プリキュア戦記 正義のプリキュアvs終界   作:MIXEVOL

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ある平穏な街小泉町にテイルズディフェンドのエージェントが現れる。そして小泉町に暮らすプリキュアの記憶を無くした少女達と共にいる少年がエージェントに出会う


多元世界防衛組織『テイルズディフェンド』後編

東堂が墨村市が存在する世界に向かう頃、別の世界にある街では

 

───

 

小泉町 大通り

 

小泉町は平穏な街である。しかし、その小泉町にはある物が暴れていた。それは

 

ウバウゾー「ウバウゾー!」

 

調理器具を模した怪物、ウバウゾーである。そのウバウゾーを見て近くに居る警官達はウバウゾーに向けて銃弾を放った。しかし

 

警官「くそっ!拳銃程度じゃ足止めにならない!」

 

ウバウゾーの硬い身体の前にダメージを与える事は出来なかった。そして

 

ウバウゾー「ウバー!」

 

警官「うわああああああああ!」

 

フライパンで出来た腕から放つ風圧で警官達を追い払った

 

警官「怪物が相手では勝てないのか……」

 

そしてそのウバウゾーの近くには

 

ゆい「やっぱり怪物相手じゃ勝てないの……」

 

ここね「相手は戦闘車両の攻撃すらも通じないのよ」

 

らん「何やってんの。市民を護る警察が怪物に押されてどうすんの」

 

ゆい達が居た。そのゆい達はウバウゾーに見つからないよう隠れていた。そしてウバウゾーは周りを見渡す。すると

 

???「待ちやがれ化け物!」

 

ウバウゾー「ウバ?」

 

大通りの近くにある建物の屋上から人の声が聞こえた。それを聞いたウバウゾーは声の主を探した。すると

 

???「小泉町を荒らす怪物め。俺が来たからには好きにはさせないぜ!」

 

屋上から虹色に輝くメタルヒーローモチーフのヒーローが現れた。それを見たゆい達は

 

ゆい「これが噂のヒーロー、プリズムセイバーだ。初めてみるね(・・・・・・)

 

ここね「小泉町に悪が現れる時、必ず現れる正義の味方プリズムセイバー。今回(・・)も来てくれたね」

 

らん「強くて、かっこ良くて、声もイケメン。まさに女の子の憧れだよ」

 

プリズムセイバーと名乗るヒーローの登場に喜んだ。だが

 

拓海(プリズムセイバー、街を護るヒーローなのは俺も知ってる。だが、ゆい達は初めて見ると言ってるが、俺からすればゆい達に危機が迫ると必ず現れるあいつは何か何処か信用出来ない……それにゆい達はプリズムセイバーは信用出来るからと言ってるが、それだけの理由で信用するのか……まるでゆい達はプリズムセイバーと言う白馬の王子様に盲信してるようにしか見えない………)

 

拓海と言う少年はプリズムセイバーに対する不信感を抱いていた。それを尻目にプリズムセイバーは

 

プリズムセイバー「食らいやがれ!」

 

フライパンのウバウゾーに向けて飛び蹴りを放った。それを見たウバウゾーは

 

ウバウゾー「ウバ!」

 

咄嗟にプリズムセイバーの蹴りをガードした

 

プリズムセイバー「くそ~、相手も学習しやがる」

 

自身の攻撃を防がれたプリズムセイバー。そしてウバウゾーはプリズムセイバーに攻撃をしかける

 

ウバウゾー「ウバウバウバー!」

 

ウバウゾーはフライパンで出来た腕をプリズムセイバーを殴りに行った。その攻撃は

 

プリズムセイバー「怪人がオラオララッシュするかよ!」

 

ジョジョのキャラが使う連続パンチ、通称『オラオララッシュ』である

 

プリズムセイバー「フライパンに殴られたら痛い目に遭うな!回避してやる!」

 

プリズムセイバーはダッキングと言う回避テクニックでウバウゾーのオラオララッシュを回避する。そして

 

プリズムセイバー「隙ができたな!こいつでぶっ飛びやがれ!」

 

プリズムセイバーはウバウゾーの顎に向けてアッパーを放った。それに対し

 

