元ロックス同窓会から2年ほど。
そろそろワノ国に帰ろうと思っていたのに、なんか長引いた。
ドラちゃんに信者達を任せようとしたら、両者からの拒否。
ドラちゃんは面倒を見れないと、信者達は私と離れるならせめて供物としてと……いらんわ。
そう言えば、私の首に37億が懸かったのに対し海軍が苦情を受けているらしい。
エドワード達を呼び寄せたことが賞金アップの第一理由らしいが、苦情の理由にそのエドワード達が関わってるらしい。
元ロックス海賊団は私の影響か、奴隷狩りをする海賊等を許していないらしく、積極的に探してはいないが見つけたら蹴散らす、その結果助けられた人が大勢いたらしい……あいつら何やってんの?
そんなわけで、現在海軍はその対応であまり機能していないらしい。
というのを並走している軍艦のガープから聞いた。
追跡と言う名のサボり中とのこと……この中将何やってんの?
しかもガープとドラちゃんが親子という驚愕の事実。
一応秘密らしいので忘れることにした。
向かってくる雑魚海賊を沈めつつ、ガープと殴り合い(ほぼ一方的)で覇気の修業。
覇気が強くなることはなく、寧ろ分身が出来るようになった。
見た目だけの中スカスカな残像と言ってもいい感じ。
質量はないよ。
見聞色持ちには無駄だけどね!ファック!
「嬢ちゃんは能力は凶悪だが、冗談抜きに戦う才能が無いわい」
「うがぁぁぁ!!」
私は悪くねぇ!見聞色が悪いんや!
ギブミーシックスセンス!
「海賊もどきなんぞやめて普通に暮らしたらどうだ?」
「ロックスを越えるまで私は諦めんぞ!!」
「むぅ……正直、海賊と言うより海軍に近いことしかしとらんぞ?」
「私だって盗みとかしてるし!」
「ほぅ……例えば?」
「ロックス海賊団時代に敵対してる海賊から奪ったり、ロジャー海賊団に同行してた時に最上大業物を盗んだり、一人旅してるときに襲いかかってきた海賊から奪ったり、海賊してるやろ!」
「そうじゃなー海賊しとるなー」
私の望んだ反応と違う。
そりゃ海賊が海賊から奪ったからなんだって話だろうけど、最上大業物はあれやろ?
「その最上大業物とはもしかして、むら雲切のことか?」
「そだよ」
ドラちゃんが何故か苦笑い。
なんだなんだ?そんな顔する要素あったかな?
「その島にはエヴァと会う前に寄ったことがある。エヴァが盗むまで最上大業物を手に入れようと海賊や賞金稼ぎ等々がやってきては島を荒らし、肝心の獲物は重く大き過ぎ放置される。そんな繰り返しらしく、島民は金になりそうな物をむら雲切の前に供えるように置いていつかなくなるのを待ってたらしいぞ。エヴァが盗むところを見ていたらしく、あの島ではお前の手配書を島民全員が常に持ち歩く位には感謝していたぞ」
こんなに喋るドラちゃん初めて見た。
ガープも驚いてる。
いやまあ、ソレは一旦おいといて……嘘やん。
えっと、じゃああの時追いかけられたのって感謝の言葉を言いたかったから?
確かに言われてみると「待て!!」じゃなくて「待ってください!!」だったわ。
ゴール達も妙にニヤニヤしてたわ。
……あれぇ?私海賊だよね?
「いやいや、海軍だって攻撃してるし私海賊海賊」
「それなんだがな、報告を聞く限り嬢ちゃんが個人で動いてるとき自分から海軍に仕掛けてることがないんじゃよな。海賊と戦闘中の乱入は多いが、それとて先に海賊をやってからで撤退が間に合うケースが多いからなぁ」
……て、敵対者は問答無用で殺しまくってるし!
