プリキュア戦記 正義のプリキュアvs終界 作:MIXEVOL
そんな中、なぎさを救おうとする者達が姿を現す
とある黒い空間、そこで1人の男が本を捲っていた。
視線に気づいたのか、男は顔を上げる。
男「おや?誰かが来ると言うのは珍しい。私はウォズ、かの偉大な王、オーマジオウ様の部下だ」
そう名乗った後、男、ウォズは本を見ながら語る様に告げる。
ウォズ「この本によればアナザーブラックを倒したメサイアとスカイはアナザーブラックが倒された場所にキュアブラックの横顔が描かれたメダルを拾った」
「キュアブラックの横顔が描かれたメダルをメサイアのブレスレットに装填すると、メサイア達はキュアブラックの戦いの記録やキュアブラックの変身者の美墨なぎさの記録を目にする事となった」
「そんな中、メサイアは両親から生まれる筈のなぎさがとある病院で捨て子にされていると言う先ほどまで見ていた記録とは違う光景を目撃する事となる」
「記録を見終えて知人の元へ向かう月影愛華と晴渡空だが、そんな彼女達の戦いの裏では、アルマと名乗る少女もまた2人の戦いを見ていた」
「一方、トゥモローとハリーはキュアスカイの変身アイテム以外に美墨なぎさ、雪城ほのか、九条ひかりの3人が消えている事に驚く」
「そんなプリキュア墓場の近くでスパイダークモノスが1つの真実を語り部として語っていたのであった……」
一通り語り終えた後にウォズはページをめくる。
ウォズ「さて、見ている者達の中でスパイダークモノスが語った内容ので気になっている者がいるだろう。なぜプリキュアは他の戦士達をあっさり倒せたのかと、彼女達では太刀打ちできない様な者がいるのでは?とね……それについては彼女達を世界の殺戮者にした創造主がある事を彼女達に仕込んでいたからだね」
「その仕込みとは何か……戦士の力を無条件で無力化すると言う物だ。分かる人にしか分からない例えだが、ザ・グレイトバトルⅡラストファイターツインと言うとある戦いで起きたSDヒーローたちが特殊能力をほとんど使えなくなってしまうと言う現象に近いと考えて貰った方が良いかな?」
「それにより戦士達は己の技と力を満足に使えずに彼女達に抵抗空しくやられてしまうと言う事になってしまった」
我が魔王でさえね……と付け加えて、ウォズは本を閉じ、その後に眉を顰める。
ウォズ「何?創造主を倒した英雄は誰なのか教えてくれないのか、だって?……まだまだこのお話は始まったばかりだし、それを語るのは別の者がするだろうしね……」
そこは語る気はないとウォズは肩を竦めてから4枚のカードを取り出す。
4枚のカードには4人の人物が描かれていた。
ウォズ「さて、今回のお話は愛香君ではなく、このカードの彼女達がメインだ」
その言葉と共にウォズの姿が見えなくなって行く。
────
プリキュアキングダム居城 キュアデスバイアの個室
キュアデスバイア「う……うーん……」
個室のベッドにパンイチの状態で寝ていたデスバイアは魘されていた。
曝け出された肌に脂汗を浮かばせた彼女は過去の記憶を追憶していた。
────
過去、とある世界
なぎさ「……東京か……随分色んな世界から逃げてきたな………」
ある世界の路地裏に、なぎさは憔悴した様子で座っていた。
着ている服はボロボロで辛うじて寒さをしのげる程度しか役目を持っていない。
なぎさ「
はぁ……と息を吐き出しなぎさは逸れてしまったほのか達が無事に逃げてくれたのか不安を抱いていると……話し声が聞こえて来る。
???「……それにしても何で一緒についてくるんですか部長?化け物共がわしらの世界に現れたと言う通報があったとはいえ、別に付いて来なくても良かったでしょ」
???2「お前が化け物に殺される可能性があるからだ両津。例えお前が孫悟空のかめはめ波や星矢君の流星拳に耐えれる他、ボーボボの聖鼻毛世界に入っても冷静に耐え、アラレちゃんのギャグにも耐えれるといえな」
慌てて身を隠したなぎさは様子を伺う。
伺った先にはこち亀の世界の住人の両津勘吉と大原大次郎がいた。
話し方からして自分達を探しているとなぎさは息を殺して身を顰める。
両津「……言葉だけ聞くと普通だったらおかしいと言われそうですねわし」
大原「おかしいのは当然であろうおまえは……そんなお前は奴等は殺したのだぞ」
殺したと言う言葉に両津は顔を顰める中、大原は続ける。
大原「あの
両津「それはわしも生き返った時に聞きましたけども、わしらの世界の世界が呆気なく滅んだのは衝撃的でしたよ……と言うか聞いた一部の奴等は吐いたのもいますからね」
不愉快そうにさらに顔を歪める両津に大原も深刻な顔で頷く。
大原「わしだって吐きそうになったから気持ちは分かるぞ両津。だが、その
両津「分かってますよ」
全く……と注意する上司にげんなりしながら両津は内心、別の事を考えていた。
両津(……わしらの世界にばら撒かれた
とにかく言われた通りにしますか……と隠れてるなぎさに気づかずに両津はめんどくさそうに大原とパトロールを続ける。
……もしも彼を知ってる者からすればこの両津の考え方に違和感を持つだろう。
本来の両津ならば、金がかかっているとはいえ、まだ若い女の子に対し、何かあったのかやなんでこんな事をしたのだろうかと考えても良いのではないか?と思考しても良いのではないかと思うだろう。
その大原もまた違和感を持つだろう。
彼だって何かしら事情があったのではないかと考えそうだが、プリキュアだった女の子達を人間と扱わず、怪物と言い切っている。
そんな自分に両津自身や上司で彼を長く見続けていた大原が違和感を持っていない。
パトロールをする2人の全身を黒いオーラが覆っていた事を、当人たちは知らなかった。
両津と大原がいなくなった事に確認してなぎさは顔を出して安堵の息を吐いてから不安になる。
なぎさ「いなくなった……それにしても……もう気づかれて捕縛を目論む人達がすぐに現れるなんて……」
いつこっちに来るか分からないと思い、直ぐさまなぎさは路地裏の奥へと歩く。
────
路地裏を誰にも見つからず歩きながらなぎさは周囲を警戒する。
なぎさ「流石にこんな所まで追い駆けて来る人はいないよね……」
不安になりながらなぎさは進んでいると……
