プリキュア戦記 正義のプリキュアvs終界   作:MIXEVOL

34 / 47
シュトルム達が加わった事により、アナザーマーチの戦いに決着の時が来る!


決着!アナザーマーチ!

鎌鼬モチーフのモンスター娘に似た姿に変貌し、3体に増えたアナザーマーチの前に苦戦するメサイア達。

 

メサイアがメリオダスのファイターパワーメダルを使う事でアナザーマーチの攻撃を跳ね返す事で硬直させて隙に作ると共にメサイアとスカイはクロスライザーの変身を行い、ブラックペッパーと共にアナザーマーチに応戦する。

 

三体のアナザーマーチの内の二体は消滅させたと思ったつかの間、残り一体となったアナザーマーチは再度三体に分裂してしまう

 

再分裂したアナザーマーチの前に苦戦するメサイア達の元へ加藤達が到着し、斎藤と太田が運転した車から翔子、英美、レイ、六華、明輝が現れる。

 

翔子達はメサイア達に自分達も戦うと宣言して東堂から受け取った変身アイテム、HSPウォッチにメダルを装填してプリキュアに変身し、メサイア達と共に再度三体に分裂したアナザーマーチに対峙する

 

そんなメサイア達を様々な者達が各々の思惑を持って見ていた事を知らぬまま、メサイア達はアナザーマーチとの戦いに決着をつけるべく動き出す

 

 

―――

 

 

改めてアナザーマーチと対峙したシュトルムは内心冷や汗を流す。

 

シュトルム(改めて対面してみたけど、なんて威圧感……気を抜けられない)

 

トループ「みんな!初陣なのもあるから不安あるかもしれないけど、私達にはヒーローの先輩達がいる事を忘れちゃダメよ!」

 

手に力が入るシュトルムや他の3人へとトループが鼓舞する。

 

うるさいとばかりにアナザーマーチは風の刃を複数飛ばしてきて、8人はそれぞれ避ける。

 

ミーティア「あぶなっ!?」

 

タイタン「初陣で弾幕と言うのは勘弁して欲しいですわね」

 

フォトン「ですけど、避けれないものじゃない!」

 

飛んで来る風の刃を避けながら8人はアナザーマーチ達の周囲を動き回る。

 

「ちょこちょこと動き回りおって、メサイアとか言う奴ともども始末してやる!!」

 

うざったい様子でアナザーマーチ達は風の刃に加えて風の弾まで飛ばして来る。

 

シュトルム「初手行かせてもらうわよ!!」

 

そんなアナザーマーチ達の弾幕をかわしたシュトルムは陸上競技のスタートする時のポーズを取ってから走り出し、アナザーマーチの1体の懐まで接近する。

 

「なっ!?」

 

シュトルム「遅い!」

 

動揺するアナザーマーチにシュトルムは右拳に緑の風を纏わせて、風を纏った拳によるパンチをアナザーマーチの腹部に叩き込む

 

「がはっ!?」

 

シュトルム「まだまだ行くよ!」

 

息を吐き出して仰け反るアナザーマーチへとシュトルムは更に風による高速移動を使った連続攻撃をアナザーマーチに浴びせて行く。

 

スカイ「凄い!あんなに速く!」

 

メサイア「プリキュアになった事で身体能力が上がった以外に、風で自分の動きを速める事でさらに早い攻撃を繰り出せているのね」

 

アナザーマーチを翻弄しているシュトルムの動きにスカイは感嘆し、メサイアは考察する。

 

「「愚かな!1人だけに目を向けて!!」」

 

そんなシュトルムへと残りの2体のアナザーマーチが攻撃を仕掛けようとしてそれをミーティアとタイタンが動いて阻む。

 

タイタン「相手はシュトルムだけじゃないのをそっちも忘れてるわよ!」

 

放たれた攻撃をジャンプして避けながらタイタンはアナザーマーチの一体の背後に回りこむと共に右手に光を纏わせて、チョップを振り下ろし、アナザーマーチの肩に叩き込む。

 

「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

タイタン「まだまだ!!!」

 

強烈なチョップを叩き込まれて顔を歪ませて絶叫するアナザーマーチへ続けざまにタイタンはボディーリフトで自身の頭上に持ち上げるとアナザーマーチが暴れた事で出来上がった大きな瓦礫に向けて放り投げる。

 

投げ飛ばされたアナザーマーチは受け身も撮れずに瓦礫に衝突する。

 

スカイ「凄い豪快な攻撃です!!」

 

メサイア「タイタンも身体能力が上がっている上に、ウルトラマンの様に投げを主体とした戦闘スタイルみたいね」

 

ブラックペッパー「シュトルムはスピード、タイタンはパワー寄りと言う事か」

 

タイタンの動きにスカイは感嘆し、メサイアとブラックペッパーは考察する。

 

「おのれ!!」

 

ミーティア「タイタンの言う通り、こっちもいるぜ!」

 

腕の袖を鎌の様に鋭く変化させて風でさらに早く動いて切り裂こうとするアナザーマーチに対し、高機動ブースターを装備したミーティアがそのアナザーマーチの前に立ち塞がり、両手に光が纏い、刃の様に伸ばす。

 

ミーティア「ぶった切りやがれ!」

 

まるでビームサーベルの様に変化した光を纏った手でミーティアはアナザーマーチの袖とぶつかり合う。

 

