ワタシは悪いゾンビじゃないよ!   作:ディアズ・R

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何も考えずに書いてたらこんな感じになりました。
細かい部分は気にしないでね!

あ、エヴァが革命家になるとかそういうのじゃないんで。


革命家フラグと再集合のち即解散

ドラちゃんとローブ集団と船旅を始めてから一年。

ローブ集団が見聞色に目覚めた。

ドラちゃん曰く、弱いからこその防衛本能ではないかとのことだ。

代わりに武装色の才能は無いらしい。

戦闘能力が無いので逃げ一択。

それでも羨ましいと思う私がいた。

 

他には、ローブ集団の情報収集能力が物凄くジョンの現在位置が判明したり、ドラちゃんの頼みで何故か【ソルベ王国】なる所に行ったり、奴隷を捕まえてる海賊(ゴミ)掃除したりした。

ちなみに、ローブ集団(男だけ)の丁寧な対応が功をそうしたのか助けた奴隷(女だけ)と良い仲に。

ローブ集団は悪魔信仰なんてしているからモテたことが無かったらしく、物凄く喜んだ。

ただ、御加護の賜物と言うのは如何なものだろう?

 

そんなこんなで現在、【カマバッカ王国】なる所に来た。

女装するオッサンしかいない国だ。

モテモテなローブ集団は逃げ惑ってる。

え?居場所の判明したジョンはどうしたって?そこは、ほら、ね?

 

「久し振りのお客様ね!歓迎しちゃう!」

「ドラちゃんドラちゃん、あの人は人間で良いの?」

「……その筈だ」

「失礼過ぎない!?でも許す!ヒーハー!!」

 

この国の王……女王で【エンポリオ・イワンコフ】という顔のデカイ……濃い人だ。

服装もきわどく、動きも個性的……ただ、住民には物凄く信頼されてるもよう。

 

「少し二人で話したい」

「あら?お茶のお誘い?いいわ、ノってあげる。ならここからは大人の話しね……お嬢ちゃんは可愛いキャンディー達と遊んでなさい」

「うぇーい」

 

そう言って、ドラちゃんとイワちゃんは大きな屋敷に入っていった。

そんなわけで、オカマちゃん達と交流である。

 

「何で脛毛とか髭、剃らないの?」

「大した理由じゃないわ……アタシ達は心は乙女よ」

「でも、どれだけ見た目を整えようと男である事実は消えないわ」

「女王様の【ホルホルの実】の能力で女性になることは出来るわ……だけどそうじゃないのよ」

「心は乙女……でも、同時に男でもあるの」

 

 

「だからこそ!私達は今の私達を愛してる!」

「誰かに認められたい訳じゃないの!」

「ありのままの姿を見せたいのよ!」

「そんな自分を愛してるから!」

 

??

 

「分かって欲しいとは言わないわ」

「でも見守ってほしいの、私達の生き様を」

「どんな姿だろうと私達は私達なのだと」

「この姿こそが私達オカマなのだと!」

 

???

 

「よくわからないけど、ソレと身なりを整えるのは別問題だと思う」

「「「「……てへぺろ♪」」」」

 

いや、コイツ等細かい手入れするの面倒なだけでしょ。

無駄毛ぐらいなんとかせいや。

そんなこんなで出航!

 

「無駄毛処理はしっかりね~」

『気が向いたら~』

「……それは別れの挨拶か?」

 

細かいことは気にしちゃ駄目だよドラちゃん。

あと、イワちゃんは即席ステージで踊ってる。

キレッキレだ。

 

「イワちゃんと何話したの?」

「……来るべきではない未来の話だ」

「へー」

 

多分難しい事言ってるのはわかった。

オカマ相手でへばってるローブ集団と介抱に忙しい元奴隷ズ、面倒なのでまとめて信者達をどうするか考える。

ジョン探しに飽きたから帰ろうかと。

流石に連れていくのは、ねぇ?

 

 

 

・・・

・・

 

 

 

ある日~海の上で~ジョンに~出会った~てね。

 

「エ、エヴァンジェリン副船長……何故此処に?」

「おっひさー」

 

ジョン、ひきつった笑み。

私、満面の笑み。

面倒だけど、ここであったが百年目!

 

「ブッコロ!!」

「全速力で逃げろ!!」

 

船員達は、ジョンが私という小娘にガチビビリしてるのを怪訝な顔で見ながら、渋々従う。

数秒後、渋々、から、死ぬ気で、に変わった。

何故って?

