四季島皇国戦記   作:阿鬼羅

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すいません、ええ他の作品に感けておりました


28話

1943年2月マーシャル沖ノースカロライナ艦橋

 

デューポス「敵艦隊はまだ見えないのか」

 

参謀「はい未だに」

 

デューポス「敵は必ず夜戦を仕掛けてくる周辺警戒を厳重にしろ」

 

参謀「はい」

 

 

デューポス率いる前衛艦隊は離脱する本隊を援護するために殿として敵艦隊を捜索していた

 

対する四季島皇国前衛の第2艦隊もデューポス艦隊を探していた1度は双方相手を索敵機が発見したものの両艦隊が出会ったのは日も跨ぎかけた2月22日23時40分の事であった、発見はタッチの差で四季島艦隊のほうが早かった

 

第2艦隊旗艦伊吹艦橋

 

木村「遂に見つけたか、全艦に打電夜戦用意土手っ腹にでかいの喰らわせるぞ、第1、第4艦隊の位置は?」

 

参謀長「本艦隊の後方にピタリと着いてます」

 

木村「よろしい夜戦の時間だ」

 

 

第1艦隊旗艦大和

 

伊藤「面舵40右舷砲戦用意」

 

操舵手「おーもかーじ40」

 

砲術長「右舷砲戦用意」

 

伊藤「第4艦隊に打電我先行す我が戦艦隊後方に続け」

 

通信士「了解」

 

観測士「敵艦隊ノースカロライナ級戦艦2アイオワ級戦艦4サウスダコタ級戦艦3重巡洋艦8軽巡洋艦5駆逐艦25」

 

伊藤「米戦艦隊との決戦かこの航空全盛期に機会に恵まれんと思っていたのだがな」

 

参謀長「それは」

 

伊藤「大砲屋の最後の花道かもしれんな」

 

参謀長「そうですな」

 

砲術長「装填よし照準よし」

 

参謀長「閣下撃てます」

 

伊藤「撃ち方始め」

 

ドーーンドーーンドーーン

 

大和以下6隻から46㎝41㎝砲弾が撃ち出された

 

ヒューーーウ

 

ドカーーーン

 

観測員「命中弾3」

 

伊藤「初弾命中か」

 

参謀長「聯合艦隊砲術の誉れですな」

 

伊藤「うむ」

 

 

ノースカロライナ艦橋

 

デューポス「被害報告」

 

艦長「艦後部に被弾」

 

参謀長「ワシントン、アイオワ被弾」

 

デューポス「初弾命中だとCrazyな、撃ち返せ当たらんでも構わん、大砲屋の意地を見せてやれ、それと水雷戦隊に通達、俺の名でだ『被害を省みず突撃せよ』いいな」

 

通信士「りょ了解」

 

ドーーンドーーンドーーン

 

ヒューーーウ

 

ドカーーンドカーーンドカーーン

 

観測員「全弾至近弾」

 

砲術長「諸元そのまま次弾装填急げ」

 

ヒューーーウ

 

ドカーーーン

 

観測員「ワシントンが」

 

参謀長「ワシントンが、沈みます」

 

デューポス「全砲門を敵後方のフソウクラスに集中させろあれだけでも血祭りに上げるのだ」

 

砲術長「了解」

 

ドーーンドーーンドーーン

 

ヒューーウ

 

ドカーーンドカーーンドカーーン

 

 

第4艦隊旗艦扶桑

 

南雲「敵はこっちに照準を変えたか被害は?」

 

参謀長「ありません、ただ伊勢に至近弾との事」

 

南雲「そうか、撃ち返せ」

 

ドーーンドーーンドーーン

 

ヒューーウ

 

ドカーーンドカーーンドカーーン

 

南雲「水雷戦隊は?」

 

参謀長「突撃を開始しています」

 

南雲(頼んだぞ木村)

 

 

第2艦隊旗艦伊吹艦橋

 

木村「突撃だ土手っ腹にでかいの1発決めたれ」

 

参謀長「はい」

 

 

ノースカロライナ艦橋

 

デューポス「敵の水雷戦隊か、こちらも水雷戦隊で」

 

ドーカーーーン

 

デューポス「なんだ、何が起きた」

 

観測員「ウィスコンシンが」

 