一瞬の均衡の後……ミーティアの手刀がアナザーマーチの鎌袖を切り裂く

 

「馬鹿な!?あたしの刃が!?」

 

驚いているアナザーマーチをミーティアは蹴り飛ばして右手に纏わせた光りを一旦消すと今度はその手に光で出来たコンバットナイフを生成する。

 

ミーティア「切り刻む!!」

 

精製したコンバットナイフを手にアナザーマーチの体に斬撃を何度も叩き込んでから大きく回転して回し蹴りを叩き込む。

 

同時にシュトルムが掌底で、タイタンが引きずり出したアナザーマーチを投げ飛ばして、3体のアナザーマーチを一ヵ所に纏まる様にぶつけ合う。 

 

加藤「おお!シュトルム達の攻撃でアナザーマーチが一カ所に纏まった!!」

 

トループ「私達も後輩たちに負けてられないわよフォトン!」

 

フォトン「そうですねトループ!!」

 

アナザーマーチが一カ所に集まったのを見て、トループとフォトンが動き出す。

 

ヤバいと逃げようとしたアナザーマーチ達をメサイア、スカイ、ブラックペッパーが光弾で動きを阻害する。

 

「「「おのれ、ちょこざいな事を!!」」」

 

トループ「さらに動けなくさせてあげるわ!」

 

メサイア達が放った光弾によって身動きが取れなくなったアナザーマーチに対し、トループは両手にロープのようなものを召喚し、三体のアナザーマーチに向けてロープを投げ飛ばす。

 

放たれたロープにアナザーマーチ3体は纏めて捕縛される。

 

「こんなロープ位で!!!」

 

捕縛されたアナザーマーチはトループのロープを引きちぎろうとするがビクともせず、引きちぎろうともがく。

 

トループ「残念だけど、私が放ったロープは簡単には引きちぎれないわ。トループスパーク!!」

 

そんなアナザーマーチ達へとトループはロープを通じてアナザーマーチ達へと電撃を流し込む。

 

「「「ぎゃあああああああああああああああああああ!」」」

 

トループ「続けざまにこれよ!!」

 

電撃を浴びて苦しむアナザーマーチをトループは回転しながらロープを引っ張り、その勢いでアナザーマーチを壁に叩きつける。

 

「「「ごほ!?」」」

 

息を吐き出しながら倒れたがアナザーマーチ3体はまだ起き上がる。

 

フォトン「畳みかけさせて貰うわ」

 

そんなアナザーマーチへとフォトンが仕掛けようとし、分が悪いと感じたのかアナザーマーチ3体は一時撤退しようと後退しようとする。

 

フォトン「逃がさないわよ」

 

逃げようとするアナザーマーチ達に対し、フォトンは頭部のゴーグルの機能を使ってアナザーマーチが逃げた先を予測すると腰のガンベルトにセットしていた拳銃を取り出す。

 

フォトン「フォトンレイガン!シュー!!」

 

取り出した拳銃、フォトンレイガンでアナザーマーチ達の足を撃ち抜く。

 

「「「ぐあああああああああああああああああああああ!」」」

 

足を撃ち抜かれたアナザーマーチは倒れ込み、苦痛の表情を浮かべて足を抑える。

 

寸分狂い無く足を撃ち抜ける事が出来たのはフォトンが装備しているサイバーグラスの機能によるものである。

 

フォトン「これでもう早く走れないわね」

 

「何故だ……何故、最強にして無敵であるあたし達が……!!」

 

自分が押されてる事が信じられないのか呻きながら起き上がるアナザーマーチにどれだけタフなんだとブラックペッパーは呟く。

 

メサイア「ここは一気に決めておくべきね!新形態でね!」

 

スカイ「新形態ですか!?」

 

そうよと驚くスカイへとメサイアはそう言ってクロスライザーとライザーを手に、バックルを開いて2枚のメダルを取り出す。

 

斎藤「!メサイアが取り出したのはONE PIECEのナミに、英雄伝説VI 空の軌跡の主人公のエステル・ブライトか!」

 

太田「と言う事はつまり!」

 

それを見て斎藤と太田は目を輝かせるとメサイアはナミのメダルとエステル・ブライトのメダルを手に取り、ナックルと共に構える。

 

メサイア「2つの力!」

 

まず最初にナミのメダルを黒いナックルに装填。

 

メサイア「今一つに!」

 

次にエステル・ブライトのメダルを黒いナックルに装填し、メサイアはライザーで黒いナックルに装填したナミとエステル・ブライトのメダルをスキャンする。

 

ークロスフュージョン!ー

 

2つのメダルの力を引き出したライザーから電子音が鳴り響き……

 

メサイア「荒らぶれ!天候!はっ!