 

「メラゾーマ!雷の暴風!闇の吹雪!アギラオ!ブフーラ!ザンマ!ファイガ!アイスガ!サンダガ!火遁・鳳仙火の術!」

『ギャァァァァァ!?』

 

大体こんな感じ。

チャクラ無いけどいけるかとやってみたら意外とできた。

武装色を使える奴全員が必死に捌いてる。

てか、新世界にいるだけあってこの程度はしのいでみせるかー……ムカつく。

ちなみに、ジョンが船に乗ってるのを確認してすぐに飛んだのでドラちゃん達はかなり後ろです。

 

「あのタイミングで裏切ったのは悪いと思うけどソレ込みの海賊団だっただろ!許してください!」

「船長のロックスは死んだ!つまり副船長の私が絶対だぁ!というか、気付いたらジョン規制対象(ピーーー)をロックスの墓前に添えることになってた!」

「畜生!逆の立場なら俺も同じことする自信があるから逃げる以外助かる道がねぇ!!」

「久しぶりに皆で集まろう!きっと楽しいよ♪」

「絶対俺が楽しくないやつ!」

「船員諸君!私の目的はジョンのみ!大人しく差し出すなら諸君は見逃そう!大丈夫、命までは取らない」

『あ、じゃあソレで』

「お前らぁぁぁ!?」

 

簀巻きにされたジョンを吊るしながら、ジョンの部下達を仲間に加えてハチノスへ向かう。

エドワード達に連絡したらすぐ行くと返事があった。

途中で元ロックス海賊団の連中も集まってきて、吊るされるジョンを見て爆笑してた。

エドワード達も合流してハチノスの凍った小島へ到着。

ちなみに、エドワード、シキ、カイドウは個人で合流し、リンリンは家族で来た。

 

あと、ドラちゃんは私の知り合い達を見て何故か呆れ、信者達はひたすら私に祈りを捧げてた。

そんな信者達を見て元部下共は更に爆笑。

結果、昔のような殺し合いに発展。

 

「笑ってんじゃねぇ!ブッコロ!!」

『殺される前に殺せぇ!!』

 

一通り殺されたら、小島の氷を溶かしてロックスの墓前に集合。

無関係な方々はハチノスからの襲撃を警戒しつつ、離れたところで留守番。

 

「さて諸君、ついにジョンの捕獲に成功した。私としては寛大な心で一発ぶん殴って海に沈めるぐらいで許しても良いと思うの」

「俺の知ってる寛大とは違う意味らしいな」

「と言うか殺意高すぎんだろ」

 

エドワードとシキは黙ろうねぇ♪

 

「しかし、船長のロックス亡き今、私が船長代行……否!むしろ私が船長!」

(指摘した方が良いのか?)

(ドヤ顔だしほっとけばいいんじゃね?)

(面白いからそのままでオケ)

 

なんか、元船員ズから残念なものを見る目を感じる。

何と言おうと今は私がトップだぞ!

 

「そんな元ロックス海賊団現船長な私は、船員達の意見を聞き入れこの裏切り者のジョンの規制します(ピーーーー)を切り落としてロックスの墓に供えることにする」

「ジョンへの制裁っていうよりロックス元船長への嫌がらせだね~まぁ、賛成だけど!ハーハハハママママ!」

「ウォロロロ!さっさと終わらせて酒を飲もうぜ!」

 

リンリンの言う通りロックスへの嫌がらせがメインだ。

ただ、これをおこなう上で問題が一つ。

あ、新入りは後で殴る。

 

「誰が切り落とす?あ、私パスね。言い始めたの皆だし」

『?』

 

おや?もしかしてこの制裁の問題点をみんな理解してない?

しょうがないなぁ~私が教えてあげよう♪

 

「今この場にある刃物は各々のメイン武器だけ……さぁ、誰が切る?」

『……ハッ!?』

「?」

 

新入り以外理解できたらしい。

そう、問題とは以降愛用の武器を使う度にジョンのアレを切ったこと思い出すというもはや罰ゲームがあることだ。

ジョンを捕まえたときに思い至ったけど、面白そうだから黙ってたのは秘密。

ちなみにぃ~ジョンの武器は危ないからぁ~置いてきてまぁ~す♪

船に取りに行くなんてつまら、面倒なことするわけないじゃない。

 

「私は元々帽子のナポレオンしかないんだよ!?やれと!?」

「俺の【桜十】と【木枯し】は名刀だぞ!?絶対やらないからな!?」

「悪いな、俺のむら雲切と蜻蛉切は小さいモノは斬れないんだ」

 

