ロックマンX二次創作   作:クリスチカ・マリビエ・ダンセルジオ

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『X6』の後日談。倒されたのちに復活し、ハンター組織に所属することになったゲイト。優秀な研究者ですが、トラブルメーカーでもあるようです。
(2021年5月27日~6月9日)


復活のギーク・1

シグナス(ナレーション):

世界に大きな混乱をもたらした"スペースコロニー落下事件"と"ナイトメア事件"。

 

立て続けに起きた二つの事件から、約半年が経過した現在。

 

一時、深刻な弱体化が危惧されたハンター組織はどうにか持ち直し、ほぼ、事件以前の通常の活動を行えるまでになった。

 

そのおかげで、荒廃していた世界も、徐々に復興を遂げつつある。

 

それらは、組織に新たな一員として加わったある男の、めざましい働きによるものだ。

 

その名は、ゲイト。

 

そう、誰あろう彼こそ、"ナイトメア事件"の黒幕――エックスとゼロに倒された彼だが、『救える生命ならば救いたい』というエックスの意向で回収され、修理により奇跡的に復活したのだ。

 

そのことを誰よりも喜んだのは、彼のかつての同僚エイリアだった。

 

すばらしい才能を持ちながら異端者とみなされ、孤立していく彼の姿を間近に見ており、また、彼が生み出したナンバーズの処分にかかわったことなどもあって、長い間、悔恨を抱えていたのだろう。

 

とはいえ、イレギュラーであった彼を迎え入れるには、"罰"という形をとらねばならなかった――すなわち、もはや個人としての自由は無く、さまざまな制限下で組織のために働くことで罪を償え、と。

 

当の本人は深い反省の色を示し、この"罰"を受け入れた。そして、"イレギュラーハンター科学部門・主任研究員"として現在に至っている。

 

いわば"囚われの身"ではあるが、この新しい職場を大いに気に入っているようだ。

 

……もっとも、研究で成果を上げる一方、さまざまなトラブルも起こしているが。

 

 

 

 

シグナス:

技術職のダグラスとは、やはり、いちばん仲がいいらしい。言葉は悪いが、ある意味ギーク(オタク)同士のようなもので、良い相棒となっている様子だ。

 

 

 

ハンターベース研究棟内の通路。ダグラスとゲイトが、熱心に話しながら歩いている。

 

 

 

ダグラス:

(赤いゴーグル越しに目を輝かせながら)す、すげーな! そんな"素材"も作れるのかよ!

 

ゲイト:

(うなずく)ああ。ガラクタの山は、宝の山ってね。リサイクルして使えるものが、幾らでも出てくるよ。

 

ダグラス:

(感心して)はー、全く大したもんだぜ、ゲイト! まだまだ物資が不足してる中で、今残ってるハンターたちの面倒見てやれるのは、あんたのおかげだ!

 

ゲイト:

あはは、それほどでもないさ。ボクにとっては、全て、罪滅ぼしのためだよ。……そうそう、この前の、"タートロイド・ダイビングスーツ"はどうだったかな?

 

ダグラス:

おー、アレな! 大好評だったよ、特に、水質汚染レベルB区域担当の連中から! アレを装備してから、汚染物質の影響が格段に軽くなったって話だ! 見た目が思いっきりカメになるのは、この際我慢するってな!

 

ゲイト:

そうか! そりゃよかった。役に立ててうれしいよ。

 

ダグラス:

地球の修理も大事だが、それを担ってくれてるハンターたちの安全も、同じように大事だからな。

 

ゲイト:

ああ、その通りさ。開発中の"ミジニオン浄水装置"も、もうすぐ完成するよ。カメスーツと組み合わせて使えば、作業効率が劇的に上がるはずだよ!

 

ダグラス:

助かるな~! 期待してるぜ、相棒!