 

咆哮と共にライザーのトリガーを押す。

 

ーナミ!エステル・ブライト!ー

 

電子音が響き渡ると同時にメサイアの両隣にナミとエステル・ブライトのビジョンが現れ、キュアメサイアと重なる。

 

ーキュアメサイア!ウェザリングストライカー!!ー

 

鳴り響く音声と共にメサイアの髪はオレンジのウェーブのロングヘアになり、服は下半身がナミのズボンで胸と靴がエステルの衣装になっており、右腕にタトゥーが刻んだ姿に変わる。

 

変身完了と共にメサイアの手にはクリマ・タクトの意匠が入った戦棍、ウェザーロッドが握られる。

 

感覚を掴む様にメサイアはウェザーロッドを舞う様に振るい、アナザーマーチへ向けて構える。

 

加藤「おお!!メサイアの奴、新しい姿に!」

 

トループ「メダルにはこのような使い方もあるのね」

 

感嘆の声をあげる加藤のにトループ達も初めて見たのに驚きの声を漏らす。

 

メサイア「アナザーマーチ、ウェザリングストライカーの棒術を受けて貰うわ!」

 

「「「試しのつもりか!舐めた真似を!!」」」

 

そんなメサイアに自分達が試しに使われてると思ったのかアナザーマーチ達は憤慨し、その怒りで痛む足を強引に動かしてメサイアへと襲い掛かる。

 

メサイア「甘い!」

 

拳を振るうアナザーマーチ達のをメサイアはすぐさまウェザーロッドで捌いて行く。 

 

「「「このぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」

 

連続でラッシュを仕掛けるアナザーマーチ達の拳や蹴りをメサイアは慌てる様子を見せず、悠々と捌きながら防ぐ。

 

スカイ「凄い、3人がかりのを手に持った棍だけで防いでる!」

 

捌きつつ、アナザーマーチ達へと攻撃を仕掛けてダメージを与えていくメサイアにスカイは感嘆する中、メサイアはウェザーロッドを横に振り、アナザーマーチ3体を薙ぎ払う。

 

「「「ぐは!?」」」 

 

メサイア「そろそろフィニッシュとさせて貰うわ!!」

 

倒れ伏したアナザーマーチ3体へメサイアはそう宣言し、トループ達もアナザーマーチを囲んで必殺技の体勢に入る。

 

メサイア「まずはこれよ!」

 

まずメサイアは上空に向けてウェザーロッドの先端部分から二つの泡を放つ。

 

アナザーマーチの上空へと飛んだ2つの泡は弾けると弾けた場所を中心に黒雲が出来始める。

 

出現した黒雲から雷の音が響き渡り、アナザーマーチ達へ向けて落雷が迸る。

 

「「「ぎゃあああああああああああああああああああ!?」」」 

 

メサイア「まだまだ!ここからが私の必殺技よ!!」

 

落雷を受けて身動きが取れないアナザーマーチ達に対し、メサイアはウェザーロッドを回転させると先端部分に雷が迸り……

 

メサイア「雷を纏いし連撃を受けてみなさい!プリキュア!雷霆無双撃!!

 

雷を纏ったウェザーロッドで連続突きを浴びせる。

 

「「「ぐおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」」」

 

連続突きを受けているアナザーマーチ達をみつえながらシュトルム達も必殺技を放つ準備をする

 

シュトルム「好機!!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

シュトルムは手を前に構えた後に右足に風を纏いだす。

 

右足に風を纏うとシュトルムはアナザーマーチ達に向けて走り出す。

 

続いてトループは腰にあるバックルの宝石に手を翳すと宝石が輝き出し、赤、青、黄、桃、緑の光が迸り、迸った5つの光は集まるとサッカーボールサイズの光球が生成される。

 

タイタンは腰を低くし、両腕を広げるとタイタンの腕に光が纏う。

 

ミーティアはビームライフル型の武器、ミーティアライフルをその手に召喚した後、ミーティアライフルの銃口をアナザーマーチ達に向けて銃口に光を集束する。

 

フォトンは長剣フォトンセイバーを召喚し、フォトンセイバーを刀身をなぞるとセイバーの刃が光りだした。

 

スカイは右手にエネルギーを収束させていつでも走れる様に構える。

 

それを見たメサイアはアナザーマーチ達を上空に向けて突き上げる。

 

上空へと浮かび上がったアナザーマーチ達に向けてシュトルムは跳躍し……

 

シュトルム「受けなさい!プリキュア!シュトルムブレイカー!!

 

直線上に並んでいたアナザーマーチ達に向けて仮面ライダー1号の幻影と共に風を纏ったキックで貫く。

 

タイタン「次はあたし達の必殺技を受けなさい!プリキュア!タイタンブラスター!!

 

ミーティア「この一撃で貫け!プリキュア!ミーティアレイシュート!!

 

シュトルムが着地してる間にタイタンは光を纏った両腕をウルトラマンのスペシウム光線を放つ時のポーズ同様、腕を十字に組むとウルトラマンの幻影と同時に巨大光線を、ミーティアはミーティアライフルの引き金を引くと、ガンダムの幻影と共に銃口から巨大な光を放つ。

 

シュトルムの攻撃で無防備になっているアナザーマーチにタイタンブラスターとミーティアレイシュートが炸裂する。

 

トループ「ついでに食らいなさい!プリキュア!トループシュート!!

 

2方向からの攻撃でさらに身動きが取れないアナザーマーチへ2人の攻撃が当たると同時に光の球を上に投げていたトループは落ちて来た光の球をアカレンジャーの幻影が重なると共に蹴り飛ばし、トループシュートもアナザーマーチ達に炸裂する。

 

「「「ぐおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」」」

 

連続必殺技に悶えるアナザーマーチ達へと剣を構えたフォトンが跳躍する。

 

フォトン「受けなさい我が剣技!プリキュア!フォトンウェーブ!!

