〜もしもイリヤがアルトリアを召喚したら〜「Fate/Red parallel」   作:こっくん。

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第一章 銀赤同盟

数時間前 衛宮邸 蔵

 

「サーヴァント・セイ……バー? ──召喚に従い参上した。問おう、貴方が(オレ)のマスターか」

  それは、薄赤色の長髪で赤い瞳、赤いドレスに白い甲冑をした少女と少年が出会った日。彼に迫った死を華麗に退けた、運命の日。

 ただ、本来その運命下にいた少女とは、縁がありながら無縁とも言える別の誰かが、彼の救い人となった。

 

    ✕    ✕

 

夜 住宅街

 

 帰り道、シロウと遠坂 凛と共に帰宅中です。シロウの表情があまり良くない気がしますが──

 キキィィィイイ、と。

 黒い車が(オレ)達の前に横向きになって道を塞がれた。

 この気配──敵襲か! 咄嗟に剣を構え、

「──何者だ!」

「敵襲ってのはこんなに早く起こるもんなのか!」

 ドアの扉が開くと、中から白いコートを着た紫髪の女性が出てきた。

「あ、私たちは怪しいものじゃないんですよ?」

「──嘘、桜?」

 遠坂 凛が驚きの表情を見せていた。

 ──そんなに驚くことなのでしょうか。

「私たちは交渉をしに来たんです。といっても、用があるのはそこの士郎さんと英霊さん。私の姉さんが呼びたい様で、要件は同盟についてだそうです」

 同盟。(オレ)はシロウの方針に従うという意思を伝える為に、シロウの方を一瞥。

「なるほどな。──俺の答えはイエスだ。

 呼びたいってことは、その車に乗れってことか?」

「はい、正解です」

「──待ちなさい、桜。いえ、間桐 桜!」

 遠坂 凛が間桐 桜と呼ばれた女性の方に、左手を銃のようにして構える。

「……遠坂さんに用はありませんよ?それに、私は間桐 桜ではなくサクラです」

 溜息混じりに言葉を返していた。

「──えっ、いや……とにかく!私には用があるの。桜、今まで何処に居たのよ! 学校には名前がないし、間桐の家に行っても見かけることは無かったし! 一体どれだけ心配したことか!!

 ──でも、そうね……今は桜が生きててよかった」

 そう言うと、遠坂 凛は構えを解いた。

 その様子はまるで妹を心配する姉の様な感じで……姉妹? ──少し頭が軋む感覚がした。

「──それだけですか? ……では」

 一方、サクラが取った行動は冷徹なものだった。まるで、「興味が無い」と言いたげな態度だった。

 そして(オレ)達は車に乗り、その場を後に。

 

「なんなのよ、こっちは本気で心配してたってのに」

 

    ✕    ✕

 

車の中

 

「〜〜♪」

 鼻歌交じりにピンク髪の英霊が車の運転をしている。

「……間違っても事故を起こさないでくださいね?」

 助手席にサクラ、後ろの席にシロウと(オレ)が。

「大丈夫♪ なんてったって、ボクにはA+の騎乗スキルがあるんだから!

 あ、ねぇねぇキミ達って、なんで聖杯を求めるの?」

「確かに私も気になります。貴女が持っていた剣って、聖剣の類ですよね? なら尚更」

 暇潰し程度なのでしょうか。(オレ)達に聞いてきた。

「俺は──願いなんてなくて、ただ聖杯が悪事に使われる事を防ぎたいだけだ」

(オレ)の願い……ブリテン…………?いや、これは自分の記憶と願いではなく………………」

 願い。それが思い出せなかった。あったのかもしれないし、無かったかもしれない。ただその事実が分からなかった。この脳に染み付いてるのは──やり直し。でも、(オレ)の望みは……。

「よし、とうちゃくっ!」

 

    ✕    ✕

 

 数時間前。

「セイバーは聖杯に何を願うの?」

 それはイリヤからの質問。

「────その事なのですが──、聖杯が汚染されている可能性があります。つまり……真っ当に、願いを叶えられるものでは無いかもしれません。」

 第四次のころは何となく記憶に残っていた。そして、こことは別世界の──第五時。 

 そこでは聖杯によって悲劇が起こりかね無かったのを覚えている。……然し、それ以外を思い出せない。ただ感じるのは、その世界では貴方がマスターではなかったということ。

「──本当? セイバー」

「ええ、でも私の体験したものとは違うので……もしかしたら違うかもしれませんが」

「────そっか、じゃあセイバーを信じる。だって、嘘を吐いてるようには見えないんだもん」

 

