四季島皇国戦記   作:阿鬼羅

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開戦日なので投稿


第33話

1943年8月21日スカパ・フロー泊地

 

七夕作戦により本国艦隊司令部と多数の艦艇を喪ったブリテン海軍はフレーザー大将の前任たるジョン・クローニン・トーヴィー大将を就任させたトーヴィー大将は将旗を戦艦ハウに置くと艦隊の再建を行った当時のブリテン本国艦隊の編成は戦艦ハウ、キング・ジョージⅤ世、ネルソン、ロドニー、巡洋戦艦レナウン、正規イラストリアス、ヴィクトリアス、フォーミダブル、インドミタブル護衛空母フューリアス、アーガス、ボーグ級4隻改カサブランカ級3隻重巡洋艦2隻軽巡洋艦5隻駆逐艦27隻潜水艦21隻フリゲート艦21隻コルベット38隻魚雷艇多数が書類上存在していたが戦艦ロドニーは四季島軍欧州方面軍所属の陸軍航空隊第15爆撃航空戦隊とその護衛部隊のブリテン本土空襲作戦により2、3番砲の旋回機能を喪っているため戦力にはなり得なかったそれ以外にも七夕作戦にて正規空母インドミタブル以外の正規空母は大損害を受け戦力になりえずその他同作戦において帰還した駆逐艦3隻も戦力にはならなかった、トーヴィー大将はリバティリアから回された改カサブランカ級航空母艦(艦載機21機速力25ノット)3隻の扱いにも困っていたこの3隻はまとめて使って四季島軍の雲龍型に匹敵するかそれをやや上回る艦載機搭載性能を持つが既存の護衛空母と一緒には使えず快速自慢の戦艦隊とも行動できないため3隻にネルソンを加えた艦隊で運用する他なかったとはいえブリテン本国艦隊に取ってどうにか使える空母なのは確かであった(残りの護衛空母は低速過ぎて使いにくい)

 

トーヴィー「戦艦巡洋戦艦3隻に正規空母1隻重巡洋艦1隻軽巡洋艦3隻駆逐艦18隻か栄えあるロイヤル・ネイビーも落ちたものだな。政府の無能共がなぜ四季島を裏切ったのだ裏切らねば東南アジアは守りきれたそれどころか精強な四季島艦隊の来援すらあり得たのに」

 

参謀長「閣下失礼します」

 

トーヴィー「どうした?」

 

参謀長「出撃命令です」

 

トーヴィー「出撃?出撃だと!」ドン

 

参謀長「はい」

 

トーヴィー「この状況で何処に出撃しろというのだ」

 

参謀長「北海に進出しハンバーサイドの枢軸軍補給線を絶て、と」

 

トーヴィー「無茶な、敵は我が艦隊の倍はいるのだぞ四季島の機動艦隊も北上してきている、リバティリア艦隊はどうしたあちらも来援するのだろうな」

 

参謀長「その、誠に言い難いことですがリバティリア艦隊は太平洋艦隊からの来援艦隊を待ち反撃に移ると」

 

トーヴィー「嘘だな、最初から出る気など奴等にはない。太平洋艦隊を1隻でも引き抜いてみよすぐに西海岸に四季島の大艦隊が押し寄せる。」

 

参謀長「ではこれは」

 

トーヴィー「言い訳、いや方便か。」

 

トーヴィー大将は目を瞑り幾分か、唸ると参謀長にこう告げた

 

トーヴィー「出撃する。しかし25歳未満のものまたそれ以上でも親の生きており兄弟の居ないものまだ子の幼いものは海戦時指揮に、影響があるためにドックや桟橋に係留中の艦に移動とする出撃は8月31日午前0時丁度目標ハンバーサイド沖の敵輸送船団及びハンバーサイドの補給物資集積所。よいな」

 

参謀長「了解」

 

トーヴィー大将は死を覚悟し出撃を命令した

 

8月31日戦艦巡洋戦艦3隻正規空母1隻重巡洋艦1隻軽巡洋艦3隻駆逐艦18隻艦載機48機(戦闘機25雷撃機13)で編成された本国艦隊本隊が出撃同時刻改カサブランカ級空母3隻フリゲート艦5隻艦載機63機(戦闘機36爆撃機18雷撃機9)の支援隊が出撃。出撃を確認したドイツ海軍司令部は角田中将率いる第3機動艦隊に迎撃を要請した。要請書を見た角田は進路を南に向けたが距離的な問題からハンバーサイド攻撃の完全な阻止は不可能とドイツ海軍司令部に通達した。

 

9月3日ブリテン本国艦隊主力部隊その後方15㎞に支援隊が展開両部隊は戦闘機、雷撃機に対地ロケット弾を搭載し111機全力出撃上空援護に主力にはミーティア25機スピットファイア17機支援隊にはハリケーン18機が展開した。

 

当時ハンバーサイド防空にはヴィシー・ガレア空軍のMB.155c1戦闘機36機とD.520戦闘機62機が当たっていたが連日の連合国空軍の空襲とそれの阻止行動により即座に動ける機体は27機にまで減少していた。その事もあり来襲した100機を超えるブリテン機との交戦で全機撃墜されるも21機を対空砲と共同で撃墜したしかしハンバーサイドに揚陸された物資1500トン戦車17両車両23両兵員57名砲19門輸送船1隻が失われた。帰還の途に着きつつ攻撃成功に喜ぶ攻撃隊にキング・ジョージⅤ世から空襲を受けているとの通信が入ったことで自体は一変した