 

出現したギャバンの幻影と共にフォトンはフォトンセイバーを振るわれた光の斬撃にアナザーマーチ達は切り裂かれる。

 

そして、最後に空高く飛び上がったスカイが光り輝く右拳を高く掲げ……

 

スカイ「ヒーローガールビッグバンパンチ!!

 

落下の勢いと共にアナザーマーチ達を右拳で貫いた。

 

「「「あたし達は最強にして無敵の存在。そのあたし達がやられるなどあってたまるか!」」」

 

メサイア「いいえ、アナザーマーチ!貴女達の負けよ。最後の一撃を受けなさい」

 

まだだと意地でも生き延びようとするアナザーマーチ達へと強烈な落雷が降り注ぐ。

 

「「「わ、わたしは!最後まで、走りたかったのにぃぃぃぃぃぃ!!?」」」

 

落雷を受けながら断末魔を挙げた後、アナザーマーチは光となって消えて行く。

 

ブラックペッパー「よし!勝利だ!!」

 

ブラックペッパーの勝鬨に加藤達はおおと声を上げる。

 

トループ「ふう、初陣を切り抜けられたわね……ん?」

 

フォトン「どうしました会長……あれは?」

 

シュトルム達も各々に息を吐き出したり、肩の力を抜くのを見ていたトループはアナザーマーチが消えた場所を見て、光る物に気づき、フォトンも気づいた後、メサイアはゆっくりと下りて来た光を掴む。

 

掴んだ手を開くとそこにはキュアマーチが描かれたメダルが輝いていた。

 

メサイア「前のアナザーブラックの様に、倒すと該当するプリキュアのメダルがドロップされるのは確かみたいね」

 

輝くキュアマーチのメダルを掲げながらメサイアは呟く。

 

メサイア(キュアブラックのメダルをキュアブレスレットに装填した時の様に、このメダルを装填すればキュアマーチの映像が出るかも知れない……)

 

キュアブレスレットに目を向け、手にあるキュアマーチのメダルを見て、メサイアは早速見る事にしようと一同を見渡す。

 

メサイア「みんな、これからこのメダルに描かれたプリキュアに関連する記憶の映像を見ようと思うの」

 

スカイ「となるとキュアマーチのですね」

 

ええと肯定するメサイアのにちょっと待ってくれと加藤が記録する為か車の方に向かう。

 

少ししてカメラなどを持って来たのを確認したメサイアはキュアマーチのメダルをキュアブレスレットに装填した。

 

それにより、キュアブラックのメダルの時の様にキュアブレスレットから映像が映し出される。

 

映し出された映像には本来のキュアマーチが映し出される。

 

シュトルム「この子は……」

 

斎藤「キュアマーチ。さっきのアナザーマーチの元になったプリキュアだ。アナザーマーチがやっていた様に風の力を使うプリキュアなんだぜ」

 

ミーティア「へぇ、シュトルムと同じ感じなのか」

 

映し出されたキュアマーチのを簡略に伝える斎藤にミーティアは感心する。

 

メサイア「ホント、本来はこういう風に誰かを護る為に戦っていたのね……」

 

タイタン「本来は?」

 

映像の中で人を護っているキュアマーチを見て呟いたメサイアのに反応したタイタンにシュトルム達もメサイアを見る。

 

メサイア「そのね……私が見たプリキュアは一部だけど、こういう事があったのよ」

 

そう前置きしてからメサイアはシュトルム達に自身が見た悪夢の事を話して行く。

 

話を聞いたシュトルム達は顔を歪めて怒る。

 

ミーティア「……まさかプリキュアが人々に危害を与えるなんて……」

 

タイタン「なんて酷い……しかも力を失うと同時に記憶を失うと言う現象……嫌なご都合主義が働いた様な感じがして気味が悪いわね」

 

トループ「記憶と力を失ったプリキュアを迫害した人達にもおかしな点があるわね。酷い目にあったのは分かるけど、記憶も無くなっている女の子相手に集団で迫害しようとするなんて、いくらなんでもやりすぎよ……」

 

フォトン「最終的にプリキュアだった子達は自害してプリキュア墓場と言う場所へ封印された……どうしてそんな事になったんでしょう……」

 

シュトルム「……とにかく、私達はこれからプリキュアを怪物化させた様な存在、アナザープリキュアと戦っていく事になると言う訳ね……」

 

各々にプリキュアに起こった事に憤慨しながらシュトルムの言葉に頷く。

 

同じ様に見ていたブラックペッパーも悲し気に顔を伏せていた所でふと、自分達を見ている視線に気づく。

 

ブラックペッパー「?誰か居るのか?」

 

周囲を見渡すブラックペッパーにメサイア達も慌てて周囲を見渡して、メサイアはビルを壁にする様に隠れてこちらを見ている人影が2人見えるのに気づく。

 

近づいてみると2人の人物は、のぞみと拓也であった。

 

メサイア(夢原先生に井上先輩!?何で此処に!?)

