プリキュア戦記 正義のプリキュアvs終界   作:MIXEVOL

25 / 47
家に帰った愛香と友美。そこで愛香は知る。まさかの正体がバレた!?


衝撃!プリキュアの正体がいきなりバレた!?

愛香がプリキュアに覚醒し、空が再びプリキュアに変身する数分前、避難場所に居た勇佳達は愛香と空がプリキュアに覚醒した時に放たれた光を受けた。

 

その際に勇佳達は自分達の脳裏にそれぞれ謎のイメージが浮かぶ中、勇佳達と一緒に居た少女、白永優巳はノイズがかかった何かが浮かぶ中、ましろはイメージを見るも直ぐに忘却してしまう。

 

その後、アナザーブラックを倒し勇佳達と合流した愛香と空は無茶をした事で六華に説教される。

 

説教後それぞれ帰宅する愛香達だが、避難場所に居た生徒の一人、風森翔子は途中の公園にて五枚の仮面ライダーの顔が描かれたメダルを拾い、優巳は突如現れた黒フードの少年から意味深な事を言われて戸惑う間に少年は消えてしまう。

 

そして、あげはと同行した拓也と律子は拓也のバイクを回収する為にショッピングモールに向かう途中で光球を目撃、公園へと落ちた光球を探すと光球は一人の赤ちゃんに変化した。

 

その赤ちゃんをあげは達が保護し、産婦人科へ向かった

 

それぞれがある出来事に遭遇して運命へと導かれる事を知らなかった。

 

───

 

勇佳と瑞希と別れた愛香と友美は自宅に到着した。

 

愛香「漸く家に帰れた……始業式の日でこんなに遅くなるとは思わなかったわ」

 

友美「そうだね。まさか怪物が現れたり、お姉ちゃんから聞いたプリキュアが現れて怪物をやっつけるとは思わなかったよね」

 

ふうと息を吐く愛香に友美もしみじみと同意する。

 

愛香「そうね。それじゃあ早く家に入りましょ。お父さんとお母さんが心配してるだろうし」

 

だねと友美は頷いて愛香と共に家へと入る。

 

この時、愛香と友美は意外な事態が起きることをこの時は知らなかった。

 

玄関に入ると勇介と希美が立っていた。

 

どうやら愛香達の帰りを待っていたようだ。

 

愛香「ただいまお父さん、お母さん」

 

友美「たっだいま~」

 

希美「お帰り愛香、友美。二人ともこんな遅くまで帰りが遅かったけど大丈夫だった?」

 

挨拶する2人に希美は心配そうに聞く。

 

友美「大丈夫だよ~。遅れちゃったのはお姉ちゃんが会長に説教されちゃったからなんだよね……」

 

勇介「そうか……二人とも今日起きた怪物騒ぎに巻き込まれたと聞いたが大丈夫か?」

 

困った様に笑う友美に勇介はそう聞く。

 

まぁ、親に連絡が言っても仕方がないかと愛香は勇介のに頷く。

 

愛香「大丈夫よ。私も怪物に襲われたけど、プリキュアと言うヒロインのおかげで助かったわ」

 

希美「プリキュア。もしかして片方が変身したの愛香なの?」

 

返した後に希美のストレートな発言に愛香はブッと噴き出す。

 

愛香「えっ!?いやいやいや、お、お母さん何言ってるの?わ、私がプリキュアに変身し「たのだろう愛香」って何でお父さんは断言しちゃってるの!?」

 

セッビィ(どういう事ビィ?何で見てもない愛香の両親が愛香がプリキュアに変身したと断言できるビィか?)

 

慌てて否定しようとして勇介も続いた事に愛香は驚き、隠れていたセッビィもまた2人の反応に驚きを隠せずにいられなかった。

 

友美「お父さん、お母さん。何でお姉ちゃんが「ねえ、どうして私がプリキュアだって言い切れるの?」」

 

友美は両親が何故姉がプリキュアだと断言できるのかを質問しようとして、その言葉に被せる様に愛香が問う。

 

勇介「それについてだが……まぁ、玄関で話すよりもゆっくり休んでからで良いだろう、友美もだが、愛香だって色々と動いて疲れただろう?」

 

愛香「……分かったわ」

 

そう言って先延ばしにする勇介に愛香は不承不承だが休みたかったのは事実なので受け入れて、靴を脱いで中に入る

 

東堂「ふうむ……予定より早く彼女の家に来訪する事になりそうだな……」

 

そんな愛香達を少し離れた場所で特殊部隊の面々と共に東堂が見ていた。

 

何故、東堂が愛香の家の近くにいるのか、それには理由があった。

 

 

事は愛香達が家に帰宅する数分前、東堂達はアナザーブラックとの戦いの後処理をしてる時である

 

隊員A「あれだけ荒らされていたグランドが一瞬で元通りになるとは、流石プリキュアの力は凄いものだな……」

 

隊員B「いやいや加藤さん、今回のはプリキュアじゃなくて妖精の力によって元通りにしたのですよ。そこは間違えたらいけませんよ」

 

周りを見渡しながらそう呟いた加藤と呼ばれた隊員はあ、そうだったな……と苦笑いする。

 

そんな加藤は東堂がタブレットで何かを見ているのに気づく。

 

隊員A→加藤「あの、東堂さん。タブレットで何を見てるんですか?」

 

隊員B「そうですよ。僕達にも見せてくださいよ」

 