???『元凶なりし者、キュアブラック。お前には逃げ場は無い』
突如頭に声が響く。
なぎさ「!?今の声っ!?」
突如響いた声になぎさが怯える。
その声は聴き間違いでなければ自身の父、岳しか覚えがなかった
なぎさ(まさか、お父さん自らあたしを殺しに来たの……)
父に殺されるのとなぎさが怯える中、なぎさの前に1人の人物が降り立った。
その人物は黒いサングラスに四肢をボンデージベルトで締めるビジュアル系の衣装を纏っており、その前髪は赤と緑になっていた男性であった。
???『自身の父親と同じ声をしてると言う理由で怯える程、お前の心はすっかり閉ざされているようだな』
なぎさ「だ、誰なのあんた!?」
怯えたなぎさを見ている男になぎさは目の前の突然現れた男が声の主だと気づいて後ずさりながら問う。
???→ラミア『我はラミア。我はソムニウムと言う種族で、我らが存在した世界の人間からベターマンと呼ばれている』
そんななぎさへと、男、ラミアは名乗り上げる。
知る人からすればその人物は『勇者王ガオガイガー』シリーズ及びベターマンの世界の人間、ソムニウムの一人であるラミアであった。
なぎさ「ラミア?ソムニウム?ベターマン?」
戸惑うなぎさをみつえながらラミアは少し気になった。
殺すぐらいならばすぐに出来るが、目の前の少女がプリキュアとして戦っていた時と違い過ぎるのだ。
故にラミアはその疑問を氷解させる為に問う。
ラミア『美墨なぎさ、お前にいくつか問おう……最初の問い。美墨なぎさ、お前が最近覚えている記憶は何だ?』
なぎさ「あたしが覚えている最近の記憶……?確か、雪城さんと一緒に遊園地に来た事よ」
なぜそんな質問を?と疑問を抱くなぎさを見ながらラミアは続けて問う。
ラミア『遊園地に来てからは?』
なぎさ「遊園地に来てからの記憶?……そんなの、覚えてないよ」
2つ目の問いになぎさは顔を伏せる。
ラミア『覚えてない、だと?』
その答えにラミアは妙だと自分がここに来るまでに得た並行世界の知識を思い出す。
ラミア(……確か美墨なぎさは遊園地に来た後、メップルとミップルと言う妖精に会った後、雪城ほのかと共にプリキュアに覚醒し、メップル達を狙ったドツクゾーンの一員、ビーザードが呼んだザケンナーを倒した。だが、目の前の美墨なぎさはその時の記憶を覚えていないと言うのか?)
さらに聞き出すべきと判断したラミアはなぎさへの問いを続ける。
ラミア『プリキュアやドツクゾーンは?』
なぎさ「プリキュア?ドツクゾーン?わたし、そんなの知らないよ」
何それと戸惑うなぎさにラミアはむぅと唸る。
ラミア『(プリキュアやドツクゾーンの事を知らない?妙だ……美墨なぎさがプリキュアの事を覚えてないとは……)ならば次の質問だ。美墨なぎさ、お前は美墨岳と美墨理恵の間に生まれた子か?』
流石にこれ位は覚えてるだろうと思い聞いたラミアだったが出てきた言葉に眉を顰める。
なぎさ「?ううん?わたし、お父さんとお母さんから生まれてないよ、2人には養子として迎えて貰ったんだ」
ラミア『養子だと?』
どうしてそんな事を聞くの?と思うなぎさにラミアは確認の為に問う。
なぎさ「うん。お父さんから病院の近くで拾われて子供が欲しかった2人に養子として迎え入れられたの」
続けて答えられた事にラミアはおかしいと考える。
ラミア(拾われた?何故だ……調べた限りでは美墨なぎさは美墨岳と美墨理恵の間に生まれた子の筈……この少女の誕生を、何者かが歪めたのか?それが出来るとすれば……)
考え込むラミアになぎさは何もして来ないかヒヤヒヤしていた。
ラミア(プリキュアを歪ませた元凶なる者○○○○○○○只一人。だがその元凶なる者は○○○○○○と○○○○○○○の二人が倒した)
なぎさ達を歪ませた元凶の事を思い出しているラミアになぎさは恐る恐る話しかける。
なぎさ「あれ?もう質問しないの?」
ラミア『そうではない』
まだあるの?とラミアに視線を向けられたなぎさはげんなりしながら次の質問を待つ。
ラミア『次の質問だ。何故お前の身体は傷だらけなのだ?』
なぎさ「……」
その言葉になぎさは顔を伏せる。
ラミア『お前の身体の痣や傷に服のボロボロ具合は何かにぶつけたり、こけたり以外に何かを投げつけられたり、ぶつけられるなどの人為的に付けられたのもある。何かあった?』
なぎさ「……色んな人に迫害された……」
顔を伏せたままなぎさは言葉を絞りだして言う
ラミア『迫害……そう言う事か』
出てきた言葉にラミアは先ほどまで自分がやろうとしていた事を思い出して理解する。
なぎさ「遊園地に行った後、気づいたら色んな人から人殺しとか街を破壊した疫病神とか言われて……」
ラミア『人殺しに街を破壊……実際にやったのか?』
問いに対してするわけないじゃないとなぎさは怒鳴った後に矢継ぎ早に叫ぶ。
なぎさ「けど皆は人を殺したとか街を破壊したや、実際に私がそれをしている様子を見たんだと言うんだよ!けどわたしはそんな事をした覚えは無いよ!」
泣き始めるなぎさにラミアはホントにどういう事だ?と疑問を抱く。
ラミア(おかしい……美墨なぎさがプリキュアになり、人を殺め、街を破壊したのは事実、だが、本人がその様子を覚えてない……)
まさかとラミアは考える。
ラミア(創造主○○○○○○○が倒された事でその時の記憶が力と共に消えたのか?つまり、美墨なぎさはそれにより記憶がプリキュアとなる以前しかないと言う事)
目の前の少女が破壊行為をしたにも関わらず、破壊行為をした時の記憶が無い事はそう言う事なのかと思いながら話を促す。
ラミア『それからどうした?』
なぎさ「その後、家に急いで帰ったら、お父さんもお母さん、亮太はさえもわたしの事を人殺しと叫んで、皆と同じ様に物を投げたりして来たの。そんな家族から攻撃されるのを恐れたわたしは家を飛び出して、色んな人から街中を逃げ回って……」
話を聞きながらなぜ、家族までも執拗に彼女達を攻撃するのだとラミアはさらに疑問を抱いた後……同胞のライの言葉を思い出した。
ーああ、もし行動するならば
ラミア(そう言う事なのか?プリキュアが破壊行為をしたのも、人々が執拗にプリキュア達を攻撃しているのも、黒いオーラが原因なのか?)