ウバウゾー「ウバー!」

 

ウバウゾーはフライパンの腕でプリズムセイバーをはたき落とすべく殴りつけたが

 

プリズムセイバー「普通に当たれば痛いな。だが、この程度の攻撃で怯むと思うな!」

 

プリズムセイバーの鎧による高い防御力の前に仰け反るくらいの反応はするもののダメージは受けなかった。そしてプリズムセイバーのアッパーがウバウゾーの顎に当たった後、上空に吹き飛ばされた

 

プリズムセイバー「上空に吹き飛ばされちゃ、身動きとれないだろ」

 

吹き飛ばされたウバウゾーを見て、プリズムセイバーは掌に虹色の光を集束させた

 

プリズムセイバー「こいつでとどめだ!プリズムスマッシュ!」

 

そして集束した虹色の光球をウバウゾーに向けて放った。そしてプリズムスマッシュを食らったウバウゾーは

 

ウバウゾー「オナカイッパーイ」

 

浄化して消滅した

 

プリズムセイバー「お腹一杯って、俺はお前に対して何も食わせてねえぞ」

 

プリズムセイバーは何も食わせてないのにお腹一杯を言うウバウゾーを見て呆れていた。そして

 

プリズムセイバー「大丈夫か」

 

プリズムセイバーはゆい達に話しかけた

 

ゆい「助かりました。私達を助けてくれて」

 

プリズムセイバー「気にするな。人々が助けを求める声が聞こえたら必ず駆け付ける。ヒーローなら当たり前だろ」

 

(それにしても女の子達の反応ありきたりだな……まるで白馬の王子様に会えた的な目で見やがって……俺は白馬の王子様的なキャラじゃねえのに……)

 

プリズムセイバーはゆい達が自分の事を白馬の王子様とみている事に戸惑っていた

 

プリズムセイバー「とにかく、あんまり俺に頼るなよ。ピンチになっても必ず白馬の王子様が助けると言う考えは捨てた方が良い。俺だって毎回すぐに助けに駆け付けるとは限らないぞ」

 

プリズムセイバーはゆい達にあまり自分に頼りすぎるなと忠告するが

 

ゆい「けど、必ず助けるんでしょ」

 

プリズムセイバー「そりゃできる限り早く駆け付ける努力はしてるぞ。それとあんたらには護ろうとする人間が身近に居るんだ。俺が居なくても自分の身は自分で守らないと駄目だぞ」

 

ここね「けどこの街にはヒーローが居るから大丈夫でしょ」

 

らん「うん、ヒーローが居る限り私達に危害を与える敵はみんなやっつけるから大丈夫よ」

 

プリズムセイバー「まあ、俺はその為の力を持っているが……」

 

(あいつら、自分達は格好いいイケメンヒーローに護られているだけで何もしないのか……女は男に護られているだけで何もせずに男に縋るだけで良いのか……)

 

肝心のゆい達はヒーローに縋っている態度を崩していなかった

 

プリズムセイバー「とにかくよ、ヒーローに縋るだけじゃなく、自分達も何か行動するくらいの努力はしろよ。後は警察官や救急隊員がやってくれるからお前らは早く家に帰るんだ」

 

プリズムセイバーが言うと後の事を警察や救急隊員に任せてゆい達の前から姿を消した。それを見ていた拓海は

 

拓海「プリズムセイバーの言ってる事は正しい。俺もプリズムセイバーみたく戦える力があれば」

 

拓海は自身の無力さを感じていた。そして先ほどプリズムセイバーが居る場所の近くには

 

???「よくやりましたわプリズムセイバー。貴方達(・・・)の活躍で少女達(プリキュア達)は戦いに関わらずに済みました」

 

プリズムセイバーの活躍で少女達が無事で済んだことに安堵する少女が居た

 

???「貴方達は私の手で生み出されし英雄。貴方達が居る限り少女(プリキュア)達は戦いに巻き込まれることは無い。少女が怪物(プリキュア)になる事はなく、ごく普通の女の子として生きる為、これからもこの街(・・・)を守ってあげて」

 

(そして、少女(プリキュア)達には二度とプリキュアを復活することも誕生する事も無くプリキュアなど忘れて普通の女の子として生きて欲しい)