東堂「加藤に……相原か、少し気になる事があってヌーベル学園に在籍している生徒や教師のリストを見てたんだ」

 

声をかけた加藤と相原と呼ばれた隊員は気になる事?と首を傾げる。

 

加藤「気になる事?それは一体なんですか?」

 

東堂「今回の事態の前に事前に調査した結果にはソラ・ハレワタール……晴渡空はいなかった。さらに言えば虹ヶ丘ましろもいない筈だったんだが……」

 

隊員B→相原「いない筈だったんだが……?」

 

これを見ろと2人の隊員に東堂はタブレットに映し出されているのを見せる。

 

それに他の隊員達もなんだ?と興味津々で集まって来る。

 

東堂「在校生や卒業生に教師全員のリストだ。よく見てくれ」

 

そう言う東堂のに隊員達は顔を寄せ合ってリストを見る。

 

リストを見て行く中で……

 

在校生の中に、愛香や空の名前以外に夕凪ツバサを見つけ、さらには卒業生の所で聖あげはの名前を見つけると共に教師の一覧で()()()()()の名を見つける。

 

隊員C「……あれ?東堂さん、このリストおかしくないですか?俺、前の調査のに参加してましたが、この世界にはひろがるスカイプリキュアの面々はいないって分かったんですよ。おかしくありません?」

 

隊員D「おいおい太田、それは単純にお前さんがうっかり見逃したんじゃないのか?現に虹ヶ丘ましろや名前違うけどソラ・ハレワタールがいたんだしさ……俺としてはなんで中学生の筈の夢原のぞみの名前が教師一覧にあるのかがおかしいと思うぞ」

 

東堂「まぁ、太田と南部の言いたい事は分かる。南部の疑問は俺にも分からんが、太田の疑問に関しては俺の中では憶測に近い推測があるんだが……聞くか?」

 

2人の隊員の疑問に対して東堂はそう言う。

 

隊員E「おいおい、出し惜しみしないでくださいよ東堂さんよぉ、聞かなかったら俺、寝れなくなっちまいますよ」

 

東堂「すまんな斎藤。ホントに憶測の範囲に過ぎないが多分……キュアスカイの覚醒が原因だろう」

 

じれったそうに催促する隊員に東堂はそう返す。

 

加藤「キュアスカイの覚醒がですか?」

 

隊員D→南部「なんでキュアスカイの覚醒が関わってるって思うんですか?」

 

出てきた言葉に隊員達は首を傾げる。

 

東堂「それはだな……晴渡空がキュアメサイアの覚醒の影響で記憶が戻り、キュアスカイに覚醒した事で、ソラ・ハレワタールとしての記憶が蘇った可能性がある。事実、太田が言った様に前に調査した時は、晴渡空や虹ヶ丘ましろの名前が何故か出てこなかった」

 

隊員E→斎藤「??どういう事です?俺にはさっぱり分からないですよ」

 

隊員C→太田「同じく、記憶が戻ったから名前が出たって言うのは極論過ぎるんじゃあ……」

 

隊員F「……もしかすると、この世界はプリキュアに覚醒するまで晴渡空を一般市民として認識していたからか……もしくは、我々が“彼女達がいる”と言うのを認識しない様にこの世界にはそう言う細工がされていた……と言う可能性ですね。それがキュアスカイが覚醒した事で外れた……という感じじゃないだろうか?」

 

唸る隊員達の中で1人の隊員が顎を摩って己なりの考えを述べる。

 

東堂「おそらく真田の考えが一理あるかもな……それでもう1つ気になるのは晴渡空の記憶を取り戻すきっかけを作った月影愛香だな。俺達はもう一度、彼女に接触する必要がある」

 

真剣な顔で東堂は隊員達へそう言ってからそれと……と続ける。

 

東堂「……月影愛香もそうだが、他にも気になる者がいる」

 

太田「気になる子が他にもいるんですか?」

 

斎藤「誰なんです?もしかして東堂さんがスカウトしようとしてるプリキュア候補の女の子の誰かですか?」

 

そう言った東堂は斎藤の問いに違うと返してから在校生リストの中にある1つの名前を指す。

 

東堂「俺が気になっている者、それはこの白永優巳だ」

 

相原「白永……?あれ、どっかで聞いた様な……」

 

隊員F→真田「確か、嘗てテイルズディフェンドに所属していた者の苗字がそうだったな……その人物はキングダムハーツの世界の人間、ソラ達に助力した王様一行に当たる人物と関わりがあったと言うのを聞いた事がある(後は噂話でだが、世界の殺戮者(プリキュア)の創造主との戦いで創造主と戦った英雄2人を支援したと言われているな……)」

 

首を傾げる相原に真田が答えつつ内心そう呟く。

 

言われた事で相原は思いだしたのか、そうでした!と納得する。

 

東堂「真田の言う通りなんだが、この件は一部の者しか知らない。何故ならこの案件はある意味良くない事態を招いたからな……」

 

南部「え?どういう事です?」

 

相原「もしや元凶は倒して1つの問題は解決したけれど、他にも問題が複数残されてしまったせいですか?」

 

出てきた言葉に目をパチクリさせる南部に知っていたのか相原がそう聞く。

 

東堂「ああ、その残された問題の一つがさっきまでここで暴れたアナザープリキュアだ。アナザープリキュアが現れたのは世界の殺戮者(プリキュア)の創造主を倒されて少ししてからだ……もしかすると創造主の死が誕生した原因の1つではないかと俺は考えている。故にこの世界の白永と言う人物に接触する必要があると俺は考えてる」