 

 

 

なおも話しつづけながら、二人は司令棟へと向かう。

 

 

 

 

シグナス:

エイリアには、よくちょっかいを出している。

とはいえ、彼女への特別な感情があるというわけではなく、ただ反応を面白がっているだけのようだ。最近、彼女がエックスと親密そうにしているのを、興味深く"観察"しているらしい。当人たちにとっては、迷惑な話だろうが。

 

 

 

ダグラスとゲイトが司令棟に入ってきたところへ、エイリアが通りかかる。

 

 

 

ゲイト:

(手を挙げ、大きな声で呼びかける)やぁ、エイリア!

 

エイリア:

(顔をしかめて)……もう! 大声で呼ぶの、やめてちょうだいったら。

 

ゲイト:

どうして? 何を今更、ボクとキミとの仲じゃないか。

 

エイリア:

(赤くなって)ご、誤解されるような言い方しないで!

 

ダグラス:

ははは、わかってる、わかってる。ゲイトは、"ただの友達・仕事仲間・相談相手"なんだろう?

 

エイリア:

(さかんにうなずく)そうよ、そうそう。

 

ゲイト:

ふーん。それじゃ、キミの"ただの友達・仕事仲間・相談相手"以上の人は……

 

エイリア:

あ、エックス!

 

 

 

エックスが通りかかる。

 

 

 

エックス:

やぁ、エイリア。ダグラスにゲイトも、勢揃いだね。

 

ダグラス:

おう、お疲れさん。

 

ゲイト:

(ニヤニヤして)やぁ、エックス。いいところに来たね。

 

エックス:

え?

 

 

 

 

エイリア:

(ゲイトをさえぎって)エックス、お昼行きましょ! 今日の日替わりランチ、何だったかしらね?

 

エックス:

今日は、アーティフィシャル・プロテイン、フィッシュタイプ。Aランチがアクアパッツァ風、Bランチが味噌煮風だよ。

 

エイリア:

いいわね。それじゃ――(ゲイトから離れようとする)

 

ゲイト:

ああ、ランチならボクたちも行くよ。ね、ダグラス?

 

エイリア:

(ゲイトを撒きそこねて)え……

 

ダグラス:

お構いなく、お二人さん。オレたちはオレたち、ギーク同士で仲良くするからよ!

 

ゲイト:

そうそう、気にしないで!

 

エックス:

(なんとなく居心地悪く)は、はぁ……

 

 

 

結局、仲良く揃って職員食堂へ行く四人。エックスとエイリアはAランチ、ゲイトとダグラスはBランチを選び、それぞれ向かい合って、隣同士のテーブルに就く。

 

 

 

ダグラス:

(感動的に)旨い~! ひさびさの食堂だぜ! 忙しいと、つい何日もエナジー・リキッドだけとかになっちまうけど、やっぱ、たまには――ん? おい、ゲイト、食わねーのか?

 

 

 

彼の向かいに座るゲイトは、食事よりも、隣のエックスとエイリアの様子を眺めることの方に熱中している。

 

 

 

エイリア:

エックス、午後もまたパトロール?

 

エックス:

うん。街はだいぶ建て直されてきたけど、それに伴って、また、イレギュラーによる被害の報告も増えてきたからね。

 

エイリア:

(顔を曇らせて)そう……(ふと、ゲイトの視線に気づく)ちょっと、ゲイトったら。何かご用なの?

 

 

 

 

ゲイト:

キミたち二人は、"おつきあい"してる、ってことでいいのかな?

 

 

 

食器が派手な音をたてる。食堂内の他の職員たちが一斉に、何事かと注目する。その視線の中心で、赤面しながら激しく噎せているエックスとエイリア。

 

 

 

ダグラス:

(心配して)おいおいおい、だ、大丈夫か?

