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/ 翌日 放課後 /
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/ 神山高校 /
/ 2-A /
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類
「司くん、ちょっと時間いいかな」
司
「類か。それに寧々も」
司
「何の用……。いや、昨日の事だろう」
類
「ああ、察しが良くて助かるよ」
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/ 屋上 /
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類
「ここなら、誰も来ないと思うよ」
類
「じゃあ、司くん。えむくんと何があったのか、聞かせてもらえるかな」
類
「恐らく、あの日、僕達が帰った後に何かあったのだろう?」
寧々
「まぁ、大体は予想はつくけど」
司
「……」
寧々
「司──」
類
「司くん。君の行動が結果として周りに迷惑をかけているんだ。
説明する義務があるんじゃないかな?」
司
「……。そう……だな……。
確かに、類や寧々……、それに、えむにも迷惑をかけて……」
類
「わかってくれれば良いんだ。」
類
「それで、司くん。教えてくれるかな?あの後、何があったのか」
司
「すまない。少しだけ、時間をくれるか。
少しで良い」
類
「僕も少し煽り過ぎてしまったね。
ゆっくりで構わないよ」
寧々
「わたしも別に。急いでないし」
司
「すまない。
……」
司
(オレがえむに告白した事によってえむに大きな動揺を与えてしまった事、それによって類や寧々、ショー自体に影響を与えてしまっている)
司
(それはわかっている。勿論、その事を話さねばならない事もわかっている。だが……)
司
(オレはどうすれば良い。劇団に作ってしまった大きなヒビを、どうすれば直せる。
どうすれば……)
類
「──くん」
類
「司くん」
司
「類……」
類
「司くん。君は今、少し考え過ぎているんじゃないかな」
類
「今の君の表情は焦っているように見えるよ。それこそ、焦り過ぎている、と言うほどに」
類
「僕はただ、僕達が帰った後に何があったのかが知りたいだけなんだ」
類
「今の状況が良くないのは僕達もわかっている。
それに対して、自分で解決しようとしているのだろう?」
類
「だけどね、解決したいと思っているのは君だけじゃないんだ。僕達も司くんの……司くんとえむくんの力になりたいんだよ」
類
「その為にも、話してくれるかな」
司
(焦り過ぎている……か)
司
「そうだな。 オレは、解決しようと焦ってしまっていたのかもしれない」
司
「すまない。いや、この場合はありがとう、と言うべきか」
司
「では、あの日、お前達が帰った後から話すか」
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司
「そこから先は、昨日の練習での出来事。お前達の知っての通りだ」
類
「ふむ、なるほどね」
寧々
「大体予想はしていたけど、本当に司が告白してたなんてね」
類
「寧々、あまり茶化すものではないよ。
だけど、そうだね。 告白した、という勇気は素直に称賛に値するものだとは思うよ」
司
「だが、その結果皆に迷惑をかけてしまったからな……」
類
「司くんは、えむくんに告白したことを後悔しているのかな?」
司
「!!」
きぐるみ
『言わなかった方が良かった、か?』
司
「告白したことを後悔している……」
司
「──わけ、ないだろう!!」
えむ
『それはきっと、勘違いしてるんだよ』
司
「例え、この気持ちを否定されようとも!!」
えむ
『嬉しいって気持ちでいっぱいで、周りがきらきら〜、ピカピカ〜って見えちゃって、心が勘違いしちゃってるんだよ』
司
「例え、この気持ちを受け入れられなかったとしても!!」
司
「オレは、この気持ちを……! えむに告白したことを後悔などしない!!」
寧々
「うるさ……。
よくもそんなに恥ずかしいことを大声で……」
類
「ふふ、司くんらしいね」
類
「だけど、それが原因で二人の関係にキズができているとしたら、それは司くんだけが何かをして解決するものじゃないんじゃないかな」
司
「それは、どういう……」
類
「ふふ、それは、司くんももうわかっているんじゃないかな?」
司
「オレも……?」
えむ
『ありがと、司くん』
司
「……。 えむの気持ち……」
類
「そうだね。この問題は司くんとえむくん、二人の問題だ」
類
「だから、司くんの中で解決できてもえむくんが今回のことについて解決しない限り、二人の関係は戻らないんじゃないかな」
司
「では、どうすれば……」
寧々
「話し合うしかないでしょ」
類
「おや、寧々に先に言われてしまったね」
類
「司くん。今、君達に必要なことは話し合うこと、だよ」
司
「話し合うこと……」
司
「そうか……。そうだな。
何事も、話さなければお互いの気持ちはわからないからな」
司
「類! 寧々! 迷惑をかけたな。
本当に助かったぞ」
寧々
「別に、解決したわけじゃないでしょ」
司
「それはそうだが、えむと向き合って話す勇気をくれたのはお前達だ」
司
「オレは、本当に良い仲間に出会えたな」
司
「今からワンダーステージに行ってえむともう一度話してみようと思う」
類
「ふふ、良い結果を聞けることを期待しているよ」
司
「ああ! では、また明日」
寧々
「司、行っちゃったけど、今日は練習があるわけじゃないから、ステージに行っても会えるとは限らないと思うんだけど」
類
「まぁ、僕達が連絡する、と言うのは野暮じゃないかな。
先にも言った通り、今回は二人の問題だからね」
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