 

加藤「それを裏付ける為にこの世界にいる白永の名を持つ人物に接触すると……ちなみに何時接触するんですか?」

 

顎に手を当ててから加藤は呟いてから確認する。

 

東堂「今は月影愛香の接触を優先するからしばらく先だな。キュアメサイアに変身する月影愛香はこの先アナザープリキュアを倒せる鍵だと俺はそう考えている。それが終わったら白永優巳の親がテイルズディフェンドに所属していた者かを確認するつもりだ」

 

斎藤「そんじゃあ、ここの片付けを済ませたら、月影愛香ちゃんが居る場所へ向かうって事で良いっスね?」

 

そう纏める東堂に斎藤は問い、ああと東堂は肯定する。

 

太田「はぁ~ホントこの世界に来てから大忙しだな、そろそろ休憩したいぜ」

 

南部「まぁ、今は丁度良いダイエットと思えば良いんじゃないか?」

 

ぼやく太田に南部が茶化す。

 

それから暫くしてアナザーブラックが暴れた場所の片付けを終えて東堂達は愛香の住んでいる自宅へと向かった。

 

その移動の途上で真田はある事を考えていた。

 

真田(白永優巳か……俺が聞いた裏の話によれば、表で語られている偽装の英雄ではなく、本当の英雄の故郷に当たる世界の傲慢な偽物ヒーロー達によって表の情報から消されたホントの2人の英雄の片割れの変身前の名前に似てるな……確か、その者の名は……()()()()、読み方が同じ存在は色んな世界であったりするが……今回はそんな偶然で済ませてしまって良いのだろうか……)

 

東堂「どうした真田?何か気になる事があるのか?」

 

そんな考えていた真田に東堂は話しかけ、真田はハッとなって笑う。

 

真田「いえ、月影愛香君の両親はどんな人物だろうかと考えてただけですよ」

 

東堂「確かにそれは気になる事だな」

 

同意した東堂は前を向く。

 

白永優巳、彼女に関わる者達がこの先重要な役割を持つ事を、この時の真田や東堂は知らなかった。

 

 

 

 

 

 

そんな経緯もあって東堂達は月影家の近くに居たのであった。

 

加藤「実際に来てみたら、日本でよくある家のようですね」

 

相原「これぞ普通の家族の家ですね」

 

真田「お前達、何を期待してるんだ?」

 

建物を見てそう述べる加藤と相原に真田は少し呆れた顔でツッコミを入れる。

 

太田「あ、愛香ちゃんと妹ちゃんが一緒に家に入って行きますね」

 

斎藤「しかし、なんだか入る前に愛香の嬢ちゃん、何やら動揺してたな、何があったのか……?」

 

南部「両親と話してる感じに見えたけど、何かまずい事を言われたのかねぇ?」

 

双眼鏡で見ていた太田の隣で同じ様に見ていた斎藤と南部は愛香がなんで動揺していたかに首を傾げる。

 

東堂「今の時点では分からんな……様子を見たいが……流石に家の近くまで行って耳を澄ませていたら不審者に間違われそうだな……」

 

ううむと唸っている東堂に真田はあるアイテムを取り出す。

 

真田「所謂こんな事があろうか的なアイテムだ。これで家の中にいる彼女達の会話を盗み聞きするとしよう」

 

斎藤「流石は真田さんだ!名前だけじゃなくここぞと言う時のアイテムを用意する手腕も似てるな!」

 

相原「絵面がちょいと犯罪チックですけど、動揺してた理由も知りたかったですし聞きましょうか」

 

褒める斎藤と相原のにそこは言わんでくれと本人も気にしていたのか、真田は微妙な顔をしながらアイテムの電源を入れて愛香達の会話を盗聴し始める。

 

そんなこんなで盗聴する東堂達なのだが、彼らも動揺する事態が起きる事になる

 

 

 

 

 

 

盗聴されてると知らずに愛香は家族と共に夕食を食べた後、リビングに集まっていた。

 

愛香「ええっと……それでお父さん、お母さん。どうして私がプリキュアだと断言したかの説明をしてくれる?」

 

勇介「分かっている。その前に愛香。帰って来た時に抱えていたバッグの中にいる動物を出してくれないか」

 

早速聞こうとした愛香は勇介のにギョッとなる。

 

愛香「え、何でバッグの中に動物が居るって言えるの?」

 

希美「それについても後で教えるわ」

 

ほんわかに返す希美に愛香は本当にどういう事と戸惑う。

 

友美「そう言えばお姉ちゃん、虹ヶ丘さんにバッグを突き出したら虹ヶ丘さんが落ち着いたのをアロマセラピーに近いのって言ってたけど……」

 

愛香「ああ、うん……とりあえず、中身を見て動揺はしないでね……」

 

そう前置きしてから愛香はセッビィが入ったバッグのファスナーを開く。

 

それによりセッビィが飛び出してテーブルに着地する。

 

セッビィ「やっと外に出たビィ……って、あ……」

 

んーと背伸びしてからセッビィは勇介と希美に固まる。

 

友美「えええ!?何この子!?可愛い!!」

 

そんなセッビィを見て友美は目を輝かせてセッビィを自分の方に抱き寄せる。

 

ビィィ!?と驚いているセッビィに愛香は苦笑した後に動じていない勇介と希美を見る。

 