 

エックス:

ゴホッ、ゴホッ……い、い、いきなり、何を……

 

エイリア:

ゲホッ、ゲホッ……ゼー、ゼー……ひ、ひどいわ、ゲイト……デリカシーのかけらも無いのね……

 

ゲイト:

(さすがに驚いて)ごめん、ごめん。でも、ただ、確認したかっただけだよ。だって、キミたちって、そういうふうに見えるし……

 

エイリア:

(ゲイトを睨みつけて)何よ、"そういうふう"って?

 

ゲイト:

(あっけらかんと)相思相愛、ってことさ。

 

エックス、エイリア:

……!

 

 

 

エックスとエイリアは顔を見合わせて一瞬沈黙したのち、全力でゲイトの言葉を否定しはじめる。

 

 

 

エックス、エイリア:

(首と手を一生懸命に振りながら)ううん、違う! いや、違わないんだけど、そういう意味じゃなくて! ほら、長い間一緒に仕事してるから、お互いにいろんなことわかるし、頼りになるし! 何しろ、地球の危機を一緒に乗り越えてきたんだしね! だから……一緒にランチするのも、普通! 同じメニュー選ぶのも、普通! そう、いたって普通! 何も、全然、ぜんっぜん特別なことじゃないから!

 

ゲイト:

(くすくす笑いながら、ダグラスに)……認めてるよね、コレ?

 

ダグラス:

(頭を抱えて)はー……こういうところが、玉にキズなんだよなぁ……知らねーぞ、オレ……

 

ゼロ:

……全く、いい趣味とは言えんな。

 

 

 

四人の傍らに、エナジー・リキッドの缶を手にしたゼロが、呆れ顔で現れる。

 

 

 

 

シグナス:

ゼロは、ゲイトの改心とその能力は認めつつも、本人とは距離を置きたがっているようだ。自らのDNAが元で"ナイトメア事件"が引き起こされたことを思えば、無理もない。ただ、ゲイトの方は、そんな彼に対しても全くお構い無しだが。

 

 

 

エックス:

ああ、ゼロ。お疲れ様。

 

エイリア:

あら、リキッドだけ? まだ忙しいの?

 

ダグラス:

(身を乗り出して)新しい"忍び"専用メカのテストだよな。どうよ、調子は?

 

ゼロ:

(複雑な表情で)……その報告に来た。新しいステルスグライダーの性能は最高だ。小型で軽量、空中で小回りも利く。

 

ゲイト:

(笑って)そう? こだわりを詰め込んだからね。気に入ってくれたかい?

 

ゼロ:

ただな……なぜ、デザインを"奴凧"(ヤッコダコ)型にしたんだ……?

 

エックス、エイリア:

(驚く)えっ?

 

ダグラス:

知ってて黙ってました、ごめんねテヘペロ!

 

ゲイト:

(愉快そうに)あはは、なかなかオシャレだろう? "忍び部隊"の再編成って聞いて、もう、わくわくしちゃってさ! コレは絶対、"和"のテイストで行くしかないと思ったんだよ! 隊員たちは何て言ってる?

 

ゼロ:

(苛立ちながら)あー、大いに戸惑ってるとも! 想像してみろ、この、正月でもないのに、背中に凧をしょって飛ぶんだぞ! それも高速で!

 

エックス、エイリア、ダグラス:

……(ゼロを先頭とした奴凧部隊が高速で水平に空中を飛んでいくシュールな光景を想像し、必死に笑いを噛み殺す)

 

ゲイト:

平気、平気! 敵からは見えなくなるんだしさ!

 

ゼロ:

それだけじゃない! 煙幕を張る時に、いちいち『ドロン!』とかいう電子音声が出ることには、何の必要性があるんだ? 相当に調子が狂うぞ!

 

ゲイト:

だって、"忍び"って、どうしても堅苦しいとか暗いっていうイメージがあるからさ。遊び心は大事だよ?