なぎさ「……瞬くして街の外まで逃げた所で
考え込んでいるとなぎさの言った事に考えるのを一旦を切り上げる。
ラミア『女だと?』
なぎさ「うん。その人、迫害されていたわたしを庇って助けてくれたの……けど、その後に現れた警察も攻撃して来るんじゃないかって怖くて、お礼を言わずに逃げちゃって……」
後悔する様に懺悔するなぎさにラミアは再び思案する。
ラミア(人々から迫害されたプリキュアを救った人間……その人間は黒いオーラに犯されていないと言う事なのか……?)
なぎさを助けた人物が他の者達と違い、なぎさを庇ったのもそう言う事だろうかとラミアは思った後にラミアは以前、ソムニウムが集う場所に突如現れた人間の事を思い出した。
ラミア(そう言えば、ライに黒いオーラの事を聞いた直後、ソムニウムが集う地にある人間が来訪したな……名は號、自らをゲッターに関わりし者と名乗り、その際にある事を我らに伝えた)
────
─號「もし黒いオーラに対抗出来るとすれば、俺や竜馬、拓馬のようなゲッター線に選ばれし者、熱気バサラのような特別な力を持つ者、伝説の武器キーブレードに選ばれた者、そして元凶なる者○○○○○○○とは違う力を持つプリキュア辺りだろう……その力を宿す者は黒いオーラに汚染される事は無く、プリキュアに殺される前に死んでいる者もまた、黒いオーラに汚染される事は無い」─
────
警戒している自分達に前にそう言い残して消えた號の遺した言葉を思い出しながらラミアはなぎさを見る。
ラミア(號は黒いオーラに汚染されない存在を我らに伝えた……その存在ならば、美墨なぎさ達を救えるかもしれない……)
彼女を見てラミアは確信した。
自分や同族ではプリキュアを救えない。
だが、なぎさを救った女ならば、運命を変えて救う事が出来るのではと……
ラミア『美墨なぎさよ。最後に伝える事がある』
なぎさ「何、何よ、伝えたい事って……」
警戒しながら体を身構えるなぎさにそう警戒しなくて良いと静かに告げる。
ラミア『お前を助けたその女性はいずれお前や他のプリキュア達を救う希望になるだろう』
告げられた事になぎさは目をパチクリさせる。
なぎさ「どういう意味なの?」
ラミア『それは……』
戸惑っているなぎさへとラミアが彼女の疑問に答えようとした。
その時……
???「両さまを殺した
突如、2人の近くで怒鳴り声が響き渡る。
なぎさ「嘘っ!?もう来たの!?」
怒鳴り声を聞いてなぎさは怯える中でラミアは都合よくなぎさの居場所が特定された事に疑問を抱く。
ラミア(おかしい。たった数分で美墨なぎさの居場所が特定出来るのか……いや待て、ライが言ってた黒いオーラがプリキュアの居場所を捕えやすくさせていると想定すれば……恐らく我の前に現れるのは……)
ならばやる事は1つと決めた後になぎさへ叫ぶ。
ラミア『逃げろ美墨なぎさ。我がこの場を抑える。近くに我と同じ目的を持つ者がいるからお前はその者の元へ逃げろ!』
なぎさ「止めるなんて無理だよ!助けてくれたあの人が何を言ってもその時いた人達は聞き入れてくれなかったんだよ!もしもここに来る人も同じなら、絶対にわたしの事を聞いてくれないから!!」
逃げる様に言うラミアに無理だとなぎさは叫ぶ。
ラミア『お前はここから離れる事だけを考えろ!いつかお前の……いや、お前達の地獄は必ず終わる!だから、今は逃げろ!』
なぎさ「…………っ!」
強くラミアに言われたなぎさは悔し気にその場から走って逃げる。
それを見届けた後、ラミアは顔を前に向ける。
麻里愛「………」
左近寺「………」
ボルボ西郷「………」
彼の前に現れたのは先程の両津と大原と同じこち亀の世界の住人、麻里愛と左近寺竜之介とボルボ西郷であった。
ラミアは3人を集中して見ると彼らから黒いオーラが出ているのを視認する。
ボルボ西郷「其処のあんた、
ラミア『知らんな。仮に居場所を知っても教える気は無い』
プリキュアを見ていないかを問うボルボに対し、ラミアはバッサリと切り捨ててそう返す。
左近寺「どういう事だ!?この世界を壊して両津を殺し、わしらを一度殺した
ラミア『今のお前達の都合など知らん。
そんなラミアの態度に怒る左近寺の訴えをラミアは鋭く睨んでぶった切る!
