四季島皇国戦記   作:阿鬼羅

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第16話

12月7日海軍省会議室

 

伏見宮「結局リバティリアは何も言って来なかったな」

 

中津「仕方ないですよ、ルーズベルトは開戦肯定派ですからね」

 

伏見宮「今頃第1機動艦隊から攻撃隊が出てる頃だろうね」

 

中津「そうですね、確か第1次攻撃隊が飛行場と湾内の艦艇を攻撃して第2次攻撃隊が重油タンクとドック設備でしたな」

 

伏見宮「そうだ例のT弾が雲龍と天城に積み込まれた」

 

中津「史実より艦の数も多いですからなこれでリバティリア太平洋艦隊の戦艦隊は叩き潰せるでしょうな」

 

伏見宮「赤城や加賀も船体の延長工事までして搭載量を増やしたからな」

 

中津「ええ、その結果第1機動艦隊は常用機総数600機程の航空機が使えるようになりましたからね」

 

伏見宮「機体の手配には世話をかけたな」

 

中津「いえいえ、2個機動艦隊予備合わせて1400機予備部品と弾薬燃料爆弾魚雷に至るまでしっかりと用意しましたよ」

 

伏見宮「我々にできることはもうないな、祈るだけか」

 

中津「そうですね、スターブレイカー作戦、補給線は新型の旗艦型海防艦と商船改装の特務航空輸送艦を用意できました」

 

旗艦型海防艦

全長150m

全幅13.2m

基準排水量3800トン

武装14㎝連装砲2基4門

長砲身7.6㎝連装高角砲6基12門

ボ式40㎜連装機銃4基8挺

25㎜3連装機銃6基18挺

25㎜連装機銃10基20挺

水上機射出カタパルト1基水上機3機

 

特務航空輸送艦

全長190m

全幅29.8m

基準排水量18040トン

武装長砲身7.6㎝連装高角砲6基12門

ボ式40㎜連装機銃4基8挺

25㎜3連装機銃6基18挺

航空艤装カタパルト1基

搭載機96式戦12機(4機露天駐機8機格納庫)

物資1万トン

 

スターブレイカー作戦それはアラスカ準州の制圧と北米戦線の構築を目指したものであったが、第2の理由として試作機が完成した弾道弾仮称1式弾道弾の射程が4500㎞とアラスカからなら西海岸全域と中北部の1部を射程にとらえることができるからであった、この作戦には第2機動艦隊と揚陸師団2個歩兵師団7個戦車旅団2個で橋頭堡を作り上げたその後に山岳歩兵師団8個と雪原戦闘旅団5個を投入することが決められていた、この部隊の補給のために第5艦隊と航路防衛総隊の装甲巡洋艦出雲、八雲(共に改装済み)軽巡洋艦天龍、龍田、護衛空母2隻水上機母艦瑞穂、日進、特務航空輸送船20隻旗艦級海防艦8隻標準型海防艦64隻輸送船200隻輸送量220万トンが参加していた

 

12月8日リバティリア合衆国等の連合国に対して四季島皇国は宣戦を布告同時に枢軸国に対しての物資類の確約販売を発表そして四季島皇国はスターブレイカー作戦を発動、第1機動艦隊がハワイオアフ島真珠湾を攻撃していた

 

第1機動艦隊旗艦赤城艦橋

 

参謀長「提督、第1次攻撃隊全機発艦完了しました」

 

小沢「よろしい、第2次攻撃隊の発艦準備にかかれ、それと第4航空戦隊にT部隊の準備をさせろ」

 

参謀長「了解しました」

 

第1次攻撃隊288機第2次攻撃隊288機の合計576機がハワイオアフ島真珠湾に襲いかかった

 

ハワイ現地時間12月7日午前5時太平洋艦隊は史実通り停泊していた四季島の宣戦布告は知っていたが主目標はフィリピン及び東南アジアであると思われていた為一応増強されたアジア艦隊に警報が出されていた当時のアジア艦隊は戦艦1早期建造された護衛空母1重巡洋艦1軽巡洋艦2駆逐艦18隻で構成されていた、この戦力で四季島艦隊とやりあうのは無謀である為開戦後すぐにフィリピンを放棄して太平洋艦隊に合流する予定であった

そのため太平洋艦隊は真珠湾に呑気に寝ていたのであった、そして今攻撃隊が闇夜に隠れて迫っていたのであった。

 

戦艦カリフォルニア艦橋

 

艦長「そういえばそろそろ開戦時刻か副長、司令部から何か言ってきているか?」

 

副長「いえ、艦長がお休みになっている間に司令部からの言伝はありません、警戒しますか?」

 

艦長「いや、警戒はせんでいいだろう、ここはオアフ島真珠湾だぞ最短距離で来たとしても6000km以上の距離がある、その間には我が方の拠点もいくつかある、それに陸軍の連中が哨戒飛行をしてるはずだろ、来たとしても我々の敵ではない」