勇介「ほぉ、直接見てみると可愛らしいじゃないか」

 

希美「ホント可愛らしいわね~」

 

愛香「えっと、2人共、その言葉からするとセッビィの事も知ってる感じなのね;」

 

平然と感想を述べている両親にどういう事と愛香は戸惑う。

 

なんせ、セッビィの姿を見ているのは愛香を除くと、空と特殊部隊のメンバーに拓也と律子と詩嶋しか見ていない。

 

後は愛香は知らないが拓也達3人には東堂が言わないようにと厳重に釘を刺していたからので彼らからも伝える様な事はありえない。

 

愛香「ねえ、どうして初めて見る筈なのにセッビィの事を知ってるのか教えてくれない?」

 

希美「まぁ~その鳥さんの名前、セッビィちゃんと言うのね~それじゃあ話すわね」

 

話を促す愛香に希美は勇介と目を合わせて頷いてから口を開く。

 

希美「まず愛香が何故プリキュアだって言えるのはね……実は愛香と友美が学園に行ってる間にスマホからあるメールが来たの」

 

愛香「あるメール?」

 

首を傾げる愛香と友美に希美は頷く。

 

希美「ええ、その時の私達は朝、愛香が話した奇妙な夢の話を聞いてね。パパが何か悪い事が起こるんじゃないかって言うから不安になっていたのよ」

 

勇介「そこで私達は話を聞いて信じてくれそうなある人に相談したんだよ」

 

バトンタッチした勇介の言ったある人に愛香は首を傾げる。

 

愛香「誰なの?そのある人って?」

 

勇介「愛香も知ってる人だよ。ほら、幼い頃から付き合いのあるあの人だよ」

 

問う愛香に勇介は笑って言う。

 

愛香「私が幼い頃に会って今も付き合いのある人……それって将悟叔父さん?」

 

友美「ええ!?白永神社の将悟叔父さん!?何で将悟叔父さんに相談したのお父さん?」

 

言われて思い至って驚く2人に勇介は言う。

 

勇介「彼は色々と人脈があるからね……もしかしたら将悟さんなら私達の不安に対して助言をしてくれると思ってね……」

 

そうだったんだと驚いている娘2人に勇介はしみじみと言う。

 

 

 

 

一方、盗聴器で聞いていた東堂達はまさかの名前が出た事に驚いていた。

 

南部「おいおいおい、まさかここで東堂さんが気になっていた白永の名前が出ちゃったよ」

 

太田「話に出た将悟って人が、もしかしてテイルズディフェンドに所属していたって人なんでしょうかね?」

 

東堂「……さあ、そこまでは分からんな……」

 

相原「いやぁ、こんな偶然があるとは思いもしませんでしたね……」

 

東堂達が各々に戸惑いを抱く中、その様子を見て真田はある考えを抱いていた

 

真田(こんなところで白永の名前が出るのは偶然とは思えん……月影愛香君の家族が白永将悟氏と交友関係にあるとしても、夢の内容だけで相談しようなんて何らかの関係でないと思いも付かないと思うが……)

 

愛香の家族と白永と言う人物には何らかの関係があるのではないかと真田は推測しながら話の続きを聞き逃さない様に集中する。

 

 

 

東堂達が白永の名前を聞いて動揺している頃、愛香は両親に何故将悟に相談したのか質問していた。

 

愛香「それで将悟叔父さんに相談して、どんな返事が来たの?」

 

勇介「彼から送られてきたのは、白永神社にある古文書の内容と関係あるかもしれないと言う事さ」

 

古文書?と出て来たのに愛香と友美は顔を見合わせる。

 

友美「えっと、その古文書の内容がプリキュアと関係あるの?」

 

勇介「私達はそう思ってる。その内容もメールに書いてくれている」

 

これだと自身のスマホを2人に見せる様に翳し、愛香と友美は内容を見る。

 

ー光の使者が邪悪に堕ち、世界を滅ぼす存在に成り果てた時、邪悪に堕ちた使者を止める抑止力となる新たな光の使者が生まれ、邪悪に堕ちた使者を光に戻すー

 

愛香「()()使()()()()()()()()……!?お父さんこれって!?」

 

勇介「ああ、愛香が話してくれた夢の奴で考えると周りの被害を除いてプリキュアがその光の使者と当て嵌めれば、この古文書の内容の最初の部分と辻褄が合うんだ……」

 

内容を見て驚いた顔で見る娘に頷いてそう語ってから言葉を切って希美が出しておいたお茶で喉を潤してから続きを言う。

 

勇介「そして、この古文書の抑止力が愛香が言った救世主と当て嵌めれば……悪となったプリキュアを古文書に掛かれた光の使者へと戻す為のプリキュアではないかと将悟さんは言っていた」

 

友美「確かに解釈が一致してるかも……」

 

セッビィ「ビィ……」

 

ほへぇと声を漏らす友美とセッビィのを聞きながら愛香は勇介を見る。

 

愛香「と言う事は将悟叔父さんは話を聞いた時から私がプリキュアとして覚醒するのを予想していたって事?」

 

希美「ええ。それと、将悟さんの養子の戦さんもその時丁度傍にいたからその解釈は正しいと肯定していたわ」

 

え?と希美の口から出た名前に愛香は驚く。

 

愛香「将悟叔父さんだけでなく戦さんも聞いてたの!?」

 

