仮面 ~ 悲劇 ~   作:長瀬 香

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今回は短いです

よかったらどうぞ


清雅編

あの日、みちるから刺された

 

彼女はまだ意識を取り戻してない

 

そう、これは‟事件”から1か月後のこと――――

 

「おーい! おーいってセイガ!! お前大丈夫かよ・・・・」

 

「・・・・・・え? なにが」

 

「なにがじゃない。もう帰りだぞ」

 

「そうそう! ぼーっとしてるとみちるに怒られるぞ」

 

俺、暗井清雅は小学校からの付き合いのみちる

 

その彼女が事件に巻き込まれた

 

あの事件から何も考えられない

 

「・・・・はぁもういい。お見舞い行くぞ」

 

「ちょっ! 勇士待ってよ!! 」

 

「はよしろ。そこの魂抜けた奴にかまってるようなら置いていくぞ」

 

なにげにひどいこと言われている

 

二人は何も思わないからこんなにいつもどうりでいられるのだろうか

 

それとも事件を乗り越えたのだろうか

 

俺も・・・・前に進まないとな

 

「悪かったよ。でもお前らはなんでそんなに冷静でいられるんだ? 」

 

聞いてはいけないと思いながらも聞いてしまった

 

でも帰ってきた答えは思ってたより簡単だった

 

「いや~だってみちるからメールで『ちょっくら犯人と会ってくるから、何かあったら

 

 清原光と城本千鶴から伝言聞いといて~! あっ二人は清雅が聞いてるから聞いて』

 

 そう回ってきたから何か知ってて動いたんじゃない?

 

 あいつ大きいこと起こすときはしっかりしてるし」

 

唖然とした・・・・・・

 

薫はみちるを信じたからこそ冷静だった

 

結構軽い感じなのに人をよく見ている

 

それに続いて勇士も

 

「俺もそうだ。メールの内容は違ったけどな」

 

俺だけメールをもらってない

 

信用されてなかったのか・・・・

 

「なに俯いてるんだよ! もしかして信用されてないとか考えた? 」

 

「な!! 心読むなよ・・・・エスパーか」

 

「飽きれてものも言えんな」

 

「言わないとわからないとかどれだけ抜けてるの・・・・」

 

「説明してやる。現時点で俺達が出来ることは

 

 メールに出てきた光と千鶴という人物に会うことだ」

 

「二人を知ってるの清雅だけってこと忘れないでよ・・・・つまり信用されてるってこと」

 

「・・・・・・」

 

バカなのは俺だけ

 

一番みちるを知らなかったのは俺

 

改めて感心した

 

知るのは時間よりよく見るのが大切なのだと

 

「あれ? 勇士のメールの内容は? 」

 

「確かにそれも聞いとかないとな」

 

出来ることは早くやっておきたい

 

一分一秒でも無駄にして犯人を逃がしたくないからな

 

「ああ・・・・『大きな変化があった時、捨てた物が犯人をしぼれるヒントになるかもしれない。

 

 相手に証拠に騙されなければ私と同じ道にたどり着けるけど、ほかに決定的なものを見つけて』」

 

大きな変化は心当たりがある

 

相手と証拠? 証拠が偽装されてるのか?

 

あーだめだ! さっぱりわからない

 

「ん? なんで決定的な証拠を見つけろって文があるんだ! 

 

 犯人が分かったから直接会いに行ったんじゃないのか!? 」

 

「どうやら、警察には取り合ってもらえないほど小さな違いらしい」

 

「確認をしに行ったら襲われたってところかな? 結構みちるの推理が当たったみたいだね」

 

小さな違いだけで突っ込んでいったアイツの性格を忘れていた

 

マイペースで我が儘だが、無理は問題が起きない程度にする奴だった

 

だからこんなことになったことに驚いている

 

「何かがありえなかったんだろうな~疑うほどにね」

 

最後のドスの聞いたこえを薫から初めて聞いた

 

勇士はあきれ顔で見つめていた

 

「あまり派手にやり過ぎるなよ」そう注意した程度だった

 

「にしても、この一か月間何もなかったよね~」

 

「だな・・・・俺達はターゲットになってないってことか」

 

「警戒するに越したことはないよ」

 

「わかってる」

 

「俺達にあって被害者にないもの。そしてみちるが親しくしているもしくはしていた人か~」

 

「セイガ~誰か思い当たる人いない? 」

 

真っ先に思い浮かんだのは水野龍

 

野球部所属で、小学校からの付き合いの一人だ

 

「龍ってやつが何か知ってるかも・・・・」

 

「仲良かったの? 」

 

「いや多少話す程度だった。用がない限り話してなかったよ」

 

「じゃあ一応候補にいれとくけどなさそうだね」

 

「俺らが知ってて相手が知らないものはありそうだが、

 

 相手は知ってて俺達が知らないことはなさそうだな」

 

なんでそこで俺達が出てくるんだ

 

薫もうなずいているがこれでわかってるのかよ

 

「要するに、それが動機に近づく隙なんだよ! 勘だけど!! 」

 

「どちらにしろ情報収集しないとこれじゃ始まらないな」

 

「あ!! じゃあ・・・・」

 

思い出したように俺は中学のことを話し出した

 

みちるが中3の三学期末にいきなり沈んだように無口になって

 

それが終わったと思ったら、一人称が「俺」になったこと

 

だが、それ以上は出なかった

 

「うーん確かに大きな変化があったことはわかるけど・・・・」

 

「なにが起こったかわからないのか? 」

 

「笑ってごまかされたよ! 『はははは~キャラにハマったから』とか言ってた」

 

「・・・・・・それ洒落にならないくらい本当っぽい」

 

「でもそれは冗談だってわかるな」

 

「やっぱり二人に聞く以外ないのか・・・・見つけられるかな~」

 

「やるしかないから! 学校内での聞き込みもしないといけないんだった」

 

思った以上にやることが多い

 

でもそれは今までやってきたどのことよりやりがいがあるように感じた

 

「とりあえず早くお見舞い行くぞ」

 

「あ! 忘れるところだった!! 」

 

「やべー! 時間はまだ大丈夫? 」

 

「まだ間に合うだろうが急いだ方がいいかもしれない」

 

このときの俺達は知らなかった

 

いや、物を単純に考え過ぎていたのだ

 

人は誰しも‟ 真実 ” を語らない

 

仮面をかぶり道化となった者は、特に

 

進むさきに待ち受けているのは‟ 真実 ” か

 

それとも・・・・・・




はい! お久しぶりです!!

遅いと思った方すいません

私は通常運転で参ります

ひどいと半年更新しないんでそれを知ったうえで

お気に入りなどしてくださいね

こっちは責任取りませんからって言うか取れませんから!!

別のサイトで載せたのと大幅に違うんで、別を見た方でも楽しめるという・・・・

まぁ単に元がダメ過ぎたんで書き直しただけです

あまりにもひどかった・・・・

それはさておき!! ここまで読んでくださってありがとうございました

次回としてはいよいよ調査が始まります

ちゃんと登場人物たちに推理させるように考えていかせてもらいます

書いた側の感想としては随分短くしたな~ですね

それでは次回を見てくださることを祈りつつさようなら!!!

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