 

副長「確かに四季島海軍はフィリピン攻略の方が先でしょうしね」

 

艦長「さてああ君コーヒーを頼み、副長も飲むかね」

 

副長「ええいただきます」

 

艦長「コーヒー2つ急ぎでな」

 

従卒「了解」

 

ブーン

 

艦長「なんだあの高さは高度規定違反じゃないか誰の機か調べらせろあのパイロットの安全規定違反を航空隊に報告しないといかんな」

 

ヒューウ、ドカン

 

艦長「なんだ、弾薬庫の爆発か何かか」

 

副長「いいえ艦長アレをジャップの攻撃です」

 

艦長「そんなバカなここはパールハーバーだぞなぜジャップが攻撃できるんだ、とにかく対空戦闘用意、機関始動急がせろ狭い湾内では戦うに戦えん」

 

副長「了解です」

 

ドカーーーン

 

海軍兵「アリゾナが」

 

砲術長「なんて事だ」

 

ダダダダダダダ

 

ドカン ドカン

 

海軍兵「敵機接近」

 

艦長「近づけるな撃ちまくれ」

 

ダダダダダダダ、ダダダダダダダ

 

艦長「なんて低さだ甲板より低く飛んでいるぞ」

 

ドカーーーン

 

副長「メ、メリーランドが」

 

艦長「くそこのままでは、味方の戦闘機はどうした」

 

ドカーーーン

 

副長「艦後部に1発被弾火災発生」

 

艦長「消火急げ、機関長どうだでられそうか」

 

機関長「どうにか出せますが速度は13ノットが限界ですなんせ幾つかの工程を強引に解決させたので」

 

艦長「構わん、僚艦に伝えろ我ニ続ケいいな、あらゆる手段それこそ手旗信号や信号旗も使え」

 

通信長「了解」

 

攻撃開始から30分後カリフォルニアを先頭重巡洋艦ヒューストン軽巡洋艦3隻駆逐艦9隻が続いていた

 

翔鶴所属の新星隊がこれに襲い掛かった

 

四季島パイロット1「行くぞ、くらえ」

 

ヒューウ、ドカン

 

四季島パイロット2「そらもう1発」

 

ヒューウ、ドカン

 

カリフォルニア艦橋

 

艦長「被害報告」

 

副長「3、4番砲旋回不能、軽巡洋艦1隻駆逐艦3隻戦列より離れます」

 

機関長「機関出力低下出し得る速力8ノットまで低下」

 

太平洋艦隊司令部

 

リバティリア海中佐「くそどうなってる状況は敵機はどっからきた」

 

通信士「メリーランドが沈んだとの事」

 

通信士2「飛行場が壊滅状態」

 

ガタン

 

キンメル「どうなっている、敵の空母は見つかったのか」

 

海中佐「いえ、確認できず、可能な限りカタリナを飛ばしておりますが発見には至っておりません」

 

通信士3「ネヴァダ航行不能」

 

通信士4「アリゾナ乗員の救助未だ進展なし」

 

通信士5「入渠中のペンシルベニア4発被弾1、2番主砲損傷」

 

通信士6「敵の第2波です数は不明」

 

キンメル「くそ、どうすればいい、ともかく艦隊を湾外に出せいいな」

 

海中佐「カリフォルニアを基点にある程度の艦が脱出に成功したようです」

 

キンメル「そうか脱出した艦隊にはハワイ島方面に向かうように伝えろ」

 

ヒューウ、ドカーーーン

 

この瞬間キンメルは崩れてくる天井に押し潰された、艦隊司令官や参謀の1部は無事であったが司令部機能を失った事で事実上太平洋艦隊司令部は壊滅それに海軍の迎撃管制設備が破壊された瞬間であった

 

カリフォルニア艦橋

 

通信士「司令部応答されたし、応答されたし、司令部通信途絶」

 

艦長「なんだと、もう1度呼び出してみよ」

 

艦長(まさか、破壊されたのか、いやそんなはずはないあってたまるか)

 

オアフ島パールハーバー海軍基地

 

ヒューウ、ドカーーーン

 

海軍兵1「くそめちゃくちゃだ」

 

海軍中尉「おい担架もってこい担架」

 

海軍兵2「誰か手を貸してくれ」

 

ブーン、ダダダダダダダ、ダダダダダダダ

 

パンパンパンパン

 

パスパスパス、ドカーーーン

 

海軍少佐「くそ、衛生兵、衛生兵は何処だ負傷者が多いんだ直ちに来い」

 

海軍兵3「少佐伏せてください」

 

ダダダダダダダ、ダダダダダダダ

 

海軍軍曹「何さっき発進した航空隊は壊滅、そんなバカな」

 