希美「それから暫くして数時間後に私とパパのスマホにさっき言ったメールが来たの。内容によると将悟さんの知人がある動画を撮影してそれを付けて送信してきたの」

 

驚いている愛香に希美は自身のスマホを取り出しながらそう言う。

 

友美「どんな動画なの?」

 

勇介「ああ、友美も万が一の為に見ておきなさい」

 

出てきた言葉に友美は目を丸くする。

 

友美「万が一ってどういう事お父さん?」

 

勇介「うむ、これが来た時はあって欲しくなかったが、今回の様な事態に巻き込まれた以上、見ておいた方が良い」

 

真剣な顔で言う勇介に友美はゴクリと喉を鳴らす。

 

2人が見ている事を確認して勇介はスマホの中に入れている動画を再生する。

 

映し出されたのは校内へと入り込んだアナザーブラックの様子であった。

 

友美「あ、この化け物はあの時の!?」

 

愛香「そう言えば特殊部隊の人達はあの怪物をアナザープリキュアと呼んでいたわね……私が見た感じ、アナザーライダーやヒトツ鬼のプリキュア版とも言える存在ね。(それにしても、この場所……動画を撮影した人は、この場所にアナザーブラックが現れるのを知ってたのかしら?)」

 

映し出された映像のに出ているアナザーブラックを見て声をあげる友美に愛香は教えた後に疑問を抱く。

 

その間に動画は続き、次は空がアナザーブラックと交戦してるシーンが流れる。

 

友美「えぇ!?晴渡さん。私達から引き離した後に怪物と戦ってたの!?;」

 

希美「私もこの映像を見た時はビックリしたわ……友美と変わらない子が戦っているんだから……」

 

そんな空の行動に驚きの声をあげる友美に希美も困った様に述べる。

 

空がアナザーブラックと交戦して数分後に愛香が来て、落ちていた野球ボールを掴んで投げようとする。

 

友美「あれ?お姉ちゃんの手、なんだか光ってない?」

 

愛香「晴渡さんを助ける為に夢中だったから、まさか手が光ってたなんて知らなかったわ……」

 

しみじみと呟く愛香のを聞きながら友美は愛香が投げたボールを喰らったアナザーブラックが当たった所を抑えて呻いた後に怒りに任せて愛香と空を攻撃している映像にハラハラしているとテイルズディフェンドの部隊が来る。

 

友美「ここで特殊部隊の人がお姉ちゃんを助けに来たんだね」

 

愛香「ええ、あの時は特殊部隊が来なかったら私と晴渡さんは死んでいた可能性があったわね……」

 

思いだしてブルりと震える愛香は心配させないで欲しいわと言う希美のに申し訳なさそうに体を縮める中、特殊部隊と交戦している内に苛立ついたアナザーブラックが愛香に向けて拳圧を放ち、それを空が愛香を庇った事で無事で済む。

 

友美はそれに安堵の息を吐き出している中、セッビィが出て来るのにあと声を漏らす。

 

セッビィ「あ、僕だビィ!」

 

愛香「お父さんとお母さんは、このシーンでセッビィの事を知ったのね……」

 

両親がセッビィを知っていた理由に愛香は納得する。

 

その間に動画では愛香がセッビィからメサイアレンスを渡される様子が映し出される。

 

友美「あ、もしかしてスパークレンスに似てるアイテムって変身アイテム!それじゃあこの後は……」

 

それに友美はワクワクしているとメサイアレンスを手にした愛香が変身コードを唱え、愛香の周りが光に包まれ、光が収まると愛香はキュアメサイアに変身した様子が映った

 

愛香「客観的に見れば、変身シーンは一瞬で終わるのね……(けど、周りでは一瞬でも、私が変身してる間は何十分にも感じたわね……後、あの時、一瞬だけどもキューティハニーの様な裸になる感覚あったから写ってなくて良かったわ///)

 

愛香は自身の変身シーンが一瞬で終わったと同時に自身の変身シーンが見られなかった事に安堵した。

 

友美「?お姉ちゃん顔が赤いけどどうしたの?」

 

愛香「う、ううん!ナンデモナイワヨ……」

 

そんな愛香に気づいて声をかける友美に愛華は目を反らす。

 

 

 

 

余談だが、そんな愛香がキュアメサイアの変身する際ので愛香が持っているメダルの中の一部が反応していた。

 

─やば、なんか改めて見ると凄く恥ずかしさが……─

 

─はうはうあー///─

 

─そう言えば、私達はゲームとかアニメで似た様な感じだよね~─

 

─メタい事言ってるんじゃないわよ……やば、こう言われると恥ずかしさが……─

 

反応したのはプリンセスコネクトの世界の人間であるキャルとユイ、ネプテューヌの世界の人間であるネプテューヌとノワールである。

 

そんなプリンセスコネクトの世界の人間とネプテューヌの世界の人間の誰かが愛香のクロスフュージョンのキーキャラである事をこの時のメンバーは知らなかった。

 

 

 

 

愛香「そ、それより映像の続き見ましょ」

 

恥ずかしさを誤魔化す為に愛香はそう言って友美と共に動画の視聴を再開する。

 

動画ではキュアメサイアに変身した愛香がアナザーブラックと交戦する様子が映っていた。

 

友美「凄ーい!お姉ちゃんアナザーブラックって相手に互角に戦っていたんだね」

 

愛香「この時は自然に体が動けたのよね……」

 

感嘆の声をあげる友美に愛香はそう言ってると映像ではメサイアが新体操の経験を生かした技を繰り出している所だ。

 

