「近江型が揃えば機動艦隊の守りは盤石となるだろう」
中津この戦艦の建造数と建造期間を見て
「戦艦が簡単に沈むか!」
河内の中田艦長
ブリテン島沖海戦時河内艦橋で焦る砲術長に
「何が戦艦はまだ4隻しか完成していないだ、16隻も戦列に入っているではないか怠慢な情報部め」
ウィリアム・パイ提督
開戦劈頭大和型4隻と近江型12隻が戦列に入っていることを報告してきた情報に対して
「もはや彼らがロイヤルネイビーだ、いやエンペラーネイビーとでも言えばいいのだろう」
ウィンストン・チャーチル
1944年戦勝観艦式揃う4隻の大和型と16隻の近江型と多数の大型装甲空母、非装甲空母を中核とした四季島皇国艦隊を見て
「四季島皇国海軍の助力あれば世界に我らの鉤十字の旗を立てることができる」
第一次遣欧艦隊を観閲した翌日の閣議で一言
アドルフ・ヒトラー
「ビスマルクの後継艦は近江型がいいのではないのか?」
汎用性の高さと安価で建造できることの書かれている近江型の販売カタログを見ながら
ドイツ海軍高官
「取り敢えず秩父型を購入してもらいたい、アレがあれば高価なビスマルク級を量産しろとかいう馬鹿を黙らせれます」
42年初頭通商破壊作戦に使うための艦隊増強と近江型購入を願い出る海軍高官に頭を悩ませる財務省役人が上司に書いた書簡より
近江型戦艦四季島皇国海軍の量産型戦艦
海軍にて16隻準同型艦としてヴィシー・ガレア海軍4隻イタロス海軍4隻廉価版の秩父型大型重巡洋艦としてフィラルド等の相互防衛協定国が20隻以上保有するなど多数が建造された
また国内においては通商破壊対策や海上保安庁に初島型大型巡視船として秩父型大型重巡洋艦が設備の入れ替えを行い配備されたりラジコンを取り付けられた機動標的艦として建造された艦もあった
諸元
全長240m
全幅33m
喫水8m
排水量65500トン
主機
艦本式タービン×4基
推進器
スクリュープロペラ×4軸
18万馬力
速力31ノット
装甲(数値はいずれも最大)
舷側 390 mm
甲鈑 230 mm
主砲防盾 550 mm
水上機5機後に回転翼機(ヘリ)も搭載
開戦時武装
52.5口径41㎝3連装砲2基
52.5口径41㎝連装砲2基
40口径12.7㎝連装高角砲14基28門艦中央両舷に10基2番3番砲塔基部に2基ずつ
ボ式40㎜4連装機関砲20基80門
25㎜3連装機銃20基60挺
25㎜連装機銃10基20挺
第1次遣欧艦隊仕様(通称改1)
52.5口径41㎝3連装砲2基
52.5口径41㎝連装砲2基
40口径12.7㎝連装高角砲12基24門艦中央両舷に8基2番3番砲塔基部に2基ずつ
ボ式40㎜4連装機関砲20基80門
25㎜3連装機銃20基60挺
25㎜連装機銃10基20挺
8連装多目的噴進弾投射基2基撤去した高角砲跡地に配備
第2次遣欧艦隊仕様(通称改2)
52.5口径41㎝3連装砲2基
52.5口径41㎝連装砲2基
40口径12.7㎝連装高角砲12基24門艦中央両舷に8基2番3番砲塔基部に2基ずつ
ボ式40㎜4連装機関砲20基80門
25㎜3連装機銃20基60挺
25㎜連装機銃10基20挺
8連装多目的噴進弾投射基2基撤去した高角砲跡地に配備
3式垂直対空誘導噴進弾発射管(VLS)12セル3番砲頭後部と艦橋後部構造物の間の空きスペースに設置
赤外線誘導基上記誘導噴進弾の誘導機材
解説
1930年代旧式化した金剛型戦艦の代艦として計画された戦艦
建造元は四季島皇国仕様16隻中14隻が中津商会、1隻が三菱重工、1隻を川崎重工が建造、その速度は総動員を掛けてから建造された4隻を半年で完成させられるほど速く戦艦の建造速度としては最速であった
特徴としてはブロック工法を取り入れたことにより10m単位での船体の延長縮小、1m単位での船幅の変更がある程度可能であり戦後各国に販売された秩父型は船体船幅の縮小型であった。そしてブロック工法使用のため建造に時間を掛けず損傷時もブロックを新しいものに区画ごと取り替え溶接するため早期復帰が可能であった、実際開戦劈頭の海戦で損傷した若狭を3日で戦列に戻すなどブロック工法を全力でいかしていた
運用と実績
開戦時3個艦隊に12隻が配備され第2機動艦隊配備の4隻はハワイ作戦に投入第7第8艦隊の8隻は南方作戦に投入されシンガポール沖海戦にてプリンス・オブ・ウォールズ、レパルスを大破させアジア艦隊追撃作戦において多数の敵艦を撃沈していた、その後も主要な海戦に参加、太平洋、インド洋、大西洋と世界の海で暴れ回った
また機動艦隊の護衛としても優秀で遣欧艦隊の基幹艦艇として12隻が参加
