プリキュア戦記 正義のプリキュアvs終界 作:MIXEVOL
警告
R-18に触れる可能性がある描写があります
モンスター娘の様な姿に変異したアナザーマーチとの戦いで三位一体に苦戦するメサイア達、そこへ翔子達が合流し、更に東堂から受け取ったHSPウォッチでプリキュアに変身する。
シュトルム達と協力してアナザーマーチを追いつめた後、メサイアは新形態であるウェザリングストライカーに変身、ウェザリングストライカーの棒術で翻弄し、アナザーマーチはスカイやシュトルム達の必殺技を当てた後、ウェザリングストライカーの必殺技、雷霆無双撃によってアナザーマーチを撃破する。
アナザーマーチが消滅した直後、アナザーブラックの時の様に現れたプリキュアのメダルを拾ったメサイアはキュアマーチの映像を見せた後、シュトルム達に自身が見た悪夢の事を話した。
そんな所でブラックペッパーが覗いていた拓也とのぞみに気づき、いた理由を聞いてからのプリキュアの事が気になって問い詰めるのぞみにメサイアが戸惑っているとキュアマーチのメダルが突如光り出し、光の球が飛び出した。
キュアマーチのメダルから放たれた光が向かった方向を見た拓也は直ぐさま光を追いかける。
拓也が光を追いかける中、まだ問い詰めるのぞみをローズマリーが止めた後、メサイア達にもしかすると悪としてのプリキュアが現れた事と猿と怪獣が一緒に居たことを話す。
怪獣の特徴を聞いたゼロはスカイやゼットにローズマリーが見た怪獣は、かつて自身がオーブとジードと共に倒したロボット怪獣、ギルバリスではないかと話し、忠告する。
一方、太田は拓也が言った二人組の少女の事を思いだし、斎藤がのぞみに二人組の少女の事を尋ねるとのぞみはその二人組の少女はスカイと似た様な衣装を着ていたと答え、斎藤達はその2人組もプリキュアではないかと推測する
その後、のぞみの事はローズマリーに任せ、セッビィの力でアナザーマーチが暴れた場所を修復したメサイア達は変身を解除した後、友美やましろが居る場所へ向かう。
そんなメサイア達がアナザーマーチが暴れた場所を離れているのを、キュアドリームに似た人物デスバイアドリームが見ていて、完全なデスバイアプリキュアになる為、のぞみを取り込もうと目論むのであった
────
アナザーマーチが暴れた場所から離れた所に存在する公園。
友美達やましろは其処に避難していた。
勇佳「ふう……誰も怪我しないで済んで良かったですね……」
瑞希「全くだな」
息を吐き出す勇佳に瑞希も同意する。
勇佳「それにしても……あの怪物、何であたし達を狙おうとしたのでしょうか?」
瑞希「解らないな……私達はプリキュアとはさっき会うまで面識が無い筈なんだがな……(それに、あれは私等と言うより、ましろちゃんを狙ってる感じに見えたな……)」
不思議そうに呟く勇佳に瑞希はそう返しつつ、チラッ、と友美の隣にいるましろを見る。
友美「ましろちゃん。もう大丈夫?」
ましろ「う、うん。あの時、凄く怖いでいっぱいだったんだけど、青髪の子が私に何かしてくれたんだよね?」
問う友美にましろはそう返してから聞き返し、友美はそうだよと肯定する。
ましろ「そっか……また会えたらお礼を言いたいな……そう言えば空ちゃん、用事があって先に学校を出たから大丈夫かな?」
そう呟いてからましろは心配する。
大丈夫なんだけどね……とそんな心配してるましろに友美はなんとも言えない顔になる。
そんな2人を見ていた勇佳はふと、見上げて見ると緑色の光球が跳んでいるのを目にする。
勇佳「あれ!?何か飛んでますよ!?」
驚きの声をあげた勇佳に他の3人も見上げて、上空を飛んでいる緑の光球を視認する。
瑞希「何だ、あの緑の光球?どこに向かって飛んでいるんだ?」
ましろ「うっ?」
どこかへと飛んで行く緑の光球を目で追っていた瑞希は突然のましろの呻き声に顔を向けるとましろが頭を抱えていた。
友美「ましろさん、大丈夫?」
ましろ「だ、大丈夫だよ……」
心配して、声をかける友美にましろはなんとか返しながら息を整える。
緑の光球を見たましろの脳裏にある様子が映り、すぐに消えたのだ。
脳裏に映りしもの……それは自身が白い衣装を着て怪物に立ち向かう様な感じであった。
ましろ(なんだろう……一瞬だけど、
戸惑っていたましろだったがましろさ~~~んと呼ぶ声に戸惑いをすぐさま隅っこに放り投げてした方へと顔を向ける。
目に映ったのは駆け寄って来る空と後ろを付いて来る愛香であった。
ましろ「空ちゃん!」
友美「あ、お姉ちゃん!」
空「大丈夫ですかましろさん?」
愛香「友美、勇佳、瑞希。ケガはないのね……」
うん、と抱き着きながら空のに元気よく答えるましろや近寄って来た友美、瑞希、勇佳を見て愛香は安堵の息を吐く。
勇佳「愛香先輩に晴渡さん、無事で良かったです……」
瑞希「それに、会長たちも一緒とはな」
安堵した勇佳は瑞希の言葉に改めて愛香と空の後ろを見て、六華達がいる事に気づく。
翔子「どうも星守先輩」
六華「そっちも無事でなによりだわ」
愛香「ちょうど怪物が暴れていた時に会長達と一緒に避難誘導を手伝ってたの」
瑞希「そうか……勇佳の言う通り、とにかく無事で良かったよ」
説明した愛香へ瑞希は納得して安堵するのに説明した愛香は内心、凄く気まずそうな気分になる。