 

少女はプリズムセイバーと言うヒーローにこれからも街の平和を護るよう告げた。そして

 

???「これで少女(プリキュア)達は戦いに関わった事を忘れて普通の日常に戻る」

 

少女は手に光を集めた後、光を放つと街は破壊する前の状態に戻った

 

トゥモロー「少女(プリキュア)達にはもう二度と戦わせない。それが最後のプリキュア、キュアトゥモローの役目だから」

 

トゥモローが言うと、ビルの屋上から立ち去った。だが彼女は知らない。トゥモローの力に影響しない人間がいる事を

 

───

 

そして次の日。拓海は昨日プリズムセイバーが戦っていた場所に居た

 

拓海「破壊した痕跡を見事に無くすとは、この街はアフターケアもバッチリだな」

 

(プリズムセイバーが居なくなった後に復興作業をしたのは知ってたが、たった一日で終わるものか?あれだけ暴れた規模を考えると三日は必要なのに……)

 

拓海はプリズムセイバーが戦っていた場所が一日で直った事に戸惑った。すると

 

ゆい「拓海、何で此処に居るの?」

 

ゆい達がやって来た

 

拓海「ああ、昨日戦闘が起きていた場所がたった一日で元に戻った事に驚いててな」

 

拓海はゆい達に昨日戦闘が起きた場所が一日で元に戻った事を話した。ところが

 

らん「何言ってんの?昨日ここで戦闘が起きてたの(・・・・・・・・・・・・・)?」

 

拓海「起きてたよ。俺はその様子を見てたし、ゆい達だって見ただろ」

 

ここね「戦闘が起きてた?私達、そんなの見てないわ。昨日はまっすぐ家に帰ったから」

 

ゆい「そうだよ。私達昨日は何のトラブルに遭ってないよ」

 

ゆい達は昨日戦闘が起きていた事を知らなかった

 

拓海「どうしてだ?俺は見ていたのに何故ゆい達は戦闘の事を知らないんだ?」

 

拓海は昨日戦闘が起きた様子を見ていたゆい達が戦闘が起きていた事を知らない事に戸惑っていた

 

ゆい「それより早く学校に行かないと遅刻になるよ」

 

拓海「ああ、分かった」

 

(あの戦いを覚えているのは俺だけなのか?)

 

拓海は違和感を感じながらもゆい達と一緒に学校に向かった。その近くには

 

トゥモロー「私の力で記憶を消して、戦いを無かった事にしたのに記憶を保つ人がいるなんて」

 

昨日の戦闘を無かった事にした張本人の少女であるトゥモローが居た

 

トゥモロー「放置すればせっかく平穏な生活を送る少女(プリキュア)に悪影響が出る。何とかしないと」

 

トゥモローが言うと、目の前に黒服の連中が現れた

 

トゥモロー「貴方達、あの少年を捕らえて、プリキュアの事を忘れさせてあげて」

 

トゥモローの命令を聞いた黒服達はすぐさま拓海を追跡した。トゥモローはその様子を見ていた者を知らなかった

 

???「プリズムセイバーの戦いを忘却したにも関わらず記憶を保った少年、品田拓海。彼ならプリキュアを復活できる鍵かも知れない。早く保護しないと」

 

そして黒服達の様子を見た人物は拓海の方へ向かった

 

────

 

トゥモローが呼んだ黒服達を知らない拓海は学校で授業を受けていた。そして放課後拓海達は校門の前に居た

 

ゆい「拓海、今からまっすぐ帰るの?」

 

拓海「ああ、何か授業中に妙な視線を感じたんだ。もしかしたら何処かに敵が居るかも知れない。それに」

 

ゆい「それに?」

 

拓海「その敵はゆい達に襲いかかるかも知れないんだ。だから敵に襲われない意味でも今日は別れて下校した方がいい」

 

拓海はゆい達に別れて帰った方が良いと言った

 

ここね「別れて下校する……そうね。もしもの事で敵に襲撃するかも知れないし、此処は別れて帰りましょ」

 

らん「ここぴーの言うとおりだね。けど拓海、何か隠してない?」

 