 

のぞみ「あ、えっと、こんにちわ~」

 

拓也「おいおい、昨日より()()()()()が数人増えてるぞ……」

 

見られてるのに気づいて少し考えた後に出て来て呑気そうに挨拶するのぞみの隣で拓也はシュトルム達を驚いた様子で見ている。

 

メサイア「夢原先生に拓也先輩!?どうしてこんな所に?」

 

拓也「あ、あー、産婦人科に向かう途中でたまたま夢原先生に出会ってな……そしたら夢原先生が突然、怪物が居る方に向かっちまって、慌てて追いかけてここまで来ちゃったんだよ……その途中でトラブルに遭遇したが、何か変わった格好をした二人組に助けられたんだよな……」

 

思わず声をかけるメサイアに拓也は目を泳がしながら答える。

 

メサイア「変わった格好の二人組?」

 

そんな拓也の話に出た二人組に、その二人組もブラックペッパーの様に助っ人なのかしら?と首を傾げる。

 

拓也「まぁ、その二人組は直ぐに姿を消しちゃって話す事も出来なかったんだよな……んでさっき到着したら戦ってる所だったから、攻撃が当たらない様に隠れて見ていたんだよ」

 

のぞみ「そうなんだよね~あ、そう言えばどうしてあなたは私達の名前知ってるの?」

 

締め括る拓也の後にそう聞くのぞみのメサイアはヤバッとなる。

 

メサイア(つい話しかけちゃったけど、そうだったわ……スカイの正体を知ってる井上先輩はともかく、夢原先生は全く知らないものね)

 

迂闊だったと頭を抱えるメサイアにのぞみは首を傾げ、拓也はあーとなる。

 

シュトルム「とにかく、巻き込まれなくて良かったです。危ないんですから近寄らないようにしてくださいね」

 

拓也「ああ……って、その声にその顔……髪の色とか違うがもしかして風森か!?お前も晴渡の様にプリキュアになったのか!?」

 

のぞみ「あれ?知り合いだったの?」

 

同じ様に近づいて注意するシュトルムの顔を見て、驚きの声をあげる拓也にのぞみは聞く。

 

拓也「ええ、まぁ……と言う事は他の2人はあの時言ってた知り合いの可能性があるのか……」

 

そんなのぞみに答えてから拓也はシュトルム達を見る。

 

タイタン「シュトルム、拓也先輩と何時知り合ったの?」

 

シュトルム「今日、カフェテラスで働いていたようなの、その時にメダルの事で相談をしてね」

 

ミーティア「ああ……あたし達が遅れちまった時の事か……」

 

話しかけるタイタンにシュトルムは答え、ミーティアは思いだして納得する。

 

トループ(あー、そう言えば井上先輩、愛香ちゃんと晴渡さんの戦いを見ていたのよね……)

 

フォトン(それより会長、あたし的に気になるのは、何故アナザープリキュアとは関わっていない夢原先生が居るのでしょうか?)

 

一方でトループとフォトンは何故のぞみが此処に現れたのかが気になっていた。

 

トループ「(夢原先生がなんでここにいるか……聞く必要があるわね……)あの、そこの女の人はどうしてここにいるんですか?」

 

のぞみ「え?私?」

 

いきなり聞かれた事にのぞみは自分を指さして聞き返し、トループは頷く。

 

のぞみ「えっとね。信じられないかもしれないけれど、助けを呼ぶ声が聞こえたの。その声がこっちからする感じがして無我夢中で走って来たの」

 

トループ「そうですか……(あの時走っていたのはそういう事だったのね……)」

 

声とはなんだろうか……とのぞみが聞いたと言う声について考えていたトループと隣にいたフォトンにのぞみはんん?と訝し気に2人の顔を見る。

 

見られてる事になんでこっちを見てるのだろうかとトループとフォトンが思っているとのぞみがあーーー!?と声をあげる。

 

のぞみ「もしかして赤城さんに銀条さん!?」

 

指摘されてトループとフォトンはギョッとなる。

 

フォトン「な、何のことでしょうか?」

 

トループ「そ、そうよね。誰かと勘違いしてません?」

 

のぞみ「んーーーーなんとなくだけど、あなた達が赤城さんと銀条さんだって分かるんだ」

 

いや、分かるってトループとフォトンは笑顔で言い切るのぞみに呆気に取られる。

 

その間、のぞみはメサイアに近寄る。

 

のぞみ「あ、後あなたに聞きたい事があるんだ」

 

メサイア「何でしょうか?」

 

今度は自分が何者か当てられるのかと少しドキドキしながらメサイアは問う。

 

のぞみ「あなた達プリキュアの事を教えて欲しいんだ。」

 

メサイア「えっ?(何で夢原先生がプリキュアに興味抱くの?)」

 

のぞみの口から出たお願いにメサイアは戸惑う。

 

スカイ「これ、どうなるんでしょうか?」

 

ブラックペッパー「解らないな。流石にトループとフォトンの正体を明かさない様に釘を刺しておかないといけないのは確かだけどな」

 

ね?ね?と頼み込むのぞみに押されるメサイアを見ながら首を傾げるスカイにブラックペッパーはふうと息を吐き出す

 

そんなのぞみに押されるメサイアを心配そうに見ていたセッビィはメサイアが持つキュアマーチのメダルが光り出しているのに気づいて叫ぶ。

 

セッビィ「メサイア!キュアマーチのメダルが光っているビィ!」

 

メサイア&のぞみ「え?」

 

セッビィからメダルが光っているのを聞いたメサイアとのぞみはメダルに視線を向けた。

 

瞬間、キュアマーチのメダルが強く光った後に光の球が飛び出す。

 

メサイア&のぞみ「きゃっ!?」

 

突然の現象にメサイア達は思わず目を瞑る中、飛び出した光の球はどこかへ飛んで行く。

 