艦長「なんということだ」

 

参謀長「ウィスコンシン撃沈されました」

 

デューポス「くそやり返せヤマトを血祭りに上げろ」

 

ウィスコンシンを沈められた事でデューポスの頭から水雷戦隊の事は忘れ去られた、ヤマトを血祭りに上げるこの事以外デューポスの頭にはなかったのである

 

 

伊吹艦橋

 

木村「位置についたか、全艦魚雷投射」

 

参謀長「了解」

 

 

第2艦隊及び第1、第4艦隊の水雷戦隊から合計696本の酸素魚雷が放たれた

 

最初に気づいたのは艦首に信濃の46㎝砲弾を食らい退避していたアイオワの夜目の効き視力の優れた観測員であった

 

 

アイオワ艦橋

 

観測員「左舷に雷跡らしきもの多数接近」

 

艦長「取舵15」

 

操舵手「アイサー、取舵15」

 

ドカーーン

 

艦長「ダメージレポート」

 

副長「艦首に2、3本の魚雷が命中、被害不明なれど甚大の模様」

 

艦長「くそ、いかん他の艦にもこの事を伝えろ」

 

この時のアイオワの被害は応急修理された艦首が完全に破断し毎分100トンの海水が艦内に流入していた艦長はこのことを知るとアイオワの放棄を決定退艦することを命じ付近の艦に救助を依頼したが付近の艦もそれどころではなかった、一番近い重巡ウィチタは土手っ腹に6本食らい爆沈ニューオリンズ、アストリアも大破航行不能軽巡コロンビア轟沈モントピア、デンバー撃沈駆逐艦15隻が沈み水雷戦隊は機能不全とかしていた、それどころかアイオワ級戦艦ニュージャージーが浸水による傾斜で砲戦不能、ミズーリが舵が破壊され転舵不能サウスダコタ級戦艦3隻もアラバマを除き撃沈された、だがリバティリアも負けずに撃ち返したその勢いは山城を大破させ伊勢を戦列から離れさせた、それどころか第2艦隊旗艦伊吹の主砲2基を破壊し司令官の木村中将を負傷させた、双方わかっているのだもはや砲戦艦が大海の覇者になれない事を、だが大砲屋の水雷屋の意地を見せる最後の機会だと、特にリバティリアには後が無いここで負ければ砲戦をする余力は残っていないのだ、残る戦艦は大西洋艦隊に廻され、太平洋艦隊には後退したサウスダコタ級戦艦3隻にカリフォルニア、メリーランド、ウェストバージニアに中途半端なアラスカ級2隻とてもではないが艦隊決戦は出来ないその事を知っているからこそデューポスは砲撃を止めない

 

海戦が終わったのは日が登ってきた23日午前6時頃であった、デューポスが白旗を掲げた時生きていた艦は

戦艦ノースカロライナ、ミズーリ、アラバマ

重巡クインシー、ヴィンセンス、ボストン

軽巡バーミングハム

駆逐艦5隻であった

対する四季島艦隊も

戦艦山城大破、伊勢大破、長門中破、信濃中破、武蔵小破

重巡伊吹大破、高雄大破、愛宕大破、妙高大破など大破4隻中小破12隻

軽巡神通大破艦首切断、阿賀野大破、能代中破

駆逐艦12隻大破28隻中小破

と双方大損害であった

 

23日10時第1艦隊旗艦大和艦橋

 

伊藤「それで木村くんの容態は?」

 

軍医長「安定しております」

 

伊藤「ならよいが。参謀長、敵の機動艦隊は?」

 

参謀長「索敵機や潜水艦からの報告でハワイ方面に撤退していると」

 

伊藤「追撃命令は?」

 

参謀長「GF本部はマーシャル諸島に後退するようにと」

 

伊藤「ウェークは放棄か」

 

参謀長「はい、まあ補給面で問題が多かったですからな」

 

伊藤「それもそうだな」

 

 

四季島艦隊がマーシャルに戻る1方、リバティリア艦隊はお通夜状態であった

 

空母バンカー・ヒル艦橋

 

スプルーアンス「そうかデューポスは破れたか」

 

ムーア「はい」

 

その瞬間ドカーーーン

 

艦長「何事だ」

 

艦橋要員「雷撃です」

 