愛香「そ、そう言えば、ここに来る途中で防衛隊の人が話してたんだけど、暴れていた奴ならプリキュアが倒したそうよ」
勇佳「おぉ、またプリキュアがやってくれたんですね。良かった~~」
瑞希「プリキュアが怪物を倒したのか……(それじゃああの緑の球はプリキュアが何かやった感じなのか?)」
話題を変えた愛香に勇佳は倒されたのに安堵し、瑞希は先ほど目撃した緑の球を思い返す。
愛香「どうしたの?」
瑞希「……いや、なんでもない。風森、お前が愛香の避難活動を手伝ったのか?」
翔子「は、はい。レイと英美と一緒に手伝いました」
訝しむ愛香にそう返してから翔子へ話を振る瑞希に振られた本人は慌てながらそう返す。
話題に出たので英美とレイは前に出て会釈する。
英美「星守先輩初めまして、早光英美と言います」
レイ「勝矢レイだ。こうやって星守先輩を初めて対面してみましたが、愛香先輩と違って冷静で凛としてるな(後、先輩と同じくらいの胸が大きいな)」
瑞希「あ、ああ、初めましてだな。星守瑞希だ……2人の事は色々とやってるから話だけは知っていたが、そうか、風森と一緒に愛香の避難活動を手伝ってくれたんだな……あ、後、勝矢さん。私の胸あんまり見ないでくれないか、愛香と違ってこう見られていると恥ずかしいんだ///」
自己紹介する2人に瑞希も挨拶してからレイに凝視されて恥ずかしそうに胸を隠しながら注意する。
レイ「悪い悪い。あ、あたしの事はレイで良いぜ」
英美「もう……私も英美と呼んでください」
瑞希「あ、ああ、そうさせて貰うよ///」
愛香「ちょっと瑞希、私も見られるのは恥ずかしいからね!!」
勇佳「まあまあ、愛香先輩のお手伝いお疲れ様2人共!あたしは陽川勇佳と言います!2人は風森さんの友達なんだね」
悪びれてない様子でそう言うレイと続いた英美に頷いた瑞希に引き合いに出されてか怒る愛香を宥めつつ、勇佳は二人に挨拶する。
英美「ええ、翔子の友達です」
レイ「クラスも同じだぜ」
勇佳「そうなんだ~」
友美「こんな所で風森さんと再会して、しかも風森さんの知り合いの早光さんや勝矢さんに出会うなんて……ホントビックリだね。会長さん達もいるし」
納得する勇佳の後に友美はしみじみと述べた後に六華と明輝を見る。
明輝「私達が気になりますか?」
友美「うん。会長さん達とはこうやって面と対面するのは初めてなので」
六華「まあ、友美ちゃんは中等部で私達は高等部だからね。それより怪物から逃げた後大丈夫だった?」
問う明輝に返した友美のに六華は苦笑してから逃げた後から何もなかったか尋ねる。
友美「プリキュアに助けられたので私達は大丈夫です」
六華「そう、良かったわ(まあそのプリキュアの一人は愛香ちゃんだけどね……)後、会長さんなんて堅苦しい名は良いわ。六華って呼んでも構わないわ」
明輝「私も、明輝と呼んで下さいね」
そう言ってから明輝は空と話していたましろを見る。
明輝(何か虹ヶ丘さんの反応におかしな点があるわね……何か思い出したくない事があるのかしら)
友美「解りました明輝さんに六華会長」
六華「だから堅苦しいのは良いのに…………」
名前を付けただけで変わってない感じに苦笑する六華にそれは無理でしょ、と明輝が言う。
明輝「ほとんどの人からそう呼ばれる事が多いものね六華は」
六華「そうだけどもね……あ、そう言えばね。避難誘導をしてる最中に意外な人達に会ったのよね」
勇佳「意外な人達ですか?」
友美「誰ですかその意外な人達って?」
苦笑していた六華は思いだした様にそう言って勇佳と友美が聞く。
六華「一人はね、昨日の怪物騒ぎの際に来た井上先輩よ」
勇佳「え、拓也さんもこの近くにいたんですか?」
出て来た名前に勇佳は目を丸くする。
六華「ええ、彼の話によるとある場所に向かう途中で怪物騒ぎに巻き込まれたそうよ」
瑞希「……昨日巻き込まれたと思ったら今日もまた騒ぎに巻き込まれるとは……この調子で巻き込まれて行ったら拓也先輩は苦労するな……因みに六華会長、この場にいないと言う事は拓也先輩とは別れたのか?」
なんとも言えない顔で呟いた後に瑞希は聞く。
六華「確か、一緒にいた夢原先生が言うには最初は産婦人科に行こうとしてたって聞いたから、この近くの産婦人科をやっている所に行ったんじゃないの?」
勇佳「産婦人科?もしかして律子先輩と婚約したのですか?」
愛香「勇佳、それは無いでしょう。大体、まだあの2人は婚約届出してないでしょ!」
瑞希「愛香、論点ズレてないか?と言うか夢原先生もいたのか」
首を傾げる勇佳にツッコミを入れる愛香だが、指摘している所がおかしいと瑞希は呆れる。
そこにおーい、と南部と拓海が来る。
友美「南部さん、無事だったんだね」
南部「ああ、ついでに、途中で出会った彼も無事だよ」
ましろ「品田くんもこの付近にいたんだね」
拓海「まあな、さっきこの人に聞いたけど、虹ヶ丘さん達は怪物に襲われたそうだけど、大丈夫だったか?」
笑って言う南部の後に拓海がそう聞く。
友美「大丈夫だったよ。そっちも怪我してなくて良かった~帰る時、先の方を歩いていたの見かけてたからさ」
そう言われて内心、拓海はあはは……と苦笑する。
拓海(まぁ、そのお陰で気づかれないでブラックペッパーに変身できたから不幸中の幸いだよな;)