なんだ?と飛んで行く光の球にメサイア達が戸惑う中、拓也だけは光の球の飛んで行く方向に気づく。

 

拓也「(あの方角……確か律子とあげはさんがいる産婦人科があったよな……)わりぃ!ちょっと聞きたい事あるけど、俺はこれで!!」

 

光球の正体である球体から赤ん坊に変化したのを見ていた事もあり、見に行った方が良いと思った拓也は慌てた様子でその場を離れていく。

 

のぞみ「うえ!?拓也くん!?」

 

ミーティア「なんだいきなり?」

 

加藤(拓也くんか……なんと言うか、巻き込まれ体質な感じがするのは気のせいだろうか……)

 

斎藤(あの坊主、色々と苦労しそうだな……)

 

突然走り去って行く拓也に驚くのぞみと呆気に取られるミーティア達の隣で加藤と斎藤は拓也を心配していた。

 

スカイ「今の光は一体……」

 

キュアマーチのメダルから飛び出した光の球にスカイはそう呟くしかなかった。

 

メサイア(あの光、アナザーブラックを倒した時にも似た様な光りが現れたけど、いったい何なの……)

 

のぞみ「ねえねえさっきの何!?あれもプリキュアに関係あるの!?」

 

メダルから飛び出した光に疑問に感じながらメサイアは質問攻めして来るのぞみをどうすれば良いか困り果てる。

 

ローズマリー「ごめんなさい。プリキュアに関する詳しい事は一般の人には話せないの」

 

そんな所にローズマリーが割り込んで謝罪しながらメサイアへの追及を止める。

 

メサイア(マリちゃん、助かったわ)

 

ブラックペッパー「マリさん、避難しそびれた人はいなかったか?」

 

ローズマリーが来た事に安堵するメサイア。

 

そこにブラックペッパーがローズマリーに問う。

 

戦いが終わったのを見てローズマリーはすぐさま逃げ遅れた人がいないかを探しに向かっていたのだ。

 

ローズマリー「大丈夫よ。逃げ遅れた人はいなかったわ」

 

南部「ブラックペッパーが奮戦してくれたから人々を避難させる事が出来たって訳だな」

 

ニッコリ笑って言うローズマリーに南部も笑ってブラックペッパーを賞賛する。

 

だが、ニッコリ笑っていた顔を崩してなんとも言えない顔になるローズマリーに誰もが訝しむ。

 

それを見た加藤はのぞみに聞かせるのはいけないと考えてこちらへと聞きたそうなのぞみをその場から遠ざける。

 

ローズマリー「ただね。厄介そうな人達を目撃しちゃったのよ」

 

ブラックペッパー「厄介そうな?」

 

ローズマリーの口から出てきた言葉にブラックペッパーはどういう人達なんだと話を促す。

 

ローズマリー「恐らくになるんだけども……一部はちょっと判断し難い感じの服装であったけど、プリキュアだと思うわ」

 

メサイア「プリキュア!?私達以外にもプリキュアが!?」

 

驚きの声をあげるメサイアに他のメンバーも驚きの声を漏らす。

 

ローズマリー「遠目での視認だったけども、あの子達の体から発する雰囲気は、とても良い感じじゃなかったわ……もしかすると悪いプリキュアかもしれないわ」

 

悪いプリキュアと聞いて、メサイアは暴れまくっていたブラック達が頭を過る。

 

一方でシュトルム達は先ほど聞いていたのもあって戸惑っていた。

 

シュトルム「このタイミングで悪のプリキュアが現れるなんて……」

 

タイタン「ご都合主義過ぎるとしか良いようがないですわね」

 

ミーティア「警戒しといた方が良いな……」

 

フォトン「その方が良いでしょうね」

 

トループ「私達と同じプリキュアが敵として立ち塞がるか……勘弁して欲しいわアナザープリキュアでも厄介過ぎると言うのに……」

 

シュトルム達は頭を抱えるトループのにホントにと息を吐き出す。

 

ローズマリー「他にもね……人間サイズの砲門を積みまくった所々金ぴかな黒い機械怪獣の様な奴に、その怪獣の肩に乗っていた()()()()()()()()()()ね……私に見られたのに気づいて消えちゃったけども……」

 

スカイ「怪獣とお猿さんですか?」

 

メサイア「変わった組み合わせね……」

 

続いて告げられたのにスカイは首を傾げ、メサイアは面倒事の予感を感じてげんなりする中、スカイの頭にゼロとゼットの声が響く。

 

─全身に砲門が装備した機械怪獣?まさかあいつか?─

 

─ゼロ師匠、どうかしましたか?─

 

スカイ(何か知ってるんですか?)

 

思い当たるのか、ゼロはゼットの問いに少し呆れた様に聞き返す。

 

─ゼット、俺がオーブとジードと一緒に倒したロボット怪獣の親玉の事は覚えているか?─

 

─そりゃあ覚えてますよ。ギルバリスの事をおっしゃってるんでしょう?俺の時はジード先輩やストレイジの皆と力を合わせた事で倒した奴を忘れる訳……え?まさかあいつが復活しとるちゅうことですか!?─

 

確認のに誇らしげに語っていたゼットは驚いて聞き、ゼロの真剣な声がスカイの頭に響く。

 

─……ローズマリーが見た機械怪獣は奴の可能性がある……ラストジャッジメンター、ギルバリス!

