四季島皇国戦記   作:阿鬼羅

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第4話

1935年1月10日霧の島時間断層工廠管理室

 

中津「生産の方はどうなってるかね中原君」

 

中原「はい総帥、既に昨年に採用された94式拳銃(グロック17)は既に40000丁が製造され配備され始めています、また94式として採用された34式輸送機は輸送型96機爆撃型360機が先の生産命令書以降の追加分として既に完成しております」

 

中津「チハ車やハ号、それに13.2㎜機銃と機関銃の方はどうなってるかね」

 

中原「はいチハ車420台ハ号600台13.2㎜航空機銃1500挺が機関銃仕様は10000挺が製造され既に陸軍に渡されておりますが1部は海軍陸戦隊に回しております」

 

中津「ふむ、13.2㎜機銃は陸海軍の地上部隊にも機関銃として正式採用されたからな生産量を増やしてくれ出来れば1週辺り5000挺を目標に今月中に20000挺を生産してくれ」

 

中津34式13.2㎜機銃もしくは機関銃34年中盤に94式航空機銃として航空隊に採用されその後陸海軍の地上部隊にも少量が配備35年1月5日に陸軍が6日に海軍陸戦隊が95式重機関銃として陸戦用に改修されたものの正式採用を行っていた

 

中津「それと第2第3戦車旅団が編成されるらしい、それに各歩兵師団に戦車2個中隊で編成された戦車大隊が追加されるようだ、他にも海軍陸戦隊でも各鎮守府にハ号を配備したいらしい」

 

中原「なるほどでは、軍用車の生産も増やした方がいいのかもしれませんね」

 

中津「頼むぞ今年度末までに3000台は作ってくれ」

 

中原「はい」

 

中津「そう言えば雨風の製造はどうなっている、次期戦闘機にはこれを積むからな」

 

中原「現在外の1日辺り30機を製造しています」

 

中津「艦艇の方はどうなってるかね」

 

中原「予定通り水雷艇8隻が完成しております輸送船の方も空母改装が可能な25000トン級4隻15000トン級4隻が建造されております」

 

ここで建造された輸送船はすべて空母に改装された25000トン級は大鷲型として15000トン級は大鷹型に分類されてが速度が標準の大鷹型より6ノットほど早かったため改大鷹型として扱われた

 

中津「そうか、では頼んだぞ」

 

中原「はっ」

 

3月2日陸軍浜松飛行学校

 

ブーン

 

中津「見事な編隊飛行ですね」

 

教官「いやはやまだですよ中津社長、飛んでるあれらはまだ編隊爆撃の成績は低いのです、なにぶん新型の94式はまだ数が少なくどうにも大陸の方が優先されますので」

 

中津「そうなのですか」

 

教官「はい爆撃は地上軍を吹き飛ばすのに一番良いので」

 

中津「なるほど、だから最近爆弾の発注が増えたのですね」

 

教官「そのようです」

 

中津「あそこでやってるのは整備の練習ですか」

 

教官「はい、海風4機を整備練習専用機材として使っています」

 

中津「そうですか、それはよかった」

 

陸海軍航空隊の増加と訓練生の増員は1部クローンパイロットの大量動員によって行われていた94式重爆撃機の正式採用により34年中だけでも前線部隊に30機ほどが投入航空学校にもある程度が配備され、海軍航空隊にも雷装が可能に改修されたものが12機配備されていた、その他にも輸送型を空挺利用も考えられていた

 

中津「では失礼します」

 

教官「お気を付けて」

 

ブーン

 

中津「これで中国戦線は楽になるだろう、爆撃機は砲兵の代わりになるだろう、これで太平洋戦域に兵が増やせる、中国の山奥は補給に問題があるからな、それに戦略爆撃を出来るようにすれば仮にソ連との戦いになったときには役に立つだろう」

 

8月13日中津商会本社ビル執務室

 

中津「で、永田中将は無事なのだね、坂本少将」

 

坂本「はい、当日小官も現場に居合わせておりまして斬りかかってきた相沢中佐を外に待機させていた副官の島崎少尉と共に取り抑えました」

 