瑞希「(拓海は何か隠している事があるのか?)それより、六華会長。一つ気になる事があるんだが……」
六華「何かしら?」
そんな拓海をちらりと見ていた瑞希は六華に話しかける。
瑞希「何故夢原先生の名前が出たんだ?確か夢原先生は学園に居る筈だが」
六華「あー……時間帯的にもその筈なのよね……」
問われた事に六華は困った顔をしていると其処へ斎藤と太田がやって来る
斎藤「よぉ南部に拓海、無事だったか……って何かあったのか?」
六華「お二人共ちょうど良かった。実は瑞希さんが何故、化け物が暴れていた近くに夢原先生が居たのか聞かれていたんですよ」
太田「ああ、怪物騒ぎの時に居た夢原先生の事ね?いや俺も理由を聞いた時は運が悪いなと思ったな」
訝しむ斎藤や太田へと六華はお願いし、納得した2人は気になっている友美達に夢原先生が居た理由を話す。
斎藤「なんでもよぉ、女の先生さんは夕飯代わりに小腹を満たす為のを買いに出ていたら巻き込まれたんだってよ」
瑞希「小腹を満たす為……」
勇佳「せ、先生;」
理由を聞いて瑞希と勇佳はなんとも言えない顔になる。
瑞希「それで……夢原先生は?見た限り一緒じゃないようですけど」
太田「夢原先生なら俺達の同僚の人に職質されてるんだよ」
見渡してのぞみがいない事に疑問を感じる瑞希に太田が答える
勇佳「職質?何かあったのですか?」
太田「大したことじゃないよ。なんで怪物が暴れていた場所に来ちゃったのかを聞かれてるんだよ(他にも怪物が現れた場所に向かう途中で遭遇したプリキュアの事や、プリキュアに興味を抱いた事を聞いてるけど)」
首を傾げる勇佳に太田は笑って安心させる。
そこに加藤が来る。
斎藤「加藤、そっちはどうだったよ?」
加藤「この子達以外に避難が遅れた人はいなかったよ。だから後は彼女達を送迎するだけさ。家族が心配してるだろうしね」
確認する斎藤に答えた加藤のに愛香達は各々のスマホで時間を確認してあちゃあとなる。
良く見ると着信通知が何件も来ていた。
翔子「一応、放課後に用事があって遅くなると家族に伝えたけど、この時間帯は流石に心配されちゃいますね」
六華「そうね……8時近くで連絡入れてないと。親御さんに心配されちゃうのは仕方ないわね」
各々の自分が持つスマホの着信履歴を見て、家族を心配させてしまったのになんとも言えない顔になる。
愛香「帰ったらお父さん達に謝らないとね(と言っても家はプリキュアだって知られてるから、皆より怒られないかもしれないから罪悪感が……;)」
加藤「その時は、怒られない様に俺達が事情を説明しておくよ」
斎藤「さあさあ、車に乗りな。送ってやるからよ」
空「ありがとうございます!!」
ましろ「お世話になります!」
頭を下げるましろに愛香達も頭を下げた後、加藤達の車に乗って家へと帰宅する。
そんな加藤達の車の様子を、近くのビルの屋上にて、トゥモローが怒りの籠った目で見下ろしていた。
トゥモロー「キュアメサイア、貴女はどれだけプリキュアを呼び出す気よ!一刻も早く、キュアメサイアを倒さないと……二度と
その身から黒いオーラがにじみ出ている事を知らないまま、愛香をどうやって倒すかを思案しているトゥモローはその様子を一人のピンクの髪の少女が見られている事など知らず、その場から消える。
???「今のは……キュアトゥモロー?何でこんな所に?(確か
少女は自身の知識から、何故キュアトゥモローがこの時代に居たのか疑問を抱く。
どうやら黒いオーラについては彼女には見えなかった様だ。
???「それにしても……この世界は、私達が住んでる世界にほぼ似ているけれど、何処かで差異があるわね……私達の居る世界じゃあ怪物などに対処する為の軍や防衛組織が存在するけど、この世界にはそんな怪物に対処できる組織が存在しないみたいだし……」
不思議そうに呟きながら、少女は少し思案した後に歩き出す。
???「この世界に来て間もないから情報が足りないし、情報を集めないと……(それに私達の知らないプリキュアも気になる。ブンビーさんと協力してのぞみを除くプリキュア5の皆さんを救助した玲央先輩達もどんなプリキュアがいるか気にしてたし)」
考えながら歩いている少女の手には
その人物は肩と脇を露出した忍び装束を模した青い和装ドレスを纏い、カチューシャとバックルに手裏剣を模したデザインを入れた冷徹な雰囲気を持つ少女であった。
???(あのスマホ、宝石が付いている以外はラブリーサバイバルフォンと同じタイプっぽいが……見た感じあの女、私が居た世界の人間じゃないようだけど、雰囲気からして私の嫌いなタイプ……あいつらをスカウトした山本と名乗る女の話じゃあスカウトした連中の殆どが私の嫌いなタイプだと言ってたのは聞いてたけど……依頼されたとはいえ、そんな連中とは一緒に行動するなどごめんこうむる………)
???「あ、ここにいたのねエミポン!」
顔を顰めていた少女は背後の声に、冷徹だった顔を崩して凄くイヤそうな顔をしながら振り返ると、武士をイメージした和装ドレスを着て、腰には刀を模したバックルを付けて腰に日本刀をマウントした少女がおり、笑顔で駆け寄って来るのに内心溜息を吐く。
少女→シェード「ブレイザン先輩こそ、なんでここにいるんですか。後、ちゃんとシェードと呼んでください」
