって奴隷として売られてる最中だからだよ!

家族や友人達は皆殺されてしまいました。

SAN値が低下しすぎてワロス。

ちなみに私女の子だよ!見た目は『化物語』のキスショット(少女版)の色違い(目が青で髪が銀)だから、後10年ぐらいでボンキュッボンだと思われ。

将来は性奴隷待ったなしだね!

そして私を買った金持ちはとんだクソ野郎だった。

ちなみにちなみに私のお値段300万ベリーでした。

 

喉を潰され両手両足切り落とされて枕にされてます。

 

もちろん泣き叫びましたよ?

むしろソレが聞きたかった、とでも言うかのようにノコギリでギコギコされた。

一週間ぐらい自我崩壊してた。

 

しかしこの程度は序の口。

 

私以外の奴隷も似た感じにされており、重ねて椅子にしてたり、誰かの掌をコップ代わりにしてたり、手足で棚を作って死んでしまった奴隷の生首を飾ってたり。

ぶっちゃけただのサイコパス野郎です。

トイレや食事は同じようなサイコパス冥土におまかせでした。

 

何だかんだで買われてから一ヶ月。

 

そろそろ私も首切り(物理)かなーと思っていたら、クソ野郎が腐ってるようにしか見えない掌サイズの血のように赤い見た目はメロンな悪魔の実っぽいものをもって帰ってきた。

ソレを適当に私の頭の真横に投げ、何時ものように私を枕に昼寝である。

そろそろクビだと考えていたからか、最後に嫌がらせしてやろうとその悪魔の実をなんとかかじる。

その瞬間口の中に広がる腐乱臭とえぐみ、苦味。

まあ普段から血生臭かったり、腐臭まみれだったりと慣れていたので気にせず食べる。

口の中の物を飲み込み、全身が針で刺されたような痛みと脳を直接殴られたかのようなめまいに襲われ……

 

私の心臓は止まった。

 

いやまあ、別に死んでないけど。

何故か心臓が止まって、いろいろな痛みが消え、手足に赤黒い霧が集まったと思ったら手足が生えた。

なんとなくカラダの使い方がわかる。

のでクソ野郎の手足を全力で引き千切る。

その際、私の腕も弾け飛んだが些細なことだ。

なんとなく今の私の感じ的に『これはゾンビですか?』の主人公的な人間の耐久度以上の力を出してしまったからだと思う。

でもそんな考察は後回し。

私はいけるだろうと赤黒い霧を周囲にまき散らし、家具にされてた人達を五体満足な状態に治す。

今の今まで喚き散らしてたクソ野郎を指差し一言。

 

「ご自由に」

 

悪鬼羅刹のような顔になった同僚達が我先にクソ野郎に向かっていくので、おまけでクソ野郎にも赤黒い霧を纏わせる。

これでクソ野郎も死ぬことはないだろう。

私、善良だから悪人でも死ぬのは見逃せないの!私ってばなんて優しいのかしら!

冥土達もバラバラにされてるので同じように治し、片っ端から部屋に入り同僚を治す。

 

そして鍵の掛かった部屋を見つけたので扉を粉砕して中に入る。

扉の内側はこの屋敷の中で唯一の鋼鉄製だったが、骨が砕ける程度の硬さだ。

何故この部屋だけ厳重なのかと言うと、宝物庫だからだ。

価値のわからない絵画や金の置物、宝石類に金の延べ棒等々大量である。

私は自身の影を伸ばしそれらを影の中に沈める。

やれそうだからやったが、なんでもありだなこの力。

 

そんなこんなで、サイコパスどもは地下室の拷問部屋?解体部屋?に繋ぎ、同僚達に今後どうするかを聞く。

故郷に帰りたいなら先程の金の延べ棒を三本ほど渡す。

 

自分はどうなっても良いからサイコパスどもをなぶり続けたいと言う人達には、眷属化を施す。

眷属化は常人より強い力と老い無き身体を与える。

私か自身の意思で灰となって終わることも出来る。

ただ太陽光に弱いのと傷が治らない欠点もある。

 

そして帰る場所もなく、これ以上の復讐も必要なく、生きているのが嫌になった人達は私が殺す。

赤黒い霧に包まれ、痛みや苦しむことなく灰になる。

同僚皆で協力して、屋敷から離れた森の中に墓を造った。

 

同僚達と別れを告げた私は、クソ野郎の個人所有の大型船に乗って風の向くまま航海に出る。

だって『ONE PIECE』だもの。

船員?元から居たのは皆殺しにしましたがなにか?

え?一人でどうやって動かしてるって?