「因みに確認されてる限り、8割が海賊だぞ。それに、戦いにおいて命を懸けるのは当然のことだ」
「ゴッドバレーで沢山殺したもん!」
「そこ以外で海軍とまともにやりあった記憶は?」
「……ない、です」
「海賊、名乗るのやめた方がいいんじゃないのか?」
「……う、うるへぇ!ブッコロ!!」
「ぶわははははは!!」
「落ち着け」
ギャーギャー騒ぐが、あっさり鎮圧され今後のお話。
私のことは置いといて、信者達のことだ。
ドラちゃんは一人旅に戻る予定らしいから、ガープに相談。
「なんならワシの故郷にでもつれて行くか?」
「故郷って?」
「【
「東の海……あぁ!シキが最弱の海とか言ってたとこだ!」
「なぁにぃ?金獅子の奴言ってくれるな」
考えるの面倒だからガープの言う所に放逐しようと思っていたら、まさかのドラちゃんが待ったをかけた。
「……あそこはあまりオススメできないな」
「なんで?」
「あの国は差別意識が強すぎる……それこそ、する方も、される方も」
「あーそれは、面倒だわ」
……なんか、あいつらのこと考えるの面倒になってきたわ。
んーよし!ならもうあれだね!
「私の故郷でも探させるわ」
「それでいいならいいが……あそこは良いところなんじゃがな~」
「……まあ、エヴァの故郷なら喜ぶだろうな」
と言うことで、信者達には私の故郷を探してそこで暮らしてもらうことに。
場所?わかるわけないじゃない。
船は信者達にあげて、ドラちゃんも私の故郷が見つかるまでは護衛してくれるとのこと。
ガープはそろそろ本部に帰るそうだ。
そんなこんなで、ワノ国に帰還である。
皆元気かな……元気だな!
・・・
・・
・
飛んでワノ国に着き、スキヤキ様に帰還報告をしようと都に行ったら何処かの大名行列が来てた。
見覚えのある奴等だけど、私の知らない奴等だ。
私の知ってるのはあんな真面目な顔する奴等じゃない。
しばらく眺め、こそこそスキヤキ様の部屋に行くとおでんもいた。
「ん?おお!エヴァじゃねぇか!久し振りだな~」
「おでんはそのままか……なんか、がっかりだわ」
「うむ、エヴァンジェリン殿の言いたいことはわかる」
「……その反応は普通に傷つくぞ」
もう少し大名らしくなってればねぇ。
まあ、そうなってたらそうなってたで……ねぇ?
同じことを考えてたのかスキヤキ様と頷く。
「喧嘩なら買うぞ!?いいのか!?」
「上等!表出ろやクソ大名!ブッコロ!!」
「建物は壊さんようにな」
その日、大喧嘩祭として記念日になった。
そして、都は半壊した(笑)
おでん一行がレベルアップしてから数日。
おでんに重要書簡をひたすら処理させていたら、慌てた錦えもんがやってきた。
「おでん様!姉御!大変です!!」
「あん?どうした?」
「手を止めるな」
「はい」
「錦えもん、その緊急事態は貴方達じゃ解決できない?」
「すいません、拙者達では下手に対応できず」
ふむ……つまるところ国が対応した方が良いレベルか……めんどくちゃい。
そんな内心は表に出さず、真面目な顔で問題をハッキリさせる。
数秒後、おでんに聞こえる状況のまま話したことを後悔する。
「そう……で、内容は?」
「海賊らしき船が浜に座礁していると近隣住民から報告が」
「海賊?皆殺し、じゃなくて、追い払えば?」
「今までにない大所帯の海賊らしく、雷ぞうが遠目に確認していたのですが、何人かには気付かれたらしく」
「ホントに面倒な……行くなよおでん」
返事無し。
「……おでん?」
返事無し。
……隣を確認したくない。
隣に座っている筈のおでんを見るが、まあいない。
「錦えもん……何時からいない?」
「えっと、海賊船が浜に座礁してる、辺りからもう居ませんでした」
「ヤロウブッコロシテヤル!!」
「姉御落ち着いて!?」
報告にあった浜辺に飛んでいくと、エドワードファミリーがいた。
おでんはエドワードとぶつかり合っていた。
ので、おでんに向けて一撃。
「雷神槍」
雷の投擲よりも巨大な雷の槍をぶん投げる。
エドワードも巻き込まれるかもしれないけど、気にしたら負けだよね?
「「アブな!?」」
「チッやっぱり避けるか」
「エヴァ!?じゃあここはワノ国か!?」
「落ち着けエヴァ!話せばわかる!」
「しかしへんじがないただのしかばねのようだ」
千刃黒耀剣を発動し、百以上の黒い刃を飛ばす。
武器でさらっと防ぐ野郎共にイラッとしつつ、メテオ詠唱中。
詠唱なしで普通に使えるけど、詠唱した方が威力が上がるのよね。
最近知った。
因みに、詠唱中に動いたり攻撃されると爆発する。
理由は不明。
「死に晒せぇぇぇ!!メテ───」
「いい加減にしろド阿呆!!」
エドワードの拳で衝撃飛ばすの、ラカンインパクトっぽいよね!