ブレイザン「そりゃあ、山本さんの案内でこの世界に着いたらエミポンが勝手に1人で動いたんじゃない!私達はコンビ、大和なでしこプリキュアなのだから、行動はなるべく一緒の方が良いでしょ!」
げんなりとした様子のエミポンと呼ばれた少女がシェードと訂正するのに対し、ブレイザンと呼ばれた少女は気にした様子を見せずに笑顔で言う。
どうやら青い忍び装束を模したドレスを纏った少女、シェードと武士の様な少女、ブレイザンは知り合いの様で、ブレイザンの言い分にシェードは少し呆れ気味に反論する。
シェード「お言葉ですが先輩。貴女は私が他人の為に行動する人間が嫌いなのは知ってるでしょ!ましてや山本さんが紹介した連中の殆どが他人の為に行動するような奴等ばっか。そんな連中と一緒に行動するなんて私にはできません」
ブレイザン「知ってるわよ。ただ、行方をくらましたバレットとデュエラーに、あのシュバルツもそうだけど、敵意のある存在が複数この世界に潜んでいるかもなんて聞かされたら単独行動なんてデメリットでしかないわ」
シェード(そう言うあなたは思い込みが激しいし、喧嘩を売りかねないから一緒にいる方がデメリットになりかねないんだがな……)
反論に対し、デメリット部分にシェードはなんとも言えない顔になる。
ブレイザン「それにエミポンは無愛想すぎるし、言い回しで他の皆に喧嘩を売っちゃってる様な感じになるじゃない!だからサージェントにも一緒に行動した方が良いって背中を押してくれたし!」
シェード「(いや、あなたも結構思い込みや勘違いでジェラシール達と何度か対峙したわよね)……ってサージェント……」
言い分にツッコミを入れてからブレイザンの口から出た名前に対し、シェードは顔を顰める。
どうもシェードは話に出たサージェントに苦手意識があるようだ。
シェード「(何であいつの名前が出てくるの………あいつもあいつで苦手なのに……)……はぁ、分かった。分かりましたよ。一緒に行動しますよ……けど先輩自身も気を付けてくださいね。貴女も大概思い込みや勘違いで要らないトラブルが起こすんですから……」
ブレイザン「えぇ、そうかな……そりゃあエミポンに言われたから自重は一応してるって言うのに……」
シェード(だからこそ注意してるんでしょうが)
深いため息を吐きだして折れてから注意したシェードは少しぶーたれるブレイザンに内心毒づきながら行きますよと言って次々とビルを跳んで移動し、待ちなさいなとブレイザンも慌てて跳んで追いかける。トゥモローの近くに居た少女達、それが愛香達にとっては重要な存在になり、ブレイザンが懸念した敵と遭遇する事になるのは先の話である
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ウォズ先生の言い訳タイム
ウォズ「やあ、読者の諸君。久々の私だ。この先の話を見た読者達の中で、あれ?これカフェテラスでのお話ので語るべき話じゃないか?と思うだろう。この先もそう言う感じに時間が飛びまくるかもしれないだろうが、わさドラ版のドラえもん君の温かい目並みに見守っていて欲しい」
ウォズ先生の言い訳タイム・了
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時間を大幅に遡ってお昼丁度、あげはと赤ちゃんがいる産婦人科の一室の前に、あげはの連絡を受けて来た律子が居た。
あげはから離れたくない赤ちゃんの事もあり、2人は母子同室の個室を充てられたと言うのを電話で聞き、場所も聞いてやって来た所なのだ。
律子「あげは~入っても大丈夫?」
あげは『あ、律子。大丈夫よ~』
声をかけて確認すると返事が返って来る。
それじゃあと律子は扉を開けて入室する。
扉を閉めた後にあげはを見て、ギョッとなる。
其処には上半身にバスタオルを巻いているあげはが居た
ただ、前日ではなかった変化が起きていた。
なんと、はたから見て分かる程、あげはの胸が大きくなっていた。
その大きさは愛香に負けず劣らずの爆乳で、律子は慌てて詰め寄る。
律子「ちょちょちょ!?どうしたのその胸!?昨日はそんな大きさじゃなかったでしょ!?標準な大きさだったわよね!?」
あげは「しーー!!静かにして、
慌てまくっている律子は口に指を当てて言ったあげはのに口を押さえた後にベビィベッドを見る。
そこにはスヤスヤと眠る保護した赤子が眠っていた。
律子「ごめん。ってか、なぎちゃんって?」
あげは「あの子の名前。直感で付けちゃいました」
直感って……と眉間を揉んでから深呼吸した律子はこっち座ってとあげはに勧められた椅子に座る。
律子「それで、どうしたのよ胸?しかもなんでバスタオル姿?」
あげは「い、一応、下には看護師の日野さんがたまたま持ってたビキニブラは着ているのよビキニブラは……ただ、サイズがギリギリでいつ切れそうかヒヤヒヤしてるのよ;」
向かい合ってから再度問い詰める律子にあげはは弁解する。
なんでビキニ?と呆れる律子にさあ?とあげはも困った顔で返す。
あげは「それでなんでこうなったかと言うと……」
そう言ってあげはは律子と拓也が帰った後の事を語りだす。
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赤ちゃんもといなぎちゃんを落ち着かせたあげはは明日に備えて眠った所、日付を越えた深夜帯でなぎちゃんの泣き声に目が覚めた。