拓海「隠してないよ。ただ今日は一緒に帰るのは何かまずいだけだ」

 

ゆい「そうなんだ。じゃあ拓海。私達はここね達と一緒に帰るよ」

 

拓海「ああ、寄り道せずにまっすぐ帰るんだ」

 

ゆいが拓海にここね達と一緒に帰ると言うと、一緒に帰路に向かった。そして一人残った拓海は周りを見回した

 

拓海「ゆい達は行ったか。さて、さっきからオレを見てる連中、姿を現して貰おうか」

 

拓海が言うと周りには黒服達が姿を現した

 

拓海「授業中で妙な視線を感じたが、一体何の用だ?」

 

黒服「………」

 

拓海「お前達はゆい達に危害を与える連中なのか?」

 

黒服「………」

 

拓海「何の反応も無いのは不気味だな」

 

拓海は黒服達に質問するが黒服達は答えなかった

 

拓海「あいつらをゆい達に近づかせる訳にはいかない。できる限りオレが抑えないと」

 

拓海は黒服達を何とか足止めしようと試みた。すると黒服達は意外な事を言う

 

黒服「品田拓海、お前に質問したいことがある?」

 

拓海「喋らないんじゃなかったのか!?それより何だよ質問は?」

 

黒服達は拓海に質問した。拓海は黒服達は喋らないかと思ったが喋った事に戸惑った

 

黒服「品田拓海、お前はプリズムセイバーの戦いを見たのか?」

 

黒服は拓海にプリズムセイバーの戦いを見たのか質問した

 

拓海「オレはゆい達と一緒にプリズムセイバーが怪物に戦いを挑んだ様子を見たがそれがどうした?」

 

拓海はプリズムセイバーの戦いを見たと答えた。

 

黒服「本来(・・)なら有り得ない。あの戦いは既に無かった事にしている。この街の人間は戦いの事を忘却している。なのに何故覚えている?」

 

拓海「何を言ってるんだ?知るとまずいのか?」

 

拓海は戸惑った。何故プリズムセイバーの戦いを覚えているだけで黒服達が敵視するのか分からずにいた。すると

 

黒服「この街にプリキュアを連想するものは出してはならない。そしてお前はプリキュアを連想するようなものを所持している。よって品田拓海、お前を捕縛する。そしてプリキュアを連想するものの記憶を消去し、普通の一般人(・・・・・・)に戻して貰う」

 

黒服達は一斉に拓海に襲いかかった

 

拓海「いきなり一斉に襲いかかるなんて。オレを襲って何のメリットがある?」

 

拓海は黒服達の襲撃を回避した。黒服達は回避など想定してないか互いに激突した後動けなくなった

 

拓海「気絶とは助かったな。とは言えオレじゃ黒服達に勝てないな。何とか警察署に行って警官達を呼ばないと」

 

拓海は状況を打開すべく黒服達が気絶してる隙に警察署に向かって走った。そして拓海は警察署に着いた後、中に入った

 

拓海「すいません。外に如何にも怪しい黒服が現れた。今すぐ怪しい黒服達を止めて欲しい」

 

拓海は警察署に居る警察官に怪しい黒服達を止めるよう呼びかけた。ところが

 

拓海「妙だ。なぜ反応しない?」

 

拓海は何故か動かない人達を見て不信感を抱いた。すると警察官や警察署に居る人達が姿を変えた。そう

 

拓海「お前らは何処かの映画のエージェントかよ!!」

 

さっき気絶した黒服達と同じ姿に変身した。さっきとは違い、拓海は逃げれなかった。そして拓海は黒服達によって行き止まりに追いつめられた

 

拓海「まずい、このままでは逃げられない」

 

黒服「観念するのだな。そして全てを忘れて平穏な日常(・・・・・)に戻るのだ」

 

黒服達は拓海に向けて銃口を向けた。たが撃とうとしたその時

 

???「駄目よ。そんな事しても解決しないわ」

 

黒服「何だ?」

 

黒服達の背後から無数の光弾が現れた。そして

 

黒服「ぐあああああああああああ!」

 

光弾を食らい、黒服達は元の姿に戻った後気を失った

 