希美「あの動きを見てると学生時代の頃を思い出すわね……」

 

愛香「いや、私はお母さんにはまだ及ばないわ」

 

希美は愛香が自身の学生時代の頃の動きをして褒める一方で愛香はまだ希美には及ばないと謙遜しながら照れていた。

 

暫くしてレイリングで拘束したアナザーブラックに対し、メサイアは浄化技を放つ準備をするシーンとある。

 

友美「これでアナザーブラックは浄化されるんだね」

 

愛香「……それがね、そうでもなかったのよ」

 

え?と愛香の口から出た言葉に友美は驚く。

 

友美「それってどういう事?」

 

愛香「まぁ、友美の言いたい事は分かるわよ。大体の物語だと、一話の敵は主人公が初変身したにも関わらず、敵は初変身した主人公の必殺技に倒されるのが普通だったりするわね。けど、アナザーブラックはそうならなかったのよ」

 

疑問な友美に愛香がそう言ってから見てれば分かるわと続きを見る様に促す。

 

言われた通りに友美は見ているとメサイアが放ったレイブラストがアナザーブラックの身体を纏う黒いオーラによってかき消された後、黒いオーラの中でアナザーブラックの姿が縮んでいった後、モンスター娘の要素が入った姿になる様子が映っていた

 

友美「うえええ!?なにこれ!?変わった!?」

 

勇介「最初に見た時はまさかのお約束破りが来たのが驚きだったな……」

 

驚きの声をあげる友美の隣で勇介はそう呟く。

 

希美「怪物からモンスター娘な見た目に変わったのはホントに驚きよね」

 

愛香「ホントにね、しかもパワーアップもして苦戦したわ(それにしても……どうしてアナザーブラックもそうだけど、私が夢で遭遇したキュアブラックも最強や無敵と言うのに拘っていたのかしら……?)」

 

呟く希美に愛香は相槌を打ちながらアナザーブラックやキュアブラックの言い方に疑問を抱いていた。

 

暫く映像はパワーアップしたアナザーブラックに押されるメサイアの姿が映され、テイルズディフェンドの攻撃すらも無力化し窮地に立たされる様子が映っていた。

 

そんな中、愛香達の戦いを見ていた空が頭を抑えているのに友美は気づく。

 

友美「お姉ちゃん、晴渡さんが頭を抑えているけど、何かあったの?」

 

愛香「終わった後に聞いたんだけど、その時の空は私の戦いを見て、思いだそうとしていたの」

 

気づいて問う友美に愛香はそう答える。

 

友美「思いだそうとしていたってなんの?」

 

愛香「それはね……自分がプリキュアだと言う記憶よ」

 

続けて質問した友美は出て来たことに驚く。

 

友美「うえ!?それじゃあお姉ちゃん以外のもう1人のプリキュアに変身していたのって!」

 

愛香「そう、空で、その名はキュアスカイよ」

 

友美のに愛香が答えてる間に画面は空がメサイアの言葉で記憶を取り戻し、ミラージュペンを手にした後、メサイアのブレスレットに現れたキュアスカイのメダルがブレスレットに装填され、コードを唱えるとブレスレットから光の球が飛び出し、光の球を手に取りスカイトーンとミラージュペンを手に叫んだ空は光に包まれ、光りが弾け飛ぶとキュアスカイに変身したシーンが映っていた

 

友美「これがキュアスカイなんだ……お姉ちゃんのと違って可愛らしさがあるね!」

 

愛香「ま、まぁ……こっちのはカッコよさある感じのだけどさ……」

 

目を輝かせる友美に愛香は苦笑してから続ける。

 

愛香「そんなキュアスカイも加わった事で変貌したアナザーブラックを押して行ったわ」

 

希美「ホント凄いわね……晴渡さん、愛香が来るまでアナザーブラックと交戦していたけど、この時点でプリキュアの素質があったのね……」

 

勇介「それに愛香と違い、元から武術を学んでいる感じであったな」

 

スカイの戦いを見て感心を抱く希美の隣で考察した勇介は気になった事を聞く。

 

勇介「所で、1回見ていて疑問に思ったんだが……せっかくスカイが加わって良い状況になったにも関わらず、どうして必殺技を撃たなかったんだ?」

 

愛香「あー……それはね……普通なら確実に浄化する筈がまさかのお約束破りをされたもんだから。もし同じ事が起きたらどうなるか不安で撃てなかったのよ……」

 

そう言う事かと愛香からの理由を聞いて勇介は納得してから言葉を続ける。

 

勇介「成程、だからアレを渡された事でその不安は解消されたんだな」

 

友美「アレ?アレって何?」

 

愛香「それは今から出て来るわ」

 

首を傾げる友美に愛香は言うと、映像はメサイアとスカイがテイルズディフェンドの隊員が持って来たアイテム、クロスライザーを貰った後、メサイアは自分のバックルから取り出したメダルをクロスライザーのナックル部分に装填してクロスライザーでスキャンして姿を変える様子が映っていた。

 

友美「今度は姿が変わった!?」

 

希美「初めて見た時は驚いたわね。スカイのは解りづらいけど、愛香のはセーラームーンとキューティーハニーの特徴が入った衣装に変わったようね」

 

勇介「いや、スカイのは片方は解るな。特徴からしてウルトラマンゼロではないかな……それにしても変身方法がまるでウルトラマンオーブやウルトラマンジード、ウルトラマンZのような感じだな……」