なぎさを殺そうとする黒いオーラに覆われた麻里愛達の前にラミアは立ちはだかるのを、その路地裏が見えるビルの上で2人の男が見ていた。
???「ベターマン・ラミアの言う通り、自分達が○○○○○○○の最後の呪いによって、プリキュアの憎しみを増幅させられてそれに呑まれてると言うのに気づいていない……彼女達に迫害をしている時点で同じ存在に成り果てているのに気づいてない……俺が居た世界の人達がドミグラの魔術に洗脳されて、人々に危害を与えたのを思い出してしまうな……」
???「君にとっては嫌な記憶だなタイムパトロールの方のトランクス。○○○○○○○を倒した○○○○○○と我が師匠の娘の子孫である○○○○○○○はこの光景を見たらなんとも言えないだろう……」
麻里愛達を見てなんとも言えない顔をする黒いスーツを着た青髪の青年に対し、赤いジャケットを羽織った赤髪の青年もまたなんとも言えない顔で同意する。
そんな赤髪の青年が言った事に青髪の青年、ゼノバース時空と呼ばれる時間軸から来たトランクスは驚いた顔をしてから笑う。
トランクス(ゼノ)「驚きました。俺がどの世界線の存在か分かるとは、流石は古のキーブレード戦争に参加していたキーブレード使い、マスタープリエ一門の一人、ロイアスさんだ。時の界王神様が言っていた通り、大したお方だ」
ロイアス「いやいや、今回の事態で復活した際に仲間に色々と覚えて置けと言われて詰め込まされた結果さ」
賞賛するトランクスにロイアスと呼ばれた青年は苦笑して返してから真剣な顔になる。
ロイアス「ちなみに俺に接触したのはタイムパトロール、いや、それとは違う者からの命令でかな?」
トランクス(ゼノ)「はい、多元世界防衛組織『テイルズディフェンド』から○○○○○○○を打倒した○○○○○○と○○○○○○○の戦いの裏で助力した貴方達を支援するように言われたので」
そこまで知っているのかとロイアスは驚いた顔で呟く。
ロイアス「なら、なぜこんな事態になったかも知っているのかな?」
トランクス(ゼノ)「ええ、時の界王神様から聞いて俺は知ってますがこの事はまだテイルズディフェンドでも一部の人しか真実を知らされてません。○○○○○○○を倒した○○○○○○は無自覚に抱いてしまった心の闇によって、○○○○○○○の闇の力の封印に失敗してしまったからですね。」
問いに対して返したトランクスの言葉にその通りだとロイアスは頷く。
ロイアス「あの者はまだ若く、成長途中だったが故に起きた。○○○○○○○が残した最後の置き土産である黒いオーラがあらゆる世界に飛び散り、結果として一部を除いて様々な世界の人間はプリキュアへの憎悪を植え付けられ、それは本来憎悪を持たない様な人物も例外ではなく染まってしまった」
だからこうやって我々も動き回っていると言う事だと言ってからロイアスはトランクス(ゼノ)へ懐から取り出した物を投げ渡す。
トランクス(ゼノ)「おっと、これは?」
ロイアス「それは、俺の仲間が開発した黒いオーラの侵食を防ぐ腕輪だ。付けていれば黒いオーラに犯された者と触れ合っていても侵食される事はない。それでなんだが、早速手伝って貰いたい事がある」
渡された腕輪に成程と感心しながら腕輪を装着したトランクス(ゼノ)は何でしょうか?と問う
ロイアス「今、目の前に○○○○○○○の黒いオーラに呑まれている人間と戦っている君がベターマン・ラミアと言った男を一緒に援護して欲しい」
トランクス(ゼノ)「了解です!では行きましょう!」
ああと頷きあった後に2人は降り立つ。
麻里愛「私達が化け物の同類!?巫山戯ないで下さい!」
激昂して駈け出そうとした麻里愛達を迎え撃とうとしたラミアの前にロイアスとトランクス(ゼノ)は降り立った。
────
一方、ラミアに言われて逃げたなぎさは街外れの公園におり、休む為にベンチに座っていた。
なぎさ「はあ、はあ、はあ…………何とか誰にも会わずに逃げられたけど、近くに同じ目的を持つ者がいるってラミアって人は言ってたけど……何処にいて、どういう人なのよぉ……」
一旦落ち着いた後になぎさはどういう人物か、その人物の見た目と近くと言っていたがどこにいるかを聞いてなかったのに気づいて頭を抱えるのであった。
────
そんななぎさが休んでいる公園へと一人の美女と全身を白いマントに包んだ3人の人間が向かっていた。
紫髪の靡かせている美女はその身を青色のベアトップボディコンで身を包み、足に網タイツを履いてると言うセクシーな恰好をしている。
美女「ロイアスは無事にラミアの加勢に行ったようね。トランクスも居るそうだから予想外な事さえ起きなければ大丈夫そうね……美墨なぎさはこの先の公園にいると……とりあえず、
???「大丈夫ですよ。何せ
???「鉄のラインバレルの早瀬浩一やマジェスティック・プリンスのヒタチ・イズルの2人ならまさに正義のヒーローだと断言出来る人物ですしね」
???「まあ、あいつが現れたら例えエヴァンゲリオンって奴に出る使徒だろうがエヴァ量産機ってロボだろうが問答無用で黙らせてしまいそうな奴だし………(俺の居た世界なら、海軍や天上人辺りが反応するな)」
心配する美女に対し、白マントの3人が各々に答える。
???「とりあえず
美女→ウィザリス「まぁ、寧ろ彼が黒いオーラにやられるようなキャラじゃないし想像も出来ないしね。それより妨害が来る前に早く彼女の元へ向かうわよ」
ウィザリスと呼ばれた美女は3人の白マントの人物と共になぎさの元へと向かう為スピードを上げる。
