三年という月日が長くて、三年も離れていると変わるものも多くあるとは知っている。それは時が流れているのだから当たり前の事。だけどまさか、帰って来て早々にこんな危機に陥るとは思っていなかった。
僕が今、陥っている状況を一言で説明すると一人の男に剣を突き付けられている。
「そろそろ、その剣を鞘に収めてくれませんか?」
「それは出来ねぇ相談でさァ。あんたがまさかこの町に帰って来てるとは驚きやしたが分かった以上は見逃すわけにはいかねぇ」
悪さをした覚えはないし、僕はこの人の事を知っているが怒らせるような事をした覚えもないんだけどな。もしかして知らないところで恨みを買ってしまったのだろうか。
「別にどこかに行く予定があるわけじゃないですが、久しぶりに帰ってきたんだから少しこの町を見て回りたいんだけど……」
「ダメでさァ………どうしても行きたいんだったら俺と闘ってくれねぇか?」
「闘う?」
「あんたにとっては記憶にも残らないような事なのかもしれねぇが俺にとっては一生、記憶に残るほどの事だ。あんたと初めて会った時に俺は初対面である事など気にしないであんたに決闘を申し込んだ。そして、俺はあんたに負けた。初めてだったよ……あそこまで圧倒的な力の差を見せつけられたのは……そしてその日以来、俺はあんたを倒すために修業を積んだ。あんたに勝つために……」
出会ってその日のうちに決闘を申し込まれたのがあまりにも強烈的すぎて覚えている。話したことも無かった相手に決闘を申し込まれるなんて普通はないはずだ。未だに何で決闘を申し込まれたのか分からない。
「覚えていますが……闘わないで僕をここから通してくれたりしませんか?」
「それは無理でさァ、俺はチャンスは逃さねぇ」
これは確実にここで戦闘が起こる可能性が高い。いくら避けようとしてもこれは避けようがなさそうだ。だが、こんなところで乱闘を起こせば確実にマズイ。
それに闘うって疲れるからあまりしたくないんだよね。だけど、僕に剣を未だに突き付けている人物が簡単に僕をここから逃がしてくれるはずがないが逃げなければここで戦闘になってしまう。
そんな事を考えていると何故か後方からも剣を突き付けられた。
「まさか、帰って来ていたとは。先生」
この声はと思い後ろを振り返ってみると予想していた人物と同一人物がそこにはいた。
「僕もまさかもう一度君に会うとは思っていなかったよ。柳生」
もう二度と会わないと思っていたがこんなところで会うとは……神様は意地悪だね。それに前方からは沖田くんが後方からは柳生くんが僕に剣を突き付けている。一歩でも動けば僕の首は地面に落ちる事になるだろう。
折角、帰ってきたがこれなら帰ってこない方が良かったかもしれない。こんな災難に巻き込まれるのだったら。
「沖田君も柳生君も剣を下ろしてくれたりしないかい?」
「それは出来ねぇ相談でさぁ、さっきも言ったが俺はあんたと勝負が出来るまでここから一歩も動く気はないでさぁ」
「僕も先生には悪いですがそうもいきません」
お互いに頑固で一つ決めたことを絶対に守る人間。こういうタイプが僕と間反対の人間。沖田君だけだったらどうにかなっただろうが柳生君もいるとなると少し面倒だ。
「はぁ……仕方ないね」
僕は腰に差してある刀を抜く事を決意した。帰って来て一日目に刀を抜かなきゃいかないとは思いもしなかったよ。だけどそうでもしないとこの場を切り抜けるのは無理だと判断した。
「やっとやる気になったみたいでさァ」
「ここで先生に僕を認めさせる」
その後の事は説明する必要はないとは思うが闘うことに…………僕は二人に勝利を収めた。その時の二人の悔しそうな顔といったら一生忘れられないだろう。
この中で一番出番を多くして欲しいのは誰ですか?
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銀時
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神楽
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陸奥
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坂本辰馬
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柳生九兵衛
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高杉晋助
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神威
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徳川そよ