どうやらお腹が減った様で、渡された赤ちゃん用のミルクを作って飲ませてあげようとした所、なぎちゃんは拒否する様に泣きわめいて飲んでくれないという困った状況になってしまった。
途方に暮れていたあげははどうしようかと悩んでいた所、テーブルの上に2枚のメダルがある事に気づいた。
寝る前はなかったメダルにどうして?と疑問に思いながらそれを手に持った瞬間、突如あげはの胸が爆発的に大きくなり、服やブラジャーを引きちぎり、爆乳となったのを曝け出した。
突然起こった現象に呆気に取られていたがなぎちゃんの泣き声に胸を曝け出したまま慌てて抱き上げた瞬間、なぎちゃんは大きくなったあげはの胸のさくらんぼをおしゃぶりの様に咥えてしまう。
自分のを咥えられたのでんと声を漏らしたあげはは吸われる感覚と共に何かが出ているのに気づく。
その何かが、女性が母となった証とも言える物だと気づいた後になんで?と吸われる感覚と出てる感覚にあげはが戸惑っている間、なぎちゃんは泣き止み、飲み終えて満足そうに落ち着いたのを見て、とりあえずゲップさせるとなぎちゃんはそのまま眠りに付いた。
安堵した後、服をどうしようか悩んでいた所になぎちゃんの泣き声に気づいたのか、今いる産婦人科の院長の間霧子と看護師の日野このみが来て、あげはの変化に驚いた後にとりあえずは、と言う事で2人にバスタオルとビキニブラを提供され、そのまま眠りに付いた。
────
あげは「……と言う訳で、律子を呼んだのはこの胸が収まる大きい服とブラジャーの調達に……後、できれば搾乳機をお願いしたくて、今も胸がもどかしい位に詰まってて;」
律子「待って待って待って、なんでメダルを握ったら胸が大きくなるの?なんで出るの?(どうみても体型が愛香と同じになってて……しかもサイズ的にもIカップ相当よね;)」
手を合わせてお願いするあげはに律子は次々とあげはに起こった事に戸惑いながら問う。
あげは「いやぁ~私だって教えて欲しいもんだけど……ただ、なぎちゃんは市販の奴じゃなくてママから貰うのが欲しかった感じなのよね……」
自身の大きくなった胸を持ち上げながら述べるあげはに律子ははぁ……と気の抜けた返事しか出せなかった。
律子「と、ところで、そのメダルって何なの?」
話題を変えようと律子は話の中で気になった所を聞く。
問われた事にこれこれ、とあげはは変化が起きたのが上半身だけだったので無事だった短パンのポケットから件の2枚のメダルを取り出して律子に見せる。
2枚のメダルにはそれぞれ違う女性が描かれている。
律子「なんだろう……なんでかこのメダルを見てると、いかがわしい気を感じるのは気のせいかしら?」
あげは「何でそう思うの?」
目を細めてメダルに描かれた女性2人の印象を述べる律子にあげはは首を傾げる。
律子「いや、片方は天使の羽根が生えた聖女の様な女性でもう片方がメイドなのに……なんか子供には刺激が強い感じがして……(後、どっちとも今のあげはと同じくらいの爆乳ね)」
律子が指摘した様にあげはが彼女に見せたメダルは片方は天使の羽根が生え、槍を手にした聖女の横顔が描かれ、もう片方は牛を模した角を持つピンクのメイドの横顔が描かれていた。
ちょいと待ってね……と律子はスマホで2枚のメダルの絵柄を撮影するとそれをメールに添付して文章を書くとどこかへ送信する。
あげは「何したの?」
律子「知り合いの色んな奴に詳しいオタク女友達にこのメダルの人達について意見を聞こうと思ってね(ピロン)お、きたきた」
どれどれ……と律子は早速、返信されて来たメールを見て暫くしてから別の操作をしたと思ったらぶほっ!?と息を噴き出す
突然の噴き出しにどうしたの!?と問うあげはに律子は震えながらスマホを操作すると画面をあげはに見せる。
画面には下記の様な文章が映し出されていた。
【ちょちょちょ!?エルフレダ・ミルヤスドッティル*1とセシリィ・エルアラドもといリッタールシフェル*2の爆乳コンビのメダルってどこで手に入れたの!?こっちも欲しいんですけど!!?】
あげは「これって、2人共存在する人達って事?」
律子「どっちもある漫画やゲームに出る登場人物で、後者は調べない方が良いわよ……と言うか何であげはも知らなかった人達のメダルがあげはの所にあるのよ?」
驚くあげはに律子は顔を赤くしながら釘を刺してから問う。
あげは「さっきも言ったけど、私もメダルが置いてあったか解らないのよ。ホントに寝る前は何もなかったんだからさ……」
律子「はぁ……これだと下手に拓也に教え難いわね……」
頭が痛い……とここに来る前に赤ちゃんの事で気にしてるだろう拓也に分かったら連絡すると約束してしまった手前、どうしようかと悩む律子にあげはも申し訳なさそうに縮こまる。
律子「それにしても、このメダル……プリキュアが使ってたのと同じ感じがするわね……」
あげは「え?プリキュアもメダルを使っていたの?」
教えてくれた女友達に別の友人の手作りで非売品だから入手は無理とメールに書き込んで送信した後にそう呟く律子にあげはは気になって聞く。
律子「え、ええ。メダルを使って別の服装になってたわね」
あげは「へぇ、気になるから昨日の事を詳しく聞かせてよ!」
ブチッ!!