────
ウィザリス達がなぎさの保護に動く中、公園近くの家の屋根の上で、おかしな人物が立っていた。
???「ウェーンヒッヒッウェンヒッヒ!ある創造主によって歪められたこの世界。人形たちはそんな箱庭で踊り狂う。でも大丈夫だヨ?大丈夫だネ!なんせこれはとある次元で紡がれる一夜の狂騒という名のプリキュアの物語!だったらみな楽しまきゃソンソン!」
狂った様な笑いを出して奇妙な人物は屋根の上から自転車を跨ってパトロール中の両津を見てから地面に降り立つと、見えない所から魔法陣を展開し、魔法陣から異次元ゲートが開く。
ルフィ 「………」
孫悟空 「………」
トリコ 「………」
うずまきナルト 「………」
黒崎一護「………」
坂田銀時「………」
ゴン=フリークス「………」
黒神めだか「………」
ジョナサン・ジョースター「………」
星矢「………」
則巻アラレ「………」
ボボボーボ・ボーボボ「………」
その異次元ゲートを潜って現れたのは、ルフィを始めとするジャンプ系の主人公達で、彼等もまた両津と同じ様に黒いオーラを纏っていた。
???「カオスだネ!カオスだヨ?さぁさぁ、一緒に踊ろうか!まずは両津勘吉。少年ジャンプの長寿作品『こち亀』の主人公!君と踊る相手をあげちゃうネ!あげちゃうヨ?」
狂った笑みを浮かばせて奇妙な人物が指をパチンと鳴らすとルフィ達は歩き出す。
いってらっしゃいと歩いて行く12人を見送って奇妙な人物は見物しようと屋根を飛び移って行く。
────
奇妙な人物がルフィ達を呼び出して少しして、公園の近くで大原と別れて両津が自転車に乗ってプリキュアを探していた。
両津「わしと部長が派出所に戻っている間に左近寺達が
両津は中川から聞いた事と連絡がない事に不安を抱いた時、走る先で見覚えのある者達を目にする。
その人物達は、ルフィを始めとする銀時やボーボボなどのジャンプ系作品の主人公達であった。
両津「あれは、ルフィ?それにトリコやナルト、一護にゴン、アラレちゃんにめだかまで……(あれ?おかしいな、なんであいつ等がここに?……もしかして、花山のじじいが
12人が一堂に集っている事に疑問を感じたがまぁ良いかと放り捨てる。
両津「(あの
ルフィ「おお、両さんか、俺達が来たからには
ボーボボ「俺達が力を合わせれば問題ない」
悟空「こっちから覚えのある気配がする。
銀時「んじゃあめんどくせぇ事を片づけますか」
声をかける両津にルフィとボーボボがそう言い、悟空が公園を指さし、銀時の号令と共に全員がなぎさが居る公園へと移動を始める。
メンバーと合流し、共になぎさを抹殺すべく公園へと移動を開始した両津。
だが両津は知らなかった……ルフィ達を呼んだのは、花山ではなく、両津すら知らない奇妙な人物である事を……その奇妙な人物がなぎさを未来の終界の女王、キュアデスバイアになる一因であることを……
────
両津が謎の人物によって呼び出されたルフィ達と合流した頃、なぎさは落ち着かない様子で公園の周りを見回していた
なぎさ「まだ現れないの………」
ラミアが言ってた人物が現れない事になぎさは早く来てと願った時……
両津「あっ!?こんな所に
ルフィ達と共に両津が現れる。
両津を含めて誰もが鋭い目でなぎさを見ている。
あのアラレでさえ、普段はしない目つきでなぎさを睨んでいる。
なぎさ「ひっ……!?」
自分を見ているルフィ達になぎさは絶望しする。
そんな怯えるなぎさへとルフィが代表で前に出て一歩一歩迫る。
ルフィ「俺を含む俺の世界の人間や仲間達を一度殺した
ルフィが言うと拳に黒いオーラを纏わせ、その拳を伸ばしながら一度後方に引っ張り……
ルフィ「
引き戻すと共になぎさに向けて勢いを付けたパンチを叩き込もうとする。
なぎさ「あ、ああ……!?」
迫る攻撃になぎさは動けず、自分を屠ろうとする拳に……
なぎさ「い、いやああああああああ!」
悲鳴を挙げる。
────
現代、プリキュアキャッスル デスバイアの個室
キュアデスバイア「はっ!?」
目を見開くと共にデスバイアはガバッと起き上がる。
はあはあと息を荒げながら胸を抑えつつ周りを見る。
キュアデスバイア「夢か……嫌な過去を思い出すとはね……」
ふうと息を吐き出してからデスバイアはベッドから出て、タオルを取り出して肌に張り付いた汗を拭う。
キュアデスバイア「タオルで拭いたとは言え、搾れば大量に出る程の酷い汗ね……パンツも汗で濡れてて気持ち悪いわ……一旦シャワー浴びて汗を流した方が良さそうね」
全身が濡れているのとパンツを摘まんでその湿り気に眉を顰めてシャワールームへ行こうと替えの下着を持って向かおうとした時……
???「デスバイア様、随分酷い悪夢に魘されましたね」
???「今までは寝ても酷い悪夢を見る事が無かったのに……」
デスバイアの前に二人の女性が姿を現した。
どちらとも心配そうに見ているのにデスバイアは大丈夫よと返す。
キュアデスバイア「昔の記憶を酷い悪夢で見ちゃってね……今からシャワーを浴びにシャワールームに行く所だったのよ」
???「そうでしたか……(悪夢を見たと言えば……力や記憶を無くし、普通の女の子に戻された
???2「災難でしたねデスバイア様(
肩を竦めるデスバイアに2人はそれぞれ答えながら各々に考えていた。
キュアデスバイア「ええ……それより着替えはあるか?」
???2「用意は済んでるわデスバイア様」
???「デスバイア様と言えばビキニアーマーですね。けど、デスバイア様のビキニアーマーを用意するとタルタロスやエンドはどうして文句を言って来るんでしょうね?」
