あと四年で大海賊時代。
続きも頑張るぞい!
現在、リンリンの元からワノ国へ帰還中のエヴァンジェリンです。
なんだかんだで一週間ほど見聞色対策に協力してもらったが、あまり成果は無かった。
見聞色強すぎワロタ。
ふよふよ空を漂っていると、青くデカイ龍が島でのたうち回ってた。
顔が少し赤らんでるのを見ると、酔っているのだろうか?
……なんか、あの顔見てるとムカムカしてくるな。
よし、狩るか。
「ブッコロ!」
「あん?なん───」
懐の影から大太刀【夕凪】を抜き、覇気を纏わせる。
精神集中……神鳴流奥義───
「極大・雷光剣」
「───ぐごがぎぐご!?」
『えぇぇぇぇぇ!?』
覇気が強いのか掠り傷しかおわせられなかったが、刀身に雷を纏わせていたので全身を痺れさせている。
後は煮るなり焼くなり自由だ。
いざトドメと近付こうとしたら、青い龍が縮んでいく。
「見覚えのある新入りだわ……さーてトドメトドメ♪」
煙を上げるカイドウに刀を振り上げながら近づこうとしたら、黒い翼の生えた若造が大刀を構えて立ち塞がってきた。
というか、ざっと100人ぐらいに囲まれてた。
いや、まあ、声は聴こえてたけどね?
「いきなり来てどういうつもりだ」
「……」
なんだこいつら?そう思いつつ、すぐに思い至る。
これカイドウの部下か、と。
「なんとか言ったらどうだガキ!!」
「……ア"?」
「ウォロロロロ!中々効いたぜぇ」
とりあえず翼のジャリをブッコロしようとしたら、カイドウが起きて私と視線が合う。
「おぉ!副船長殿じゃねぇか!こんなとこでどうしたんだ?」
「酔っ払った龍がいたからブッコロしに来た」
「そう言えば見せてなかったか?ウォロロロロ!」
「そんなことより新入り」
「もう新入りじゃねぇんだけどなぁ……」
「この翼野郎が調子こいてるからブッコロす」
「あーまあ、良いんじゃね?頑張って生き延びろよお前等!ウォロロロロ!」
私とカイドウの気安い会話に驚愕していた部下達に対し、刀を仕舞って浮かび上がる。
片手を上げて一言。
「冥府の石柱」
瞬間、空中に巨大な石柱が六本作られる。
上げていた手を振り下ろすと、浮かんでいた石柱が落ちる。
大多数が逃げ惑うなか、翼野郎だけは飛んで来た。
「カイドウさんの知り合いらしいが、容赦しない!!」
私は両手の指先にメラゾーマを灯す。
そう、フィンガーフレアボムズで迎え撃つ。
「消えろガキ!!」
「ブッコロ!!」
その後、空は爆発し島からは悲鳴と笑い声、数分後にはまた青い龍が現れて、結果島の半分が消し飛んだ。
翼野郎との決着?カイドウの攻撃でどっかいった。
「え」と呆然としていたあの顔は忘れない。
今度会ったら半殺しで勘弁してやろう。
島が文字通り半壊した翌日。
カイドウに「ワノ国に来たら歓迎するよ……盛大にね」と言って帰路に。
まあ、酔っ払いながら聞いてたので多分忘れる。
あと、酔う前に以前手に入れたバットバットの実をあげたら、代わりに【スケスケの実】を貰った。
最近襲った商船に在ったらしい。
趣味じゃないから売って資金にしようとしてたとか。
そんなこんなで、ワノ国に帰還です。
「仕事をサボるクズはどこのどいつだぁ!!」
「修羅が、修羅が帰ってきたぞぉ!?」
「ちょっと休憩してただけなんですぅ!?」
「なんか前にもこんなことがあったような……」
「問答無用!天・誅!!」
「「「ギャァァァァァ!?」」」
・・・
・・
・
ワノ国へ帰還して約二年。
九里の連中サボることが多すぎワロタ。
一部の奴等に《妖怪・サボり潰し》と呼ばれるようになったわ。
他にも年二回リンリンの所に行ったり、偶然ゴール達と出会ったり、シキが大艦隊を造ってたり、カイドウが海軍に喧嘩売って捕まってたり、エドワードには何故か会えなかったり色々あった。
ちなみに、ゴール達とは殺し合いというよりは殺されまくったし、シキの大艦隊の幾つかが喧嘩売ってきたのでぶっ壊したらシキに怒られたり、捕まったカイドウを見て笑ってたらゼファーに殴り飛ばされたり、少し前に見つけたエドワードの船は近付いたら能力で吹っ飛ばされたり、リンリンの所以外酷い目に遭った。
特にエドワードの奴「息子達に悪影響だ」とかふざけたことぬかしやがった。