ずいっとテーブルに手を付いて身を乗り出したあげはだったが、響いた音にあ……と声を漏らしてから顔を赤くする。
律子「あーー……服とブラ、後、搾乳機も買って来るわね;」
あげは「……お願い///」
頬をポリポリ掻いて立ち上がって部屋を出て行く律子を見送った後になぎちゃんが再び泣き出す。
あげは「あっちゃあ、おむつ?それともまたお腹が空いたの?」
近づいてささっとおむつの中を確認してしてないのを確認してからバスタオルを外して役目を果たしたビキニブラを退かして曝け出した胸を抱き上げたなぎちゃんを近づけるとなぎちゃんは目を輝かせて吸い付いて元気よく飲んで行く。
授乳しながらあげはは律子が来る前になぎちゃんの事を教えたのでメールを送って来たましろを思い出しながら困った顔をする。
あげは「ソラちゃんは良いけど、ましろん、大丈夫かな……まだ思いだしてない感じだけど、あの時のを思いだしたら……引き摺りそうだよな……」
ううむと悩みつつ、あげははなぎちゃんをお世話しながら律子が戻って来るのを待った。
────
それから時間が流れて別の場所でアナザーマーチが暴れ始めていた夕方頃になった頃、ようやく律子が産婦人科に戻って来た。
律子「お、お待たせ……とりあえず、頼まれた物、買っておいたわ……」
あげは「お、お帰り、時間かかったけど、何かあったの?」
疲れた顔であげはの新しい服数着と授乳ブラ5枚と搾乳機に入れ物の哺乳瓶4瓶を見せてから買って来たのをテーブルに置く律子にあげはは今の時間まで時間がかかったの理由を聞く。
律子「それね……搾乳機はなんとか取り合ってる店を見つけて買えたんだけど……こっちが利用してる墨村市のランジェリーショップに行って事情を話してね……着れそうな服を調達は出来たんだけど、Iカップのブラを扱っていなかったから複数の店を回ったんだけどもなかなか扱っている所が見当たらなくて、手あたり次第に歩き回っていたらこんな時間になっちゃったのよ……。」
あげは「お疲れ様、本当にありがとうね律子;」
労いの言葉をかけた後、早速搾乳機を使い、胸に溜まりに溜まっていたのを哺乳瓶に入れるのだが、律子が多めに買っていたのに全部出す程出たのに出したあげは本人と律子は顔を引き攣らせた。
気を取り直してあげはは授乳ブラを1枚取って着用して着心地に満足そうに頷いてから買ってくれていたTシャツを着る。
胸が大きくなる前に着ていたのと似た奴だったので満足そうに頷く。
あげは「うん!マシになったわ!ホントにありがとうね律子!」
律子「どういたしまして……私が買い物に出かけている間、なぎちゃんは大丈夫だった?後、ビキニブラが千切れたので何か言われなかった?」
礼を言うあげはにそう言ってから律子はスヤスヤ寝てるなぎちゃんを見てから確認する。
あげは「あーー……ビキニブラに関しては、元々の持ち主である日野さんには少し怒られてからサイズが大きく、伸縮性のあるビキニブラを呆気なく裂いた私の今の胸の大きさに呆れ混じりに感心されちゃった。それでなぎちゃんは私のミルクを飲んで飲んで飲みまくったからか、今は大人しくしてるわ。ホントになぎちゃんってお母さんの愛情に飢えてたみたいね」
律子「そう……」
苦笑交じりに答えられた事に律子も曖昧に笑っていた時、着信音が響く。
自分のスマホにメールが届いたと気づいてちょっとゴメンと断って律子はスマホに来たメールを開いた。
開かれたメールの内容に律子は驚く。
『怪物が現れた。もしかしたら避難勧告出されるかもしれないから気を付けろ』
律子(怪物が現れたって、だから病棟内が少し騒がしかったの?避難誘導が出ていないのはまだこの近くに近づいていないからなのかしら?)
あげは「どうしたの律子?」
拓也から送られたメールの内容に不安になる律子はあげはのにな、なんでもないわと返す。
律子(流石に赤ちゃんがいるのにあげはを不安がらせたらいけないわ)
あげは「そう言えば、少し外が騒がしいわね……何かあったのかしら?」
首を傾げるあげはのに何でしょうねと曖昧に返しながら律子はこちらに何事もない様に願う。
────
それから夜まで何事もなく、少しずつ病棟内も落ち着き始めたのに律子は解決したかどうかを確認するためニュースサイトなど見て行く。
暫く探していると怪物が倒されたと言うニュースを見つけて安堵する。
律子(プリキュアが怪物をやっつけたのね。良かった……けど、昨日に比べてプリキュアが多いわね……何時の間に増えたのかしら……)
ニュースサイトの記事に載っているメサイアとスカイ以外のプリキュアの画像に律子は唸る。
律子(それにしても……キュアメサイアはやっぱり愛香よね……新しい姿での動きが見事にあの子が新体操してる時の様な軽やかな動きだもん……しかし、この画像、誰が撮ってるのかしら?)
あげは「律子、何を見てるの?」
メサイアの新形態、ウェザリングストライカーでアナザーマーチにトドメを倒した瞬間が映し出されたのを見ながら律子はその画像の出所に疑問を抱いているとなぎちゃんに授乳しながらあげはが横から覗き込んで来る。
あげは「へぇ、新しい子が5人も増えたんだ。まるで戦隊みたいね」
律子「あ、うん。ホントにビックリよね。まさか昨日の今日で新しいプリキュアがいきなり5人も増えるなんてね」
メサイアとスカイ以外のプリキュアに感心するあげはに律子はそう述べる。
あげは(ソラちゃん、顔が活き活きしてる……あの時はホント、申し訳なかったわ……)
画像に映っているスカイを見て、あげはは内心複雑な思いで見ていた所、部屋が緑色に照らし出されているのに気づき、それが窓から入って来てるのに気づく。
律子「え?何々!?」
慌てて2人は窓の外を見ると緑色に光る光球が浮かんでいるのを目にする。
律子「光球!?」
あげは「な、なんなの?」