 

スカイ(ギルバリスですか……どんな怪獣なんですか?)

 

ゼロの告げた事にスカイは問う。

 

―元はとある惑星が宇宙の平和のために開発した人工知能だったんだが、命令された際に考えたのが知的生命体は不要と判断し、知的生命体の抹殺を行った存在だ―

 

スカイ(知的生命体の、抹殺……!?)

 

─けど、俺やゼロ師匠が交戦したのはあくまでかなりの巨体であって、マリちゃんさんの話を聞く限りじゃあ人間の等身大の大きさみたいじゃないッスか?どうなっとりますんですか?─

 

説明された事にスカイが言葉を失う中、ゼットが不思議そうに問う。

 

─恐らくだが、そのギルバリスは俺達が知るギルバリスじゃない。所謂平行同位体の可能性がある─

 

─平行同意体?まさかアブソリューティアンも絡んどるちゅうことですか?─

 

真剣な声で聞くゼットに今は分からない……とゼロは告げた後にスカイに忠告する様に言う

 

─だが、もしも俺達の知る奴と目的が同じならば、何れお前達の前に姿を現すかもしれない……注意しろよ─

 

スカイ(はい!!)

 

忠告にスカイは強く答える。

 

そんなやり取りをしてるのを知らないメサイア達は猿と怪獣の組み合わせに不思議がっていた。

 

メサイア「怪獣と猿の組み合わせって、変わってるわよね」

 

トループ「ホントよね……人間となら猿回し的な感じで違和感ないけども」

 

セッビィ「どう考えても普通にあり得ないビィね……」

 

ミーティア「怪獣が猿に芸を見せてるって言う光景を想像すると、凄い絵面だよな」

 

タイタン「確かに」

 

そうやって話しているメサイア達を見ていたローズマリーは少し不安げな顔になる。

 

ローズマリー「こんなに早く悪いプリキュアと対峙するかもしれないなんて……まだまだ彼女達はなり立てなのに大丈夫かしら……」

 

南部「心配なのはわかるぜマリちゃん。けど俺達が不安がってっちゃ逆に彼女達にプレッシャーになると思うぜ」

 

斎藤「そうそう。俺達は彼女達が万全の状態で戦えるのをサポートするだけだぜ」

 

心配そうなローズマリーだったが南部と斎藤の励ましにそうねと笑う。

 

太田「しっかし……さっきの井上拓也君、気になる事言ってたよな」

 

ローズマリー「気になる事?」

 

そうそうと太田はローズマリーのに頷いて続ける。

 

太田「ほら、彼はさっき()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って言ってたじゃないか」

 

ローズマリー「そう言えば言ってたわね……」

 

斎藤「なら、おーい夢原先生だったか?ちょいと聞きたい事あるんだが良いか?」

 

あーーと思いだした後に斎藤は加藤にプリキュア関連の秘密を念押しされていたのぞみを呼び掛ける。

 

のぞみ「ふえ!?は、はい!なんでしょうか?」

 

斎藤「聞きたいんだが、先ほどまでいた坊主の言っていた助けてくれたって言う2人組の格好を詳しく教えてくれねえか?」

 

いきなり声をかけられて驚いた後にのぞみは聞かれた事にんーと思案してからスカイを指さす。

 

のぞみ「あそこにいる水色の髪の子の様なフリフリなドレスを着てました!」

 

太田「それって、つまり……」

 

ローズマリー「プリキュア……!?」

 

告げられた事にローズマリーたちは驚きの声を漏らす。

 

太田「他に特徴はありませんでしたか?」

 

のぞみ「特徴……そう言えば、ドレスに不釣り合いなベルトを付けてたな……バックル部分が2人共、1人が恐竜、もう1人は戦車を模してた感じだったな」

 

ローズマリー「特徴はそれだけなの?」

 

続けて質問する太田にのぞみは思い出しながら答えてからローズマリーの問いにむむむと唸ってから手をポンとする。

 

のぞみ「あ、そう言えば去る際に小さい声だったけど、確か、山本って言ってました」

 

ローズマリー「山本ね……(そう言えば古代さんの部下の人で山本って女の人がいたわね……)」

 

それを聞いたローズマリーは前に東堂から聞いた事を思い出す。

 

ローズマリー「(そう言えば東堂博士は、最悪を想定して、別世界のプリキュアをスカウトすると言うのを言ってたわね……もしかしたらその2人組って山本さんがスカウトした子達かしら……もしそうならメサイア達の不安を解消出来るわね)、とりあえず、今はみんな、アナザープリキュアとは初めて戦ったけど無事で済んで良かったと考えたら良いかしらね……」

 

今後の事は大丈夫かなとローズマリーはアナザーマーチとの戦闘を終わらせたメサイア達を見ながら安堵してから、この人はどうしましょうとのぞみを見るのであった。

 

のぞみ「あの~~~何で私を見るのですか?」

 

ローズマリー「聞きそびれていたのだけど、どうしてこんな所に来たのかしら?さっきまでいた拓也君が言うには急にここに来たそうじゃない」

 

戸惑うのぞみにローズマリーは何故アナザープリキュアが居る場所に来たのか問う。

 

のぞみ「えっと、その、信じられないかもしれませんけど、私の頭の中に助けを呼ぶ声が響いたんです。その声のする方へと向かっていたら此処に……」

 

ローズマリー「助けを呼ぶ声?」

 

自分でもどう説明すれば良いか分からない様子で言葉を選びながら答えるのぞみにローズマリーや太田達は顔を魅わせる。

 

全員に見られてのぞみは困った顔をする。

 

トループ(夢原先生が聞いた声ってなにかしら?)