 

 

 

この時、簡易防護服のようなものに身を包んだ大柄な一体のレプリロイドが、傍らにゴミ箱を置いて清掃作業のふりをしながら、少し離れて五人の様子をうかがっている。

 

 

 

ゲイト:

それにしても、ゼロって特に真面目だよね。どうなの、浮いた話の一つや二つ、無い?

 

エックス、エイリア、ダグラス:

(ギクリと顔色を変える)……!

 

ゲイト:

(全く気づかずに)カノジョさんとか、居ないの? モテそうな感じだけど。

 

エイリア:

あー……ねぇ、ゲイト……

 

エックス:

そ、その話は、ちょっと……

 

ダグラス:

やめといた方が……

 

ゼロ:

(静かに)……居た、かもな。

 

エックス、エイリア、ダグラス:

(身をすくめる)ひえっ!

 

ゲイト:

え、本当? どんな――

 

ゼロ:

……レプリフォース大戦が無ければ、今も。

 

ゲイト:

(驚く)え……

 

エックス、エイリア、ダグラス:

(顔を見合わせる)……!

 

 

 

しばし、気まずい沈黙が流れる。

 

 

 

ゲイト:

(やがて、気を取り直して)……ごめん。なんか、悪いこと訊いちゃったみたいだね。

 

ゼロ:

(笑って)いや、構わんさ。オレと同じような思いをしたヤツは、他にも大勢居る。いつまでも引きずってるわけにもいかないからな。

 

エックス、エイリア、ダグラス:

ほっ……(ひとまず、胸を撫で下ろす)

 

ゲイト:

(ふと思いついたように)……そのひとに、もういちど会いたいと思う?

 

一同:

えっ?

 

ゲイト:

(声をひそめて)……コレは、まだ実験段階だし、実際に使うかどうかもわからないから、秘密にしてたんだけどね。(白衣のポケットから何かを取り出す)

 

 

 

 

テーブルの上に、小さな錨を模したオブジェのようなものが置かれる。

 

 

 

エックス:

コレは……?

 

ゲイト:

"メモリー・アンカリング・チップ"。

 

ダグラス:

何に使うんだ?

 

ゲイト:

キミたち、メタルシャーク・プレイヤーのことを覚えてるかい?

 

エイリア:

ああ……完全にではないけれど、スクラップにされたレプリロイドを再生することができたわね。

 

ゲイト:

(うなずく)そう。彼は、レプリロイド再生技術を完全なものにするため、"ミュータブルメタル"という素材を研究していたんだ。それで造った素体に、レプリロイドのデータをインプットすれば、すぐさま、そのデータ通りの姿と性能を持ったボディに変わる……まあ、実験はなかなかその通りにはいかなかったし、何より、違法だったけどね。

 

ダグラス:

(驚いて)す……すげーな、そんなこともやってたのか。

 

ゼロ:

……

 

ゲイト:

(皆に錨を示して)コレは、レプリロイドの再生とは違うけど、その技術の応用なんだ。この錨は、ミュータブル素体と、"思い出"とを繋ぐ役割を果たす。

 

エックス:

"思い出"を……?

 

ゲイト:

(手のひらに錨を載せ、握ってみせる)こうして、もう居ない誰かのことを強く思い出せば、この錨はそれをデータとして記録し、ミュータブル素体に移すことができるんだ。そうすれば、素体はそのデータを反映した姿に変わる……あくまで、本人の"再生"じゃなく、コピーみたいなものだけどね。……まだ未完成の技術だし、正直、使いようもないかと思ってたけど、もし、少しでも役に立てられたら――

 

ゼロ:

(冷ややかに)……なるほどな。つまり、オレは、その技術を完成させるための実験台ってわけか。

 

 

 

 

ゼロの言葉に動揺する四人。

 

 

 

ゲイト:

(うろたえて)ち、違う。そんなつもりじゃ……

 

ゼロ:

(嫌悪をあらわに)ナイトメアという、くだらない"おもちゃ"だけでは飽き足らず、まだ、そんな"コピー人形"を作りつづけていたとはな。あいにくだが、オレにはそんなものは必要無いし、そんなもののために、"彼女との思い出"をあんたに提供する気も無い。他をあたってくれ。(テーブルから離れ、足早に去っていく)

 

エックス、エイリア、ダグラス:

ゼ、ゼロ……!

