セリフだけです。読まなくても大丈夫デス。敢えてここで極一部の内容を語るなら、
【スズキ・SG】のSGは“彼女”のことです。
この本編にはその一部分とか関係あるけどきっとこの作中はもっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっとマイルドなやりとりをしてる、はず。
不愉快な表現も多々。
原作においてあってはならない発言も多々。
ただ衝動のまま、時期的にそういうイベントもあるんじゃないかなって。こういうファン層もシャンフロゲーム内にもいるよねって。
「そういえば予定ってなんですジンさん?」
「ん? ああ。早いが、観たい番組がな。今日の22時からあの魚臣恵の記者会見だ。それまでにリアルで色々済ませるのにも、今日は早目に切り上げるのさ」
「熱心だよねーファン活」
「え! ジンさん魚臣さんのファンなんですか!!」
「ん? まあ、な。たまたま格ゲーの立ち回りを観た時、色々参考になること、とかでな。
対戦相手の立ち回りを研究してるんだろうが、その解像度が半端じゃなくて。それに例えわかってたとして、そこでそんな取捨選択ができるのか? って唸らされてさ。
そこに気付いてからはもう……、ってあーすまん、しゃべり過ぎた」
「おお……。うんうん語ってた。本当に好きなんですねっ!」
「へぇえ……そうか。今日が魚臣ってことは、……シルヴィは明日かな」
「──あ゛?
……一応聞くがなんで明日のシルヴィアなんだ? 俺は今日の魚臣について話してたんだが?」
「そんなの決まってるじゃないですか。俺がシルヴィを応援してるってだけですが。ああ、別に魚臣を応援しない訳じゃないですよ。引き立て役として彼もまた素晴らしいプレイヤーですからね!」
「スズキさん、いやスズキ、お前さんほんとに日本人なのか? 日本人ならここは魚臣応援1択だろう。間違ってんぞその価値観」
「いや。いやいやいや、言ったでしょう、明後日行われる個人戦であれば応援しますって。だって明々後日の準決や決勝でレオやアメリア、ひいてはラストにシルヴィとやり合って欲しいからそりゃ魚臣応援します、って。耳あります? リアルに置いてきてるんですか?」
「シルヴィアと戦ってほしいからだあ? ──っっ当たり前だろがっ!
今大会も戦って、魚臣のアムドラヴァが今っ度っこそっっ!
あ の ! 小生意気な気取り屋をっ、コロシアムの硬い地面に叩きのめすんだからよぉおっ!!」
「は──っっああああぁぁああっ!? そんっっなのっ……!
あるわけないでしょうがっっ!! 魚臣がいくら強いからってねぇ?
そ れ で も !
シルヴィの膝っ下っくらいまでですぅぅうっ!!
今っ大会も当っ然のごとく! シルヴィのミーティアストライクでコロシアムに転がった魚臣のアムドラヴァが、土をペロペロペロペロ舐め回だけですうーっ!
3ラウンドやって3タテ待ったなしですからっっ!!」
「……っ!! てんめぇえスズキィ……」
「おおこわあ。やる気ですか?? いいですよ?? まあ?? レベル差でブチのめして間違いを認めたくないって言うなら、好きにすればいいっっ!!」
「──間違いだと? 日本を背負う魚臣が、あの全一を必ず打倒してくれると! 日本代表の魚臣恵が世界最強の座を勝ち取る、それを信じて応援する! これの何が間違ってるんだとほざく」
「例え彼が日本を背負ってるのだとしても、それでも俺はシルヴィを信じて応援しますよ。
シルヴィは世界中に“最強”とは何かを魅せてくれる。デビューから今尚、まざまざと見せつけて! 伝えてくれているっ!
あの不敗伝説は、いついつまでもずっっと続くんですっ!」
「伝説はいずれ崩れ去る! それが12月25日だ!
アメリカ、ニュージャージー州でっ
アトランティックシティ・ネオグランドホールでな!
歴史は覆る。奇跡が起こるのさ!」
「奇跡でも起きないと崩れないような、そんなヤワじゃないんですよ。もし奇跡が起きても、例え何かがあったとしても、崩れないからこそ!
だからこそシルヴィが伝説になってるんだと、何度だって俺は言いますし、シルヴィがそもそも体現しますっ……!」
「っは! シルヴィア・ゴールドバーグなんざ」
「魚臣恵がやってきたことなんて」
……………………
「スズくんの“SG”ってそれだったのかな」
「なるほどガチガチのガチ勢だった訳ねー。言われなきゃ気づかないけどキャラネームにするなんて筋金入りだ。
にしてもうるさー。もーかえりたー」
「そろそろこの“虫除け”も尽きそう……ムリヤリ終わらせるべき?」
「
「
「んー? まあ分かりやすいか。
「お互い譲れないんだねえ」
「どっちもすごい、じゃダメなんかなー」
「ホントにねえ。魚臣さんシルヴィアもイイのに」
「──そだね。シルヴィア魚見恵はイイ、ね」
「──」
「──ねえ」
「──なあに?」
「きゅーちゃん、まさかと思うけどひょっとしてだけど、違うって思うけどもしかしたら知らない分かんないって反応するかもだけど。まあ、聞くだけ聞いてよ。あたしはこれが、言いたいだけだからさ。
魚臣恵絶対に、何が起きても必ずみg──」
「──シルヴィア×魚臣、じゃないから」
「……まさか──おまえっ」
「魚臣×シルヴィア、魚臣×夏目だから……!」
「魚臣左派閥だって……!? キサマらは滅んだ、我々が滅ぼしたハズ……ッ!」
「滅んだ先から、自らを再構築してでも蘇るとも!」
「そうかっ! でも、魚臣が左に回るなんてこの世が滅ぶことになっても有り得ないから。現実をご覧よ」
「そも現実ではない。私もあなたのも。だから言うわ、─そうだ! 夢だ! だがこの夢、何度となく否定されようとも! 夢を見るのはあらゆる人に許された自由だ! 権利だ! 夢想を語るの! いついつまでも!!
そうでしょうエフィネスゥウ……ッ!」
「にくきうぅう……っ!」
…………
「あれ、どうします……?」
「……いますぐ帰ろう。疲れてるんだ、俺達」
「そう、ですね。あとあの、すみませんでした。そしてありがとうございました」
「な、なんだよ」
「ジンさんと意見をぶつけ合ったおかげで、シルヴィが最強だ、なんてただただ言っても仕方ないなと。
レオノーラやアメリアといった世界ランカー達とも並び立ってシルヴィに挑む、魚臣さんがいるからこそ、日本のGH界隈は盛り上がってるんだと。
今日、ジンさんと語り合えて改めて思い出せたので」
「──それを言うなら俺の方こそ。挑む相手が高くいるいからこそ、応援して見てるこっちも熱くなれるんだと。アンタと話して幾分か、わかった気がするよ」
こんなやり取りをしたユニバースもありますきっと。
みんな、なかよし
こんなやり取りをマーイールードーに交わしたことにして。
この前のお話からこの先は続けていきますー