私のどこが悪影響だって言うんだか……次会ったらブッコロ。
そんなんで、今日も今日とて仕事をしない穀潰し共を血祭りです♪
賭場で遊んでいた野郎共を仕事場に引き渡し、一緒に遊んでいたおでんと錦えもんを引き摺りながら再建している九里の要所を回る。
そしてたどり着いたのは、相撲場建設予定地。
「おらーゴミ虫共、仕事の時間だおー」
「ケ、ケツが……」
「ち、ちょっと休ませてくれ……」
「うるせぇ働け」
「「お、鬼ぃ……」」
尻を擦りながら相撲場建設に協力し始める。
ホントはこの二人の仕事じゃないんだけど、やるって言ったからやらせることになった。
なのにサボって遊んでんだもの。
「よし!折角だしもっとでかくしよう!」
「いやいや!まずはホントに相撲が出来るか試してみません?」
「もっと飾りをつけて派手に!」
「場所をもっと高く!」
……あ、皆はそのまま作業しててねー
「おい」
「「……」」
「本気の右と全力の左、どっちがいい?」
右腕に覇気と強化1500%。
左腕に強化2000%。
ちなみに、現在の私の最大強化が2000%です。
ただ、1500%を越えてから覇気の同時使用が難しくなった。
妙な反発が有って、無理にやろうとすると爆発するのだ。
まあ、それは一旦置いといて。
「覚悟は良いかね?」
「「……許して」」
「両方行くどーブッコロ」
「「ギャァァァァァ!?」」
一通りオラオラして現場から離れる。
二人のその後?お望み通り高い位置の派手な飾りにしてやった。
残りの仕事を終わらせた私は、海岸に来ていた。
そう、一定レベル以上の能力と覇気の反発をものにするためだ。
ネギまを知っているなら分かるだろう、二つの力で反発と言えばアレだ。
使えるようになれば切り札になること間違いなし!
なので、身体強化、覇気、魔力、霧を何も考えずに混ぜ合わせた。
ぐちゃぐちゃに弾け飛びました。
えぇ、それはもう、見事な爆発でした。
一応ね、私、美少女なんですけど、もう原型がないほど飛び散りました。
こう、内側からパン!って感じでね。
……もっと考えて練習しないといけないかー考えるのめんどくさ。
しかし、やらねば強くなれない。
未だに武装色の流桜も見聞色も使えないし。
あ、覇王色は触れてない。
覇気をメインに色々試してみる。
身体強化は、先の通り1500%以上はダメ。
ただ、覇気と合わせて使うと瞬動のような移動ができたり、流桜に近い内部破壊ができたり、便利でもある。
まあ、本物の流桜には勝てないんだけどね。
魔力は、放出系の魔法は大丈夫だけど、強化と言うより魔力を纏ったりするのはダメ。
剣術の様な使い方なら大丈夫で、あの闇の魔法との併用は無理だと思われる。
まあ、強化魔法は使う必要無いし、闇の魔法はまだ使え無いし、現状それほど問題無し。
それと、魔法そのものに覇気を纏わせる事も出来ない。
究極技法を会得するにはまだまだ修行不足のようだ。
霧のおさらいで、変身無しで身体の欠損を治したり、大抵の物も人も灰にしたりできる。
変身は幾つかあるが、変身すると腐らせたり石化や毒にしたり、所謂状態異常を起こさせることが判明している。
で、変身無しの霧と覇気を混ぜたら、触れられるようになった。
元々私が何かを持つ時の補助のような使い方はできていたがこの状態だと実体がある感じで、集めて武器のように振るうこともで来た。
あとは、矢や針のように尖らせて突き刺すことで内側から灰にする事もできそう。
ただ、覇王色持ちは灰に出来ないっぽい、何故か。
それと、
変身有りで霧に覇気を混ぜると、状態異常のレベルが上がる。
毒は猛毒に、石化は永久石化に、腐蝕は液状化といった具合に。
そして、これの一番ヤバイのは武装色の覇気を分解する所にある。
武装色に纏わり付き、強制的に解除させるのだ。
欠点は覇王色持ちの武装色は解除出来ない、何故か。
ちなみに、変身有りの時は状態異常の霧と通常の霧は併用可能。
総評として、私の能力を覇気と混ぜるとかなり強化されるが覇王色持ちに弱くなる。
基本的に霧は、どんな力とも問題無く併用可能。
こんなところだろう……あたまがいたい。
一回頭を吹き飛ばして再生……スッキリ!