確認するデスバイアに2人はそれぞれ持ったビキニパンツとビキニアーマーを見せる。
キュアデスバイア「ありがとう。私はこの衣装が一番落ち着くのにホントになんでかしらね?まぁ、それは良いとして、どうせだし一緒に入らない?ホ・ワ・イ・ト♥ル・ミ・ナ・ス♥」
妖艶な笑みを浮かばせてデスバイアは目の前の2人をそう呼んで2人の頬にキスする。
先程からデスバイアと話していた2人の人物、彼女達はそれぞれ顔がキュアホワイトとシャイニールミナスに似ていた。
だが、デスバイアが話したホワイトとルミナスは一般で知られるホワイトとルミナスとは姿が違っていた。
違いとしてホワイトとルミナスの肌の色がキュアソレイユと同じ褐色肌になっており、衣装がキュアホワイトとシャイニールミナスを元にしてるがカラーリングは黒系になっており、体型もデスバイア同様グラビアアイドル並みのプロポーションをしていた。
なぜ違うのか、それは彼女達も終焉の使者として堕ちた存在でデスバイアの側近となったデスバイアホワイトとデスバイアルミナスであるからだ。
???2→デスバイアホワイト「もうデスバイア様ったら♥」
???→デスバイアルミナス「それならこの後もご奉仕させてください♥」
そんなデスバイアのにデスバイアホワイトとデスバイアルミナスは蕩けた目で体を悶えさせる。
早速3人はシャワールームに移動し、デスバイアはぐっしょりしたパンツを脱ぎ捨て、デスバイアホワイトとデスバイアルミナスも脱ごうとした時……
タルタロス「デスバイア居るか?」
部屋の外からタルタロスがデスバイアを呼ぶ。
キュアデスバイア「何の用だタルタロス?」
折角お楽しみをしようと思った所で邪魔されたので少し不満げながらデスバイアは問う。
タルタロス「ファブニールがプリキュアキャッスルに帰還した。彼女から重要な話があるそうだから玉座の間に来てくれ」
キュアデスバイア「わかった。シャワーを浴びたらすぐに行くわ」
重要な話と言う事でお楽しみは後にしないといけないと考えてデスバイアはそう返し、デスバイアホワイトとデスバイアルミナスはお預けを食らって落ち込みながら脱ぐのを止める。
タルタロス「ああ、それと一つ言っておく。ビキニアーマーの格好ではなくドレスで玉座の間に来い。良いな?重要な話だからドレスで来るように!」
行く直前でタルタロスはデスバイアに普通の格好で来いと念には念を入れて釘を刺してから先に向かう。
デスバイアルミナス「生真面目が過ぎるな……」
デスバイアホワイト「まぁ、重要な話だしね。巫山戯た格好で来るのは失礼よ」
キュアデスバイア「お気に入りなんだけど……仕方ないか」
他にも集まってるだろうし、デスバイアは軽く全身をシャワーを浴びてから、ビキニアーマーではなくシャワーを浴びてる間に2人が用意した黒いドレスに着替えてから2人を伴って玉座の間へ向かった。
───
少しして、プリキュアキングダムの城の王座の間にタルタロスやエンド、スカイとメサイアの戦いを見ていた赤い長髪の女性が集まり、デスパイアが玉座に座るのを確認してエンドが口火を切る。
エンド「さて、勝手にプリキュアキングダムから居なくなったと思ったら、勝手に向かった世界で面白いものを見たとファブニールが言ったのか?」
タルタロス「ああ、戻ってきた際、ファブニールの表情は妙に喜んでいた」
確認を取るエンドのにタルタロスは頷いてファブニールと呼んだ赤髪の女性へと目を向けて返す。
デスバイア「そうか………ファブニール、お前が見たという重要な事は何か早く教えて貰おうか」
タルタロス「慌てるなデスバイア。さてファブニール、お前が見た重要な事は何か、教えて貰おうか」
急かすデスバイアにタルタロスはそう宥めてからファブニールへと重要な話は何かを報告する様に促す。
ファブニール「良いぜ。その重要な話だが、まず最初にあったのは
話を振られたファブニールはまずある世界でアナザープリキュアが暴れていた事を話す。
デスバイア「アナザープリキュアか……(プリキュアの力を一方的に棄てさせられた結果、アナザーライダーやヒトツ鬼と同じ存在に変貌した怪物……か……)」
タルタロス「ふむ、アナザープリキュアが暴れた世界にはプリキュアと言うものはいなかったのか?」
ファブニール「いや、ある時まではいなかったな。俺が行った世界には仮面ライダーやスーパー戦隊、ウルトラマンと言った色んな創作物は存在するが、プリキュアはプの字も存在していなかったぜ……」
少ししんみりとなるデスバイアを知らずにタルタロスは確認し、ファブニールはアナザープリキュアや自分が行った世界にはプリキュアは存在しないと返す。
様々な面子が各々の反応を示す中、タルタロスはある事に気づく。
タルタロス「(仮面ライダーやスーパー戦隊、ウルトラマンと言った創作物は存在するが、プリキュアは存在しない……何だか知らんが、今のプリキュアキングダムの元になった世界も、アナザープリキュアがあらゆる創作物を破壊する前は、ファブニールが言った世界同様、プリキュアを除く作品が存在した世界だ……これは偶然だろうか……)それで、アナザープリキュアが好き勝手暴れている中で、そのアナザープリキュアを止めようとしたのは居たのか?」
タルタロスがプリキュアキングダムを作る前の世界もまたプリキュアが存在しない世界だったのを思い出しながら、もう1つそんな世界が存在するのは偶然なのだろうかと疑問を抱いたがすぐさま頭の隅に置いて話を促す。