 

愛香「ええ。二人分の力を持ってるからね。隊員さんが言うにこれはクロスライザーと言ってジードの様に2人のキャラの力を使ってフォームチェンジする感じね」

 

愛香は家族にクロスライザーやクロスフュージョンなどの事を説明した。

 

勇介「そうなると服装的にスカイがゼロと一緒に使ったのはリリカルなのはのシグナムだな」

 

愛香「ううん、ダンボール戦機に出るLBXのアキレスD9よ」

 

服装から予想する勇介に愛香は否定する。

 

え?と3人は愛香を見る。

 

友美「アキレスD9?それだったら服装も装甲娘のアキレスD9のに近い感じになるんじゃないの?なんでシグナムのバリアジャケットに近い奴なの?」

 

愛香「私に聞かれてもそこらへん分からないし、本人も分からないって言ってたわ」

 

勇介「ま、まぁ、確かに言われてみればアキレスD9もといLBXが使う必殺ファンクションに近い技があるな」

 

凄く疑問な友美に愛香は肩を竦めて返す中、勇介は苦笑して言う。

 

その間に映像はクロスフュージョンによってパワーアップしたメサイアとスカイがアナザーブラックを追いつめるところまで進んでいた。

 

二人のコンビネーションに声を上げていた友美は気付く

 

次々に攻撃を受けているアナザーブラックの身体から黒いオーラが漏れ出していることを……

 

友美「アナザーブラックの身体から黒いオーラが漏れ出してるね」

 

愛香「それは私達がアナザーブラックにダメージを与えた事で再生能力と力を失っている証拠よ。相手もそれで焦ったのか大技を繰り出そうとしていたのよね」

 

アナザーブラックの様子を見て言う友美に愛香はそう返してるとその間に映像はアナザーブラックが右腕にエネルギーを収束してブラックサンダーを放つ所であった。

 

友美「これが大技?」

 

愛香「そう、本人はブラックサンダーと言ってて、曰く数多の英雄を屠ったそうよ」

 

希美「それを使う程追い詰めていたって事ね」

 

確認する友美に愛香はそう返した後に希美が呟いてる間に映像はアナザーブラックがブラックサンダーを放ち、それに対抗してメサイアとスカイはシルバーハート・スパイラルアタックとプリキュア・ビッグバンシュートで応戦する。

 

放たれたブラックサンダーとシルバーハート・スパイラルアタックとプリキュア・ビッグバンシュートが激突し、激しい衝撃が起こす。

 

暫くは均等しあっていたがやがてアナザーブラックが放ったブラックサンダーをシルバーハート・スパイラルアタックとプリキュア・ビッグバンシュートが押して行き、最終的にブラックサンダーを打ち破ってアナザーブラックへと直撃する。

 

友美「おお!打ち勝った!!」

 

勇介「見ていてヒヤヒヤしたもんだよ」

 

希美「こういうのって相殺かどちらかが勝つ奴って言うパターンが主だものね」

 

興奮する友美に勇介と希美はそう言う。

 

勇介「しかし、アナザーブラックの攻撃は見るからに強力そうだったが、どうやって打ち勝ったんだ?」

 

愛香「その時のアナザーブラックはブラックサンダーを放つ前に私達の攻撃を当て続けてダメージを与えていた事で力を削っていたから技の威力が弱まり、維持も出来なかったからかき消す事に成功したのよ。あの時のアナザーブラックは謂わばワールドトリガーの世界に所属するボーダー隊員みたくトリオン体限界状態に陥ったの」

 

友美「わぁ~凄い一部の人しか分からない例えだね」

 

質問する勇介のに愛香はそう返し、友美のにうぐぅと呻く。

 

愛香「と、とにかく!次のでアナザーブラックとの戦いも終わるわ」

 

そう言われて友美は映像を見るとメサイアとスカイがアナザーブラックに対しトドメと必殺技を放つ準備をし、アナザーブラックに対し、メサイアはムーンレイピアの刀身に浄化の光を纏わせ、スカイは二つのブレイザースラッガーを連結した武器、ブレイザーツインソードの刀身に浄化の光を纏わせると共にメサイアのプリキュア・ムーンライトフレアとスカイのプリキュア・ビッグバンスパークスラッシュがアナザーブラックに炸裂する。

 

必殺技を喰らったアナザーブラックは地面に倒れ、断末魔をあげた後に光となって消滅した。

 

希美「アナザーブラックに勝利ね」

 

勇介「しかし一時期のアニメや特撮では必殺技は剣であるパターンが多かったのを思い出させる一撃であったな……」

 

しみじみと言う勇介に確かにと愛香は同意した後にアナザーブラックが居た場所から黒いオーラのようなものが上空へ上がった後消滅し、同時に白い光球が現れ、その光球がどこかへ飛んで行く映像に目を丸くする。

 

愛香「え?何この光球?こんなの飛んで行ってたの?」

 

友美「お姉ちゃんは知らなかったの?」

 

セッビィ「僕も気づいてなかったビィ。これが悪いのじゃないと良いんだビィが……」

 

戸惑う愛香にセッビィは不安そうに呟く。

 

実はその光球は知人が遭遇していたりする。

 

アナザーブラックを倒した事にテイルズディフェンドの隊員達は歓喜する中、メサイアとスカイがアナザーブラックが倒れた場所に落ちていたメダルを回収した所で動画の再生は終わった。

 

