1942年4月3日ハワイ島とある飛行場
ブーン
リバティリア陸中将「B17重爆撃機、本国からの増援か、あれに対艦攻撃ができるものか、せめて双発のB25かB26にしてくれればいいものをあれなら魚雷を積んで対艦攻撃もできたのだが」
陸中尉「閣下、戦闘機隊が後30分で到着するそうです」
陸中将「そうかさて多数のP40が展開しているが、あのSatan(零式艦上戦闘機のコードネーム)相手にどこまで戦えるものか」
同日太平洋艦隊旗艦戦艦コロラド提督執務室
パイ「はあ、この艦隊でジャップの主力と戦いハワイを守れか、無理難題にも程があるぞ、この艦隊には16inch砲艦は4隻のみだそれに対してアッチは16inch砲艦10隻だそれに14inch砲艦も8隻もいるせめてカリフォルニアが復帰すれば、せめてアジア艦隊と合流できればな、まあ無理かあちらには戦艦が8隻もいるらしい、何が戦艦はまだ4隻しか完成していないだ、16隻も戦列に入っているではないか怠慢な情報部め、しかしここで負けるのもまずいがそれ以上に戦艦隊を失うのはさらにまずい、サウスダコダ以外同型艦の戦艦は早くても6月までは戦列に入れんと聞く、メリーランドとウェストヴァージニアの復帰も早くても来年初頭だアイオワ級もまだ完成しない、ハワイ航空隊の傘の下で戦えといっても傘の外をジャップの艦隊に抜けられて本土を叩かれてはどうにもならんぞ、追撃しようにもコロラドは鈍足、ボーグ級も鈍足、これでは集中運用は不可能に近い、かと言ってコロラドを除いて決戦をすればただでさえ低い勝率がさらに低くなる、まあ最初から1%あるかもわからない勝率だが、それに敵機動艦隊が問題だと相手は軽空母も含めて空母は22隻もいるようだ、我々には鈍足で性能の低いボーグ級を含めても7隻だというのにそれに敵機は我々の機体より性能が上のようだ、ハワイ航空隊は600機ほど戦闘機は350機ほどかジャップの1個機動艦隊と機数では同等性能では劣っているもしかしたら練度でも負けているかもしれない、我々の空母航空隊が390機程合計でも1000程度、ジャップは2個機動艦隊で1200機それに軽空母がいるこいつらを足せば1500機は超えるだろう、ふう、最初から勝ち目はないな、せめて後半年あればそうすればワスプとレンジャーもこちらに回されただろうそれに足が遅いとはいえボーグ級も幾分か回されたはずだそれに残りのサウスダコダ級も戦列に入ったはずだ、半年稼げなかった政府の連中め、だいたいハルノートあれを叩きつけなければ四季島は開戦しなかったんだぞ」
コンコン
パイ「どうぞ」
ハルゼー「荒れてるなパイ」
パイ「これで荒れずにいられるかどうやっても勝てん戦だぞ」
ハルゼー「確かに勝ち目は無い、それどころか上層部は艦隊を生贄にしようとしてるらしいって言われてるぜ、艦隊が壊滅したら即講和を政府に訴えるらしいからな」
パイ「らしいな、まあ支持率も既に30%を切ったらしいそれどころか不支持率が40%を越えたらしい、1戦交えた後結果で休戦か和平だろうな」
ハルゼー「やはりそうなるか、できれば白紙和平と行きたいが無理だろうな」
パイ「上層部は最悪ハワイ以西の無防備か、グアム、フィリピン、アッツ、キスカの割譲で済ませたいらしい」
ハルゼー「そうなればナチ共と大西洋で殴り合いか、あっちには空母が6隻いるらしいからな」
パイ「らしいな、噂だと四季島が追加で2隻から4隻ヴィシーガレアとイタロスに売ったらしいぞ」
ハルゼー「とすると合わせて最大14隻か、いくら中型でもそりゃ不味いな、艦載機も合わせりゃ700機くらいか」
パイ「今の合衆国の空母を全てぶつけても勝てんな、ブリテンのを含めてもだ」
ハルゼー「なんということだ、で新型の空母はいつ完成するんだ」
パイ「来年になるだろうな、なにせパールハーバーの1件まで主力は戦艦だったからな特に四季島の888艦隊計画で戦艦8隻が確定してそのあと巡洋戦艦4隻建造の噂が立ったからな、アイオワ級の追加計画とサウスダコダ級の追加で遅れに遅れてるらしい」
ハルゼー「あの時はそれが正しかったとはいえしてやられたな全部ジャップの手の上で転がされてたってわけか、パイ、どうするどうやったって勝てんぞ、それこそ今からジャップに臨時停戦でも申し込むように意見したほうがいいくらいだ」
パイ「だが負け続けで停戦は無理だせめて1戦して勝たねばならんそれがたとて艦隊が壊滅しようともな、敵を撃退できれば我々の勝利になる、その結果を持って早期講和、それが上層部の考えだろう」
同時刻ワシントンDCホワイトハウス
ルーズベルト「でだ軍は勝てるのかね」
キング「海軍としては勝率は1%あればいい方かと」
