活動報告でリクエスト頂いた話です
「なぁ」
「何だ?というか何故ここで寛いでいる」
「気にすんなって!」
意味が分からんと宿儺は呟き、ハァと溜息を着いた後に宿儺は虎杖に向き直る
「それで、何か聞きたいことでもあるのか?」
「そうだそうだ。宿儺ってさ平安時代に生きてたんだよな?」
「そうだが、それが何だ」
「いや、昨日の夜に現代と江戸時代の常識の違いっていうテレビの特集あったからさ、宿儺が生きてた平安時代と今じゃ常識がどう違うのか気になってさ」
ダメかな?と虎杖は此方を伺う
「....驚いたな、小僧がそんなことを言ってくるとはな」
「だよな〜、今までだったらどうとも思ってなかったんだけど.....宿儺が俺の中にいてからさそういうこと知りたいなって思い始めたんだよ」
そう言い、ニコリと虎杖は笑った
(相も変わらずの人誑しぶりだな.....)
「.....良いだろう。俺が直々に教えてやる」
「!マジ!?サンキュー宿儺!」
「ええい!引っ付くな!」
宿儺は虎杖の脳天へとチョップを放つ。
見事宿儺のチョップは虎杖の頭へと直撃し、虎杖は痛みから宿儺の体から手を離す
「イテテテ.....」
「八ァ、話を進めるぞ」
宿儺がそう言うと虎杖は何事もなかったかの様に正座をし、宿儺の話へと耳を傾ける。
その様子にまた溜息を着きたくるが、それをグッと堪えて話を進める
「平安では、貴族の風呂に入る回数が月に一度程度だったな....庶民は毎日水浴をしていたから庶民の方が体は清潔だったな」
「うぇっ!?月一ィ!?そんなの身体中臭くなるじゃんか!そういうの大丈夫だったの?」
「まぁ、貴族は金があるからな....臭いは香などを焚いて臭いを誤魔化していたな」
「へぇ、そうなんだ....ん?てことは宿儺も風呂一ヶ月に一回しか入ってなかったの.....?」
虎杖はスススと宿儺から身を引かせ、如何にもドン引きと言わんばかりに顔を顰めている。
その様子に宿儺は額から太い青筋が浮かばせ、虎杖の頭をゴツン!と拳をぶつける
「イッテェ!!」
「たわけ!!俺がそんな不潔な真似をする訳なかろうが!!毎日入浴しておる!」
何だ、そうなのかと言って虎杖は頭を擦りながら元の位置へと戻る
「それで、他にはあるの?」
「そうだな....方違えというのは知っているか?」
「あー...日本史の授業で聞いたことあるけど、どんなやつかは分かんねぇ」
「そうか....端的に言うなら縁起が悪いと言われる方位を避けることだな。自分が行きたい場所とその方位が被っていた場合は、一晩過ごしてから行っていた」
へぇ〜と虎杖は感慨深そうに頷いた
「縁起の悪い方位って一定なの?」
「いや、一定ではない」
「じゃあ、どうやって縁起の悪い方位って知るんだ?」
「陰陽師と言われる者たちがその方位を占い、民に知らせていた」
「陰陽師ってキューキューニョリツレーイ!って叫んで御札ぶん回してる人達だろ?」
「何だその陰陽師は、そんな札を振り回す野蛮な者たちではない.....後、正しくは急急如律令だ」
そうそう!急急如律令だったわ!と虎杖はハッと思い出したように声を上げた後に虎杖はうん?と首を傾げた
「どうした?」
「陰陽師と呪術師は何が違うのかなーって」
「そうだな、呪術師は負の力を操っているが陰陽師は正の力を操り戦っていること、呪術師は術式で戦うが陰陽師は基本的に式神を呼び出して戦わせるといったところだな」
「陰陽師って正の力ってのを操れんのか...」
「あぁ、他にも陰陽師は基本的には呪霊が目視出来なく、負の呪力を持つことは出来ない」
まぁ、例外はいるがな
「例外って?」
「それこそお前でも知ってるであろう陰陽師史上最強と言われた男、安倍晴明だ」
「安倍晴明って実在してたんだ!」
「あぁ、アイツは正しく天才という言葉に見合う男だった。一度戦ったことがあるが、手強い相手だった」
今でも鮮明に思い出せる。奴との激しい戦いが、互いの命を削り合う感覚を、その全てが脳に染み付いている。
一進一退、正に互角、全力を尽くし、そして己の限界すら超越したあの競り合いを
「宿儺がそう言うってことは余っ程強い相手だったんだな.....」
「あぁ、一歩間違えれば俺は負けていただろう」
そっかと虎杖は答える
「もし、仮にさ、安倍晴明が復活したらさ、宿儺って勝てんのか......?」
虎杖は何処か恐れているようにに宿儺へと尋ねた。
それに宿儺はフッと笑う
「な、何笑ってんだよ!」
「ククク、大方俺が負けたらとでも考えているんだろう?」
「ウッ!」
どうやら図星らしく、ギクリと効果音が付きそうな程に虎杖は体を固まらせた
「大丈夫だ、俺は誰にも負けん。安倍晴明であっても、五条悟であっても、そして己自身であっても俺は負けることはない」
だから心配するなと宿儺は虎杖の頭をワシャワシャと雑に、何処か優しく撫でた
「ちょ、やめろよ!俺の髪がグチャグチャになっちまうだろ!」
「ほう、お前もそんなことを気にする程の身だなしみはあったのか」
「どういうことだよ!!」
虎杖の激昂し、宿儺へと襲い掛かるが簡単に返り討ちにされグエッと声を出し、地面へと膝を着いた後に倒れた
「ありがとな」
虎杖の小さな感謝が領域内に木霊した
閲覧ありがとうございました!少しでもこの話を面白いと思って頂けたなら幸いです 。
ほのぼのとした話は何故か書きやすかったので連日投稿しました!他にも書いたほしい話などありましたら此方にメッセージ頂けると有難いです
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=268807&uid=325703
BADENDルートは
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あり
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なし