強くなってるのに勝てないオリ主。
正直、上位者の見聞色がチート過ぎる。
ワノ国に再来訪してから1年。
なんとなく使っていた能力をしっかり使いこなす修行をし、使える魔法を増やし、変身時の霧の性質変化を調べたり、身体強化の%を上げた。
他にも幾つか切り札を用意してある。
スキヤキ様や康イエ様と前は黙ってた外の事を話し、近い将来に世界に喧嘩を吹っ掛けることも伝えた。
ほんの少しの助力を願ったら、何故か全面協力してくれるとの事。
正直、ものすごく嫌な予感がした。
スキヤキ様等にも将来のビジョンがあるらしく、笑ってはぐらかされた。
ヒョウ吾朗には引き続き流桜を学んでいるが、覇気の才能がないと言われた。
ムカついたので、ヒョウ吾朗はいつか流桜でぶっ飛ばすつもりだ。
おでんは、というか、九里は金欠である。
前は私が帳簿をつけてたが、今は傳ジローがつけている。
報告の無い使い込みが大量にあり、全く役に立ってないけど。
凄い申し訳なさそうだったので、現在使い込みしただろうおでんその他をボコボコにしたところだ。
「私はあくまで部外者だけど、容赦する気はない。記憶したか?」
『ばい』
「流石姉御だ!」
傳ジローの尊敬の眼差しに、鼻高々である。
あと、おでんにはロックス海賊団が解散した事は言ってるが、将来祭りをやることは黙ってる。
だって参加させろって煩そうだもの。
「まあ、明日には外行くんだけどね」
「マジか!?俺も連れてけ!!」
「飛んでくから無理……お姫様だっこで何日も連れ回されたいなら考えなくもないけど」
「うっ……外に、いやしかし……ぐむぅ」
おでんは自分の目的と羞恥心を天秤にかけてるが、私がやりたくない。
だって絶対腕疲れるもん。
何より私の出国目的とおでんの安全な航海が両立できない。
「ワノ国の甘味をリンリンが待ってる」
私はロックスとは違うから約束は守るのだ!
リンリンの子供達にも久しぶりに会いたいし。
「バカ共、私がいないからって遊んでないで働けよ!戻って来た時、開拓等が進んでなかったら釜茹でにしてやる」
『何故に釜茹で!?』
「一緒にうどんでも茹でて上げるから……優しいでしょ?」
『……』
何故視線をそらす?
そして翌日、鎖鎌を使ってついてこようとしたおでんをスキヤキ様の所で下ろし、出発。
【ビブルカード】でリンリンの方角を確認しつつのんびり向かう。
ちなみにこのビブルカード、最後までいた四人全員のを持っているのは私だけ。
てか、全員私以外に渡す気無かったわ。
そんなことより!レア物ゲット!
悪魔の実大全で見たことのある【バットバットの実】とかいうのらしい。
カイドウのところ【百獣海賊団】って名前で動物系の能力者多めらしいから欲しがるかも!
何人かワノ国の労働力として借りれるよう交渉できるかも!
そんなこんなでリンリン拠点【
万国の中心にしてリンリンいる【ホールケーキアイランド】のアプリコッ湖に下り立つ。
予め行くと連絡していたので、出迎えがいた。
【シャーロット家】長男【ペロスペロー】と次男【カタクリ】だ。
「ペロちゃんとカタクリ君が出迎えかー」
「ペロリンペロリン♪久しぶりですエヴァさん♪」
「お久しぶりです」
「やほーホントに久しぶりだね~前はもっと小さかったのに、ホント……オオキクナッタネ」
「……ペロリン♪」
「ペロス兄ぃ、盾にしないでくれ」
二人がビクつきながら移動を開始する。
子供に何時までも嫉妬はできない!