ファブニール「居たんだなぁそれが。あの世界の警察や自衛隊ならともかく、他にも見知らぬ特殊部隊がアナザープリキュアに対し抵抗したんだ。恐れることなく突き進むその姿勢にオレは感動したぜ」
楽し気に笑いながら話すファブニールに聞いたタルタロスはそうか……と呟く。
タルタロス「……私達に喧嘩を売った軍もそんな感じだったな」
エンド「弱い存在でありながら、何故強大な存在に立ち向かおうとしたんだ?」
不思議そうに呟いたタルタロスとエンドにホントお前等はそこらへん疎いよなぁとファブニールは肩を竦めながら言う。
ファブニール「そりゃあ当然、護るべきものがあっただけの話だ。だから強大な怪物に怯えずに立ち向かった。ま、結局そいつらも返り討ちにされたが……クッハハハハっ……!今でも思い出すだけで笑いが止まらねぇ!」
突如大声を出して笑い始めたファブニールに誰もが驚く。
デスバイア「ファブニール、そんなにお前が喜ぶとは、何を見たんだ?」
そんなファブニールにデスバイアは冷静に質問する。
ファブニール「出たんだよ……そう、今はもう存在しねぇ筈の
自分にとってはまさに望むべき英雄、プリキュアが現れた事を獰猛な笑みを浮かばせながらファブニールはデスバイア達に叫ぶ。
その報告にデスバイアは馬鹿な!?と目を見開いて思わず玉座から立ち上がる。
デスバイア「プリキュアはもう存在しない筈だ。そのプリキュアが再び現れるなんて有り得ない!」
エンド「いや、別世界や別次元にプリキュアが居てもおかしくないぞデスバイア。そしてファブニール、そのキュアメサイアは強いのか?」
落ち着かせながらエンドは実力についてファブニールへ問う。
ファブニール「あぁ強ぇさ。現に
タルタロス「ふむ、誕生して間もないのにアナザープリキュアを倒したという事か……」
話を聞いてタルタロスは興味深そうに言葉を漏らす。
ファブニール「まあな。一度は押されかけてた
エンド「(アナザープリキュアがパワーアップした?妙だな、私が相対した時にはアナザープリキュアがパワーアップした様子は無かった……我々には無くてファブニールが言ったプリキュアにはアナザープリキュアをパワーアップさせるようなものがあるというのか?)」
タルタロス(そうではないぞと思うぞエンド。アナザープリキュアは自分以外のプリキュアに憎悪を抱いている。それは私達やエンド達も例外では無い……私達が対峙した奴は変貌に到るまでの憎悪が足りなかったという事ではないだろうか?)
続けて報告された事にエンドが疑問を抱いてタルタロスに念話を飛ばし、タルタロスは自分なりの推測を述べる。
エンド(そうか……となるとそのアナザープリキュアはキュアメサイアに対する憎悪が膨れ上がった事でパワーアップしたのかもしれないという事か……)
デスバイア「ふむ、話を聞いた限りではファブニール、そのキュアメサイアはアナザープリキュアに勝利したと言ってたからにはパワーアップしたアナザープリキュアを倒したのだろう?」
ファブニール「ご名答!そん時にはもう一人、キュアスカイってプリキュアが助けに来てな。そして件の特殊部隊が用意したツールを駆使しながら
推測を聞いて納得するエンドを知らず、玉座に座り直したデスバイアは確認し、ファブニールはキュアメサイア達の活躍を新しいオモチャで得た子供の様に喜びながら語る。
タルタロス「(キュアスカイだと!?プリキュアの中で唯一光の勇者だったが、ウワサではキュアトゥモローに敗れて行方不明と聞いていたが……生きていたとは……)
ファブニール「つーわけだ。オレから見た奴らはまだ発展途上だが見込みはある。ありゃあ必ず英雄になる器だ。とくにキュアメサイアはな……」
デスバイア「そうか……ファフニールよ、キュアスカイとキュアメサイア、奴らは我々の敵になるか?」
最後に報告された中で出て来たキュアスカイにタルタロスが驚く中で、報告を終えたファブニールへとデスバイアは論点に対しての結論を促す。
ファフニール「あぁ、お前さんの思ってる通り、あの2人は終界の敵にはなるぜ?キュアメサイアと相手する時が楽しみだ」
そんなデスバイアのに対し、ファブニールは再び獰猛な笑みを浮かばせて敵になると断言する。
デスバイア「……そうか。報告ご苦労。指示が出るまで休んでくれ。そして、くれぐれも勝手な行動はするな?いいな?」
ファブニール「わかってるよ。お前さんには雇われている身だからな。信頼を失うようなことはしねぇよ」
下がる様に言ってから釘を刺すデスバイアにみなまで言うなとファブニールは背を向ける。
デスバイア「どうだが……
ファブニール「今は、な。早々に潰すってんならそうするけどな」
そんなデスバイアのに振り返らずに返してファブニールは手を振りながら、王座の間から去っていった。
強張った顔でファブニールを見送ったタルタロスとエンドは会った時のを思い出す。
タルタロス(キュアファブニール……やつの力は強大だが同時にキュアジェイビルと同じ特大の爆弾でもある。なにせ、私とデスバイアでかかってなお倒されたのだからな……)
エンド(ファブニール、奴は我を怯むどころか、我を返り討ちにするほどの力を有していた。奴を見ると我らもある意味井の中の蛙、大海を知らずと言うものを身をもって知らされるな……)
彼女をスカウトしに行った際、完膚なきまでに叩きのめされた光景を思い出し、タルタロスとエンドは冷や汗を流す。
その時に彼女の強さはデタラメで、いったいなんの力なのかと興味本位で問い質した際、ファフニールはこう答えた