浮かんでいる緑の光球に2人は警戒していると緑の光球は円を描く様に1回転すると2人となぎちゃんがいる部屋に窓ガラスをすり抜けて入って来ると、さらに眩く光る。
あげは、律子「「きゃっ!?」」
突如強く光り出した緑の光球にあげはは咄嗟に目を閉じながらなぎちゃんを庇い、律子は手で眩しい光を遮った。
暫くすると光が収まり、あげはは恐る恐る目を開け、律子も手を退かす。
光りを発していた緑の光球は何時の間にか消えていた。
あげは「なんだったの今の光の球……いきなり強く光りだしたと思ったら……」
律子「ホントになんだったの今の光?」
突然の現象にあげはと律子戸惑う中、部屋の扉が強くノックをされる。
???『おい、あげは、律子!!大丈夫か!!?』
律子「その声は拓也!あ、ちょっと待って!あげは丸出し!!」
あげは「え、あ、ちょっと待ってね!!///」
ノックしてるのが拓也だと気づいて律子は先ほどまで授乳中だったのであげはに曝け出した胸を隠す様に慌てて言い、あげはもそそくさと胸をブラの中に戻してずり上げていたシャツを戻す。
その際、なぎちゃんは少し残念そうにあげはの胸をポンポンしていた。
拓也『え、えっと、もう入っても良いか?』
律子「ええ、入っても大丈夫よ」
確認を取った拓也は律子から入っても大丈夫だと言われて扉を開けて部屋に入って来て、あげはを見た拓也はその大きな胸に思わず顔を紅くして目を逸らす。
拓也「あげはさん、いつの間に愛香と同じ大きさの胸になったんですかね?///」
あげは「いや、あはは……」
テンパったのか思わず敬語で胸が大きくなったかを問う拓也に苦笑いしつつ、あげはは頬を掻いてから実は……と胸が大きくなった経緯を語る。
拓也「メダルに触れただけで胸が愛香並みに大きくなるって……どんなメダルだよ……と言うか愛香や晴渡に、あいつ以外にもメダルを持つ人が見つかるとはな……」
律子「にもって、拓也、他にもメダルを持ってる人を見かけたの?」
経緯を聞いたが眉間を揉みながらメダルに触れただけで胸が爆乳化した事に呆れる拓也の言った事に律子は反応して問う。
拓也「ああ。バイト先だったショッピングモールの代わりに運よく入れた学園のカフェテラスでバイト中にな、悩んでいる風森の相談を聞いた際に、昨日拾ったって言うメダルを見せて貰ったんだよ。だから俺、その際に風森に愛香に相談したらどうかってアドバイスをしたんだよ」
律子「そうだったのね……まさか風森さんも持ってたなんて……」
あげは「不思議な感じね……」
答えた拓也のに律子とあげはは不思議そうにメダルを見る。
そんな2人からなぎちゃんへと顔を向けた拓也は怪訝とした顔になる。
律子「?どうしたの拓也?」
拓也「……俺の気のせいかな……なんか、少し、成長してないか?」
あげは「言われてみれば、少し重くなったかな?」
そう言われて律子とあげははなぎちゃんを見て、指摘された事であげはは自分の胸をぽむぽむしているなぎちゃんの変化に気づく。
律子「確かになぎちゃんの身体が大きくなってる……それに気のせいかしら……なぎちゃんの肌が黄色くなってる……これ、大丈夫なの?」
なぎちゃんに起こった変化に3人が戸惑っていると部屋に右半分が白髪になっている黒髪に豊満な胸を持つ黒いシャツの上に白衣を羽織った女性が慌てて入って来て、その後に息を切らせて赤髪の短めのツインテールをした女性が入って来る。
あげは「あ、霧子先生に日野さん」
霧子「聖くん、大丈夫か?先ほど変な光る球が君のいる部屋に入ったと聞いたんだが」
確認する白衣を纏った女性、霧子にえ、ええ、とあげはは戸惑いながら返事をする。
それに安堵してから霧子はなぎちゃんを見て眉を潜める。
霧子「どういう事だ?成長しているだと?見た限り生後1週間まで成長しているぞ」
律子「あの先生、なぎちゃんの肌が黄色くなっているのは光の球のせいでしょうか?」
なぎちゃんに顔を近づけて観察する霧子に律子は不安そうに聞く。
霧子「ん?ああ、これは黄疸と言うので、適切に処置すれば命に関わる事はないから安心しなさい。しかし、提供して貰った母乳となぎちゃんから採取した血液で見たが、血液型がどちらも違うのに母乳を飲んでも悪影響が無いと言うのはどういう事だろうか……(ぶつぶつ)」
安心させる様にあげはへと簡略に答えてからぶつぶつと思考し始めた霧子に日野は苦笑してから不思議そうに首を傾げる。
日野「それにしても、どうして成長したんでしょうね?それと、何があったんですか?」
あげは「もしかして、さっきの光のせい?」
律子「確かに、原因を考えるとそれしかないわよね……」
疑問を呟く日野に先ほどの現象を思い出してあげはと律子はうーんと唸る。
とりあえず無事を確認できたので、と言ってまだぶつぶつ言ってる霧子の背を日野は押して部屋を出て行く。
律子「ねえ拓也、貴方、もしかして緑の光球ので思い当たるのあるでしょう?それがここに来るのに遅くなったのに関係あるわよね?」
拓也「あーーー……まぁ、あると言えばある……実際、緑の光球が出る所も目撃してる」
2人が出て言ってから話を振る律子に拓也は頭を掻きながらそう返す。
聞かせなさいと言う律子に拓也は頷いて語だす。
まず、カフェテラスの仕事が終えた後、産婦人科に向かう途中でのぞみと遭遇し、一緒に話しながら向かっていた所で急にのぞみがアナザーマーチが暴れている方へと走り出し、向かった先でアナザーマーチが倒される所を目撃してから、メサイア達やテイルズディフェンドの隊員達に気づかれて彼らの前に出て少し話していた所で、アナザーマーチを倒した際にドロップしたメダルから光りが飛び出し、飛び出した光が産婦人科のある方向へ飛んだ。
光球から出て来たなぎちゃんの事もあり、拓也は慌てて後を追いかけた。
拓也「……と言う訳なんだよ。(まぁ、向かう途中で現れた