 

同時刻ブリテン本国艦隊上空にはハンバーサイド焼かれたことに怒り感じた第3機動艦隊の空襲を受けていた

 

キング・ジョージⅤ世艦橋

 

レーダー手「敵機左舷後方より接近数」

 

トーヴィー「対空戦闘用意、上空の直掩隊と攻撃隊にも伝えよ」

 

「対空戦闘用意」

 

「戦闘用意急げ」

 

この時襲来した攻撃機は疾風24機零戦53型72機流星72機であった、ブリテン空軍はその悪魔の集団を正面から迎え撃ったが

 

ブリテンパイロット1「は、速い、追いつけない」

 

ブリテンパイロット2『お、追われてる誰か助けてくれ』

 

ブリテンパイロット3「こ、これが太平洋でリバティリア機動艦隊を叩き潰した実力なのか」

 

確かにミーティアやハリケーン、スピットファイアは優秀な戦闘機と言えるだがそれに襲いかかった疾風はそれらを凌駕する悪魔のような機体なのだ

 

 

キング・ジョージⅤ世艦橋

 

艦長「閣下、敵攻撃隊戦闘機隊を突破しました」

 

トーヴィー「突破されたか、対空砲撃ち方始め、なんとしても生き残るぞ」

 

トーヴィーの檄に答えるように各艦の対空砲が火を吹いた

 

 

高橋「甘い、こんな温い対空砲火で落とされるかよ」

 

四季島パイロット1「喰らえ」

 

ドカーン

 

四季島パイロット2「もう1発だ」

 

ドカーン

 

 

重巡洋艦ロンドン艦橋

 

艦長「ダメージリポート」

 

副長「左舷前部と後部に2発命中後部高角砲大破」

 

観測員「敵雷撃機近づく」

 

艦長「回避取舵10急げ」

 

操舵手「取舵10いそーげー」

 

ドカーーン

 

艦長「1発腹に喰らったか」

 

伝声管越しに機関室から報告が入る

 

機関帳「機関室浸水」

 

艦長「なんと」

 

観測員「敵機更に近づく」

 

シューーーウ ドカドカドカドカドカーン

 

艦長「ダ、ダメージリポート」

 

副長「艦長お怪我を」

 

艦長「私の事はいいとにかく被害を確認しろ」

 

ダメコン班長「左舷全域に多数のロケット弾命中左舷機関砲群壊滅2番高角砲を除き左舷高角砲は射撃不能ダメコン要員も多数が死傷艦要員の死傷者集計不能です」

 

艦長「総員退艦だ急げこの艦を放棄する」

 

副長「り、了解」

 

「総員退艦、総員退艦」

 

 

キング・ジョージⅤ世艦橋

 

トーヴィー「ロンドンが退艦だと」

 

参謀「はい」

 

トーヴィー「そうか、生き残っている艦は何隻いる?」

 

参謀長「本艦含め12隻です」

 

トーヴィー「そうか」

 

観測員「敵機引き上げます」

 

トーヴィー「投げ出された者の救助を急げ、それと支援隊の被害は?」

 

参謀長「確認できているのは空母1フリゲート艦2隻が生存と」

 

トーヴィー「これで終わりか、栄えあるロイヤル・ネイビーも、全艦要救助者の収容次第反転最大船速でスカパ・フローに退避せよ」

 

参謀長「閣下、帰還中の攻撃隊は?」

 

トーヴィー「インドミタブルは着艦可能か?」

 

参謀長「はい」

 

トーヴィー「戦闘機隊は空母に着艦爆撃機、攻撃機は付近の空軍基地に帰還せよ」

 

参謀長「了解」

 

トーヴィーの命令に従い戦闘機54機がインドミタブルと護衛空母に帰還したが戦闘機4機は各空軍基地に帰還する攻撃隊護衛の為に帰還しなかった。それを批判する参謀たちをトーヴィーは諌めた

 

 

そして日付は変わり9月4日午前2時遣欧艦隊に所属する潜水艦呂12潜が北進するブリテン艦隊を捕捉新型の3式誘導酸素魚雷4本を射出内3本が誘導された

 

 

ドカーーーン

 

キング・ジョージⅤ世艦橋

 

トーヴィー「何事だ」

 

艦長「状況確認急げ」

 

艦橋要員「あ、チャージャーが」

 

観測員「チャージャーが殺られたのか」

 

参謀「雷撃か!」

 

トーヴィー「対潜警戒を厳にしろ」

 

参謀長「は、はい」

 

バコンバコンバコンバコン

 

ドカーンドカーンドカーンドカーン

 

各艦が対潜爆雷を海底にばら撒く中呂12潜は退避雷撃を受けた護衛空母チャージャーはその後すぐ海中に没した、その結果戦闘機9機を喪った。

 

日が昇り10時角田率い第3機動艦隊はブリテン艦隊をロスト、この報告を受けた角田は仕方無いとしながらも報復としてブリテン島各地を襲撃多数の航空機、車両を破壊兵員を殺傷した。




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