幽霊(レイス)に手伝って貰ってます。

何の話だって?これも悪魔の実の力です。

先程皆殺しにした船員達の魂を使役してる感じですね。

ネクロマンサー的能力だと思ってください。

もちろん『これはゾンビですか?』ほどの万能性はないです。

ちなみにあの屋敷にも、私の先輩方が後輩達を少しでも守るために幽霊化してくれと怨念の塊が悪霊化してます。

 

それらを踏まえてあのクソ野郎が特異体質だと判明している。

簡単に言うと呪詛や怨念等の負のエネルギーを幸運に変換する特異体質だ。

ソレを知ってか知らずか盛大にヤっていたので、今までやってこれたらしい。

が、私という転生者の運命力には勝てなかったようだ。

たぶん、私とあの悪魔の実の繋がりが、クソ野郎の特異体質を上回ったのだろう。

 

さて、そろそろ気になっているだろうあの悪魔の実について話そう。

あの悪魔の実は【ヒトヒトの実・幻想種・モデルアンデッド】と言うことにしておこう。

この悪魔の実の力だけど、それはもう色々出来る……出来るのだけど、少し問題が。

 

そう、私の心臓が止まっていることにある。

 

原作で【ブルック】が海楼石に触れている場面は無かったはず。

だが、ブルックは呼吸しているかわからないけど海に入ると溺れる。

つまり、今の心臓が止まっている私が海楼石に触れるとどうなるのかわからないと言うとんでもない地雷がある。

心臓が動いていないので呼吸は必要ないが、海に入るとどうなるかわからない。

あと、太陽に当たり続けると文字通り焼ける。

ただ、日向ぼっこが好きだったので焼け続けてたら炎上はしなくなった。

 

それらを踏まえて試したくないが、一つだけ仮説がたてられる。

 

心臓が止まっていることから、もう私はゾンビ的な感じに変異していて人間ではないと言う説だ。

悪魔の実の能力は、あの赤黒い霧や影の倉庫的なのではないか?と言うことだ。

航海中に能力を試したら、ファンタジー系のノーライフキング的な魔法も使えた。

もっともこの世界に魔力的なものが無いので、私が創る魔力的なものを使ってでしか発動しない。

強くなれば増えそうな感じだが、今いる海は新世界側である。

いくらチートな能力を持っていようと、覇気もまともに使えない戦闘経験皆無な小娘が安全に強くなれる環境じゃない。

だからこそ、私は最低限自分に出来ることを把握しておかなければならないのだ!

 

話を戻して、私がゾンビ的な変異をしていることだ。

 

もしも種族としてアンデットになっているなら、海に入っても海楼石をつけられても能力が使えないだけで死なないのでは?

なら試せよ、と言う方に聞きたい。

もし間違っていたら?心臓が止まったまま悪魔の実を食べて得た力の全てが封じられたら?

 

私は死ぬ。

 

分かるかね?私は死にたくない。

だから、強制的にそういう状況にならない限り試したくない。

ちなみに飲食と排せ、んん!お手洗いは必要ない身体になってた。

まあ、美味しいものは食べたいけど。

 

そして、船首の上で体育座りしながら色々試して一週間……ある種の運命的な出会いをする。

 

「お?良い船じゃねぇか……貰うか!」

 

クルーザーのような小舟から、さらっと私の船に乗り込んできた悪人面のおっさんが私の前に仁王立ちした。

 

「ん?小娘、お前一人か?」

 

幽霊(レイス)は見聞色の覇気では一切気配がわからないらしく、とりあえず隠れてもらっている。

多分、武装色の覇気なら消滅させられる。

もっとも、自分覇気使えないからわかんにゃい。

 

「……そう……貴方は?」

「俺様の名はロックス!ロックス・D・ジーベック!ガキ、お前の名はなんだ?」

 

名前……あの頃の名は、もう使いたくないかな~

んー不死身だし、アレにしよう。

あ、言葉少ななのは喉潰されてた後遺症だと思って。

 

「エヴァンジェリン、エヴァでいい」

 

『ネギま』乙。

キスショットにしろだの忍じゃねぇのかよとかはスルーします。

魔法っぽいの使うときに『ネギま』の魔法名使うから。

メラゾーマとかファイヤーボルトとかも使うけど、雷の暴風とか闇の吹雪とかの方が使いたい。

 

「エヴァか……俺様の勘が言ってる、お前は面白いと!」

 

……は?

 

「俺様の仲間になれ!ついでに船もくれ!この船気に入った!」

 

こいつ海賊や!ブッコロ!!

今の私が自分を壊さずに使える200%で殴りかかる!

次の瞬間、私の首はへし折れ倒れていた。

 

「げっ!?殺しちまった……まあいいか」

 

殺しといてこの言いぐさである。

やっぱ海賊って糞やな!

