四季島皇国戦記   作:阿鬼羅

27 / 39
第24話

1942年11月27日ニューデリーブリテン軍インド方面軍司令部

 

マウントバッテン「くそ、敵がすでにカンプール近郊にまで進出してきたかそれどころかコロンボが落とされチュンナイ、バンガロール、マンガロールを結ぶ線にまで北上してきているとは」

 

幕僚1「それどころか多数のインド国民軍が四季島軍に合流しております、膨大な量の物資も大船団を使って補給しているようで情報部からの報告では300隻程の輸送船が補給物資を運んでいると」

 

マウントバッテン「くそ、海軍は何をしているんだ、なぜ船団を襲わん」

 

幕僚2「不可能です東洋艦隊主力は先のソロモンの戦いで沈むか脱退したオーストリゼアに抑留されております、すぐに四季島に引き渡されなかっただけマシかもしれませんが」

 

マウントバッテン「潜水艦はどうしたリバティリア海軍は何処にいる」

 

幕僚2「潜水艦はすでに全滅しましたリバティリア艦隊も遥かサンディエゴです」

 

四季島皇国軍は第5軍をカルカッタから西進させ南方から第7軍を上陸させこれを北上させながらインド国民軍との合流を果たしていたインド国民軍は総兵力48万人にも及びその補給のために航路防衛総隊から装甲巡洋艦八雲、浅間、護衛空母夜鷹、軽巡洋艦夕張、旗艦級海防艦10隻標準型海防艦40隻駆潜艇120艇が300隻の1万トン級輸送船とタンカー40隻を護衛していた

 

カンプール近郊ブリテン軍防御陣地

 

ドカーン

 

ダダダダダダダ、ダダダダダダダ

 

ブリテン少佐「くそ忌々しい四季島航空隊め、」

 

ブリテン兵1「少佐、第2高射砲陣が破壊されました」

 

ブリテン少佐「第2高射砲陣地がだと、なんてことだ、味方の戦闘機は何をしている」

 

ブリテン通信士『航空基地、航空隊の来援はどうなっている』

 

管制官『すでに出撃済み、しばし持ちこたえられたし』

 

ブリテン通信士「出撃しているようです」

 

ブリテン少佐「持ちこたえるしかないか」

 

ブーン

 

ブリテン中尉「少佐あれを、友軍機です」

 

ブリテンパイロット1『各機聞こえるか、目の前の敵機を叩き落とせ、全機突撃』

 

ブーン

 

四季島パイロット1『敵が来たぞ第1第2中隊は敵機を残りは地上の連中を殺れ』

 

ダダダダダダダ、ダダダダダダダ、ダダダダダダダ

 

ブリテンパイロット2「くそ速すぎず、捉えた、喰らえ」

 

ダダダダダダダ

 

パンパンパン

 

ブリテンパイロット2「効いてないのか、くそだめだこの機体では勝てない」

 

ブリテンパイロット3『助けてくれ奴に追われてる』

 

ブリテンパイロット2『待ってろ今行く』

 

ブリテンパイロット3『だめだエンジンから火が』

 

ドカーーン

 

当時のインド駐留ブリテン軍の戦闘機は主力は旧式のハリケーンmkⅡや複葉のグラディエーターであった、この機体で陸軍の隼2型(海軍の零戦22型の折り畳み翼機構を排除した機体)や飛燕に勝てというのも不可能な話であった

 

ブリテン帝国帝都ロンドン首相官邸

 

チャーチル「インドの戦況は悪いのだな」

 

秘書「そのようです、それにアフリカ戦線もエル・アラメインが陥落寸前と」

 

チャーチル「モントゴメリー将軍はなんと言ってきている」

 

秘書「補給を求めてきています」

 

チャーチル「補給か、とはいえ、セウタが落ち、ジブラルタルすら危ない現状で補給か、護衛無しで喜望峰ルートでどうにかならんか」

 

海軍参謀「閣下四季島海軍の潜水艦隊がマダガスカルに展開しております、護衛艦無しでは船団は餌にしかなりません」

 

チャーチル「しかし、なら潜水艦を使った輸送はどうだ、砲や戦車は無理でも重機関銃や食料弾薬医薬品なら運べるだろう」

 

海軍参謀「ですが、そこまでの潜水艦は残っておりません」

 

チャーチル「そうか、駆逐艦を使った輸送は可能かねリバティリアがソロモン方面でやってたやつだ」

 

海軍参謀「船団護衛の護衛艦艇が不足する可能性があります、まあ戦艦や重巡洋艦には駆逐艦では敵いませんが」

 

チャーチル「少数の高速艦艇を使ってアフリカ戦線に物資を輸送してくれ」

 

陸軍参謀「閣下、アフリカ戦線にいる陸軍を維持するには日に食料50トンと200000Lそれに多数の武器弾薬医薬品が必要です、それだけの物資をどうやって運ぶのですか、海軍の事情は知りませんが駆逐艦1隻にどれだけの食料と水を運べるのですか」

 

海軍参謀「ドラム缶1個あたり約100㎏で1隻でおおよそ200個おおよそ1隻で20トンとなります」

 

陸軍参謀「それで何日に1度補給をしてくださるのですか、それと1度に何隻来ていただけるのですか」

 