まあ、身体年齢的には私の方が年下なんだけどね。
「そうだ!二人にお土産!ペロちゃんは金平糖ね!カタクリ君は良い抹茶が手に入ったから抹茶味のドーナツ!」
「ペロリン♪態々ありがとうございます♪」
「おやつの時に頂きます」
「今食べても良いのに」
「すいません」
他の弟や妹達のことを聞いたり、ワノ国の事を話したりしながら【ホールケーキ城】へ。
そして、一年間ぶりのリンリンである。
「リンリン!私と甘味どっちを待ってた!」
「甘味!!」
「潔過ぎる即答で安心した!」
「だろう?ハーハハハママママ!!」
イエーイとハイタッチしつつ、用意されてる机の上に持ってきた甘味を置いていく。
抹茶味のが多めだ。
リンリンの子供達は、リンリンの様子に唖然としてる。
「ちょっとリンリン!皆引いてるじゃん!子供に普段どんな態度で接してるの?仲良くしなきゃダメだよ!」
「ウチにはウチのやり方があるからほっときな」
「ぶーぶー」
「可愛い子ブタは食べちまうぞ!」
「性的に?」
「物理的に」
「やだもー」
テンポの良い私達の会話に子供達がついてこれてない。
「あ!子ブタで思い出した!来る途中の島に豚がいたんだけど、これがまた美味しいのなんの。焼いても脂がでないのに食べると溶けてく不思議な肉質なんだ~」
「ごくり……その豚肉、勿論?」
「用意してあります。はいどーん」
「シュトロイゼン!今すぐ焼いておくれ!」
ジュージューガツガツ( ゚Д゚)ウマー
そんな感じでキャラ崩壊してたら、城のどっかが爆発したのかすごい揺れた。
「キッチンでも爆発した?」
「あんたじゃないんだから爆発なんてしないよ」
「そりゃ無茶すれば弾けるけど、爆発まではいかないよ……新技失敗しなきゃ」
会話を聞いていた子供達は思った。
爆発もするのか、と。
「失敗したら爆発する新技ってのは気になるけど、それは後回しだね。最近私の縄張りでロジャーの船が彷徨ってたらしいから、私の持つ【ロードポーネグリフ】に用があるんだろうが、そうはさせないよ!エヴァ!ちょっと手伝いな!」
「いいよ!シルバーは任せて。ゴッドバレーで私の能力の一部をばらした落とし前つけちゃる!」
「なら私はロジャーをやるよ。ペロスペロー!戦える者を率いてロジャーとレイリー以外をやりな!」
「了解だママ!」
何処に居るか分れば新魔法の出番なんだけど……相変わらず見聞色は応答なし。
そうだ!
「カタクリ君カタクリ君!今どこら辺か分かる?」
「……今城を出た所です」
「よしきた!リンリン!掴まって!」
「あいよ」
「じゃあ、先行ってる!」
そう言った瞬間、私とリンリンは影に沈み数秒間暗闇包まれ、城の入り口に出現する。
新魔法とは、影を利用した転移魔法である。
「ここは……瞬間移動したのかい!?」
「影を伝って転移したんだよ。まあ、距離と人数で消費量が跳ね上がるから基本個人用だね」
「なるほど……エヴァの能力はホントなんでもできるね」
「できないことはほんとにできないけどね……覇気とか」
「なんだ見聞色まだ使えないのかい?」
「それは今は良いの!さっさとゴール達のとこ行くよ!」
「はいはい、仰せのままにエヴァ副船長」
徐々に港の方に移動している爆発を、リンリンと一緒に【ゼウス】に乗って追いかける。
「……あ、シルバーだ。スコッパーとセットか~」
「ホントだね……ロジャーはちょっと離れてるか。ちょうどいいね」
「邪魔しないでねリンリン。あのすかし面をボコボコにするのは私なんだから」
「ハーハハハママママ!そりゃ良いね!上手く整形出来たら新しい手配書にしてやろう!」
「それ賛成!あ、ありがとねゼウス!【プロメテウス】と【ナポレオン】も頑張って!」
「「「は~い」」」
「私には激励無しかい?」
「必要?」
「いらないね」
私とリンリンはニヤリと笑って、拳をぶつけ別れる。
ゼウスから飛び降り、シルバーとスコッパーの前に立つ。
「参ったな……エヴァがいるのは想定外だ」
「神出鬼没というべきかね」
「ブッコロ!!」
「挨拶ぐらいはしてほしいな!!」
「いやむしろ変わり無い様で安心した!!」
覇気を纏った拳と赤黒い霧を広げ、シルバーとスコッパーに襲い掛かった。
同時刻、リンリンはロジャーの前に降り立つ。
「おいおい、来るの早すぎじゃね?」
「ハーハハハママママ!エヴァがいる時に来たのが運の尽きだね」
「ゲッ!?エヴァいるのか……仕方ねぇ、やるか!」
「ぶっ殺してやるよ、ロジャー!!」
「
「
二人の覇気がぶつかり合い、大地が砕け、雲が裂け、衝撃波が暴風となる。
頂点を競う強者二人が激突した。