ルーズベルト「なんとしてもジャップに打撃を与えろ最悪は西海岸で防衛戦だ」
マーシャル「了解しました大統領閣下」
スティムソン「西海岸で防衛戦ですと、ですがどのラインで防衛するのですか、下手をすれば中部まで攻められますぞ」
ルーズベルト「そこは君たちに任せる、頼んだぞ」
3人「「「了解しました」」」
合議の結果四季島陸軍の上陸予想地点はロサンゼルス、もしくはサンフランシスコであるとされた両地には歩兵3個師団ずつと戦車旅団1個ずつを配備トーチカの建設を開始した、この報告を受けた四季島皇国では作戦の成功を確信したと同時にハワイの傘の外に合衆国艦隊を引き摺り出すように作戦を開始した、そして4月7日四季島艦隊は出撃大小合わせ179隻の艦艇がトラック、マーシャル両泊地を進発同時に西海岸各所に潜水艦隊が対地噴進弾を多数投射、中にはハワイ本島や修復中のオアフ島に叩き込んだ艦もあったそして本隊は途中リバティリアの潜水艦哨戒機を叩き沈め落としながら1路ハワイ方面に進撃していた、この報を受けた太平洋艦隊司令部は迎撃を決定ハワイ航空隊の傘の下で海戦しいかなる損害を受けようとも四季島艦隊を撃退することとした
4月23日ハワイ沖索敵中のカタリナ
偵察員「居ませんね、ジャップの艦隊」
機長「時間的にはそろそろこの辺りのはずだ、周辺警戒厳重にな、落とされた機も多いからな」
機銃手「きやがれジャップ、この機銃で落としてやる」
このようにハワイ沖の海域を多数のカタリナやB25、B26が哨戒に従事していた、だが一向に敵艦隊は発見できない、そして4月28日オアフ島仮設泊地にてイタロスから借り受けた水中工作班による特殊攻撃が発生、戦艦コロラドが撃沈、ノースカロライナ大破、ワシントン、サウスダコダ中破、空母サラトガ、エンタープライズ大破底着と言った被害を被った、さらに攻撃当時コロラド艦橋にいたパイ中将も負傷し人事不在に陥ってしまった。これは晴天の霹靂であった何せ西海岸が丸裸になったのださらにロサンゼルス沖に南雲忠一中将指揮下の四季島第4艦隊が出現3時間後に攻撃することを告げて市民の避難を呼びかけた、リバティリア軍は海岸砲台や航空隊でこれを叩こうとしたが35.6㎝砲弾が陣地を耕していた、また上空にも多数の零戦が乱舞していた
第4艦隊旗艦扶桑艦橋
南雲「そろそろ時間か、全艦に通達、砲撃はじめ」
通信長「了解、全艦砲撃始め」
ドーン、ドーン、ドーン、ドーン
ヒューーーウ、ドカーーーーン
ヒューーーウ、ドカーーーーン
この攻撃で軍事施設や港湾設備以外にも多数の民家が商店が工場や橋が破壊された艦隊は4時間撃ち続けていた全艦交互射撃のため1分間に24発が撃ち込まれた4時間で何度かの目標地変更を行いながら合計4800発が撃ち込まれた途中何度も10数機の航空機が艦隊に攻撃しようと接近したが第4艦隊所属の零戦と第3航空戦隊からの上空援護機により艦隊に近づくこともできなかった。できたとしても多数の高角砲とボ式40㎜25㎜機銃のシャワーで叩き落とされる事が決まっていた、そして艦隊は姿を消した、太平洋艦隊は機能不全に陥り第4艦隊を迎撃できなくなっていた、大西洋からサウスダコダ級3隻と空母ワスプが太平洋に向かったが、そんな中5月2日アンカレッジ沖に四季島第5艦隊が出現同行していた揚陸艦隊から多数の戦車搭載の特大発や歩兵満載の大発が吐き出されていた揚陸部隊は
軽歩兵4個連隊14000名
野戦軽砲1個連隊3000名
多連装自走噴進砲(カチューシャ擬き)1個連隊1500名
戦車1個大隊24両
砲戦車1個大隊24両
及び付属整備隊合わせて500名
本部大隊1000名
合わせて20000名
で編成された第2揚陸師団であった、当時アンカレッジには州兵2000名が守備についていたが第5艦隊と第2戦艦戦隊(長門、陸奥)により防御陣地ごと吹き飛ばされていた、結果として第2揚陸師団は無血でアンカレッジを制圧後続の部隊が送り込まれ歩兵3個揚陸2個師団と戦車2個旅団がアンカレッジからアラスカ全土制圧のために進発アラスカ守備隊を撃滅し5月29日にカナダとの国境までを制圧したこの時には歩兵15個師団と揚陸3個師団戦車5個旅団が展開していた、そして6月3日5大湖工業地帯に多数の1式弾道弾が飛来、数日前から四季島皇国は5大湖攻撃を宣言していたが片道4000㎞を越える爆撃はあり得ないとしていた、だが弾道弾の存在を知らないリバティリアには攻撃は航空爆撃だと思っていたから仕方ないのであった、この攻撃で工業地帯に13%が灰塵となった、攻撃がアンカレッジからだと知ったルーズベルトは直ちにアンカレッジ奪還を命令した、その命令を受けリバティリア陸軍27個師団とカナダ軍6個師団が攻撃の支度をしていた