    ✕    ✕

 

現在 アインツベルン城内 客間

 

「……で、同盟を組む目的ってのは?」

「──聖杯の破壊」

 シロウの質問に対して、銀髪の少女がすぐに答えた。この銀髪の少女と(オレ)はどうも体格が似てるような……

「聖杯の破壊? ちょっと待て、アレは願いを叶えてくれるものなんだろ? なんで破壊するのさ」

 (オレ)はこの少女の発言に疑問は持たなかった。何故か、それが真実であるような気がしたから。

「聖杯が汚染されてる可能性があるからよ。あくまで可能性だけど、私はセイバーの言葉を信じる。もし信じられないならこの同盟は断っても構わないわ」

「……セイバー…………ですか?」

 首を傾げ、少し悩む。

 (オレ)のクラスはセイバー……でもこの少女はあの金髪の女性を見て、確かにセイバー。そう言った。あれ……(オレ)が間違えた……? セイバーではなく、何処か違う別クラス…………。

 ──頭が軋む。脳に亀裂が走るような痛みがする。

 そういえばこの少女も何処かで……

  ──軋む、軋む、軋む。 

      ──(オレ)のクラスは?

    ──そもそも(オレ)は誰なのか?

 ─────軋む、軋む。軋む、軋む、軋む。

    ────ヤ。────────。

 

   ✕    ✕

 

アインツベルン城 空き部屋

 

「──お、起きたな。悪いセイバー、勝手に同盟組んじまった」

「構いません。方針はシロウが決めるべきですから」

 およそ数時間たったのでしょうか。

「同盟の内容をまとめておくと、目的は聖杯の破壊。んで、仲間はサクラとアストルフォ、イリヤとアルトリアだ」

「──分かりました。迷惑をかけましたが、体力は戻りました。では帰る準備をしましょう」

 (オレ)が立ち上がるとシロウが

「あー……それなんだが、同盟を組んだんだしってことで、この城に居候する事になったんだ」

 

    ✕    ✕

 

言峰教会 祭壇

 

「──終わったぜマスター。ったく、バカみたいな命令しやがって」

 青タイツの男が不機嫌そうに教会内に現れる。

「それで、仕留められたのかね?」

 神父が青タイツの方を向き、無表情で。

「あぁ、そりゃな。──しっかし、臆病だったマスターが「柳洞寺に居るサーヴァントを宝具を使って直ぐに仕留めてこい」……か」

「なに、気まぐれというものだ。それに、奴らがいてはこの聖杯戦争──面白みに欠けたかも知れぬからな」

 神父は不敵に笑った。




 はい、どうも! こっくんです!
 振り返ってみると、雑ですね。……こう、色々と。
 まぁともかく! セイバークラスが2人という事は有り得ませんので、どちらかが別クラスです!
 さて、せっかくですので英霊のステータスや情報を乗せていきたいと思います。
 既存英霊は、変化したところのみを。それ以外は判明してる所までやっていこうと思います。

──────────
『アルトリア』
筋力:A 耐久:A 敏捷:A 
魔力:A 幸運:B 宝具:A++

『士郎のサーヴァント』
【CLASS】セイバー?(不明)
【真名】???
【性別】女性
【身長・体重】154cm・42kg
【容姿】黒いドレスに白銀の甲冑をした、薄赤色の長髪で赤い瞳の少女。
【属性】秩序・中庸
【ステータス】
筋力:C 耐久:C 敏捷:C 
魔力:B 幸運:B 宝具:???

【クラス別スキル】不明

【保有スキル】
対魔力(D):魔術への耐性。一工程の魔術なら無効化できる、魔力避けのアミュレット程度のもの。

直感(A):戦闘中の「自分にとっての最適の行動」を瞬時に悟る能力。ランクAにもなると、ほぼ未来予知の領域に達する。視覚・聴覚への妨害もある程度無視できる。

心眼(真)(C):修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す。

魔術(E(条件付きでA+)):オーソドックスな魔術の習得。得意なカテゴリーは不明。

【武器】聖剣:本物。
──────────

以上です! 色々ダメな所も多いと思いますが、頑張っていきたいと思います。それでは!
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