全刀の刃 錆の名を持つ転生者 作:八咫丸
藤襲山、山の麓から中腹に鬼が嫌う藤の花が咲き誇っておりこの山から出られない。
最終選別ではこの山で7日間生き残る事であるが……
「皆さま、今宵は最終選別にお集まりくださってありがとうございます、……この藤襲山には……」
白髪の女性が最終選別の説明をしている、俺の回りにも最終選別を受けに来た
二十数人程度の少年、少しながらも少女がいる。
母さんが言うには鬼殺隊に入る人間の大半が誰かの仇討ち等鬼への憎悪で
鬼殺隊に入る人間が多いようだ。
正直俺は場違いな気がするよ……別に俺は誰かの仇討ちだとかそういった目的もないし
鬼に対する憎悪ってのもない、ただ母さんに
彼らのように覚悟が決まってる訳じゃない、ただ言われて来た一般人だ。
何か申し訳ない気持ちにもなってしまうけどそれでもやるからには全力で行く。
「では行ってらっしゃいませ」
……話が終わったみたいだ、皆続々と山の中に入って行く、俺も行かないと……
母さんも俺なら突破出来るって行ってたんだ!たとえ厄介な血鬼術って奴を使ってくる
鬼が出てきても絶対生き残ってやる!
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「久し振りの肉ダァ!俺に食われ『錆の呼吸 壱ノ型 一揆刀銭』バァ!」
鬼の頭がの居合いで宙を舞う。
「久方振りの人肉『錆の呼吸 弐ノ型 速遅剣』ダァバ!」
別の方向から此方に向かって来た鬼の首が伸縮自在な斬撃により跳ねられる。
「アァァァ食ワセ『錆の呼吸 捌ノ型 完全模倣 龍巻閃』ロォォォ……」
また別方向から襲って来た鬼の攻撃を躱し彼の記憶の中から完全再現した剣術の一つ
遠心力を利用した斬撃が鬼の首を跳ばす
………思ってたより鬼が強くないな、母さんが昔言ってた特殊な力って奴を持った
鬼も全く出ないし皆単調な攻撃しかしてこない………嫌まだ油断は出来ないな。
もしかしたらまだ本命が出てきてないだけかも知れない……油断大敵って言葉があるし
気は抜かずに行かないと……
「な、なぁアンタ!」
後ろを振り向くとさっきの鬼達から逃げてた少年がいた。
そういや襲われているの見付けて助けたんだったなぁ、というか俺が行く先々で
皆襲われて戦意喪失したり負けそうになってたもんだから助けてたんだ……
見捨てる訳にも行かないし、正直俺も初実戦だったから経験積めて助かった。
「アンタのお陰で助かっ(アァァァァァ!!)うわぁ!」
「っ!」
近くから悲鳴が聞こえた!声からして女の子か、鬼に襲われたのか!
早く行かないと。
『錆の呼吸 玖ノ型 爆縮地』
少年を置いて爆縮地で目的地へ急ぐ、呼吸を使わなくても速く移動出来るが
呼吸を使えば更に加速出来る俺の十八番の縮地技、これなら直ぐに辿り着ける。
間に合えよ!
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「………はぁ………はぁ………っ!」
「フフフ。息が上がってるぞ?もう終わりか?鱗滝の弟子」
私の目の前には無数の手が生えた鬼がいる、この鬼は鱗滝さんに恨みを持って鱗滝さんの
弟子の証、厄徐の面を持ってた兄姉弟子達を喰らって生きている鬼だという。
鱗滝さんを悲しませたこの鬼を許せない!なのに!
『水の呼吸 参ノ型 流流舞い』
アイツの腕を躱して首を狙おうとする、アイツの直ぐ懐に潜り込む。
このままアイツの首を跳ねる!
瞬間、足元からアイツの腕が出てきて腕と足を捕まれる。
まさか、土の中から腕が出てくるなんて……
「アァァァァ!!」
握られた手足から凄まじい痛みが走る、痛い、痛い、痛い!
