四季島皇国戦記   作:阿鬼羅

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第15話

1941年8月1日四季島皇国皇都東京中津商会本社ビル地下秘密作戦室

 

中津「ついに禁輸ですか、ではプランA発動だな、服部くん現地部隊に暗号電を」

 

服部「はい」

 

トントンツーツー

 

中津「さて、どうなるかね」

 

服部「出来れば各地で起きてくれればいいのですが、彼らの蜂起が」

 

プランAこれは潜入させた中津が作り上げたクローンの反政府主義者と現地の反政府主義者のリバティリアやオーストリゼア等の連合国で戦火から遠いところを荒らす作戦であった

 

8月6日リバティリア合衆国ミズーリ州で反政府主義者による内乱が発生、彼らはリバティリア連邦を名乗り合衆国に宣戦を布告したミズーリ州軍は鎮圧に兵員2500名を派遣するも内1800名が離反鎮圧軍は壊滅、それどころかどこからともなく現れたブリテンやガレア製の旧式戦闘機と爆撃機、戦車が連邦軍を援護ミズーリ州の35%を制圧(解放)隣接するアイオワ州イリノイ州でもリバティリア連邦を名乗る勢力が出現州警察や州軍を撃破合衆国政府は正規軍の動員を決定350000人の陸兵が投入されたが準備中にリバティリア連邦はミズーリ、アイオワ、イリノイ州を完全に制圧、隣接する州の州軍を撃破していた

 

アイオワ州ミネソタ州州境第1陣地

 

この日連邦軍の大規模攻勢が行われていた

 

ダダダダダダダ、ダダダダダダダ

 

ドカーン、ドカーン

 

ミネソタ州兵「くそ、反乱軍めどれだけの弾薬を持ってやがる、それに救援部隊は何時くるんだ」

 

ミネソタ州兵2「泣き言を言うな、救援はくる必ず」

 

ミネソタ州士官「そうだ、今は眼前の敵を撃て」

 

ドカーン、ドカーン

 

ミネソタ州兵3「第2陣地がやられました」

 

ミネソタ州兵4「機関銃の弾薬が欠乏寸前です」

 

ミネソタ州通信兵「はあ!どうなってんだ援軍が来ないだと」

 

ミネソタ州士官「どう言うことだ!」

 

ミネソタ州通信兵「不明です、ですが来れないと」

 

同時刻ミネソタ州司令部

 

雛壇の様な司令部の最上層でリバティリア正規軍からの連絡士官の通達を聞き司令官は詰めよっていた

 

ミネソタ州軍司令官「テキサスとカナダケベックで決起だと、それで来援は来ないと」

 

リバティリア連絡士官「はい」

 

ミネソタ州軍司令官「だが前線では未だ敵の猛攻を受けているのだぞ」

 

そう言うと司令官は自分たちのいる場所より低い所にある司令所に居る通信士や中級指揮官達を見た

 

司令部通信士「第3陣地守備隊応答せよ、応答せよ」

 

司令官通信士2「第5戦車中隊は現状を維持」

 

司令部通信士3「中佐第21砲兵中隊から上空援護機は何時来るのかと」

 

司令部通信士4「航空隊基地から通信、既に多数の機が出撃中近隣防空戦闘隊以外の航空部隊おらず出撃は不可能と」

 

州軍中佐「とにかく少数でも構わんから航空基地に上空援護機を出すように伝えろ、防空戦闘隊が足らんのなら付近の地上防空隊を回すと伝えろ」

 

司令部通信士5「第8自走対空機関砲隊から何処に移動すればいいかと聞いてきています」

 

州軍中佐「そのまま南下して第5陣地周辺の防空をさせろ」

 

司令部通信士6「敵戦車部隊が第7陣地に向かっているとのこと、戦車隊の来援を求めています」

 

州軍中佐「余剰は戦車隊なんて、司令に聞いてくる」

 

タタタタ

 

州軍中佐「司令第7陣地に敵戦車部隊です、どうしましょうか」

 

ミネソタ州軍司令官「予備の戦車隊は残っていないのか」

 

州軍中佐「残っているのは機銃を主砲にしているM1だけです」

 

ミネソタ州軍司令官「それでいいないよりはマシだ、それに火炎瓶製作キットが前線にはあるはずだな」

 

州軍中佐「はい、全陣地に配備済みです」

 

ミネソタ州軍司令官「それで対処させろ」

 

州軍中佐「了解しました」

 

結果としてミネソタ州アイオワ州の州境は死守できたが戦死者8200名以上を出す大戦闘となった

 