拓海「今の攻撃はいったい?」

 

拓海は誰が黒服達を気絶させたのか戸惑っていた。すると

 

???「大丈夫かしら?」

 

拓海の前に一人の人物が現れた

 

拓海「オレを助けたのはあんたなのか?」

 

???「その通りよ、品田拓海」

 

拓海「オレの名前を知ってる?誰なんだ?」

 

拓海は何故か自分の名前を知っている人物に対し質問した

 

???「ワタシは誰かって?教えるわ。ワタシはローズマリー。本来はクッキングダムに所属する者で、今は多元世界防衛組織『テイルズディフェンド』のエージェントよ」

 

拓海「ローズマリー?それにテイルズディフェンドとは何だ?」

 

ローズマリー「わかりやすく言うならあらゆる世界を護る組織よ。そしてワタシは貴方を保護しに来たの?」

 

拓海「保護?どういう事だ?」

 

拓海はローズマリーと言う人物に何故自分を保護しに来たのか質問した

 

ローズマリー「話したいけど、此処だとまた敵が襲ってくるわ。とりあえず人の居ない所に移動しましょ」

 

拓海(如何にも怪しいな。しかし、あの人は何かオレの事を知ってるな。話くらいは聞いた方がいいな……)

 

  「分かった。何故オレの事を知ってるのか理由を聞きたい」

 

拓海が返事するとローズマリーと言う人物と一緒に警察署から離れた。その外では

 

黒服「異世界の人間がこの街に潜入するとは、早く応援を呼ばないと」

 

警察署の中に居た連中とは違う黒服達が居た。そして黒服達は応援を呼ぶべく動き出した。ところが

 

?????「応援など呼ばせないよ」

 

黒服「誰だ?」

 

突如現れた緑の鎧を纏った少年が背後から現れた。その鎧には時計の針のような装飾がついており、胸には0を模した装飾があった。そして

 

?????「名乗るものでは無い。何故ならお前達は死ぬからだ」

 

黒服に向けて槍を突き刺した

 

黒服「がはっ!?」

 

槍に貫かれた黒服達は呆気なく殺された

 

?????「此処が罪の意識に潰され、ご都合主義みたく悪い事が起きない罪人の終着点の世界、そうネガの世界同様の世界である小泉町。そこに俺達が抹殺すべき者達がいる」

 

「全ての元凶にして諸悪の根源、プリキュア!お前達の命運は俺が終わらせてやる!」

 

そして黒服達を始末した鎧の青年は少女(元プリキュア)を始末すべく姿を消した

 

────

 

ローズマリーと言う人物によって救われた拓海は路地裏に移動した

 

ローズマリー「此処なら大丈夫ね。けど黒服達が出ない保障は無いわ」

 

拓海「路地裏でも駄目なのか?」

 

ローズマリー「ええ、この街にはある者達の監視下にある以上すぐに見つかるわ」

 

ローズマリーは路地裏でも敵が出る可能性があると拓海に話した

 

拓海「監視下に居てはすぐにバレるのか。何か対策はあるのか?」

 

ローズマリー「あるわ。見てなさい」

 

するとローズマリーは手に光を纏った後、光を放出した。すると拓海とローズマリーは姿を消した。そして拓海はと言うと

 

拓海「あれ?さっきまで路地裏に居たのに風景が変わっている?どうなっているんだ?」

 

ローズマリー「これはワタシがもつ能力、デリシャスフィールドを展開したの。此処なら盗聴の心配は無いわ」

 

ローズマリーが展開したデリシャスフィールドの中に居た。そして

 

ローズマリー「さて品田拓海。何故ワタシが貴方に接触したのか理由を言うわ」

 

拓海「理由?」

 

ローズマリー「そうよ」

 

ローズマリーは拓海に接触した理由を話し始めた

 

ローズマリー「ワタシが貴方に接触したのは、貴方がプリキュアに関わりを持つだけで無く、プリキュアと共に戦ったからよ」

 

それは拓海がプリキュアに関わりがある他にプリキュアと一緒に戦った人間だから接触したと言った

 

拓海「オレがプリキュアと一緒に戦った?と言うよりプリキュアって何だ?」

 

