〜もしもイリヤがアルトリアを召喚したら〜「Fate/Red parallel」 作:こっくん。
外 衛宮邸の前
「やめろセイバー!」
声が響く。声の先には、
「──何故止めるのです、シロウ。遠坂凛はアーチャーのマスターです。ここで仕留めておかなければ」
──え、遠坂……? いや、なんでセイバーが遠坂の名を……
「だから待てって……! こっちはマスターだのなんだの言われてもてんで分からないんだ。人をそんな風に呼ぶんなら、少しは説明をするのが筋ってもんだろう……!」
「…………」
セイバーは答えない。
「それに、女の子が剣を振りまわすもんじゃない。傷も治ってないなら尚更だ。」
セイバーが毒気を抜かれたような顔でコッチを見てきた。すると、
「……それで、いつ剣を下ろしてもらえるのかしら?」
その声は遠坂からの声だった。
✕ ✕
数時間前 アインツベルン城 城内
目の前の召喚陣が光る。今回は触媒無しでの召喚。どんなサーヴァントが来るんだろう、と胸にワクワク感を込めて、その声を聞いた。
「サーヴァント・セイバー。召喚に従い参上した。……問おう、貴方が私のマスターか」
見た目は金髪翠眼で青いドレスに白銀の甲冑をした少女。髪を後ろで纏めていて、アホ毛があるのが特徴的だった。
「うん、わたしがマスター。名前はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。イリヤで構わないわ」
そこで何かに引っかかったのか、セイバーは顎に手を当て考え、思い出したかのように。
「……待ってください、貴方の母親の名前は?」
「え、アイリスフィール・フォン・アインツベルンだけど……」
「…………」
――沈黙。どうしよう、何か言っちゃいけない事いったかな!?
そこで、全く別の方向から声がした。
「姉さん、お疲れ様です」
サクラの声。いつの間にかに近くにいたんだろうか。
「そっちは終わったの?」
「はい、姉さん。呼べたのがライダーで……」
言葉を続けていたその時、
「やっほー! ボク、アストルフォ! キミ達は?」
ピンク髪のボーイッシュな美少女がどこからともなく、明るい雰囲気と共に現れた。
「わたしはイリヤ。こっちは……」
「……セイバー、真名は…………」
セイバーがこちらを一瞥してきた。明かしていいですか? という合図かな。
「うん、構わないよ。まだ私も聞いてないから教えて欲しいし」
そう言うとセイバーは頷き、
「アルトリア・ペンドラゴン、アーサー王と言った方が伝わりやすいでしょうか」
そう口にした。──アーサー王!? わたしアーサー王呼べたの!? え、凄くないわたし!!
✕ ✕
言峰協会 内部
「……ついに7騎のサーヴァントが集まった。では始めよう、聖杯戦争を」
神父が一人。此処に開始の宣言をした。
はい、どうも! 初投稿のこっくんです!
最初に、他陣営は変更無しですので描写しておりません。
皆さんに疑問点が幾つか湧いたと思います。例えば「サクラがアインツベルンに?」とか、「士郎が呼んだの誰?」とかでしょうか。
その辺もちゃんと、原作を無視する事が無いように、描写できたらいいなと思っております!
それでは!