 

高射砲陣地

 

陸軍大尉「ジャップの爆撃機など落として見せろ」

 

陸兵1「装填よし」

 

陸兵2「照準よし」

 

陸軍大尉「撃て」

 

ドン、ドン、ドン、ドン

 

ホイラー飛行場近隣対空機関砲陣地

 

陸軍少佐「撃ちまくれ敵を飛行場に近寄らすな」

 

ダンダンダンダンダンダンダン

 

陸兵3「弾を弾をくれ」

 

陸兵4「弾持ってきたぞ」

 

陸兵5「装填よし」

 

陸軍少佐「撃て」

 

ダンダンダンダンダンダンダン、ダンダンダンダンダンダンダン、ダンダンダンダンダンダンダン

 

ヒューウ、ドカーーーン

 

陸軍少佐「グハァ、誰か誰か生きてる奴はいないか」

 

陸兵6「少佐、大丈夫ですか」

 

陸軍少佐「何とかだ、陣地は」

 

陸兵6「壊滅です、機銃は全てスクラップに」

 

ヒューウ、ドカドカドカドカン

 

海軍兵4「タンクが重油タンクが」

 

陸兵7「燃えてる」

 

海軍大佐「ありえんそうやすやすと重油は燃えないはずなのに」

 

重油は燃えにくいそれは理系の常識であった重油は発火点(燃え始める温度)が高いため通常爆弾なら簡単には燃えないしかしこの時の爆弾はパーム油を燃料にテルミットの着火剤を利用した焼夷弾であったため重油の発火点60度〜70度を普通に超えて燃え始めたのである当時パールハーバーの重油タンクには史実より多い850万バレルの重油が保管されていたそしてその全てが焼き払われたのであった

 

消防士1「炎の勢いが強すぎる、退避退避だ」

 

消防士2「クソ、退避」

 

リバティリアハワイ方面軍司令長官のショート中将は6時には司令部に入り指揮を取っていたが太平洋艦隊司令部の壊滅と錯綜する情報の中ではこれといった指揮が取れていなかった

 

ショート「発進できた戦闘機は何機いる」

 

通信士「確認できたのは7機です」

 

ショート「たったのか」

 

通信士「はい」

 

通信士2「第2高射砲陣地、壊滅」

 

通信士3「太平洋艦隊司令部が攻撃により破壊されましたキンメル長官の安否不明」

 

ショート「何、キンメルがだと」

 

ショートはキンメルとはゴルフを一緒にするほど仲が良かったのだ、ショートは悲しんだが感傷に浸る時間はなかった

 

ブーン、ヒューウ、ドカーーーン

 

ショート「なんだ」

 

通信士「グハァ」

 

7時18分ハワイ方面軍司令部が新星の1トン爆弾4発の命中で壊滅したこれによりまとまった抵抗はできなくなりつつあった

 

カリフォルニア艦橋

 

副長「高角砲の半数が破壊されました、それと駆逐艦5隻が新たに脱出しました」

 

艦長「司令部との通信は」

 

通信長「そ、それと司令部が破壊されたとの通信を確認しました」

 

艦長「そうか、指揮は誰がとっている?」

 

副長「不明ですが順序的にはパイ中将かと」

 

通信士「艦長、重油タンクが燃えているとの事です」

 

艦長「ありえんジャップめどんな魔法を使いやがった」

 

副長「敵機が後退を始めたようです」

 

艦長「そうかとにかく指揮系統を回復させろそれと負傷者の救護だ」

 

副長「了解」

 

8時7分空母赤城艦橋

 

小沢「これで第1段階は終わったな、では次はエンタープライズの捜索か、参謀長偵察隊は何か言ってきているか?」

 

参謀長「いえまだです」

 

小沢「そうか、戦果はどうなっている」

 

参謀長「戦艦6隻は湾内で撃沈1隻を湾の出口で撃沈1隻が湾外で未だ生存ですがほぼスクラップに近いようです重巡洋艦1隻軽巡洋艦3隻が大破駆逐艦10隻を撃沈できましたまた重油タンクは全て破壊できました飛行場も全て破壊できております、司令部も破壊できたようです」

 

小沢「作戦は成功だな」

 

参謀長「被害ですが航空機7機が未帰還ですが機体は全て洋上に脱出して潜水艦救難地点まで辿り着きました損傷機ですが49機が損傷しました」

 

小沢「予想よりでかいな被害が」

 

ブーン、

 

9時2分偵察隊がエンタープライズを確認したのであったそして

 

小沢「攻撃隊全機発艦」

 

攻撃隊は赤城、加賀、翔鶴、瑞鶴の4隻から48機ずつが発進していった総数192機内戦闘機96機爆撃機48機雷撃機48機編成されていた




長くなったんで変なとこで切りました
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