第1期派遣艦隊所属8隻には艦両舷の高角砲2基を取り外し8連装多目的誘導噴進弾投射機2基設置。
追加派遣の4隻には先の装備に追加して3番砲頭と艦橋後部構造物の間の空きスペースにVLS12セルを設置43年後半から終戦まで運用されたが使用された誘導噴進弾の命中精度の低さと赤外線誘導機材の使いにくさからもっぱら偵察機や重爆撃機対策として使用された。
終戦後には多数の戦艦が退役解体される中各正規艦隊の基幹艦艇として配備を続けレーダーの改装や1部艦では3番砲を取り払い多数のVLSを装備した重防空艦に改装された
秩父型大型重巡洋艦(基本型)
全長200m
全幅29m
喫水6.9m
排水量39500トン
主機艦本式タービン×4基
推進器スクリュープロペラ×4軸
16万馬力
最大速力32ノット
装甲(数値はいずれも最大)
舷側 350 mm
甲鈑 200 mm
主砲防盾 350 mm
水上機5機
武装
50口径31㎝3連装砲3基
40口径12.7㎝連装高角砲10基20門艦中央両舷に10基集中配置
ボ式40㎜4連装機関砲10基40門
25㎜3連装機銃20基60挺
8連装噴進弾投射基2基
秩父型大型重巡洋艦(航路防衛総隊)
全長200m
全幅29m
喫水3.7m
排水量27500トン
主機艦本式タービン×4基
推進器スクリュープロペラ×4軸
16万馬力
最大速力32ノット
装甲(数値はいずれも最大)
舷側 350 mm
甲鈑 200 mm
主砲防盾 350 mm
回転翼機24機
武装
50口径31㎝3連装砲2基
40口径12.7㎝連装高角砲10基20門艦中央両舷に10基集中配置
ボ式40㎜4連装機関砲10基40門
25㎜3連装機銃20基60挺
8連装噴進弾投射基2基
対潜爆雷投射機4基
秩父型大型重巡洋艦(フィラルド仕様)
全長210m
全幅29m
喫水3.7m
排水量29500トン
主機艦本式タービン×4基
推進器スクリュープロペラ×4軸
16万馬力
最大速力32ノット
装甲(数値はいずれも最大)
舷側 350 mm
甲鈑 200 mm
主砲防盾 350 mm
水上機5機
武装
50口径31㎝3連装砲3基
40口径12.7㎝連装高角砲10基20門艦中央両舷に10基集中配置
ボ式40㎜4連装機関砲10基40門
25㎜3連装機銃20基60挺
砕氷設備搭載
秩父型大型重巡洋艦(ドイツ型)
全長200m
全幅29m
喫水3.7m
排水量28500トン
主機艦本式タービン×4基
推進器スクリュープロペラ×4軸
16万馬力
最大速力32ノット
装甲(数値はいずれも最大)
舷側 350 mm
甲鈑 200 mm
主砲防盾 350 mm
水上機5機
武装
52口径28.3㎝3連装砲3基
55口径15㎝単装速射砲12門
65口径10.5㎝連装高角砲10基20門艦中央両舷に10基集中配置
ラインメタル37㎜連装機関砲10基20門
20㎜4連装機銃20基80挺
近江型の廉価版武装から時折巡洋戦艦と呼称されるが四季島皇国海軍での扱いは大型重巡洋艦とされている
四季島海軍においてはその絶妙な使いにくさから航路防衛総隊に即日無期限貸し出され敵艦との接敵が予想されるハワイ方面補給隊への同行やアラスカ方面への間接護衛に運用されるが43年頃にはリバティリア太平洋艦隊の状態から海軍籍に戻り北欧派遣艦隊旗艦として運用されたり戦後には改装され航路防衛の任につくことが多かった、また回転翼機配備後に後部砲を取り外し対潜哨戒用に回転翼機を大量に装備した航空大型重巡洋艦も配備された
他国海軍における運用
戦中においては貧弱な同盟国海軍を増強すべくイタロス、ヴィシー・ガレア両国に砲設備の換装した近江型4隻ずつ売却され地中海の制海権獲得のためにブリテン艦隊と対決した、さらに秩父型を含む艦艇販売カタログにも目玉兵器として掲載された。
遣欧艦隊所属時にはアドルフ・ヒトラー等枢軸国首脳や軍関係者が訪問することも多々あった。そのため枢軸国で有名な艦艇にもあたる
また戦後には各国に廉価版の秩父型を販売が増えた、特に独立したばかりの東南アジア各国においては艦隊旗艦に秩父型を導入することが大半であり旗艦に秩父型、空母として鳶型(37機搭載噴式機使用可能)主力巡洋艦に平瀬型(阿賀野型の廉価版)駆逐艦として朝凪型(夕雲型廉価版)松型が周りを固めることが大半であった
各国型の違い
発注国により仕様の変更がされる場合も多くドイツやイタロス宛の場合は似た口径の砲に主砲の換装機銃の変更がなされたりフィラルド仕様では砕氷設備が取り付けられたりした