海軍参謀「10隻が精1杯ですそれ以上は船団護衛に穴が空きます、代わりにですがコルベットやフリゲート艦でも行わせますなので1度に20隻は確約しましょう」

 

陸軍参謀「何日に1度回してもらえますか、いくら1度の量を増やしても兵の腹を満たす前に餓死させれないのです」

 

海軍参謀「確約は出来ませんが週に1回が限界です」

 

陸軍参謀「その補給量ではエル・アラ要塞は維持できない」

 

何時しか双方の意見交換は怒号と嫌味の言い合いに変わっていった、それを見かねたチャーチルは提案した

 

チャーチル「中東から1部運んではどうかね、まだ鉄道とトラックを使った陸路なら量は少ないが確実に届くと思うが」

 

陸軍参謀「たしかにそうですが、海路と違って量と時間が問題になります」

 

チャーチル「1度にどのくらい運べるかね」

 

陸軍参謀「確認しなければわかりません」

 

会議は1度休会となり3日後に資料を集め再度行われた

 

チャーチル「でだ鉄道輸送とトラック輸送でどれだけ運べるかね」

 

運輸専門家「1編成辺り200トンが限界となります、トラックの場合1両辺り3トン1つのトラック部隊はトラック45両軍用自動車15両合わせて135トンとなります」

 

陸軍参謀「閣下、アフリカ戦線の縮小をこのままでは持ちません」

 

チャーチル「仕方あるまい、スエズ運河まで後退を許可する」

 

バタン

 

秘書「閣下」

 

チャーチル「どうした、そんなに急いで」

 

秘書「緊急事態ですソビエトからの通達でにイルクーツクが四季島軍に攻略されました」

 

チャーチル「なんだとそんな所まで攻め込まれているのか」

 

秘書「はい」

 

バタン

 

陸軍士官「閣下、カナダから急報」

 

チャーチル「今度はなんだ」

 

陸軍士官「アラスカ奪還軍が集結地点の基地ごと消滅しました」

 

チャーチル「ま、間違いないのか」

 

陸軍士官「はい、展開していた飛行隊ごと消滅したと」

 

チャーチル「何があったと言うのだ、調査を急げ、それとカナダにさらなる軍の展開を要請しろ」

 

この事態は連合各国を恐怖に陥れた周辺では高温を観測し、駐屯地は跡形もなく消えていた死者の数は

 

チャーチル「推定20万人以上だと」

 

陸軍士官「はい、最低でもその数は戦死したかと」

 

チャーチル「アラスカ戦線は崩壊したと言えるのかこれは」

 

陸軍士官「早期奪還は不可能になりました」

 

12月4日アラスカ戦線連合軍駐屯基地跡地

 

リバティリア調査隊指揮官「生存者無しか、それに大半の死体は炭化しているししていない死体は圧死か窒息死、どうなってやがる」

 

リバティリア調査員1「なんだこれ、装甲が溶けてやがる」

 

リバティリア研究員「装甲が溶けてる、融解したのか、だとすると瞬間的に温度は1500度位になったのか」

 

リバティリア調査員2「おい、こっちに来てくれ、この残骸の下も見たい」

 

リバティリア陸軍兵1「今行きます」

 

リバティリア陸軍兵2「そっち持ていくぞせーの」

 

リバティリア調査員2「防空壕の入口かここは」

 

リバティリア調査隊指揮官「よし行くぞ」

 

リバティリア調査員1「行くんですか」

 

リバティリア調査隊指揮官「防空壕の中の状態で敵の正体がわかるやもしれん、避難してる兵の遺体があれば空襲によるものだと断定できるからな」

 

防空壕の中は地獄絵図であった、炭化した遺体や黒く焼け焦げた壁や備品が調査隊を迎えたのであった

 

リバティリア調査員3「何があったんだ、黒焦げじゃないか全て」

 

リバティリア調査員2「指揮官焼け具合は奥よりも出入り口付近の方が酷いみたいです」

 

リバティリア調査隊指揮官「よし戻るぞ」

 

12月15日ワシントンDCホワイトハウス

 

ルーズベルト「で、なにが起きたのだ」

 

調査隊指揮官「それが高温でそれも1500度以上の温度で焼き払われたとしか説明できません、それも防空壕の奥まで焼くほどの大きさの」

 

ルーズベルト「ジャップの攻撃であるのは間違いないのか」

 

調査隊指揮官「そこも判断できません」

 

ルーズベルト「報告ご苦労、後で詳しい報告書を上げてくれ」

 

調査隊指揮官「はい、失礼します」

 

ルーズベルト「オッペンハイマー博士、これは例の兵器を使われたのかね」

 

オッペンハイマー「放射能は観測できておりませんのでそれはありえないかと」

 

ルーズベルト「では何だというのだ、ジャップの新兵器は何を使ったのだ」

 

オッペンハイマー「鋭意調査しております」

 

何が起きたのか、それは中津が開発させた特殊燃料気化爆弾による攻撃であった、爆発物として水素ガスを圧縮して大量に詰め込んたもので威力としては広島型原爆の数倍の威力を持っていたのだ中津はこれを増産しリバティリア全土に仮称3式弾道弾に載せてばらまく気であった、核のように放射線の心配もなければ製造も保管も容易である為に中津としては使用にためらいはなかった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。