スプルーアンス「ダメージレポート」

 

参謀長「バータン、ランドルフ、ヨークタウンⅡが沈みます」

 

観測員「駆逐艦5隻撃沈されました」

 

スプルーアンス「なんだと、敵の潜水艦は何隻いるのだ」

 

この時スプルーアンス機動艦隊は伊号潜12隻により方位されていた、そして

 

レーダー員「レーダー上で高速飛翔体接近」

 

艦長「迎撃」

 

レーダー員「駄目です」

 

ヒューーーウ、ドカーーーン

 

スプルーアンス「グハァ」

 

「「「うあぁぁ」」」

 

撃ち込まれたのは散弾式弾道弾であった

結果としてスプルーアンス機動艦隊は空母バンカー・ヒル、レキシントンⅡ、ワスプⅡラングレー、ベロー・ウッド、モンテレー以外の空母を失った、帰還後スプルーアンスは公聴会に呼び出されたが、その疲れ切った姿を見た議員達はスプルーアンスを責めることができなかった、なにせスプルーアンスは一人で立つことすらできないほど衰弱していたのだ、結局スプルーアンスはそのまま海軍病院に入院治療中に終戦を迎えた

 

この件を聞いたルーズベルトは太平洋艦隊首脳部を罵ると同時に西海岸での陸戦を決定歩兵48個師団を西海岸に貼り付けると同時に戦車主体の機甲師団による包囲殲滅を行うように命じるた時ルーズベルトの元にロスアラモスが攻撃により破壊されたと連絡が来たルーズベルトは報告を聞くと1休みすると告げ2度と起きては来なかった。

3月1日フランクリン・デラノ・ルーズベルト第32代リバティリア大統領死去、後任は副大統領のハリー・S・トルーマンが臨時で大統領職を代行することとなった。

 

トルーマンは迷った、このまま四季島と戦うか、それとも和睦するか、和睦するとしたら条件はどうするかトルーマンの脳裏には四季島にわたす領土の案が出来上がっていた

1.太平洋の諸島全域とアラスカ全土、その代わりドイツとの和睦の仲介を依頼する

2.ハワイ諸島を除いた太平洋の諸島全域とアラスカ全土、それに西海岸への四季島企業の優遇その代わりドイツとの和睦の仲介を依頼する

3.ハワイ諸島、ミッドウェーを除いた太平洋の諸島全域とアラスカ全土だがその後相当額でリバティリア政府が東側半分を購入するが購入額は全土の金額として残りは賠償金として四季島皇国に支払い、それに西海岸への四季島企業の優遇その代わりドイツとの和睦の仲介を依頼する

 

トルーマンとしては最善は3案であったこれならアラスカの半分は帰ってくるどころかハワイ防衛の要たるミッドウェーも保持できる賠償金は多いが金はどうにかなる、唯一の問題はドイツが何を要求するかであった。

そんなトルーマンの元に四季島からの全権大使を載せた潜水艦が秘密裏に接触してきたとの事であった、それはブリテンが落ちたら講話しようとのことであった、内容はリバティリアが持つ太平洋諸島アラスカ全土の割譲、なおその地の権益については半数は四季島政府が正当額の3倍で購入残りはそのまま、ハワイにリバティリア海軍の小艦隊の駐留地の有料許可、満洲特区へのリバティリア財界の参加許可といったものであったその代わり西海岸3州に四季島軍の部隊の展開と駐屯地の有料供与四季島企業の優遇が条件とされすべて飲むならパナマ運河利権の1部をドイツに譲与する条件でリバティリアと枢軸諸国への和睦を仲介するとのことであった、また条件内に38度線以南の朝鮮半島をリバティリアに譲渡すると書かれていたのだった、内容には軍は陸軍5000名海軍軽空母1隻巡洋艦1隻駆逐艦5隻に潜水艦禁止航空機50機までの配備を認めるとされていた

 

トルーマンは悩むこの条件は敗戦間際の国に出すとしたら緩すぎるものであった、戦争犯罪を裁く裁判を行わない、内政干渉しない、それどころか領土を獲れる、トルーマンは決意すると同時に四季島政府に対して秘密裏に外交特使を派遣した内容はブリテンが落ちたと同時に先の条件で講話したいとのことだった

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