ファフニール『決まってんだろ?『気合』と『根性』だよ。わかんねぇのか?』
返答にふざけるな!?と叫んだ自分は悪くないとタルタロスは思いだしながら眉間を揉む。
タルタロス『ありえない……!そもそも気合と根性だけであんな力を出せるわけがない!きっとなにかカラクリがある筈だ。それさえわかれば……』
それからタルタロスはファブニールへと何度も挑んでは返り討ちに遭った。
今もまだ挑んではいるが、白星を得られず、黒星を付けられている。
エンド(自らをプリキュアを越えた究極生命体なのは名前だけでは無く実力もあった。それなのに何故タルタロスは勝てない……何よりも我の攻撃を受けて無傷で済むファブニールの耐久力はどうなっているんだ……)
エンドもまた、ファブニール相手にやられるタルタロスを思い出しながら彼女の頑丈さに戦慄する。
デスバイア「お互い、嫌な思い出を作ってしまったな」
エンド「そのようだな。それよりファブニールが言ったキュアメサイアとキュアスカイだ。そいつ等をこのまま放置は出来んな……」
そんな思い返していたエンドへとデスバイアはファブニール関連と気づいて声をかけ、エンドも返しながらキュアメサイアとキュアスカイへと話を戻し、2人の存在は放置出来ないと進言する。
デスバイア「そうだな、ならば此方もキュアメサイアとキュアスカイが居る世界に派兵しよう」
そんなエンドのに同意しながらデスバイアはタルタロスとエンドにキュアメサイアが居る世界に戦力を送る事を決める。
タルタロス「では、誰を派兵する?現状ではディアボロとティターンは動かせないぞ」
エンド「どう言う事だタルタロス?」
話に入って来たタルタロスの言った事にエンドは眉を顰めながら問う。
タルタロス「敵はキュアメサイアやキュアスカイだけでは無い。更なる敵が暗躍している」
エンド「更なる敵だと?」
エンドはタルタロスの言った事に他に敵が居るのか?と問う。
タルタロス「ああ、その敵の名はキュアイレイズ。わかりやすく言えばプリキュアこそが諸悪の根源だと見做す軍勢だ。そいつらの抑えの為にディアボロとティターンは動かせない」
エンド「プリキュアを悪と見做す軍勢か……そいつらの存在も無視できないな」
理由を聞いてエンドは眉を顰めて呟く。
デスバイア「そいつ等もキュアメサイアとキュアスカイので何らかの形で介入して来る可能性がありえるな……キュアメサイアとキュアスカイに構い過ぎると横から攻撃を受けかねない……確かにディアボロとディターンは安易に動かせないな……」
タルタロス「そうだな。デスバイアの戦力は今はホワイトとルミナスしかいない。早く残るデスバイアプリキュアを終焉の使者にしなければ………(後、あいつらを何時までもビキニアーマーだけの格好にするわけにはいかん………)」
顎に手を置いて思案するデスバイアに同意しつつタルタロスは内心頭を悩ませている事にぼやく。
エンド「デスバイアに匹敵する戦力はすぐには用意できない。ならば此方はゾンマーとヘルブストを派遣する。フリューリンクとヴィンターにはキュアイレイズの抑えに向かわせる」
タルタロス「エンドの配下のヴィンターか……確かにあやつはファブニールに劣るが並大抵の者でもいなす実力を持つから安心出来るな。どうせなら此方も怪人に当たる戦力を作るとしよう」
派遣する人物について進言するエンドのにタルタロスは納得しながら更なる戦力を作ろうとデスバイアに言っていると……
???「キュアメサイアとキュアスカイが居る世界の派兵か……ならばあたしも参加するぜ」
その言葉と共にデスバイア達の前にオレンジの髪に、オレンジと黒をベースにした不死鳥をモチーフの衣装を纏ったプリキュアが現れる。
デスバイア「お前も参加するのか、キュアファルシオン?」
キュアファルシオン「ああ。全ての世界から黒歴史として抹消された筈のプリキュアが現れたのが気になってな」
派兵のに名乗り上げたプリキュアを見て意外そうに言うデスバイアにキュアファルシオンと呼ばれたプリキュアはそう返す。
デスバイア「……良いだろう。派兵のにお前も行くが良い」
キュアファルシオン「ありがとな」
んじゃあ準備して来るからなと礼を述べて早々にファルシオンは王座の間から去る。
タルタロス「さて、我々も準備するぞ」
エンド「ああ、では失礼する」
タルタロスのに返しながらエンドもキュアメサイアとキュアスカイの打倒及びキュアイレイズと言う組織に備えるべく玉座の間を去る。
見送った後、1人残ったデスバイアはそのまま玉座に座り続ける。
実は先ほどのファブニールから聞いた事でデスバイアは一つ気になっていたのだ。
デスバイア(キュアメサイア……なぜだ、なぜ知らないプリキュアの名前なのに、気になってしまうのだ……?)
先程初めて聞いたキュアメサイアにどうして自分は気になっているのか分からずにいた。
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再び黒い空間の中、ウォズが現れて、キュアデスパイアの描かれたカードを翳しながら語りだす。
ウォズ「さて、4人の人物の内の1人、キュアデスバイアのはここまで。次の話は晴渡空、ソラ・ハレワタールに関わる二人の人物……そして元凶なる者を倒した英雄の話をしよう」
続けざまに残りの3枚のカードを扇子の様に広げて翳しながら次なる物語を語り始めるのであった。
次回
ウォズは語る
そして、元凶なる者を倒した英雄の物語を