数分後、ペロスペロー達が着いた時に見た二つの戦いの後の光景。
片方は、草木や建造物が全て灰となり無数の氷柱が乱立し、幾つもの斬撃痕と大量の血や臓器、手足が撒き散らされた地獄の様な状態。
もう片方は、地面に底の見えない亀裂が幾つものあり、視界に見えるもの全てが粉々に砕けていた。
そして今なお戦っているのがよく分かる。
デカイ氷塊が現れたかと思えば真っ二つになったり、地面か爆発したように吹き飛んだりしていた。
ペロスペロー達は、自分達は強くなっている!ママの手助けも出来る!そう思っていた。
「いやもうこれ、近付くことも出来ないだろ……」
『というか、近付きたくない』
「……まだ、遠いな」
ペロスペロー達は天災が通った後の様な光景から目を逸らし、船に戻ろうとしているロジャー海賊団の船員達へ襲いかかった。
カタクリだけ、その光景を目に焼き付ける様に見つめ、ペロスペロー達の援護に走った。
・・・
・・
・
「殴らせろシルバァァァ!!」
「ご指名だぞレイリー!」
「勘弁してくれ……」
色々攻撃したが、全部斬られた。
遠距離攻撃は無理と悟り、近接攻撃を開始する。
霧で建造物を灰にし、その灰を魔力で無数の灰の矢を創りスコッパーに飛ばして足止め。
無から魔力で創るより消費が半分は変わる。
実力者を相手にするなら節約した方が良いに決まってる。
影から二振りの刀、安定の雷切と安心の【草薙】を取りだし、覇気を纏わせて斬りかかる。
「殴るんじゃないのか!?……良い刀だな」
「ワノ国で作った!前は使うほど技量がなかったけど、鍛えてきた!」
「なら見せてもらおうか!」
「これ灰だから全然無くならないんだが!?」
灰の矢を必死に捌くスコッパーの叫びを無視し、何度か斬りかかるがあっさりいなされる。
やっぱり技量が違う……ので、いつもの物真似技術でいくどー!
「神鳴流奥義」
「ッ!?」
「百烈桜華斬!」
一回転した瞬間、シルバーに無数の斬撃が襲いかかる。
勘か経験か、シルバーは咄嗟に防御して凌ぎきる。
「私の技量はまだまだ未熟……でも、手札の数は誰にも負ける気はない」
「その様だ。私も未熟……油断したよ」
「そのまま死に晒せ!」
「目的が変わってるぞ!」
脚力を800%強化しながらシルバーの周りを高速移動しつつ、斬空閃、魔神剣、空破斬と斬撃を飛ばしまくる。
瞬動を使いたいところだけど、まだ成功していないのです。
ある程度シルバーが今の速度に慣れたら、1500%強化に変えて背後から斬りかかる。
スターバーストストリーム!
「惜しかったな」
ビーター剣士の必殺技がチートに敗北した時のごとく捌ききられ、首を斬られ落ちる頭を蹴り飛ばされた。
回る視界に酔いつつ残った体を竜骨化して押し潰そうとしたが、さらっと上に乗られた。
悪足掻きすら対処された圧倒的敗北。
行動の先読みをされているかのような回避及び対処能力に、私も見聞色使いたいと思った。
最後の嫌がらせに、体を灰にして灰の中に落としてやった。
体を再生させ着地したら───
「「あ」」
ゴールとリンリンの攻撃に直撃し、悲鳴すらあげられずぐちゃった。
即座に再生し、その場で体育座り。
どうせ私は巻き添えで死ぬぐらい弱いですよ~だ。
「どうしてくれるんだいロジャー。こうなると結構長いんだよ」
「そう言われてもな……レイリーの奴がこっちに飛ばしたからだろ?」
「あんたんとこの副船長だろ。船長が責任とりな」
「マジかー後で文句言ってやる」
別に悔しくないし。
負けるのは慣れてるもの。
いつものことだし。
「あーエヴァ?なんだ、その、後でレイリーの奴殴らせてやるから元気出せって」
「……後って何時?」
「……」
「……」
「リンリン、後は任せた!」
そう言って自身の船に向かって走るゴール。
リンリンは私を抱え、ゼウスに乗って追いかける。
「ほら!しゃんとしな!逃げられちまうよ!」
「どうせもう目的果たして逃げるだけでしょ?ムリムリ」
「あんたねぇ……」
その後、リンリン達は総力をあげてロジャー海賊団を追いかけたが、唐突な嵐で追撃が困難になり逃走を許した。
私はその間、どうせ防がれると思いながら適当に雷の投擲を投げてた。
そして、リンリンと一緒にムカムカを解消するように甘味のドカ食いをした。
次、奴等と会うときまでに見聞色対策考えないと。
食べ終わった後にカタクリ君に絡みながら、そう思った。
TO BE CONTINUED
ゲームの悪魔の実を出したけど、キャラまで出すかは未定。
レッド絡ませたい?
ゲームやってないし、ムービーしか見てないから絡める性格じゃない気がする。
まあ、適当に考えます。