 

フォトン(謎ですね……夢原先生にしか分からない何かなのは確かですけど)

 

そんなのぞみの聞いた声にトループとフォトンは気になるが情報が少ないので唸る。

 

シュトルム「それにしてもメダルがいきなり光りだしてびっくりしたよ」

 

タイタン「そうね。あの光は何処かへ行ったのかしら」

 

ミーティア「一日で色々と起こりすぎだよな……」

 

シュトルム達はキュアマーチのメダルから飛び出した光について話す中、メサイアはキュアマーチのメダルから光が飛び出した後、バックルの中を見て眉を潜めていた。

 

スカイ「どうしましたメサイア?」

 

メサイア「……さっき光が飛び出した後、バックル内のファイターパワーメダルが一部が消えちゃってるのよ」

 

そんなメサイアに気づいて声をかけたスカイは告げられた事に驚く。

 

スカイ「一部のメダルがなくなった!?どういう事ですか!?」

 

メサイア「こっちが聞きたい位よ……何が起きたのかしら?」

 

ブラックペッパー「……色々と積もる話はあるかもしれないが、そろそろここから撤収した方が良いと思うんだが……もしかすると警察が来る可能性があるぞ」

 

困った顔でぼやくメサイアにブラックペッパーがこの場を離れる事を提案し、そうねとローズマリーは同意する。

 

ローズマリー「騒ぎが収まったのかを確認して来るかもしれないから、離れた方が良いわね」

 

加藤「そうなると夢原先生も連れて行くべきかな……流石にこの場に残して置いたらいらん疑いをかけられるかもしれないからな」

 

それは嫌ですよ!?と加藤の言った事にのぞみは慌てる。

 

ローズマリー「それじゃあ夢原先生にはワタシが説明するから先に行くわね」

 

加藤「解りました。とにかく気を付けてください。まだアナザープリキュアはもう1体潜伏してますので」

 

分かってるわ、と加藤の忠告にローズマリーは頷いてからのぞみとその場所から離れる。

 

メサイア「さて、夢原先生の事はマリちゃんに任せて……セッビィ、アナザーブラックの時の様に修復をお願いできる?

 

セッビィ「解ったビィ」

 

2人が離れたのを見てからセッビィにお願いするメサイアに本鳥は了承して目を光らせ、アナザーマーチが暴れた事で破壊された周囲を修復し、破壊する前の光景に戻して行く。

 

セッビィ「終わったビィ!」

 

メサイア「ありがとセッビィ。それじゃあこの場から離れましょ」

 

スカイ「はい!」

 

修復を見届けたメサイア達は変身を解除し、加藤達と共にその場を離れた後、先に安全な場所へと避難した友美達と合流する為に彼女達が逃げた方へと向かう。

 

 

────

 

 

離れていく愛香達を、ある人物が見ていた。

 

その顔はのぞみと瓜二つとも言えた。

 

ただ、彼女との違いは褐色肌でグラビアアイドル並みの体型を持ち、胸のサイズは100超えのIカップになっていた。

 

その身に包む衣装は、キュアドリームがナイトメアと戦っていた時のセパレート系の衣装に近いが、蝶の部分が薔薇の装飾になっているダークピンクと黒の衣装であった。

 

のぞみと瓜二つなのは当然の事だ……彼女はデスバイアドリーム……キュアドリームがデスバイアプリキュアへと変貌した存在なのだ。

 

デスバイアドリーム「そっかぁ~夢原のぞみ()を取り込んだのに中途半端だったのはそういう事だったのか~。そうだよね……そりゃあ()()()()()()()()()()()()()()()()()()だよね……」

 

うんうんと合点がいったと納得してるデスバイアドリームは取り込んだ時のを思い出して愚痴る様にぼやく。

 

デスバイアドリーム「折角夢原のぞみ()を取り込んだのに他の皆より弱いって納得いかなかったし、私の仲間にする筈だった()()()()()()を、異世界から来た()()()()()()()()によって連れて行かれちゃうし、ふんだり蹴ったりだったよな……」

 

けど……、とデスバイアドリームは先ほど見つけたのぞみを思い出して狂気的な笑みを浮かばせる。

 

デスバイアドリーム「今の私が弱かった理由もわかったし、今後の行動けって~い♪夢原のぞみ(大人になった私)を完全に取り込んで、完全なるデスバイアドリームとなって、偽善で独善な邪悪なる英雄達と私達を排除した人間共を根絶し、プリキュアが支配する世界を創造してみせる!全てはデスバイア様の為!!」

 

そう宣言してデスバイアドリームはその場から消える。

 

この世界に現れたデスバイアドリーム。

 

彼女の存在が夢原のぞみにとって重要な存在である事、キュアマーチのメダルから放たれた光もまた今後の重要な鍵になる事を、現時点のメサイア達は知る由も無かった。

 

 




次回、アナザーマーチの戦いの後の話

─次の話で、以外なキャラがあの場所に居るかも……─

─どうでも良いけど、今のプリキュアの声の一人がシェフィに似てるのはあたしの気のせいなの?─
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。