ローズマリー「貴方、プリキュアと言うの知らないの?」

 

拓海「ああ、そんな話聞いたことないからな」

 

拓海はローズマリーに会うまでプリキュアの名前すら知らなかったと答えた

 

ローズマリー「この様子からしてプリキュアの名前すら知らないようね……なら説明するわ」

 

ローズマリーは拓海にプリキュアの事を説明した

 

ローズマリー「わかりやすく言うとプリキュアは妖精の国に伝わる伝説の戦士よ」

 

拓海「ようはプリキュアもヒーローに当たる存在なんだな」

 

ローズマリー「そうよ。そしてプリキュアの衣装は、リボンやフリルをあしらったドレスを纏い、戦うときは格闘で戦い、敵にトドメを刺すときは光線系の技を使うわ」

 

拓海「あんな可愛い衣装を纏って格闘するのか……変わってるな」

 

ローズマリー「ああ言う戦闘ヒロインは珍しいからね。さて拓海、貴方はヒーローやヒロインは一人で戦うと思っているのかしら?」

 

ローズマリーは拓海にヒーローやヒロインは一人で戦うものなのか質問した。それに対し拓海は

 

拓海「ヒーローには一人で戦うのが居るが、いくら何でもヒーローやヒロインが一人で戦うのは無謀だろ」

 

一人で戦うには無理があると答えた。すると

 

ローズマリー「その通りよ。幾らヒーローやヒロインが強くても一人で出来る事は限られるわ」

 

ローズマリーは幾ら強くても一人では限界があると答えた。更に

 

ローズマリー「事実、仮面ライダー1号にはおやっさんの愛称で知られる立花籐兵衛や滝和也と言う協力者が居て、ウルトラマンには科学特捜隊のメンバーが居て、ガンダムのパイロットのアムロ・レイにはブライト・ノアやセイラ・マスと言った共に戦う仲間が居るの。それは力があろうが無かろうが関係なくてよ」

 

ヒーローには共に戦う仲間が居ることを説明した。更に

 

ローズマリー「そしてそれは戦闘ヒロインにも当てはまる。セーラームーンにはタキシード仮面、東京ミュウミュウには蒼の騎士、神風怪盗ジャンヌには怪盗シンドバッドと言った共に戦うヒーローが居る。そして今までプリキュアには共に戦うヒーローは今まで居なかった」

 

拓海「プリキュアには共に戦うヒーローが居なかったのか?」

 

ローズマリー「居ないわ。けど別の世界にはプリキュアと共に戦うヒーローは居るわ」

 

拓海「別の世界には居るのか……」

 

ローズマリーは戦うヒロインには共に戦うヒーローが居ることを説明した。そして

 

ローズマリー「そのプリキュアと共に戦うヒーローが居ないからこそ、別の世界のプリキュアは悪しき者になり、世界を滅ぼす怪物になってしまった」

 

拓海「プリキュアが怪物?なんだそりゃ?」

 

拓海は何故プリキュアが怪物になるのか理解出来なかった

 

ローズマリー「無理も無いわ。プリキュアは本来怪物にはならないわ。けど別の世界のプリキュアはそうじゃないの」

 

拓海「どういう事だ?」

 

ローズマリー「ヒーローやヒロインの中には悪の組織によって生み出された者が居る。仮面ライダー1号はショッカーによって生みだされ、ウルトラマンジードはウルトラマンベリアルの遺伝子を元に生み出された人工生命体、サイボーグ009のゼロゼロナンバーズは黒い幽霊(ブラック・ゴースト)によって造られたサイボーグよ」

 

拓海「悪の組織によって生み出されたヒーローも中には居るのか」

 

ローズマリー「そうよ。そして別の世界のプリキュアは邪悪なる創造主によって生みだされた。その力を手にしたプリキュアはいとも簡単に力に溺れて、自ら怪物に変貌した。そしてあらゆる生命体を殺し、あらゆる世界を破壊したの。しかしそのプリキュア達は正しき心を持った英雄達に倒され、プリキュアを生みだした邪悪なる創造主は倒され、世界は救われたの」

 