律子「そんな事が……というかなんでのぞみ先生が外に……この時間じゃ教師はまだ仕事の時間で学園に居る筈よね……?」
語り終えてから内心、遭遇した事を思い返した拓也は律子の疑問に頬を掻く。
拓也「あーー、その事だが、どうも夕飯代わりの小腹を満たす為に、買いに出ていたんだってよ」
あげは「それはまた……けど、どうしてその夢原先生は怪物の方に走り出したの?」
のぞみの行動に疑問に思ったあげはにそこは気になるよな……と拓也も腕を組んで息を吐く。
拓也「どうもな、のぞみ先生の話だと、頭に助けてって声が聞こえたらしい」
律子「助けを呼ぶ声……それで誰が言ってたのか分かったの?」
全然と拓也は首を横に振る。
拓也「のぞみ先生自身も分からない感じで、だーれが言ってたのか皆目見当もついてないんだよ」
あげは「そうなんだ……」
謎過ぎると3人ともうーんと唸っているとなぎちゃんが再び泣き出す。
あげは「あーまたミルクが欲しいのね」
律子「それじゃあ拓也、私達はお暇しましょう。私は流石に居過ぎちゃったし」
拓也「あ、ああ……お大事に」
慌てて拓也の背を押す律子に、押されてる本人もあげはにそう言って部屋を出ていく。
そんな2人を見送ってからあげははミルクをせがむなぎちゃんにはいはいと先ほど戻したシャツを再びずり上げ、胸を曝け出してなぎちゃんへミルクをあげるのであった。
部屋を出た二人となぎちゃんに授乳していたあげはは気づいていなかった。
部屋の机に、何時の間にかエルフレダやリッタールシフェル以外のメダルが置いてある事を……
置いているのはイナズマン*3、胡蝶しのぶ*4、コッコロ*5、ミサト*6、仮面ライダーバスター*7、マジマザー*8、ウルトラの母*9等のメダルである。
このメダル達が後の未来で自身の新たな力になる事を、なぎちゃんをあやしていたあげははこの時は知る由も無かった
ーここは一体……何が起きたんだ……ー
ーあらあら、何やら変わった所に来た感じね?ー
─ここはどこなのでしょうか?主さまやペコリーヌさま、キャルさまにシェフィさま、それにリリさま、クリアさま、プレシアさまは無事なのでしょうか……──
─今の緑の光は何だったのかしら?アオイちゃんとハツネちゃん、大丈夫かしら?─
ーおいおい、ここはどこだ?おーい飛羽真!?そらーー!?-
ーあの赤ちゃん。不思議な感じがするわねー
ーあの少女の中から感じる力……もしや……ー
あげは「(育児疲れって言うのかな?なんか別の人の声が複数するのは気のせいかな?;)」
そんなメダルから声が響いている事をあげはは不思議そうにするのであった。
───
あげはが育児に四苦八苦している頃、墨村市の郊外にある空き倉庫では3人の人影があった。
全員女性で、うち2人は少女であった。
???「こんな世界に
???「居るわ。それも
確認する様に問う1人の少女に対し、リーダー格と思われる仮面ライダーソロモンを連想する衣装を纏った女性が肯定する。
???「けど
先程質問した少女とは別のツインテールの少女の問いにアークソロモンと呼ばれた女性は頷く。
アークソロモン「そうよ
その言葉を聞いて夏子と京子と呼ばれた少女達は顔を歪ませる。
夏子「まだ
京子「どれだけ苦しめれば気が済むの」
アークソロモン「……それとあなた達がこの世界を探索してる間、この街に
顔を歪めていた夏子と京子は顔を上げてアークソロモンを見る。
京子「この世界にも
アークソロモン「ええ、私達が現在居るこの街、墨村市に
夏子「こんな如何にも平和そうな街に?
スマホで調べればすぐに情報が出て来るから後で見てみたらとアークソロモンはそう勧めてから話を続ける。
アークソロモン「この街で暴れた
それで……とアークソロモンは夏子と京子を見て問う。
アークソロモン「改めて京子に夏子、お前達は
その言葉に夏子と京子は怒りを露わにして当然だと返す。
京子「ベローネ学院だけで無く若葉台を滅ぼし、私達の家族を始めとする若葉台の住人を皆殺しにした
夏子「私もよ!
怨嗟を籠った言葉を吐き出す京子と夏子にアークソロモンは当然の行いだと肯定する。
アークソロモン「安心しろ、アルマ様が
夏子「早めに頼むわよ!」
それはアルマ様次第だと、殺気を放つ2人を見ながらアークソロモンはふうむと思案する。
アークソロモン(ああは言ったが……相楽誠司や氷川まりあと違い、この二人は戦う力を元から持ち合わせてないからな……何処かで
やる気を滾らせている2人にその間どうするべきかと頭を悩ませるのであった。
2人の少女、越野夏子と森京子……彼女達はなぎさとほのかが通っていたベローネ学院中等部にいた元同級生であった。
―――
そんなアークソロモン一行を密かに楽し気に見ている存在が居た
その存在は蝙蝠のような翼手と長い尻尾を持つ藤色の兎のような生物であった。
???「へぇ、プリキュアに全てを奪われて憎しみを抱く少女かぁ~。前居た世界じゃあそういう子ってあんまりいなかったから新鮮だね~~」
興味津々で夏子と京子へ視線を見ていた存在はその後に残念そうにぼやく。
???「しっかし、この世界じゃあ現状、
ま、その代わりに面白い事が起きそうだけども、と残念そうだったのから一転、楽しそうに笑う。
???「先ずはあの少女達を尾行しますか、余裕があるならかえで達にこの世界の事を伝えればもっとファンタスティックな展開が待っているかもしれないね♪」
う~~~ん楽しみだ♪と倉庫に出てどこかへと向かうアークソロモン達を気づかれない様に生物は距離を取りながら後を追う。
アークソロモン達を尾行する生物……キュアバレット&キュアデュエラー、ブレイザン達の世界でプリキュア同士による殺戮ゲーム、プリキュアサバイバルを引き起こした黒幕である妖精、ジェルマの存在は後に愛香達にとっての災いになることを、ひと時の休息を行っていた愛香達は知らなかった…………
次回、アナザーマーチの戦いの後で起きた裏の話