愛香「これで動画は終わりか……けどホント、誰が撮ったのかしら……」

 

勇介「そこは教えて貰ってないな……」

 

ううむと唸る愛香に勇介も頬をポリポリ掻いて返す。

 

セッビィ「ビィ?この家に誰かが来ている気配があるビィ」

 

すると、友美に頭を撫でられていたセッビィが声をあげる。

 

誰か?と4人は顔を見合わせる。

 

勇介「宅配便か誰か来たのかな?」

 

希美「かしらね?」

 

ふうむと顎を摩る勇介に希美も呟く。

 

愛香「んーー……セッビィ、その気配がなんなのか分かる?」

 

セッビィ「えっと……あ、あの特殊部隊の人達だビィ」

 

友美「え?特殊部隊の人達?」

 

確認する愛香にセッビィは集中して誰なのかを調べ、友美はすっとんきょんな声をあげる。

 

勇介「ふうむ、何か愛香に聞きたい事があって来たのだろうか?」

 

愛香「こっちとしてはもしも知らない事を聞かれて困るんだけどな……セッビィ、一応バッグの中に隠れて置いてね」

 

セッビィ「解ったビィ」

 

ぼやいた後にお願いする愛香にセッビィは再びバッグの中に隠れる。

 

それを確認してから愛香は友美達と共に玄関の方へ向かう。

 

 

 

 

一方、愛香達の家の前で加藤達テイルズディフェンドの面々が立っていた。

 

なぜいるかは、一度話をして見るべきだと東堂が言い、真田も同意したからだ。

 

と言うか真田的に作った奴はあくまで悪い奴の会話を盗聴する為であって一般家庭の会話を盗聴するのじゃないからこれ以上良心が耐え切れなかったのもある。

 

ちなみに2人はグリムズにこれまでのを報告する為に一旦離れている。

 

加藤「なあ、誰が呼び鈴を押す?」

 

相原「え?そこは加藤さんが先頭なんですし、加藤さんが押すべきですよ」

 

太田「そうそう、今東堂さんと真田さんは長官に報告で離れてるんですから、加藤さんが押すべきですよ」

 

話を振る加藤に相原と太田がそう言ってから南部と斎藤が待ったをかける。

 

南部「待て待て、こういうのはやっぱり偉い人がやるべきで、東堂さんが押すべきじゃないか?」

 

斉藤「直ぐに戻って来るんだしよ。真田さんと東堂さんを待った方がいいんじゃないか?上司が後から来るのってあんま印象良くねえと思うしよ」

 

そうやってあーだこーだしていると東堂と真田が来る。

 

東堂「待たせたな、これまでの事や白永の事はグリムズ長官に報告した……って何してるんだお前達?」

 

相原「いや~誰か呼び鈴押すかで話しておりまして」

 

大の大人が数人で人様の家の前でワチャワチャしてどうすると理由を聞いて真田は呆れながら東堂のを引き継ぐ。

 

真田「長官はこの世界に白永の名を持つ者が居る以上、テイルズディフェンドに所属していた本人か血縁者であろうとなかろうと接触して我々が何者かを話して協力を得て欲しいと頼まれた(まぁ、長官の口ぶりからこの世界の白永の名を持つ者はかつてテイルズディフェンドに所属していた人間だと確信していた様だがな)……それとキュアメサイアこそ月影愛香君のご家族にも民間協力者になって貰えるか聞いて欲しいとも頼まれたよ。今後を考えれば彼女やキュアスカイ、晴渡空君の協力は不可欠だからな……」

 

太田「な、成程……」

 

理由を聞いて加藤達5人が納得したのを見て東堂は早速と呼び鈴を押そうとし……

 

ガチャ

 

愛香「あ、こんばんわ」

 

先に扉が開いて愛香が出て来て、その後ろに勇介達もいる。

 

東堂「……先に来られてしまったな」

 

呼び鈴に触れる直前の状態だったので東堂は苦笑する。

 

勇介「いやぁ、まさかウルトラ警備隊の様な方々が家を訪問してくるとは……」

 

友美「特撮やアニメしか見た事が無い人が自分の家の前にいるのって驚くよね」

 

そんな東堂の後ろにいる加藤達を見てしみじみと呟く勇介に友美も同意する。

 

希美「どういったご用件で家をお訪ねしたのかは……やっぱり家の娘関連でしょうか?」

 

東堂「ええ、その通りで……すまないが上がらせて貰っても宜しいだろうか?」

 

確認する希美に東堂は問う。

 

勇介「……良いでしょう。こちらも色々と聞きたい事があるので」

 

少し考えて東堂の申し出を受け入れて家に上がらせる勇介にでは……と会釈して東堂達は愛香達の自宅へと上がらせて貰う。

 

この後、愛香達は東堂達が何者かを知る事になる。

 

 

 




次回、愛香達は東堂達の素性を知る

東堂「……話変わるが、なんで家の隊員の苗字は宇宙戦艦ヤマトのクルーと同じ苗字で統一されてるのかねぇ……」

太田「それ、俺達に言われても困りますよ;」

真田「偶然としか言いようがないかと思いますよ」

南部(それ言ったら上司は間違いなく沖田か古代か、はたまた森か島になりますよ……;)

加藤(後、外部のメンバーに叢雲と如月が来ますね……)

─どうやら、見られるとまずいものを隠してないから恥ずかしいと感じるのですね。その点わたくし達は大丈夫ですが……─


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。