「クフフフフ。ようやく捕まえたぞ、まずはそのずしっこい足から引き千切って
その後は腕を千切って、ジワジワ苦しめてやるぞ」
その言葉私の顔は絶望に染まっているのだろう。
怖くて体が強張り目を瞑る。
ー真菰、絶対生きて帰ってくれー
「(鱗滝さん、ごめんなさい、私……私!)」
……帰れない……
『錆の呼吸 壱ノ型 一揆刀銭』
私の目の前に何かが通り過ぎた、手足を捕まれている感触が消え誰かに
抱き止められた。
「大丈夫か?」
顔を上げるとそこには……黒髪の男の子。
「安心しろ、もう大丈夫だ、後は任せろ」
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危ない危ない、急いで来たけど後一歩遅かったら女の子が殺されてたかもしれなかった。
まさか、鬼に捕まっていたとは。
あの異形の鬼から距離を取り女の子を下ろす。
「アイツの事は俺に任せてここで休んでな」
「待って!あの鬼は私のっ!………」
女の子は起き上がろとしたけど手足がやられてたから痛みで動かせないみたいだな。
「無理はするな、アイツは俺がやる」
とりあえず女の子は一時無視して異形の鬼へと近く、しっかしなんだこの鬼
手が沢山付いてて気持ち悪ぃ……
「何だ貴様!鱗滝の弟子を殺す邪魔をしやがって!」
「うるさいな、お前の言い分なんて興味ないよ、さっさとかかって来いよ」
「殺す!殺す!殺ぉぉぉす!!」
鬼は無数の腕を此方に伸ばしてくるが、遅いもいい所だ、そんな無駄に生えてる腕は……
『錆の呼吸 肆ノ型 逆転夢斬』
腰から鞘を抜き刀と共に振り腕を全て切り落とす、棒状の物なら何でも刀として使える
全刀流だからこそ出来る剣技、俺の呼吸の中でも連続攻撃に特化した技だ。
『錆の呼吸 玖ノ型 爆縮地』
『錆ノ呼吸 壱ノ型 一揆刀銭』
爆縮地を併用した一揆刀銭で首を切り捨てる、一揆刀銭は『もう一つの居合い』
と違い爆縮地と併用して真価を発揮する剣技、どんなに離れてようとこの技は
防げない。
異形の鬼は叫ぶ間も無く消滅していく。
呆気ない終わりだったな………女の子の方も心配だし戻ろうか……
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「助けてくれてありがとう、私は真菰って言うの」
「俺は錆 刀一、間に合ってよかっよ」
女の子……真菰の応急措置をした後軽い自己紹介をした後、彼女の事情を聞いた。
どうやらあの鬼は真菰の師匠の弟子達を殺しまくってたらしく、彼女はその仇を
取るため、師匠の為に戦っていたらしい。
「真菰、手足は動かせるか?」
「うん……あの鬼に強く捕まれてたからまだ痛むかな、何とか動けるけど
他の鬼に会ったらやられちゃう」
うーむ、それだと置いていく訳にも行かないか、女の子を見捨てて行くなんて
そんな酷い事出来ないし……あっそうだ!
「キャッ!」
「とりあえず安全な場所で体を休めよう、女の子を一人したら危ないしね」
真菰を背負い、森の中を歩く、真菰も俺の首に手を絡めピッタリとくっつく……
だがこの後直ぐ俺はこの背負い型を後悔した。何故なら……
「(うぉぉぉぉ、背中にちょっと柔らかい感触あってすごい辛い!!
しかも真菰ってかわいいし女の子特有のいい香りがする!
お、お、落ち着け錆 刀一!女の人何て母さん以外で初めて
というか久しぶりだし女の子を背負う何て前世もなかったけど
落ち着け俺!心を殺すんだ!邪な気持ちを持つな!)」
女の子を背負い色々意味で興奮し、俺は真菰と安全な場所を見付けれる
まで軽い拷問のような時間が続いたのだった。
錆 白兵の技って名前と多少どういう技か書かれてある
だけ何ですよね、大体の技は考えてあるのですが
受け技の刃取りだけはどういう技にすれば
分かりません、どういう感じの技しましょうか…
錆 刀一 こそこそ話
刀一は覚えてる限りの色々なアニメの剣術を
使えるけど型に加えると型が増えすぎるから
全て一つに集約してる
その名も 錆の呼吸 捌ノ型 完全模倣
特殊な能力さえ必要なければ他者の呼吸の技
ですらコピー出来るよ