 

ゲイト:

(立ち上がってゼロを追う)待ってくれ、ゼロ! 誤解だよ……!

 

防護服の男:

(ゴミ箱を押しながら)ふふ、なるほどね……一時は壊滅寸前とまでいわれたハンター組織が、ここまで立ち直れた秘密……まさか、あの異端の天才科学者ゲイトが居たなんてね……! しぶとく生きてたんだなぁ! 相変わらず、すごい技術力があるみたいだし……こりゃ、"旦那"にいい報告ができますよ、っと!

 

 

 

つかつかと歩み寄ったゼロが、防護服の男を追い越しながら、思いきり力を込めて缶をゴミ箱に投げ込む。鋭い金属音が響き、またしても、周囲からの視線が集中する。振り向きもせず、そのまま出ていくゼロ。その後ろで立ちすくみ、取り残されるゲイト。そして、二人の間で思わず飛び上がっている防護服の男。

 

 

 

防護服の男:

(激しく動揺しながら)び、び、びっくりした~! バ、バレたかと思ったけど、違うのか……でも、もう長居は無用だね。ゼロだのエックスだの、今は相手にしたくないし、とっとと引き上げますか!

 

 

 

防護服の男も、ゴミ箱と共に慌てて出ていく。その後ろで立ちつくすゲイトに、エックスたちが駆け寄る。

 

 

 

エックス:

ゲイト、大丈夫かい?

 

エイリア:

残念だったわね。でも、あなたに悪気が無いことは、みんなわかってるわ。

 

ダグラス:

そうさ。ゼロだって、きっとわかってる。ただ、アイツは――

 

ゲイト:

(険しい表情で)待って。……さっきのあの作業員、いったい誰だったんだろう?

 

エックス、エイリア、ダグラス:

えっ?

 

 

 

ゲイト:

(ポケットから、今度は小型端末を取り出す)あの防護服、明らかに素材が違ってた。今、ここで使われてる防護服は、全て、ボクがスクラップから開発したリサイクル素材でできてるからね。……アレはニセモノだよ。

 

エックス:

(驚く)何だって!

 

 

 

ゲイトが端末に触れると、彼の白衣の下から、四体の小さなトンボ型メカがビュンと空中に飛び出す。

 

 

 

エックス:

(また驚く)えっ? ……ヤ、"ヤンマーオプション"?

 

エイリア:

(驚く)そ、そんなもの持って歩いてるの?

 

ダグラス:

(驚く)い、いつも? 身体中に?

 

ゲイト:

(笑って)こんなこともあろうかとね。何かと便利なんだよ。(トンボメカに命じる)サーチ!

 

 

 

すぐさま、トンボメカたちは防護服の男を追い、通路へと飛んでいく。

 

 

 

ゲイト:

(端末の画面を見ながら)……居ないぞ。もう、その通路には居ない。姿が消えてしまった。

 

エックス:

なんて素早いんだ……やっぱり、ただ者じゃないのか。

 

ダグラス:

おいおい、なんかヤバそうだな……オレたちも行こうぜ!

 

エイリア:

ええ。早く見つけましょう!

 

 

 

その時、防護服の男の姿は、研究棟への通路の入口にある。

 

 

 

防護服の男:

ふう、危機一髪……しかし、ゲイトが居るとわかったら、もうちょっとだけ寄り道したくなっちゃったね。この先に、きっとヤツの研究室があるはず……!

 

ゼロ:

(後ろから呼び止める)どこへ行くんだ?

 

防護服の男:

(ギクリと立ちすくむ)ひえっ!

 

 

 

(続く)

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