中津「ふう、どうにかなったな、ここで永田中将が死んだら皇道派と統制派の亀裂が修復できないものになってしまっただろう」

 

坂本「そう思われます」

 

中津「これで皇道派は勢いを失うかな」

 

坂本「可能性は高いでしょうが、壊滅まではいかないでしょう、いくとすれば史実の226事件が起きればかと」

 

中津「やはりその事件か史実だと半年後となるな」

 

坂本「はい、当日は小官は陸軍省に兵を出す支度をしておきます」

 

中津「頼みます、北島大将と眞田中将には当日は首相官邸に居てもらうこととなっています、それでどうにかなれば良いのですが」

 

坂本「総帥もお気を付けて、最近総帥は統制派ではないかと皇道派から思われているようです、もしやとは思いますが」

 

中津「私は単なる商会の社長ですよ、私を殺したとてなにも変わりませんよ」

 

坂本「ならいいのですが、護衛だけはしっかりとつけてください」

 

中津「君がそこまで言うなら、当日は陸海軍の将兵連中と酒を飲まぬ会食でもするかね」

 

坂本「それなら良いのですが、こんな時間ですか、小官はこれにて失礼します」

 

中津「体に気を付けろよ」

 

坂本「はい」

 

パタン

 

コンコン

 

中津「誰か」

 

?1「私です、服部です」

 

中津「服部か入れ」

 

カチャン、パタン

 

服部「失礼します、例の件で」

 

中津「もしや、成功したか」

 

服部「はい、無事にリバティリア国内の反戦運動家達は軍縮して、不況対策にその資金を使えとデモを起こしています、また共産主義者、特にトロツキストは武力革命の支度を開始したようです」

 

中津「私は引き金を引いたのかな、リバティリア合衆国を撃ち倒す引き金を」

 

服部「総帥、私は総帥が間違ったことをしたとは思っておりません」

 

中津「服部くん」

 

服部「総帥は皇国の事を臣民考えてこの策を陛下に上奏なさいました、それは責められることではありません」

 

中津「そうかな」

 

服部「そうですよ、総帥」

 

中津「今はそれで納得するか」

 

服部「そうですよ、さあ他にも報告がありますよ」

 

中津「何かね」

 

服部「海軍内でイタロスと手を組む話が出てきています、その中に空母技術に関するものもあるようです」

 

中津「空母かイタロスに空母があれば次期大戦で大西洋方面にリバティリア海軍の空母をある程度貼り付けられるだろうな」

 

服部「はい、海軍内でもそれについて話が出ているようですが、イタロス軍は貧弱ですが」

 

中津「チハ車をある程度売り払おう、cv33が主力よりチハ車が主力の方が良いだろうからな、それとチハ車の改修が決まった装甲を全周10㎜増やすこととなる、砲も52口径57㎜砲に換装する、知っての通りこの世界のチハ車は史実の奴より装甲が5㎜厚い、つまり今回の改修で前面40㎜となるまだ薄いだろうがイタロス軍に廻すには充分であろう」

 

服部「確かにこれならばある程度戦えるでしょう」

 

中津「さて後はいつ結ばれるかだな同盟が」

 

服部「探ってきますか?」

 

中津「いや、少しすれば情報が回ってくるさ、それまで待とうか」

 

服部「はい」

 

1935年中には新型のチハ車3500台が製造され部隊に配備されていった、また海上における戦力増強を考えた中津は軍ではない組織の設立運動を行い密輸密航等の海上犯罪を取り締まり海上における遭難者捜索救助に当たる組織海上保安庁の設立を行わせた、扱いとして内務省の外局であるが有事の際は海軍の指揮系統に入ることとなった、運用される船舶は純白に塗られ武装も大型船では95式重機関銃2挺と史実の99式軽機関銃4挺が最小の船だと小銃2丁と量産の始まった短機関銃が配備されていった

この組織について各国は軍事組織かどうかの調査を行い武装などの確認によりちょっと重武装の警察であったためにどこも解体を要求しなかった

1935年歴史はついに史実から大きく剥離した




次こそは36年に入りたいですね
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