ローズマリーはプリキュア達は力に溺れて怪物になって世界を破壊するような行為をしたが正しき心を持った英雄達によって止められた後、プリキュアを生みだした邪悪なる創造主は倒されて世界は救われたと拓海に言った

 

拓海「そのプリキュア達はどうしたんだ?」

 

ローズマリー「プリキュア達は邪悪なる創造主によって生みだされた力から解放されて元の普通の女の子に戻ったの。けどそれが大きな間違いを引き起こすの」

 

ローズマリーは力から解放されて普通の女の子に戻ったがそれが大きな間違いを引き起こすと言う

 

拓海「何だその間違いは?」

 

ローズマリー「それは、プリキュアそのものが最初から存在しなかったものにされた事よ」

 

拓海「プリキュアが無かった事にされる?あり得るのか?」

 

拓海はプリキュアそのものがなくなるのか疑問を抱いた。それに対しローズマリーは返答する

 

ローズマリー「あり得るの。事実ゴッドサイダーセカンドの世界の人間、八百万の神鬼哭は祖先である天使長ルシファーを消した事で鬼哭霊輝や霊麒を含む鬼哭一族が存在しなくなり、キングオブファイターズのアッシュ・クリムゾンは祖先の斎祀を消した事でアッシュが存在しなくなった。そしてプリキュアは邪悪なる創造主を消した事でプリキュアそのものが無かった事にされたの。それによってプリキュアはプリキュアの記憶や力を失い、普通の女の子に戻った。けど普通の女の子に戻ったプリキュアに待っていたのは生き地獄よ」

 

拓海「生き地獄?」

 

ローズマリー「そう、彼女たちに待っていたのは人々からの迫害よ。邪悪なる創造主が倒された事で世界は救われて人々は生き返った。けど人々はプリキュアによる非道を許せなかった。生き返ったとは言え人々はプリキュアに殺された者がおり、再生したとは言え世界をプリキュアによって破壊された。その時の怒りは酷いものだったわ」

 

拓海「確かに、あんな非道な事をして怒らないのはおかしいな」

 

ローズマリー「そして人々はプリキュアの力を失った少女達に対し、徹底的に迫害したわ。人々からは石等を投げつけられ、友人や家族は掌を返して非難を浴びせられた。そして迫害に耐えきれなくなった少女達は生まれた世界からも追い出され、様々な世界に放浪した。その様々な世界でも少女達は迫害を受けた。そして心身共にボロボロになった少女達は自ら自害し、魂はプリキュア墓場に封印されたわ。そして封印されたプリキュアの魂は『テイルズディフェンド』の調査によってある街に流れついた後、普通の女の子に転生された事が分かったの」

 

ローズマリーは創造主が倒された事でプリキュアそのものが無かった事にされた事やプリキュアの力を失った少女達は迫害を受けた後自害した事を拓海に話した

 

拓海「その街は?」

 

ローズマリー「そう、貴方達が住む街、小泉町よ」

 

拓海「小泉町……ゆい達が暮らしている街じゃないか!」

 

拓海はプリキュアが普通の女の子として暮らしている街が小泉町だと言うことに動揺した

 

ローズマリー「そうよ。そして本来はゆいちゃん達はおいしーなタウンがある街、しんせん市に住んでるけど、プリキュアそのものが無かった事にされた結果、おいしーなタウンやしんせん市、そしてデリシャスパーティプリキュアの物語が無かった事にされ、今は小泉町の住人として記憶が改竄されたわ。そして、品田拓海が何故、記憶が保っていられたのかの理由を見せるわ」

 

するとローズマリーは拓海にあるものを見せた。それは

 

拓海「これは、父さんが持っていた小箱じゃないか!」

 

紋章が入った白い小箱である

 

ローズマリー「そう、これこそデリシャスパーティプリキュアと共に戦った戦士、クックファイター・ブラックペッパーの力が込められたアイテムが入ってるの。そして品田拓海、このアイテムを手にすれば貴方は死ぬかも知れない戦いに巻き込まれる事になる。それを聞いてなお質問したい事があるわ」

 

拓海「質問?」

 

ローズマリー「そうよ。品田拓海、貴方はクックファイター・ブラックペッパーとして戦う事よ。そして貴方は戦うの?」

 