そこかしこでそんな押し付け合いが発生。

エドワードの発言でジョンが騒いでるが皆スルーだ。

まだ見てないけど、騒ぐほどのサイズじゃないと思うな。

 

「もういっそ殺せば良いと思うんだが?」

「それだとつまんないじゃん」

「それもそうか!ウォロロロ!」

 

今更だけど、ロックス愛用の剣はゴッドバレーで砕けてるよ。

だから、誰かがやらねばならない。

というか、言ったんだからやれ。

私はソレを見てニヤニヤしてるから。

 

暫く話し(殴り)合い、シキが執行することに。

大体半分ほどが武器に毒を塗っているから無理。

三割が斧やら銃やらで小物が斬れなかったり、そもそも斬れない武器だった。

残りは悪魔の実の能力と覇気のみで戦うスタイルで、武器を持ち歩かない。

能力で武器を作り出せるのは何人かいるが、運良くか悪くか切れるモノを出せる奴はいなかった。

結果、多数決でシキに決まった。

 

「最悪だ……悪ノリして賛成なんかするんじゃなかった……」

「さぁ!覚悟を決めてるジョンをこれ以上待たせると逃げるかもだから、ハリーハリーハリィー!!」

「桜十と木枯し、どっちでやるべきなんだ……やりたくねぇ……」

 

シキは苦虫を百匹は噛んだかのような顔で桜十を抜く。

ジョンは目を瞑って現実逃避。

シキがジョンの横に立ったのを確認し、霧を出してジョンのズボンを灰に───

 

───しようとした時、ソレは起こった。

カイドウの頭に一発の砲弾が直撃。

爆発して一拍、私はカイドウを砲弾の飛んできた方へ投げ飛ばす。

お前ら、その「うわ、やりやがった」って顔やめろ。

 

「残念だけどジョンの息子の斬首は後回しで」

「マジか!?いやー出来なくなって残念だなー♪」

 

なんか逃げられそうだけど、とりあえず小島の外を見る。

【バスターコール】並みの軍艦に包囲されてた。

突出している軍艦には見知った顔が。

手を振ったらガープとゼファーだけ振り返してくれた。

ガープはまだわかるんだけど、ゼファーはなんで?

 

「エヴァンジェリン!先程お前の懸賞金額が変更された!今のお前の懸賞金は37億だ!」

 

あらセンゴクさん、態々ご丁寧にどうもってマジで!?

昨日までは6億だったじゃん!?

わからん!教えてエドワード!

 

「あー理由はどうあれ客観的に見て、エヴァの呼び掛けで元ロックス海賊団が集まってるし、どうせそこかしこで問題起こしてたんだろ?ソレが積もり積もってじゃないか?」

「つまり、世間一般どころか海軍の認識でも私が頂点?」

「よしお前ら、さっさと解散だ!ずらかるぞ!」

『うぇーい!』

「おいなんだその反応」

 

カイドウは捕まったが、いつもの事なので気にせずシキの能力で皆離脱。

リンリンが雷落としたり、エドワードが津波を起こしたり、私がハチノスへ冥府の石柱落としたりして足止め。

あそこのボケ共、賞金寄越せとか今までの恨みとか言って攻撃してきてたから、仕方ないね。

ガープが投げてくる砲弾を防ぎつつ、あることに気がつく。

電伝虫で皆に連絡。

 

「ジョンって連れてきた?」

『……あ』

 

ジョンの船は一緒に浮いてる。

だけど、ジョンを放置してた。

 

「まぁ放置のままでいっか」

『異議無し』

 

ジョンの船は適当なところで別れればいいでしょ。

生きてれば合流するさ!

あと、集まる度に海軍が来そうだからロックスの骨壺は回収してある。

いつか一番嫌がりそうな所に置くつもりだ。

しっかし、なんでロックスの骨壺しかない小島に集まってるってわかったんだろ?……わからん!

 

「じゃあ、生きてたらまた~」

 

それぞれから別れの挨拶を受け、別々の航路へ。

んー私もそろそろ帰るか。

信者達どうしよう?

……ドラちゃんに押し付けるしかあるまい。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUED




ジョンの処罰は実行者にも罰ゲーム(笑)
そしてジョンの息子生存\(^o^)/

元ロックス海賊団は気軽に集まれない、というのを強調できてる?
さらっと集まれなくなってるって認識でもオケ!

やっとエヴァの賞金アップ!

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