8月15日にテキサスで南部解放同盟が蜂起8月17日カナダケベックでガレア系住民によるケベック解放戦線が決起、現地のガレア系軍人や警官を味方につけほぼ無血でケベック州を解放これを受けて四季島皇国は在リバティリア四季島人や四季島系リバティリア人の四季島皇国への帰還を命じていた。この命令の後1941年10月中に大使館要員以外の全ての四季島人四季島系リバティリア人は帰国した8月19日インドムンバイなど3ヵ所でインド解放戦線が決起現地の英印軍を撃破、1部を同志に迎え在ブリテン軍を撃破していた、カナダ、インド方面にはオーストリゼア軍が救援に出撃したが手薄になったオーストリゼア各所で反ブリテン主義者の集団オーストリゼア独立連合が決起シドニー、ダーウィンが陥落、これを受けて連合各国はこの内乱を第3国の支援があると推察、四季島皇国に関係性の説明を求めた、四季島皇国は対ソ連連合の維持に全力を尽くしており内乱勢力援助は不可能と回答、確かに四季島はフィラルド等の北欧各国に戦闘機、爆撃機、戦車、野砲、小銃、機関銃等を多数無償、有償で援助していた、その負担と支那戦域を考えれば内乱支援は不可能であるとの回答に連合各国は納得した。

10月に入るとインド、オーストリゼアの内乱は終結、しかしネブラスカ州カンザス州がリバティリア連邦に制圧された、南部解放連邦もオクラホマ州を制圧したが、合衆国軍は10月15日に反抗作戦を開始

 

10月21日オクラホマシティ

 

ドカーン

 

リバティリア兵1「くそ、こいつらどれだけの地雷を埋めやがった」

 

リバティリア兵2「手榴弾にワイヤー着けて簡易地雷にしてやがる、おい、よく見渡せよ」

 

リバティリア通信兵「こちら第5中隊、司令部地雷撤去班はまだか」

 

司令部『現在3ブロック隣で撤去中』

 

リバティリア士官「地雷撤去班はまだか」

 

リバティリア通信兵「まだです3ブロック隣で撤去中です」

 

ヒューウ、ドカーン

 

リバティリア士官「グハァ」

 

司令部『第5中隊応答せよ、応答せよ』

 

10月25日オクラホマシティ奪還双方合わせて死者行方不明者27547名を出した、勢いに乗る合衆国軍は11月15日にオクラホマ州を解放、勢いそのまま11月20日に南部解放同盟首都オースティンを制圧そのまま降伏させた11月30日にリバティリア連邦を降伏させた、結果として蜂起した者の大半を逮捕射殺してのだがリバティリア連邦首相ジョン・マック・スミス、副首相アナーキリス・メイガー、軍司令官ジョセフ・マッケンジー等を捕まえることはできなかった他にも南部解放同盟議会議長レノン・アスキス、同議会軍事委員長ジャク・マーキン、南部解放同盟軍司令官ジャスパー・マーキュリーら蜂起の中心人物は取り逃がした。

 

そして合衆国政府は権威高揚を鑑みハルノートを史実通り渡していた、そして四季島皇国12月8日を開戦日することを決定海軍は第1機動艦隊がハワイを第2機動艦隊がアラスカを第2、第7、第8艦隊がシンガポールなどの東南アジア一帯を第4艦隊がウェーク島を第6艦隊の対地攻撃型潜水艦が西海岸各所に噴進弾で攻撃することとなった、残りの第1第3第5艦隊は本土を警備することとなった、陸軍は18個歩兵師団と8個揚陸師団、5個戦車旅団を投入することとなった、

 

そして第1機動艦隊にはある新兵器が用意されていたそれは重油を焼き払うための兵器通称T弾中身はパーム油とテルミットが別容器で入れられた爆弾であった重量およそ100㎏新星の胴体に4発翼下に4発を搭載しハワイオアフ島真珠湾の重油タンクを破壊して450万バレルの重油を焼き払うことが命令書に明記された

 

そして12月1日夜全世界に向け四季島皇国は声明を発表した

【この度のリバティリア合衆国の要求は文明国家に対する侮辱ともとれるものであり、我々四季島皇国はそれを呑むことなど何があったとしてできるものではない、これは東アジアをその手中に納めんとするリバティリアの愚かなる行為である四季島皇国は皇国標準時12月7日までにこれに対する回答の無い場合自由と正義、それに東アジア解放のために連合各国に宣戦を布告することをここに宣言する、これは畏れ多くも陛下からの勅令である】

 

翌日皇都東京では号外が配られていた、紙面には勅令下る開戦確定か、等の文字が書かれていた

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