ローズマリーは拓海にブラックペッパーとして戦うのか質問した。それに対し拓海は返事をするがその際には

 

───

 

プリズムセイバー(とにかく、あんまり俺に頼るなよ。ピンチになっても必ず白馬の王子様が助けると言う考えは捨てた方が良い。俺だって毎回すぐに助けに駆け付けるとは限らないぞ)

 

拓海(そうだ。この街にヒーローが居るとは言え、そいつらに頼りすぎては駄目だ。もしそいつらが居なかったら誰が護る……そういう意味ではオレがゆい達を護らなければならない)

 

───

 

拓海はプリズムセイバーの言葉を思い出した。そして

 

拓海「戦うよ。それがゆい達の平穏に繋がるなら」

 

拓海はローズマリーにクックファイター・ブラックペッパーとして戦うと決意した

 

ローズマリー「品田拓海、貴方の決意は分かったわ。なら案内するわよ」

 

拓海「何処へ行くんだ?」

 

戦う事を決意した拓海に対しローズマリーはある事を言う

 

ローズマリー「私が所属する組織『テイルズディフェンド』の施設よ。其処に案内するわ。それと此処には何故拓海がクックファイター・ブラックペッパーである理由のものもあるわ。それも見せるわ」

 

ローズマリーは拓海に『テイルズディフェンド』の施設内に案内すると言う。そしてローズマリーはデリシャスフィールドを解除した

 

ローズマリー「それじゃ行くわよ」

 

(妙ね。てっきり敵が出ると思ったけど居なかったわね………)

 

デリシャスフィールドを解除したローズマリーは、敵が出てくると警戒するものの現れなかった事に違和感を感じた。そして、ローズマリーは拓海を連れて『テイルズディフェンド』の施設内に転移した。そして何故敵が現れなかったのか?その理由はと言うと

 

???「ご都合主義的な連中等私達の敵では無い」

 

ローズマリーと拓海に襲いかかろうとした黒服達は赤い鎧を纏った少女と紫の鎧を纏った少年によって倒されたのだ

 

???「其処に俺達が粛清すべき元凶達が、記憶を無くしただの女の子として暮らしているが、そんな平穏を俺達が許せると思うな」

 

???「一度犯した大罪は簡単には消えない。テイルズオブエターニアの世界の人間であるリッド、ファラ、キールは幼い頃、レグルスの丘でネレイドの封印に近づいたせいで故郷のラシュアンに惨劇を引き起こした。テイルズオブアビスの世界の人間であるルーク・フォン・ファヴレはヴァン・グランツに利用されたとは言えアグゼリュスの街を滅ぼすと言う愚行を犯した。そしてプリキュアは、邪悪なる創造主によって操られてあらゆる世界を滅ぼした」

 

???「だが奴等は知らない。滅ぼされた人間が生き残り、元凶達(プリキュア達)に復讐を目論んでいる事を」

 

???「それを私達が教えてやるわ。そして自ら犯した罪を貴女達の死を持って償わせてやるわ」

 

赤い鎧の少女が言うと、紫の鎧の少年と共に元凶(プリキュア)達を始末すべく街に向かった。そして

 

───

 

らん「結局何も起きなかったね」

 

ここね「敵が出ると思ったけど、杞憂で済んだみたいね」

 

ゆい「そうだね。もう少ししたら家に着くし、その時は拓海も居るかも知れないね」

 

ゆい達は敵がくるのを想定して、別のルートに帰っていたが杞憂で済んだと思い、そのまま家に帰った。だがその近くには

 

???「普通の女の子として平穏に暮らしているようね。けど過ちを無かった事にして普通の女の子として生きようとしても貴女達の罪は決して無くならない」

 

ピンクの鎧を纏った少女がおり、手には拳銃を手にしていた

 

???「私達の全てを奪い、私達の世界を破壊した『世界の殺戮者』(プリキュア)。私達は貴女達を許さない。必ず粛清してやるわ。全ては私達を救った○○○様の為に」

 

そう、小泉町に元プリキュアの抹殺を目論む敵が居ることを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回、プリキュアを救いし少女達の物語が始まる
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