毎日やればいつか習得出来るだろうと、右手に魔力、左手に覇気を纏い、正面で勢いよく叩き合わせ───
その日、ワノ国のとある海岸は小さめの湖となった。
・・・
・・
・
ちょっとミスした日から二年。
色々やって、色々出来るようになって、今日も九里を視察する。
歩き、シバキ倒しながら、この二年のことを思い出す。
流桜はまだ出来ず、究極技法は失敗し、剣だけだとおでんどころか錦えもんにも勝てず、九里の財政は赤く、見聞色は欠片も目覚めず、ワノ国の外に行く度に海賊と海軍に絡まれ、身長も伸びず……鬱だ、死のう。
いや待て私!何故悪いことばかり思い出す。
最大身体強化率が2300%になり、新しい変身を思い付いたり、新しい刀を作ってもらったり、悪魔の実コレクションが増えたり、捕まったカイドウの処刑(笑)を眺めたり、シキがゴールと戦いながらも手を組もうと勧誘してるのを目撃したり、エドワードに追い払われつつ船員もとい息子達に手を振られたり、良いこと?もあった。
来年はジョンのクソ野郎でも探しに行くか、そう考えながら視察を切り上げ城に戻ったら、妖怪がいた。
犬と猫と河童がおでん食べてる。
「私は面倒見ないからな!」
「帰ってきていきなりどうした!?」
「おでん、全ての責任はあなたにある」
「何の話だ?」
「妖怪達、お話ししよ~」
「「妖怪じゃねぇよ!?」」
「はふはふうまうま」
首を傾げるおでんをスルーして、妖怪達に話しかける。
犬と猫は【ミンク族】というそうで、【ゾウ】という島?から来たらしい。
河童は本当は魚人だが、ワノ国に来てからは河童として生きて来たらしい。
名前は【河松】、犬は【イヌアラシ】、猫は【ネコマムシ】だ。
おでんはさよならしようとしたが、三人はおでんが気に入ったのかおでんの配下になった。
翌日、おでんと二人で話し合い。
「エヴァの言ってたのはこういうことか……」
「ちなみにこれが今の財政」
1白金もないぐらいかな!
わかりやすく言うと、一般家庭ならしばらく遊んで暮らせるぐらいで、大名としては財政破綻しているって感じ。
「……エヴァ、金貸してくれ」
「すでに30白金貸してるけど」
「だよなぁ~どうしたもんか……」
「ん?今何か……」
誰かいたような?気のせいかしら?
とりあえずもう20白金貸しとくか。
数日後、錦えもん達がどこかへ出かけて行った。
さらに数日後、錦えもん達が何故か白舞で康イエ様の世話になっていると矢文が届いた。
仕方なく迎えに行くと、何やら身綺麗になってた。
「康イエ様、こいつらどうしたんですか?」
「なに、おでんを支えたいなら必要なことをしろと言ったまでよ」
「ほぇ~上手くいきますかね?」
「さて、それは彼奴等次第よ」
そして錦えもん達は、礼儀作法を学び、言葉遣いを正し、学問を身につけ、武を磨く。
康イエ様に発破をかけられてから、遊び歩いたりしなくなった。
まあ、おでんは特に変わりなくフラフラしてるけど。
錦えもん達の頑張りを見ると、下手に私が手を貸したりしない方がよさそうなので、またしばらく旅に出ようと思う。
戻ってきたときに成長がみられないようなら、その時はカイドウ辺りでも連れてきて殺し合いでもさせよう。
……さすがにヤバいかな?
一ヶ月後、私はワノ国を旅立つ。
「のんびり行きますか」
そろそろ流桜ぐらい使えるようになりたいな~そう思いながら、浮かぶのだった。
あと、おでんがいつものようについて来ようとしたので、魔力と覇気の融合で爆発四散して逃走した。
いや、これ便利だわ~絶対使い方間違ってるけど。
さて、最初はどこ行こうかな~
TO BE CONTINUED
最初にカイドウとあったのは、まあ、微妙に原作ワノ国編に繋げるためです。
それ以外に特に深い意味はない、といいな。
貨幣の価値、ちょっと調べた結果。
1銀=100ベリー
1金=1万ベリー
1白金=100万or1000万ベリー
だと思われる。
1白金だけ今一わかりづらい。
立派な家が建つぐらいってどのぐらいよ。
ちなみに、現在のエヴァの所持金は約20億ベリー。
他にも宝石類や金塊等も合わせると約50億ベリーは持ってる。
ただ、影の中に適当に突っ込んでいるのでそんなに入っているとは知らない。
ちなみにこれ次回の伏線です(笑)