……クソ野郎に買われてから私、口悪くない?

あっさり負けたのが悔しかったので、首が折れたまま立ち上がる。

 

「あん?なんだ、悪魔の実の能力者だったか。ならこれで終いだな」

 

仲間にするんじゃねぇのかよ……と言う感想を抱きつつ、覇気付きの剣で縦に斬られた。

身体の中から臓物が出ていく感覚、気持ち悪い。

いつ抜いたのか、いつ斬ったのか全く見えなかった。

やっぱり、一般人が新世界スタートは無理があります。

ただ一つだけよかった点が、覇気で斬られても死なないのがわかったことだろう。

種族アンデット説が濃厚になってきた。

身体を一度赤黒い霧に変えて再構成。

同時に魔法の準備と幽霊達に攻撃命令。

 

「あ?確かに手応えがあったんだが……なんで死ん、何!?」

「氷爆」

 

船になるべく被害がでなく、相手の動きを封じれる魔法。

唐突に現れた見聞色ではわからない幽霊に気を取られた隙に、爆発するように私の前が凍結する。

勝った!第三部完!と言う気分の私の首が床に落ちた。

 

「おいおいおい!お前何の能力者だよ!マジで面白いじゃねぇか!!」

 

落ちた頭から見て、いつの間にか背後に立たれてたらしい。

これ何やっても今の私じゃ勝てないヤツだ。

そう思ったら海賊抹殺モード解除して、首拾って隅っこで体育座り。

 

「あり?もういいのかよ?」

「……勝てない」

「まあ動きが素人だし、俺様が負けるわけがないが……ふむ」

 

この船が欲しいか?欲しければくれてやる!もってけ泥棒!

せめて陸地があるところまで海に突き落とされないようにじっとする。

嫌がらせに船内の幽霊達には隠れてもらう。

このでかい船を一人で操作するが良い。

船上の幽霊?全部蹴散らされてた。

 

「よし!エヴァ!お前を俺様のロックス海賊団副船長にする!」

 

アホなこと言ってるバカ。

ムカついたので気になっていたことを聞く。

 

「……一人の癖に海賊団?」

「一人で事足りたからな……ちょっと前まで船員いたんだが、裏切るし弱いし邪魔でな」

 

カリスマ値が足りないからじゃね?

自分の戦闘力にポイント降りすぎなんだよ、きっと。

 

「ところで、なんでいきなり襲い掛かってきたんだ?」

「……家族、海賊に殺された。私、奴隷にされた。買った奴、クズだった。だから私は、海賊と金持ち嫌い」

「なるほどな~なら海賊と金持ち襲うか」

 

何言ってんだこいつ。

 

「ちなみに俺様は天竜人と世界政府が嫌いだ。あと海軍」

「なんで、私誘う?」

「まず能力がおもしれぇ。瞬殺されてんのに諦めない度胸が気に入った。絶対に勝てないと悟って諦めた様に見せて何か狙ってるだろうその目が俺様好みだったからだ」

「ロリコン」

「残念、ガキは趣味じゃねぇ」

「いつか殺す」

「出来るもんならやってみな」

 

と言うことで、私はロックス海賊団副船長になりました。

……ロックス海賊団ってどっかでみたような?原作で出てたっけ?

私の原作、ドレスローザ編で終わってるんだけど。

大きな出来事はなんとか覚えてるけど、細かいのは全然覚えてないわ。

まあ、そんな未来の話(だよね?)はおいといて、軽く私にできることをロックスに教えた。

幽霊、魔法、不死身、霧についてだ。

海楼石とかは秘密。

じゃあ試してみようとか言われそうで嫌だから。

ロックス海賊団副船長としての実力をつけるための修行として100回以上殺された。

ちなみにロックスは無能力らしい。

 

「しっかしマジで死なねぇな」

「……」

「で、そろそろ覇気使えそうか?」

 

使えるかボケ。

コツも何もなくただひたすら殺される毎日やぞ。

 

「……そう言えば、覇気について何も教えてなかったか?」

 

……まさか教えたつもりだった?

 

「……ブッコロ」

「正直すまんかった」

 

そう言いながらも私を十三分割してくれやがった。

私は今なき両親に誓う……ロックスいつか殺すと。

 

 

 

TO BE CONTINUED




オリジナル悪魔の実【ヒトヒトの実・幻想種・モデルアンデッド】について
食べた者を動く屍に変える。
食べた者がアンデッドならこういうことが出来ると思っていることが全て出来る。
ただし、食べる前からそう出来ると知っていなければ使えない。
食べた後に知っても使うことはできない。





書いているとき、主人公はタイトル通りにしよう!
そう思っていました。
書き終わって読み返してみると、あれ?と思いました。
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