「ぎゃぁぁぁぁぁ!?」
「エヴァが爆散した!?」
~見せられないよ♪~
そんなこんなで一旦休戦。
エドワード自慢の息子達に挨拶。
「一応はじめまして、エドワードもとい白ひげの名付け親エヴァンジェリンです。よろしく♪」
『名付け親?』
「そう!白ひげと言う呼び名は私が考えた!他にもカッコいい(笑)呼び名あるけど、聞きたい?」
『是非!!』
「それ以上余計なこと喋ると海に沈めるぞ」
「恥ずかしがってるぅ~しょうがないから白狼の言う通りにしよう」
『白狼!!』
「……」
「……」
「「
一時間ほど殴り合い、エドワード達がワノ国に来た理由を聞いた。
エドワードの息子達は、エドワードと真っ向から殴り合ったのに平然と会話する私を尊敬の目で見てくる。
それを見て顔をしかめるエドワード。
「良い子達じゃない」
「……今のままならな」
どういう意味だゴラ。
それはさておき、エドワードファミリーは偶然ここに来たらしい。
船の修理と食料等の物資の積み込みの許可を書類で渡してやったら目が点になった。
エドワードはどうやら、私の立場を理解できなかったようだ。
あ、おでんは簀巻きの椅子にしてる。
「この国での私の発言権は、とても高い」
ドヤァ!
「マジか……早く出航しないとな」
「喧嘩売ってる?売ってるよね?」
「出航するなら俺も連れてけ!」
「「お前は黙ってろ」」
そして話し合いはトントン拍子で進み、錦えもん達も来ておでんを外へは出さないと快諾。
とりあえず皆でおでんを食べて親睦を深め、その日は帰城。
数日、船の修理と物資の積み込みをしているのに混ざり息子達と仲良くなった。
明日出航となった今日、エドワードファミリー新人の【マルコ】と協力技を試して遊んでた。
【トリトリの実・幻獣種・モデルフェニックス】の能力者らしく、正直一番仲が良くなった
「いつでもいいよい!」
「いくどー右手に燃える天空!左手にベギラゴン!合成魔法!灼熱炎龍!!」
「ハアァァァ!!」
「「協力必殺!アカシック・バスタァァァァァ!!!」」
赤から真紅、真紅から蒼、蒼から白の炎となり、鳥の翼と龍の胴体を持ったそれは真っ直ぐに無人島に突き進み、唯一の山を消し飛ばした。
協力技の完成である。
因みに、山の消し飛んだ無人島は後の【鬼ヶ島】である。
「マルコ!バカとバカやってないで手伝え!」
「バカは貴様だエドワード!船の修理はもう終わってるし、物資の積み込みも完了済み!何を手伝えと?」
「そうだそうだ!」
「マルコお前!?」
マルコと一緒にエドワードの回りを飛び回り、上物の酒でキャッチボール。
この酒は酒飲みの間では幻と言われる、とある空島産の逸品である。
「「うぇーい」」
「お前等よせ!?そんな良い酒を投げるな!?」
「さけのあじわかんなーい」
「同じくー」
「やめ、やめろぉぉぉ!!」
翻弄され、普段は見られない自分達のオヤジを苦笑いで眺める息子達。
そんな感じで白ひげ海賊団と親交を深めた私だった。
そして翌日。
おでん以外には、出航時間が朝だと知らせてある。
皆でおでんの監視を遂行中だろう。
「私がいるときならいつでも歓迎させるよ~」
「するんじゃないのか……」
「またくるよい!」
『お達者で~』
出航する【モビー・ディック号】を手を降りながら眺めてたら、真横を走り抜けるおでんが鎖を投げて船に絡め引っ張られる。
イゾウがおでんに掴まって引っ張られてく。
目を点にしながら眺め、船は滝を跳んでいった。
「あーどうしよう?」
監視されていたはずだし、流石にあそこまでの強行手段に出ると思わず行動が遅れた。
今追いかけても、私の飛行速度で落下加速してるあの船に追い付けるとは思えない。
とりあえず、関係各所へ報告とビブルカードでの追跡が新たな仕事になったとしか言えないわ。
「はぁ……めんどくさ」
TO BE CONTINUED
協力必殺、やりたかっただけ。
今後出るかは不明。